なぜか訳ありの恋にハマりました。

羽月☆

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9 言葉で伝えてほしい事、言葉以上に伝わった事。

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少し時間をおいて戻って来た姿は本当に楽な部屋着の様な恰好だった。

手にパーカーを持っていた。

「ジャケットは脱いで、これを着ればいい。」

渡された服を借りた。大きいのはしょうがない。
メンズのLサイズだから。
見覚えのない匂いに包まれたことは気にしないようにした。

「この間の忘年会もどきの時は、相当に酔ってたのか?」


本当にソファにくつろいで背中をつけて、足を組み、腕を広げるようにしてビールを飲んでる。
うらやましいくらいにくつろいでる。
私はさっきからほとんど緊張が取れないのに。

「多分いい具合に、酔ってました。」

「そうか。」

「課長のところに行ったのも、話したことも多分覚えてますが、何か失礼なことを言いましたか?」


「覚えてる中にはないって事か?」

「はい。・・・・多分。」

「ならいい。」

「それじゃあ気になります。教えてください。誤解なら、ちゃんと説明して、そうじゃなきゃ謝ります。」

そう言って課長の方へ体を向けた。
さっきドキドキを紛らわせたくて、つい開けてしまったお酒もテーブルに戻した。


「そうだな・・・・・。」

そう言ったのに言葉が続かない課長。
・・・・何ですか?


「すっかり結婚してたことも忘れた。本当に付き合いだけは長いつもりだったが結婚生活は短かった。意外にあっさり忘れられるものなんだなって思ったよ。だから誰も気がつかないのかもな。」


全然違う話をされた。
話が戻ってる。


「春に厄介な新人が来たと思った。面倒を見るのに気力と体力を使う、でもその内気は遣わなくていいと分かって、むしろ楽だと思ったし、楽しかった。」

「まだ二人の内の一人だけだったし。」


今、私の話をされてるんだろうか?
長い話になりそうな気配。
ついこの間の夜の無礼の話を聞きたいだけなのに。

「元気だな、若いな。」

そんな感想。・・・・二言。頑張って、もうひとひねり欲しいくらいなのに。

「この間の夜、周りに誰もいなくなってつい気が抜けていたらやってき来て、アピールされたと思ったんだが。」

「年上でもいい、別れたら付き合うみたいなことまで言われて、素敵だと褒めてくれて。」

「ビックリした、通じてたのかと。・・・・なあ、お前は、覚えてないのか?」

思ったより早くこの間の夜の時間に行きついた。

そして確かに・・・・。

課長の友達の話をしたのは覚えてる。
大人男子もいいと思った。
課長みたいだったら年の差も気にならないだろうと・・・・・・。

見上げた。

「どうだ?」

「半分、覚えてるような・・・・。」

確かに覚えてる・・・・はっきりと言ったことを、思ったことも。

「俺は既婚者じゃない、もうとっくに独身になってるけど。」

そう言いながらゆっくり背もたれから起きる。
缶ビールはテーブルに置いた。

体をこちらに向けて、見つめてくる。
その顔は冗談と思えない。
でも・・・・。


「なにかの・・・・・冗談ですか?」

「そう見えるのか?」


「せっかくここまで連れてきた。ここを見せないと何を言っても信じないだろう。喜んでまた合コンに行くだろう?焦って適当な奴を相手をするんじゃないか?」

「しません。」

「そうか。」


「あんなに言っても褒めてくれなかったのに。誰も褒めてくれない。課長も褒めてくれない。」

「褒めなくても分かるだろう。仲がいいんだから。西村とも他の男とも。」

「分かりません。ちゃんと言ってくれないと、まったくわかりません。」


それは穣君や先輩に対しての言葉だった。
でも今ここにいるのは課長と私、二人だけ。


「ずっと可愛いと思ってた。本当に体ごと抱きかかえて、そのおでこをペシペシと叩いてやりたいくらい。痛いと言われたら、そこにキスをして謝る。小生意気に見上げてくる顔と物言いが、かわいい。憎らしいくらいに。」

素直に褒めてもらえてる気がしない・・・・気もするけど、そこは素直に喜ぶところだろうか?

「私を見てください、とお願いされたのに、あっさり元の席に戻って行ったよな。」

そこも覚えてる。

「課長が見てくれないからです。顔もそむけたくせに。」

そう言ったらいきなりガシッと体を抱え込まれた。
ビックリした。

「この口は本当に生意気だよな。」

憎らしく言うくせに、言葉のトーンも唇に触れる手も優しくて。

そのまま見つめ合ったまま少しして、自分から目を閉じた。

こうなるならもっと丁寧に優しく抱き寄せてくれたらよかったんじゃないの?

そう思ったから自分はゆっくり体に手を回した。
ゆっくり始まった一回目なのに、唇を噛みつかれるような荒いキスになった。

ちょっと特殊なキスをしたいらしい。さすが大人。




邪魔な鼻がぶつかるし、自分で出す声が変。
痛みがあって甘い声じゃない声も出る。

とうとう頬を挟まれて深いキスになった。
・・・・それは大人の普通かも。

我慢できなくて課長の足に乗って上からキスに応える。
後ろに倒れた課長を襲ってるのが私みたいになった。

でもそうじゃない。
片手で頭を押さえつけられてるし、長い脚は私の体に巻き付いて締めつける。

息苦しくて顔を離す。

キスを首に落とされながら、パーカーの中に手を入れられた。

片手で器用にボタンを外して思いっきり触られる。
下着の上からだとしても、結構豪快に。

「ああっ。」

声をあげたのは課長で、一気に手を離して抱きしめられた。

「愛内、今日泊っていけよ。帰るな。」

「・・・・もう遅いし・・・。」

「そうだな。じゃあ、シャワー浴びよう。」


そう言われてもそのまま上に乗ったまま。
ちょっとした感動とうれしさと安心感と温かさで目を閉じたままだった。

「愛内、ここがいいのか?」

そう言われて急いで目を開けてソファから降りた。

そんな事言ってない、勝手に誤解して欲しくない。

起きた途端課長の視線が私の胸に来たのに気がついて急いで服を直した。

ゆっくり立ち上がった課長に手を引かれてバスルームに入った。

勝手に脱ぎ始めた課長。
こそっと外に出ようとしたら腕を掴まれた。

首を振る。

一人で入る、絶対嫌だ。

「じゃあ、ソファで待ってて。」

そう言ってもらった、言わせた。

大人しくソファで待った。

着替えなんてない、お化粧どうしよう。
なんでコンビニでお酒しか選んでもらえなかったんだろう。
もっと計画的に、先を読んで、影響を考えて、出来る工夫は先に盛り込め・・・・。
いつも偉そうにいろいろ言ってるくせに。




すぐにバスルームから出てきた課長。
バスタオルで覆われてないお腹はなかなかだった。
ずっとそこを見てしまった。ちょっとだけ胸も視界に入ったけど。

「愛内、もっと視線をあげるべきじゃないか?」

そう言われて視線を剥がす。

「はい。」

「適当に用意しておいたから使ってくれ。あっちで待ってるから。」

「課長、メイクセット買いに行ってもいいですか?」

「あるからいらない。」

そう言われてバスルームの中を指さされた。

「奥さんの置き土産ですか?」

ちょっと声がとがる。さすがに失礼じゃないだろうか?
物に罪はないが、はっきりと心が嫌がると思う。

「ちゃんと今日のために買ったから。ゴミ袋にレシートもあるし。じゃあ、向かいの部屋だぞ。」

そう言っていなくなった。

まず確かめてしまった。
言われた通りゴミ箱にレシートと入っていた袋もあった。

買ったのは数日前。
ちゃんと計画的に先を読んで影響を考えて出来る工夫は先に盛り込んだらしい・・・・。
さすが、課長。

「愛内、手伝いが必要なのか?体と顔だけ洗えばいいぞ。」

「分かってます。」

髪は洗わなくていいらしい。はいはい分ってます。

緊張を通り越してなんだかおかしな気分だ。

ゆっくり服を脱いで、丁寧に畳んで、下着を滑り込ませた。

シャワーを浴びてホッとする。
適当に借りて体を洗い、顔も洗い。

体はホッとしたはずなのに、シャワーの音がやむと、またドキドキが始まってきた。
それはいきなりの展開に緊張もするけど、課長だから。
でも、ずっと一緒に働くつもりの課長なのに。

まだ間に合う。
せめてよく考えて。もっと話をして。

でもそんな期間があってもなる様にしかならなかった課長。
私も別に・・・それなりの結末も経験してる。

バスタオルを体に巻いて、化粧品を顔につける。
いつもの自分に馴染んでない香りに違和感はある。

「愛内。どうかしたか?」

「いいえ・・・・・。」

そんなに遅かっただろうか?
下着を着るべきか悩んで、でもどうせすぐ脱ぐんだろう。
これで課長がちゃんと着てたら恥ずかしいけど。

そっと廊下に出たら、本当にすぐそこに課長がいた。


さっきまで少し悩んでた小さな下着一枚のことも、差し出された手を掴んで寝室らしきところに入ったらどうでもよくなった。その代わりに胸のドキドキはいっそう速くなった。

部屋はすごく暖房がきいて暖かかった。
バスタオルだけの二人が寒くないように。


ベッドの横で立ち止まった。

「課長、私を選んでくれるんですか?」

「当たり前だ。お前は、俺でいいんだよな。」

「もちろんです。」

「随分年上だけど。」

「大人ですね。」

「会社では甘くしないぞ。」

「それ以外で甘いなら我慢します。」

「他の奴に誘われるなよ。」

「誰も誘ってくれないです。」


ベッドの端に座った課長の膝の上に抱えられた。。
バスタオルから出た肩と腕が触れていて温かさを感じる。

薄暗い中で見上げると、光る目が近づいてくる。
軽い、触れるだけのキスを繰り返される。
もっとくっつきたいと首を伸ばしてもすぐに逃げられる。

鼻で声を出して、もっとと伝えたいのに。

「生意気な口より可愛い声を出すな。今度からそうやって返事すればいいのに。」

笑いながらそう言われてキスされて、ムッとしたから唸るような声が出た。

「今のは可愛くない。」

支えられた腰の手が胸のあたりに来る。
もう片方の手が太ももを撫でてゆっくりバスタオルの中に入ってくる。

我慢できなくて半分開いた口から今度はもっと甘い声が出た。


耳の辺りにキスをされて、首筋に降りていく。
胸を包むように体を支えた手は動かずに、デコルテをさまよった口が器用にバスタオルを外してキスを下ろす。

太ももの手はギリギリのところを往復するだけ。
中途半端に力が入る脚。

胸に顔を埋めてキスをされる。
適当にしてるようだけど絶対敏感なところは避けてる。

「若いなぁ。」

当たり前だ。誰と比べてるのよ。

「課長・・・・。」

イラっとしたのにかつてないほど甘えた呼び方になったと思う。

「そんな声で会社で呼んだら驚かれるな。」

「もう・・・・んんんんっ・・・・。」

また唸るような声で言ったらさすがに顔が離れた。

「今どんな顔してたんだ?」

目を開けて視線を合わされた。

睨むほど目に力は入らない。
太ももを撫でてる手はさっきから止まらない。
大人の器用さで私を焦らす作戦らしい。

課長の視線が胸に降りる。

「綺麗だな。思たよりグラマーだったんだな。」

そう言って胸に顔を寄せてくる。
今度は最初から口で刺激してくる。

もうちゃんと声を出す気もない。
甘い息遣いに時々鼻声が乗るくらい。

私のバスタオルは情けない状態じゃない?
ジッとしてない体からズレていってると思う。

「課長・・・・・・脱いで・・・・。」

顔が離れた時にそう言った、お願いした。


肩と腰を支えられてベッドに横になった、やっと。

バスタオルを床に落とした課長に上から見ろされた。


思いっきり腰を引きつけてくっつく。

その後はお互いあまり大人の余裕はなかったと思う。
揶揄う言葉もなく、縋りついて甘い声を出す私を何度も可愛いと褒めてくれた。

ベッドの上以外でも褒めて欲しい。
もっと感情たっぷりで。
明日そう言いたい。

大きな声をあげた最後は本当は可愛くなかったと分かってる。

でも責任は半分以上課長のせいだから、許してもらえると思う。

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