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カウントダウンと恋心
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「年末大掃除ー!」
翌日。
朝から元気な声を張り上げる芽衣に、聖はうんざりと顔をしかめた。
「なんで掃除にそんな喜びを見い出せるんだよ?」
「だって今日は大みそか!掃除が終わればジルベスターですよ。ほら、さっさと済ませて被り物買いに行きましょ!」
「お、そうだった。よーし、開いてる店あちこち探しに行くぞ!」
「オー!」
すると後ろから冷静な公平の声がする。
「あ、俺そういう行き当たりばったり嫌なの。ちゃんと調べてから行く」
そう言ってスマートフォンを操作し、店のホームページをチェックすると、ご丁寧に電話までかけて確認した。
「大型スーパーのテナントに100円ショップがあって、今夜7時までやってるって。そこに正月飾りや干支のぬいぐるみ、Happy New Year のサングラスもあるってさ」
「えー、まあ、情報はありがたいけどさ。そういうのは色々探してようやく見つけるから喜びもひとしおなんだよ。公平には冒険心ってもんがないのか?」
「じゃあ、あちこち探して見つからなかったら?」
うっ……と聖は言葉に詰まる。
「まあまあ、とにかく先にお掃除しましょ!買い物楽しみ!」
芽衣はご機嫌で窓拭きを始めた。
◇
「よし、じゃあ行くか」
「はーい!」
掃除を終えて昼食を食べると、三人は意気揚々と車に乗り込む。
公平が調べておいたスーパーに着くと、先に100円ショップを覗いた。
「おー、あるある!2025年の眼鏡にHappy New Year の風船も!」
「でも肝心の被り物がないぞ」
「じゃあ、このモコモコ帽子にヘビのぬいぐるみをつけるのは?」
「おっ、それいいな」
クラッカーや壁の装飾、正月飾りも買ってからスーパーに向かった。
「簡単にだけど、おせち料理も作ろうかな。あとは年越しそばと……」
カートを押しながら食材を選ぶ公平に、芽衣はふと思い立って耳打ちする。
「おっ、いいね」
こっそりささやいて頷くと、公平はさり気なくケーキの材料もカゴに入れた。
◇
別荘に戻ると、芽衣は公平と並んでキッチンに立った。
聖が部屋でヴァイオリンの練習をしている間に、二人でこっそりとケーキを焼く。
遅くなったが、聖の誕生日を祝おうと芽衣は公平に提案していた。
「甘いのは苦手だけど、ビターなガトーショコラなら聖も好きだよ」
そう言われて、芽衣は公平に教わりながらガトーショコラを焼いた。
そのあとは、夕食の手巻き寿司の準備とおせち料理も作る。
「こんなにお料理が出来るなんて、高瀬さん、モテ男子ですね」
「いやいや。普段料理を振る舞う機会なんてないから、モテたことはないよ」
「またまたー。彼女は大喜びでしょ?」
「今はいないけど、まあつき合ってる間はね。以前フラれた時、あなたとは別れたいけど、あなたの手料理とは別れたくない、とか言われたことある」
ええー?!と芽衣はおののく。
「な、なんてシビアなセリフ。でもそれだけ高瀬さんのお料理が美味し過ぎるんですよね」
「俺自身に魅力はなくてもね」
「そんなことないです。かっこ良くて気遣いが出来て優しくて。お仕事でも完璧にサポートしてくださるし。逆に欠点が見つかりませんよ」
「それってなんか、ちょっと傷つく」
「えっ、どうしてですか?」
芽衣は驚いて公平を振り仰いだ。
「俺さ、ピアノの講評で『これと言って気になる点はないけど、かと言って魅力的でもない』ってよく言われたんだ。それと一緒なんだろうな。俺自身、致命的な欠点はないけど、魅力もない。まあひと言でいうと、つまらない男なんだよ」
「そんなことないですよ」
「じゃあ芽衣ちゃんは、俺に男としての魅力を感じる?」
「もちろんです。高瀬さんはイケメンだし性格もいいし、とっても素敵な男性だと思います」
「それなら、つき合ってって言ったら頷いてくれるの?」
え?と芽衣は戸惑う。
「高瀬さんに告白されて、断る女性はいない気がしますけど」
「そういうのを聞いてるんじゃないんだ。芽衣ちゃんの気持ちを聞きたい。芽衣ちゃんから見て俺の魅力なんてどこにあるの?ピアノだって芽衣ちゃんには遠く及ばない。やっぱりそういう相手には本気になれない?自分とは釣り合わないって」
「あの、高瀬さん、何のお話ですか?」
公平の様子がいつもと違うことに不安を覚えて、芽衣は少し怖くなった。
思わず後ずさると、公平はそんな芽衣に気づいてハッとする。
「ごめん、こんなこと言うつもりじゃなかった。みっともないな、俺」
「いえ、そんなことはないです」
「いや……。自分でもこんなに卑しい気持ちが心の奥底に潜んでたなんてって、幻滅した。俺はこの先もずっと、才能に溢れた人達に嫉妬し続けるのかな」
そう言って寂しげに笑う。
「芽衣ちゃんに好かれたら、ちょっとは自信が持てるかと思ってしまった。ごめんね、気にしないで」
「えっと、はい」
気にしないでと言われても気にはなる。
だが芽衣は忘れることにした。
本当に自分が好かれている訳ではないのだから、と。
◇
楽しく夕食を囲んだあとは、サプライズで聖の誕生日をお祝いする。
芽衣がピアノでゴージャスにハッピーバースデーの曲を弾き、公平がろうそくを立てたケーキを運んできた。
まったくの不意打ちで聖は随分戸惑っていたが、最後には「ありがとう」と照れたように笑ってケーキをぺろりと平らげた。
そのあとは念入りにガーシュウィンをさらい、年越しそばを食べるといよいよ二人は楽器を前にして気合いを入れる。
公平も撮影の準備を整えた。
三人で大画面のテレビに注目する。
「それでは、2025年へのカウントダウンの始まりです。曲はガーシュウィン作曲の《ラプソディ・イン・ブルー》」
MCのセリフのあと、指揮者がアップで映し出された。
ゆっくりと団員達を見渡したあと、クラリネット奏者に頷く。
低音のトリルからグリッサンドで駆け上がるクラリネットソロ。
それに合わせて指揮棒が振られた。
ゆったりと少し気だるげに始まるジャジーな曲。
そこにピアノが加わり、華やかな金管楽器が盛り上げる。
公平はカメラワークを確認しながら、テレビと二人を見比べていた。
(お遊び気分で面白半分に捉えてたけど、聖も芽衣ちゃんも真剣だな)
二人はテレビの指揮を見ながら、息を揃えて本気で弾いている。
(この二人にとって、音楽に対して手を抜くなんてこと、考えられないんだろうな)
やはり自分とは違う世界にいる人種。
音楽の神様に愛された天才。
そこに凡人の自分がつけ入る隙などないのだ。
(芽衣ちゃんにふさわしいのは俺じゃない。音楽面だけでなく、彼女の気持ちに寄り添えるのも、彼女の悩みを本当に理解出来るのも、たった一人。聖だけだ)
そう冷静に自分に言い聞かせる。
音楽家の道を諦めた時と同じように、芽衣への想いも諦めなければ。
今ならまだ大丈夫。
ほんの少し芽生えた恋心は、きっとほろ苦い思い出に変えられるだろう。
(俺はこの二人を全力でサポートする)
それは自分にしか成し得ない。
他の誰にも任せたくない。
(俺が必ず二人をもっと輝かせてみせる)
公平はそう己を奮い立たせていた。
いつしか曲は終盤に差し掛かり、聖も芽衣も気持ちを高ぶらせていた。
テレビ画面にアナログ時計の表示が現れる。
コツコツと進む秒針。
けれどそこに気を取られてはいけない。
音楽のテンポは秒針とは違うのだ。
二人はまるで本当にステージに立っているかのような感覚で指揮に合わせて盛り上がり、ラストの高い音を狙う。
ジャン!と最後の音を響かせた瞬間、テレビの向こうでキャノン砲から一気に紙吹雪が舞った。
「きゃー!やった!」
「ぴったり!ハマったなー」
聖と芽衣は両手を上げて喜ぶ。
「ハッピーニューイヤー!」
「最高の幕開け!あ、被り物しないと」
「ほんとほんと!」
子どものようにはしゃぐ二人に、公平は苦笑いする。
「明けましておめでとう。はい、サングラスにヘビの被り物」
「明けましておめでとうございます!高瀬さん、今年もよろしくお願いします」
芽衣は笑顔で公平から受け取ったサングラスをかけ、ヘビを頭上につけた帽子を被った。
「あっはは!お前似合うな、それ。俺もやろう」
聖も王様のような帽子に芽衣がヘビを縫いつけたものを被り、2025と縁取ったサングラスをかけた。
「うわ、ヤバい音楽家って感じ。芸術は爆発だー!みたいな」
冷静にそう言って、公平がパシャパシャと写真を撮る。
「三人で撮りましょうよ。高瀬さん、この風船持って」
Happy New Year!の風船やガーランド、おめでとう!の吹き出しなど、色んな物を手にして写真を撮った。
「よし、じゃあ弾き初めは『ラデツキー行進曲』な」
被り物をしたまま、新年最初の動画撮影を笑顔で終える。
そのまま三人で朝まで盛り上がり、初日の出を拝むと、倒れ込むようにそれぞれベッドで眠った。
翌日。
朝から元気な声を張り上げる芽衣に、聖はうんざりと顔をしかめた。
「なんで掃除にそんな喜びを見い出せるんだよ?」
「だって今日は大みそか!掃除が終わればジルベスターですよ。ほら、さっさと済ませて被り物買いに行きましょ!」
「お、そうだった。よーし、開いてる店あちこち探しに行くぞ!」
「オー!」
すると後ろから冷静な公平の声がする。
「あ、俺そういう行き当たりばったり嫌なの。ちゃんと調べてから行く」
そう言ってスマートフォンを操作し、店のホームページをチェックすると、ご丁寧に電話までかけて確認した。
「大型スーパーのテナントに100円ショップがあって、今夜7時までやってるって。そこに正月飾りや干支のぬいぐるみ、Happy New Year のサングラスもあるってさ」
「えー、まあ、情報はありがたいけどさ。そういうのは色々探してようやく見つけるから喜びもひとしおなんだよ。公平には冒険心ってもんがないのか?」
「じゃあ、あちこち探して見つからなかったら?」
うっ……と聖は言葉に詰まる。
「まあまあ、とにかく先にお掃除しましょ!買い物楽しみ!」
芽衣はご機嫌で窓拭きを始めた。
◇
「よし、じゃあ行くか」
「はーい!」
掃除を終えて昼食を食べると、三人は意気揚々と車に乗り込む。
公平が調べておいたスーパーに着くと、先に100円ショップを覗いた。
「おー、あるある!2025年の眼鏡にHappy New Year の風船も!」
「でも肝心の被り物がないぞ」
「じゃあ、このモコモコ帽子にヘビのぬいぐるみをつけるのは?」
「おっ、それいいな」
クラッカーや壁の装飾、正月飾りも買ってからスーパーに向かった。
「簡単にだけど、おせち料理も作ろうかな。あとは年越しそばと……」
カートを押しながら食材を選ぶ公平に、芽衣はふと思い立って耳打ちする。
「おっ、いいね」
こっそりささやいて頷くと、公平はさり気なくケーキの材料もカゴに入れた。
◇
別荘に戻ると、芽衣は公平と並んでキッチンに立った。
聖が部屋でヴァイオリンの練習をしている間に、二人でこっそりとケーキを焼く。
遅くなったが、聖の誕生日を祝おうと芽衣は公平に提案していた。
「甘いのは苦手だけど、ビターなガトーショコラなら聖も好きだよ」
そう言われて、芽衣は公平に教わりながらガトーショコラを焼いた。
そのあとは、夕食の手巻き寿司の準備とおせち料理も作る。
「こんなにお料理が出来るなんて、高瀬さん、モテ男子ですね」
「いやいや。普段料理を振る舞う機会なんてないから、モテたことはないよ」
「またまたー。彼女は大喜びでしょ?」
「今はいないけど、まあつき合ってる間はね。以前フラれた時、あなたとは別れたいけど、あなたの手料理とは別れたくない、とか言われたことある」
ええー?!と芽衣はおののく。
「な、なんてシビアなセリフ。でもそれだけ高瀬さんのお料理が美味し過ぎるんですよね」
「俺自身に魅力はなくてもね」
「そんなことないです。かっこ良くて気遣いが出来て優しくて。お仕事でも完璧にサポートしてくださるし。逆に欠点が見つかりませんよ」
「それってなんか、ちょっと傷つく」
「えっ、どうしてですか?」
芽衣は驚いて公平を振り仰いだ。
「俺さ、ピアノの講評で『これと言って気になる点はないけど、かと言って魅力的でもない』ってよく言われたんだ。それと一緒なんだろうな。俺自身、致命的な欠点はないけど、魅力もない。まあひと言でいうと、つまらない男なんだよ」
「そんなことないですよ」
「じゃあ芽衣ちゃんは、俺に男としての魅力を感じる?」
「もちろんです。高瀬さんはイケメンだし性格もいいし、とっても素敵な男性だと思います」
「それなら、つき合ってって言ったら頷いてくれるの?」
え?と芽衣は戸惑う。
「高瀬さんに告白されて、断る女性はいない気がしますけど」
「そういうのを聞いてるんじゃないんだ。芽衣ちゃんの気持ちを聞きたい。芽衣ちゃんから見て俺の魅力なんてどこにあるの?ピアノだって芽衣ちゃんには遠く及ばない。やっぱりそういう相手には本気になれない?自分とは釣り合わないって」
「あの、高瀬さん、何のお話ですか?」
公平の様子がいつもと違うことに不安を覚えて、芽衣は少し怖くなった。
思わず後ずさると、公平はそんな芽衣に気づいてハッとする。
「ごめん、こんなこと言うつもりじゃなかった。みっともないな、俺」
「いえ、そんなことはないです」
「いや……。自分でもこんなに卑しい気持ちが心の奥底に潜んでたなんてって、幻滅した。俺はこの先もずっと、才能に溢れた人達に嫉妬し続けるのかな」
そう言って寂しげに笑う。
「芽衣ちゃんに好かれたら、ちょっとは自信が持てるかと思ってしまった。ごめんね、気にしないで」
「えっと、はい」
気にしないでと言われても気にはなる。
だが芽衣は忘れることにした。
本当に自分が好かれている訳ではないのだから、と。
◇
楽しく夕食を囲んだあとは、サプライズで聖の誕生日をお祝いする。
芽衣がピアノでゴージャスにハッピーバースデーの曲を弾き、公平がろうそくを立てたケーキを運んできた。
まったくの不意打ちで聖は随分戸惑っていたが、最後には「ありがとう」と照れたように笑ってケーキをぺろりと平らげた。
そのあとは念入りにガーシュウィンをさらい、年越しそばを食べるといよいよ二人は楽器を前にして気合いを入れる。
公平も撮影の準備を整えた。
三人で大画面のテレビに注目する。
「それでは、2025年へのカウントダウンの始まりです。曲はガーシュウィン作曲の《ラプソディ・イン・ブルー》」
MCのセリフのあと、指揮者がアップで映し出された。
ゆっくりと団員達を見渡したあと、クラリネット奏者に頷く。
低音のトリルからグリッサンドで駆け上がるクラリネットソロ。
それに合わせて指揮棒が振られた。
ゆったりと少し気だるげに始まるジャジーな曲。
そこにピアノが加わり、華やかな金管楽器が盛り上げる。
公平はカメラワークを確認しながら、テレビと二人を見比べていた。
(お遊び気分で面白半分に捉えてたけど、聖も芽衣ちゃんも真剣だな)
二人はテレビの指揮を見ながら、息を揃えて本気で弾いている。
(この二人にとって、音楽に対して手を抜くなんてこと、考えられないんだろうな)
やはり自分とは違う世界にいる人種。
音楽の神様に愛された天才。
そこに凡人の自分がつけ入る隙などないのだ。
(芽衣ちゃんにふさわしいのは俺じゃない。音楽面だけでなく、彼女の気持ちに寄り添えるのも、彼女の悩みを本当に理解出来るのも、たった一人。聖だけだ)
そう冷静に自分に言い聞かせる。
音楽家の道を諦めた時と同じように、芽衣への想いも諦めなければ。
今ならまだ大丈夫。
ほんの少し芽生えた恋心は、きっとほろ苦い思い出に変えられるだろう。
(俺はこの二人を全力でサポートする)
それは自分にしか成し得ない。
他の誰にも任せたくない。
(俺が必ず二人をもっと輝かせてみせる)
公平はそう己を奮い立たせていた。
いつしか曲は終盤に差し掛かり、聖も芽衣も気持ちを高ぶらせていた。
テレビ画面にアナログ時計の表示が現れる。
コツコツと進む秒針。
けれどそこに気を取られてはいけない。
音楽のテンポは秒針とは違うのだ。
二人はまるで本当にステージに立っているかのような感覚で指揮に合わせて盛り上がり、ラストの高い音を狙う。
ジャン!と最後の音を響かせた瞬間、テレビの向こうでキャノン砲から一気に紙吹雪が舞った。
「きゃー!やった!」
「ぴったり!ハマったなー」
聖と芽衣は両手を上げて喜ぶ。
「ハッピーニューイヤー!」
「最高の幕開け!あ、被り物しないと」
「ほんとほんと!」
子どものようにはしゃぐ二人に、公平は苦笑いする。
「明けましておめでとう。はい、サングラスにヘビの被り物」
「明けましておめでとうございます!高瀬さん、今年もよろしくお願いします」
芽衣は笑顔で公平から受け取ったサングラスをかけ、ヘビを頭上につけた帽子を被った。
「あっはは!お前似合うな、それ。俺もやろう」
聖も王様のような帽子に芽衣がヘビを縫いつけたものを被り、2025と縁取ったサングラスをかけた。
「うわ、ヤバい音楽家って感じ。芸術は爆発だー!みたいな」
冷静にそう言って、公平がパシャパシャと写真を撮る。
「三人で撮りましょうよ。高瀬さん、この風船持って」
Happy New Year!の風船やガーランド、おめでとう!の吹き出しなど、色んな物を手にして写真を撮った。
「よし、じゃあ弾き初めは『ラデツキー行進曲』な」
被り物をしたまま、新年最初の動画撮影を笑顔で終える。
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