全ては小さい頃の『可愛い暴君』ということで許してもらえますか?

羽月☆

文字の大きさ
10 / 12

10 また隣にいるのが自然に思えそうな、大人ポチとの今。

しおりを挟む
朝目が覚めてすごくお腹が空いてる事に気がついた。
昨日の夜はほとんど食べてない。
一切手をつけずに席を立った。
それでもそんなに大量に頼んだわけじゃなかった。
きっとゆっくり辺見さんが食べただろう。
せっかく楽しい思い出が多かったと言ってくれたのに。
嫌味でも意地悪でもない柔らかい表情と口調で語ってくれたのに、それを止めてしまった。
そんな風に語られたら、勝手にいろんな思い出が自分の中から出て来る。
あの頃一番大好きだったポチがそこにいる。
でも、お互いに大人になってあの頃とは違う。
分かってるのに、面影は本当に微かなのに、勝手にかぶさってしまう。
自分の中が混乱してくる。

春になって異動してきて緊張してたのに、一番優しかった、一番近くにいてくれた。
当たり前だ、指導してくれたんだから。
きちんと言われたことを覚えて、間違えず、立派に独り立ちできるように。
そう思って必死だった。
そんな日にゆっくり慣れていくと、一日の最後に任された仕事の報告に行くのが日課になった。

仕上げた書類を渡したら、目を通してもらい、確認してもらう間、ジッと机の前で待つ。
合格をもらえたらうれしくて。
本当に最初は新人でもないのにそんな気分だった。

その後もそんな感じだった。
そのために頑張った。
休憩をとれるペースになっても、自分では頑張った。
本当に一年目の新人とは違いがあって当然だし、むしろ負けないようにって頑張った。
そしてある程度出来てるとも思ってた。
探るような視線にちょっとだけ不安を感じたけど、大丈夫だと言われたら全力でうれしいと思ってた。
本当にそんな日々の気持ちは自分でも隠せてないと思うくらいだった。
丁度私と同じ四年目がいなかったから、頼るのはやっぱり辺見さんで、私がちょっと変だとしても誰も違和感を感じなかったとも思う。
今でもあれ?って思ってるのは杉野ちゃんだけ。
それは明らかに私が悪い。
ついつい罵る気持ちが顔に出てたから。
勝手に決めつけてる『新しいポチ』について毎回一言言われて、本当に隠せなかったから。

来週からはもっと普通になれる。
報告も最近は不在の時に付箋でやり取りしてたし。
今度から毎回新しい付箋にしよう。
ついムキになってお互いに使いまわしていた。
本当に幼稚なやり取りの応酬だ。

すっかり成長した大人ポチが目の前にいるのに、あの頃の自分と二人だけの空間にいたポチを懐かしく思ってしまいそうになる私。
そして私も昔と今の『ネネちゃん』を比べられてるんだろう。
頑固で意地っ張りな部分は変わらず、大人になってさらにひねくれて仕上がった私を見てがっかりされてるんだろう。

コーヒーが落ち切り、冷蔵庫から牛乳を出す。
シリアルをボウルにあけて牛乳をかけて。
お腹にしみこむけど何だか物足りない。
美味しいものが食べたいなあ。
ちゃんとした食事がしたいなあ。

顔を洗って出かける用意をした。
それでもノロノロとテレビを見ながらで、電車に乗るのが面倒になってきた。
駅向こうのたまに行くカフェまで散歩することにした。

何を食べようかと楽しみでしかない。
カフェなのに野菜たっぷりヘルシーな和食も女性が喜びそうな量で、お手頃価格で・・・。

財布と携帯を小さなバッグに入れて、ランチに向けて張り切って歩く。

昨日の二人の知り合いについては何も思い出さないように・・・・・。
ああ・・・・そういえばリョウ君になんてことを言ったんだろう・・・・・今度会うことがあったら本当に謝ろう。もう本当にどうかしてたとしか言えない。
本当にピシャリと対応してもらえて助かった。
あんないい子に・・・・・。

ああああああ・・・考えない考えない。お願い忘れて・・・。

カフェは運よく空いていた。
こじゃれたボウルの親子丼に野菜たっぷりの小鉢とデザートまで食べて満腹だった。
気がついたら満席になっていて、遠回りしながら歩いてカロリーを消費しながら帰った。

そうは言ってもただの駅向こう。
なかなか消化は追いつかず、お腹は膨らんだままだった。
さするようにお腹を撫でて部屋が見えた頃。

目の前に人が来た。
ちょっと横に逸れようとして・・・・顔をあげたら、立ち止まったまま動けなくなった。

何でここにいるの?

今、どこに住んでいるかは知ってる。
小さいときに引っ越した先、ついでに昔すんでた家まで知ってるから。
一年生に聞きだされていた時にそこにいたから勝手に聞いてた、覚えてた。


立ち止まって見つめ合ったまま、歩道に立つ邪魔な二人。
幸い誰も横を通りかかることはなかった。
あんまり人は来ない通り。
バス通りでも大通りでもない。
住宅街に入りこんだところだし。

「何をしてるんですか?」

当然の疑問。誰か知り合いがいたとしても、今私の目の前に立つ理由にはならない。

「話しが途中だったのに、昨日帰ったから。」

確かに『話は全部終わったから帰って良し。』とは言われてない。
でも他に何があったの?
やめてくださいと言って昔話は終わり、お詫びももうお終いでいいと言われ来週から雑用をもらうこともなくなったと分かり、あとは?

さっきまでお腹をさすっていたのに、すっかり満腹の満足感が遠のく。

だいたいいつからいたの?
私が出かけなかったら部屋に訪ねて来たとか?
今日じゃなきゃいけない理由も分からず、仕事外に来た理由も分からず。

手にはペットボトルが握られていた。

「車を動かしてきたい。部屋は無理かな?」

当たり前です。どこかに行きたい、外外。
でももうお腹いっぱいで飲み物もいらない。
付き合いはないとはいえ近所の人に目撃されるのも嫌だ。

「玄関と廊下でもいい。」

部屋の中というより玄関の中。
そんな失礼な事ができるんだろうか?
部屋の中を思い出す。別に・・・・。

「分かりました。」

最寄りのコインパーキングを教えた。
部屋も教えて欲しいと言われ、マンションを指で指しながら部屋番号も教えた。

何でここが分かったんだろう?それは聞こう。

先に部屋に戻り、ぐるりと見渡す。
ペットボトルを持っていたし、何もいらないよね。
お昼も過ぎてるし、ちょっとくらい食べたよね。

落ち着かないので玄関から外に出た。
でもそれじゃあオートロックの呼び出しに気がつかない。
結局マンションの下まで降りて、待った。
向こうからやってくる姿を見た。
もちろん普段着だ。
ジーンズとシャツ、荷物はペットボトルのみ。実に休日らしい感じに仕上がってる。
ここまで車で、どのくらいかかるんだろうか?

気がついたらしく小走りになってきた。

「ありがとう、いろいろ。」

突然を詫びるでもなく、お礼を言われた。

何と返していいか分からず、また無言で向きを変えてマンションに入った。

玄関まで行って、入る。

ドアが閉まったのを確認して、声をかけた。

「入ってください。」

そう言って視線を合わせて、先を歩く。


テーブルの脇に座り、見上げたら、離れた隣に座ってくれた。

「私は食事も終わりました。何か飲みますか?食事はどうしたんですか?」

「何もいらない。車の中で少し食べたし、お茶もあるし。」

ペットボトルをテーブルに乗せられた。

「どうして部屋が分かったんですか?」

杉野ちゃんも知らないのに。誰かに聞いたの?

「ずっと最初の頃、話の中で聞いてたのを覚えてた。」

した?本人の私が覚えてないけど・・・まあいいや。


「話は?」


そう聞いたのになかなか始まらない。

ペットボトルからお茶を飲んで、又テーブルに置かれて。

「いいんだ、そんなに嫌なら忘れてもらっても。だからお詫びの手伝いもなしにと言った。」

また、ペットボトルに手をかけるけど、飲むことはせず。

「じゃあ、思い出してもらう前の、あの夜までの続きで、どう?」

どう?って聞かれても、何がでしょうか?と。


「春に異動してきた一つ後輩の女性で、魅力的で、仕事を教える担当になって、仕事にも慣れてきて。」


「普通に春に知り合ったとして、昨日みたいな機会があったら食事にどうかなって誘ってみたとして。」

仮定の話。どう進む話なの?

「寒川さん、仕事どう?」

いきなり視線を向けられて、そう聞かれた。

「なんとか慣れてきてると思ってます。」

「ずっと誘いたかったんだ。二人で飲みたくて。」

「・・・・・。」

「また誘いたいんだけど、迷惑かな?仕事の後じゃなくて、週末も、食事だけじゃなくて、他にもデートに誘いたい。」


「ずっと近くにいると思ってた。他の誰より近くにいたし、昔からの知り合いだし、誰より先に誘いたいって思ってた。誰かにとられる前にちゃんと言いたかった。好きなんだ。考えてもらえない?」
 
ずっと目を見て言われて、視線を逸らすタイミングが分からなかった。

「多分、昔のことがなくても、そう言った。全然思い出してくれないのが残念で、いいきっかけにしたくてつい自分から言ったけど、まさかあんな展開になるとは思ってなかった。もっと懐かしがってくれて、自然に近くにいれるようになるって思ってたから。まさかだったな・・・・。」

「昨日それも言いたかったのに、伝えたかったのに、先に帰ったから一番言いたいことを言えなかった。」

視線は辺見さんが先に逸らしてくれた。
赤い顔をしたまま、またペットボトルに手をやって、今度は飲んだ。


私も顔が赤いと思う。
とりあえず視線をまっすぐ窓に向けて、考えるべきことが何かを考えたい。

窓から見える電線にカラスがとまった。
時々来るカラスかもしれない。
ジッとしてこっちを見てる。
お互いに見つめ合ってるんだろうか?
もっと可愛い鳥がじゃれ合いながら、つつき合いながらだったら和むのに。
賢いって知ってるだけに、なんだか冷静に見られてる気さえしてくる。
カラスが哲学者に見えてきて、人生論を語ってきそうに思えてくる。
二回頭が小さくクイクイと動いて、ピョンと隣に一つ意味のないジャンプ移動をして、飛んで行った。
なんだったんだろう?
意味を求めてしまう。
もっと集中すべきことがあるのに、逃避してる脳内。

相変わらず部屋は静かなまま。
いるかな・・・・って横を見たら目が合いそうで。
まさかいなくなることはないだろう。
無反応だとさすがに呆れて、もしくは怒っていなくなるだろうか?

ただどうしても忘れられないエピソードがあった。
それは本当に、あの頃とは比べられないくらい最近の事。
辺見さんの事、噂、もしくは隠したいことかもしれない。

「一つ、教えてもらいたいことがあります。」

「何?」


「正直に答えてもらえますか?」

「いいよ。」



「辺見さんが新人の頃です。入社して割とすぐかもしれません。」

「うん?」

「同期の人だと思いますが、女性とお付き合いしてましたよね。」

横は向かない。
カラスはいなくなったけど、ずっと電線を見てた。

「彼女が・・・・・・妊娠しましたか?」

どう言おうか悩んでたのに、ポイントだけを言ってしまった。

「今でもその人と一緒に暮らしてると、そう思ってもいます。」

私が聞きたいことは以上だった。
途中で否定もされず、止められることもなかった話。

「恐ろしい情報の引継ぎだね。まさかそんな事が囁かれてたの?まず付き合ってない。多分好意はもたれてた、まあまあいい感じかとも自分でも思ってたけど、二人きりで会ったこともない。本当にただの同期の一人。だからそれ以降の話には心当たりもない。」

はぁ~。

息を吐いた声がした。

「仕事に慣れなくてストレスだったみたいで、それで気がついたら辞めていた。誰もが自分に相談があったのかと聞いてきたけど、全然知らなかった。友達にも打ち明けずに辞めたみたいで、そんな理由もずっと後になって友達の子経由で聞いた。だから自分と付き合ってたとか、そんな誤解をしてる同期は今でもいるかもしれない。それが全部で真実。余計にバージョンアップしてるのは、今初めて聞いた。本当にびっくりしてる。」


私の質問には答えてくれた。
それを信じるしかない、少なくとも一緒には暮らしてないんだろう。

「信じられない?」

ゆっくり隣を見た。

目が合って自分が信じてる、信じたいって思ってることが伝わったかもしれない。
少し揺るんだ口元を見た。
唇を見てた事が恥ずかしく思えて、急いで窓の方に向き直った。

「ねえ、質問に答えた上で話を戻してもいい?いい返事がもらえるんじゃないかって、あの頃は思ってたんだけど。勝手に自惚れてた?」

体をこっちに向けられたのが分かった。


何も言ってないけど自分の顔が赤いままなのは分かってる。
それでもちゃんと聞きたいってのも分かってる。
返事は分かってるんじゃないのって言いたい気持ちもある。

「ねえ、もう少し考える時間が必要?」

じりっとこっちに来られた気がした。
さっきまでの距離を少し詰められた。

「寧々さん。」

そんな呼び方は全然懐かしくない。
あのころはもっと・・・・違う感じに呼んでたのに。
そんな大人な感じじゃなかった。
全力で呼んでくれてたのに。
『ネネちゃん!』って。


「ポチ。」

隣を見て、そう呼んでみた。

やっぱりあの頃のポチ感はない。

だいたい今ちょっとムッとした顔をされた。

「本当にそう呼んでたんだ。ずっと『ホウチ』って呼んでるって思ってたのに。ちゃんと呼べないのは小さいからしょうがないねって思ってたのに。」

どんどん顔が近寄ってる。
頬に手を当てられた。


あの頃庭で蟻を見てたり、小さな花を見つけたり、部屋の中でも二つの画用紙から飛び出して机一杯に絵をかいて夢中になって頭をぶつけたりって、何度もあった。
だから顔が近くにあるのなんて初めてじゃないのに。
思わずその目の中を見てしまう。
見たことない表情を見て、私も自分がどんな顔をしてるのか分からない。
瞳を見てれば分かるって訳じゃない。
近づいてきた瞳は陰になり、何が映ってるのか分からないし。

「目は開けたまま主義?」

囁くくらいの声だった。
動いた唇が本当に触れそうなくらい。
シュッと目を閉じた。
笑われたかもしれない。
そんな息使いを感じたすぐ後に音がした。
すぐに離れたから、目を開けた。

その後、何度か繰り返されて、その間はまた目を閉じたまま。
でも、少し体を寄せた。

短すぎると正直に抗議するように首を引き寄せて、頭を両手で抱えて離れるのを許さなかった。

体に手を巻き付けられて抱きかかえられうように後ろに下がった。
テーブルから離れて少し広い場所で抱えられるようにくっつく。
キスが首に来てのけぞるように上を向く。
シャツのボタンを外されて、キスが下りていく。

返事はしてないけど・・・・・。そこは拘らないらしい。
私も別にいいと思った。

中途半端にボタンは外されて、今度は裾を引っ張り出されて、薄いキャミソールの中を探られる。

あの頃より器用になったんだろう。
お互いに大人になったんだから。
緩んだ下着をずらされて、キャミソールの上から舐められた。
本当に透けるくらいのものだから見えてると思う。
だから器用にそこに口を寄せてきたんだと思う。
なんで初めてがこんな明るい中なの?

抗議したいのに、出てる声も、もれる吐息も甘い、甘えてる、とても止めてとは言えない。

捲られたスカートの中の足を触られる。

キスが又首に来て、耳元で聞かれた。

「途中で止めたりしないよね。」

『もちろん』と言ってるようにしか取れないって言う感じの返事、言葉じゃないけど伝わったよね。

「じゃあ、ベッドに行きたい。俺も脱ぎたい。」

さっきの返事はちゃんと伝わったけど、今度の返事は微妙だった。

「ここがいいの?」

ああ、ちゃんと伝わってないじゃない。

急いで足にあった手を取り立ち上がった。
胸元をぎゅっと寄せた。
中途半端に私だけがはだけてるのは仕方ない。
私は一切手を出してない。
出したのは声だけだ。

寝室に駆けこむように入り、カーテンを閉める。

手が離れた瞬間服が落ちる音がした。
さっさと脱ぎ始めたらしい。よっぽど脱ぎたかったらしい。

ちょっと見てしまった。

空手で鍛えたらしい体は、あの頃ビニールプールで遊んだ頃の薄い体とは全く変わっていた。

人は成長する。
会えない間、お互いに大きくなり分別がついて、思い出は都合のいいところだけが印象に残り。

とうとう下着一枚になったのに、私はぼんやりとそれを見ていた。
ゆっくり胸元の手を外されて、服を脱がされた。

途中から、ずっと視線は合ってる。
何してるんだって怒ることもしないで、ゆっくり薄い布が落ちる音を聞いてた。

「辺見さん。」

「何?」

服は落とされて、お揃いの姿のまま、立ったまま。

やっと視線を下ろせた。
抱きついていたのは分厚く逞しくなった体。

「暖かい。」

「ここまで来ても、どうしてもベッドの中には入りたくないんじゃないかって思えて来た。」

こんな格好でそれはないのに。

向きを変えて先にもぐりこんだら、思った以上にすぐ後についてきたらしい。

「寧々さん・・・・やっとここまで来た。」

おでこをくっつけられてそう言われた。

「昔、内緒話をする時はこうしてた。」

「そうだね。あの頃のネネちゃんが大人びてたりしたら、やんわりとどっちかの母親に止められてたかもね。全然そんな心配ないって思われたんだよ。」

「当たり前です。すごく小さかったし。」

「名前も覚えてないくらいにね。」

さりげなく言われたけど、根に持ってるの? 

「そんな顔をするところは変ってない。納得できなかったりするとすぐそうやってムッとした顔をしてた。」

ポチの癖にそうやって笑って見てるから余計に怒ったふりしてたのかも。

ゆっくり体を仰向けにされて、上からのぞかれる。
さっきの続きはゆっくり始まった。

時々名前を呼ばれる。あの頃とも違う声で、『寧々』と。
すっかりそう呼ばれるのに慣れたのに、私は何て呼んでいいんだか分らない。

そしてジーンズのポケットにしっかり持っていたのはなぜ?
さっきはそんな事を追求する余裕がなくて、出所は考えなかった。
少なくとも私が渡したんじゃない。
静になった部屋だけど、まだ明るいくらい。

「再会が高校の頃とかだったら微妙だったと思うんだ。大人の今だったから良かった。後輩に彼氏を紹介されるパターンだけを警戒してればいい。」

「高校の時に再会しても、こうなったっていう確信があるんですか?」

「一度は、そうなったと思う。でもやっぱり長続きはしない。」

「何で?」

「今回みたいに惚れられるくらいには成長してない。ただの体が大きい男だった。後は普通。」

「じゃあ、今は?」

「後輩を惹きつけてやまない魅力的な先輩。」

「惹きつけられてる後輩の存在を聞いたことがないから、判断保留にします。」

「お互いよく知ってる後輩一人いればいい。十分。」

喜ぶと思ってるんだろうけど・・・・顔が緩んだけど、下を向いてやった。

本当に不思議な感覚。
ポチが隣にいる。
大人ポチになったのにまだ隣にいる、また隣にいる、隣にいてもらえるらしい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

《完結》《異世界アイオグリーンライト・ストーリー》でブスですって!女の子は変われますか?変われました!!

皇子(みこ)
恋愛
辺境の地でのんびり?過ごして居たのに、王都の舞踏会に参加なんて!あんな奴等のいる所なんて、ぜーたいに行きません!でブスなんて言われた幼少時の記憶は忘れないー!

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました

専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。

やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~

小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。 そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。 幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。 そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――? 「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」 鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。 精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。

冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎ 王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。 ……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。 追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。 無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」 騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!

婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました

有賀冬馬
恋愛
学院の祝宴で告げられた、無慈悲な婚約破棄。 魔力が弱い私には、価値がないという現実。 泣きながら逃げた先で、私は古代の遺跡に迷い込む。 そこで目覚めた彼は、私を見て言った。 「やっと見つけた。私の番よ」 彼の前でだけ、私の魔力は輝く。 奪われた尊厳、歪められた運命。 すべてを取り戻した先にあるのは……

地味で役に立たないと言われて捨てられましたが、王弟殿下のお相手としては最適だったようです

有賀冬馬
恋愛
「君は地味で、将来の役に立たない」 そう言われ、幼なじみの婚約者にあっさり捨てられた侯爵令嬢の私。 社交界でも忘れ去られ、同情だけを向けられる日々の中、私は王宮の文官補佐として働き始める。 そこで出会ったのは、権力争いを嫌う変わり者の王弟殿下。 過去も噂も問わず、ただ仕事だけを見て評価してくれる彼の隣で、私は静かに居場所を見つけていく。 そして暴かれる不正。転落していく元婚約者。 「君が隣にいない宮廷は退屈だ」 これは、選ばれなかった私が、必要とされる私になる物語。

美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ 

さら
恋愛
 会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。  ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。  けれど、測定された“能力値”は最低。  「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。  そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。  優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。  彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。  人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。  やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。  不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。

処理中です...