紹介し忘れましたが、これが兄です。

羽月☆

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14 見送った、その背中が・・・・。

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そう願ったのが通じたらしく、結局日曜日の夜に帰ってきたハルヒちゃん。
そのまま二人でうちに来てお土産を食べて、特に揶揄われることもなく。
最後に『兄をよろしくお願いします。』と言って一人で帰っていった。

荷物はすっかり持ってきてたイチ。
このまま久しぶりに自分の部屋に戻るという。
ちょっと寂しくなった。
なんだかんだ、ずっと一緒にいられたのに。

今度はいつ会えるの?

「ほら、さっきとは全然違う顔してるよ。週末来ていい?」

キスをされながら聞かれた。

「嫌だ、まだ帰らないで。もう少しこのままでいて。」

「奈央、ごめんね。嫌だよ、このままずっとはいれない。おいで。」

手を引かれて寝室に連れていかれた。

「無理。まだ記録に挑戦したいのに。」

一気に服を脱ぎ合いベッドにもつれこむ。

・・・せめて一番端の部屋でよかった。寝室が外向きの方で良かった。

それでも少し声は抑えた。

イチ・・・・嫌だ・・・まだ・・・・。

何度もお願いした。
ゆっくりゆっくり急がないでと。
時間をかけて愛し合った。

最後の最後我慢できなくてお願いするまで。

涙を流しながら縋りつく。寂しくなる。

こんな思いをするくらいなら毎日会うんじゃなかった。
一気になくなるとどうしていいのか分からない。

「ねえ、今度は僕の部屋に来て。」

うんうん。うなずく。

「いつにする?お休みは?」

週末までない。でも午後出勤の日がある。

「水曜日の夜行っていい?」

「うん、いいよ。早く終わるようにするから。部屋でご飯食べようね。」

うん。

「まだ帰らないよ。大丈夫だから。」

キスをしてもう一回愛し合う。

さっきとは違いポイントをついて攻め立てられる。
膝に乗って何度もぴくぴくと震えて一人でいった。

何度目かでやっと薄目を開けると満足そうに笑われる。

「僕の秘密の場所だから。寂しくなったら思い出してね。」

馬鹿・・・・。口の動きだけで伝えた。
声も出ないほど疲れ果てる。
体を重ねて、何度も高みに上げらえて突きあげられて。もう本当に果てた。

気が付いたら服を着てベッドサイドに座ったイチに見下ろされていた。

「奈央、大丈夫?お水。飲んだ方がいい?」

ゆっくり横になってから腕を使って起き上がる。腰がだるい。
手早くグラスに水を持ってくるイチ。
渡された水を飲む。

「帰るの?」

寂しそうな声が耳に届いた。自分の声なのに、可哀想な声。

「うん、もう11時だよ。ここからだと近いんだよ。同じ路線にハルヒの部屋を探して本当に良かった。」

水曜日楽しみにしてるから、とキスをして立ち去る。

背中を見送るけどまた会えるから。
水曜日にって約束してくれたから。

立ち上がり適当な服で前を隠す。

「もう、危ないから。下がってて。鍵だけは掛けてね。」

手を振ってドアの向こうに消えたイチ。

寂しい。1人になると体を隠す必要もなく。
そのままバスルームに入ってシャワーを浴びる。

何で起こしてくれなったの?

ぼんやりしたまま見送って、でもまだ帰ってほしくないって目が訴えたかもしれない。

寂しい、水曜日の夜まで二日もあるのに・・・・。



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