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8 これが噂の猫の毛皮フル装備モデル ~猫かぶりバージョンを目の当たりにした男
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偶然なのか?
それとも、今まで知らなかったからすれ違っていたことを認識してる、それだけなのかもしれないが、今の目の前にはあの日と同じ人物がいる。
確かにメイクやファッションは違うが、仕事用と休日用、というレベルでそう驚くほどでもないが。
だいたい出て行った彼女だって、その落差は驚くくらいあった。
若いし、元が可愛いのだから別に動画をとるほど、卓に見せたくなるほどの衝撃もない。
楽しみにしていただけに、むしろちょっとがっかりしたかも。
ただ、話しかけると、時々作ったような笑顔になることがある。
無理してるような笑顔だ。
もともと佐久間には『悲しい別れがあった子』のための飲み会と誘われた。
何で自分だったのか、それは自分も同じ看板を掲げてると思われてたからだろう。
多分、そうだよな・・・・。
まさか死別とかの重たい話じゃないだろう。失恋でいいんだろう。
この間明るく話してた彼氏の話でいいだろう。
まさか・・・ペット?
少し目の下にそれらしい痕跡を見ないでもないが、やつれてるほどではないと思う。
メイクでカバーできてるのか、そのくらいだ。
猫の毛皮。
何を隠したいのか。
誰に隠したいのか。
当たり障りない話から、意外に心地いいテンポで話がはずむ。
そのうちまったく作り笑顔もなくなる。
こっちの探るような質問に、むしろボロボロとおかしな部分が出てくる。
必死に取り繕おうとしてるけど、隠せてない。
それ以外にも。
ハッと、それに気がついてあわてる感じを楽しむ余裕があって、なかなか面白い。俄然楽しくなってきた。
もはや毛皮は丁寧に畳まれて、椅子の上に置かれている。
残念なことに、本人は気が付いてないらしいが。
食欲もあるし、お酒もぐいぐいと飲んでいる。
同期の女・・・・誰か・・・・が来たときの表情。
明らかに眉間にシワを寄せて不快を表していたその瞬間を見た。
軽く挨拶して、そのまま近くで話しかけられ続け。
よく知りもしない、興味も湧かない相手に、そう易々と個人情報を明かすこともなく。
適当にはぐらかしていたら去って行った。
本当にただ食べたくて飲みたかったのだろう。
もりもりと肉食する姿は美食の野良猫レベルだった。
自分もつられるように飲んで食べて。
薄情なくらいにさっさと慣れた部屋の広さ。
ただそれでも、部屋に一人でいるのはしんどい。
どこかでほっとしている自分に気がついてしまうのだ。
自分が知らない間に出ていってくれたこと。
それは優しさなのか、最後の仕返しなのか。
そう考える自分が嫌になっていたから。
今日は思いの外、満足して、部屋に帰ってきた。
佐久間からメッセージが来ていた。
『どうだった?キラキラしてかわいいだろう?』
やっぱりそうなんだな。
いつもはもっと違うんだろう。
『別に、普通だったけど。』
『何でだよ。女の子っぽいしぐさとか目線が可愛いんだよ。年下というところがポイントだけどな。あ、でもさすがに傷心中か・・・・。よし元気になったらまた会わせる。ずっと二人で話してただろう?駄目か?』
『何がだよ。そんなにホイホイと次にいけるか。』
卓に呪われる。
『まあ、そうか。でも、いい子だし。お勧めだよ。元気になったらまたな。』
『あ、お前じゃなくて、彼女がな。』
何でわざわざ追記したんだ。
それでもまた会いたいかもとは思う。
完全に猫かぶりのキラキラ状態を見たい。
ただ、向こうがどう思ってるかは知らない。
何の興味ももたれた気がしない。
ちょっと残念だ。
携帯の画像を見る。
先週のことなのに。
あんなにうれしそうに彼氏のことを語ってたのに。
・・・・でも、よく食べてたな・・・。
女の子っぽいしぐさや視線だと?
そんなものお目にかかってないぞ。
まったく『的』にもならなかったのだろうか?
ムッ。
そういえばこの間もまったく話しかけてもらえなかった。
まあ、卓に口止めはしたが、紹介くらいはしてくれても良かったよな。
彼女もあんなに卓とぽんぽん言い合ってたのに、こっちには一振りもなく。
今日だってまったく気がついてなかった。
いや、途中少し記憶を刺激することがあったのだろうか?
散々あの日のことを匂わせるようにしたのに、まったくだった。
なんだかなあ。・・・・・・今すごい恨み言を言ってる気がするが。
そんなに気に留めてもらいたかったとは。
一人で動画を再生する。
一気に騒がしい音が静かな部屋にあふれて、終ったとたん静けさに包まれた。
こんな寂しいことはやめよう。虚しくなる。
携帯を手放した。
荷物を運び出した後、きちんと掃除もしてくれていた。
やっぱりいい奴だ。
しみじみとそう思った。
本当に、次は幸せになって欲しい。
心からそう思う。
自分じゃ出来なかったので、次の誰かと。
週末は適当に外に出た。
本屋を回りぼんやりし、服を見ながらぼんやりし、コーヒーを手にぼんやりし。
大丈夫か自分?
空っぽ感が酷すぎる。
70歳過ぎて、相棒や友達に先立たれたら、これはボケる。
耐えられない。
盆栽にのめりこむご隠居の気持ちが分かった。
成長の遅い緑、自分よりは長生きだ。
ペットだとその後が気になるが盆栽なら誰かが世話してくれるかもしれない。
形が変でも生きていてくれればいい、そういう心境になるのだろう。
卓にメッセージを送る。
『卓、長生きしてくれな。自分より先にいなくなるなよ。』
『孫に囲まれるまでは死ねん。何考えてるんだ、勝手に不健康キャラにするな!!』
『なんだか空っぽだ。心がすうすうする。』
『俺なんか心も財布も常に風通しがいい。少しくらい味わってみろ。まだしばらくは謹慎してるんだぞ。フライング禁止な。』
『分かってる。心配ない。』
『違反したら奢ってもらうぞ。』
『ああ、大丈夫。』
そんなボーっとした週末を過ごし、月曜日。
やっぱり仕事はいい。
こんなときは機械的に動いてるほうがいい。
「宇佐美さん、こんにちは。」
「はい。」
名前を呼ばれた、ここは会社、後輩だろうが・・・・・。
「この間の金曜日、幹事をした早瀬です。小愛の友達です。」
「ああ、ごめんね。お疲れ様でした。」
「いいえ、なんだか小愛とずっと楽しく話してくれてたみたいで、ありがとうございます。おかげですごく元気になったみたいです。楽しかったって言ってました。佐久間さんの人選に感謝です。お礼が言いたくて。また飲みましょうね。小愛も一緒に。」
お辞儀をして去っていった。
さすがに佐久間もこっちの事情までは話してないよな。
そこまで仲がいいか?
楽しかったと彼女が思ってくれて、元気が出たんならいいじゃないか。
全然思い出してくれなったとしても・・・・、しつこい自分。
大分元気になった笑顔を思い浮かべていた。
それなのに、あれ?
向こうから来るのは??
そういえば髪のことを話した気がするが。
どうやら思い切って切ったらしい。
自分の意見は参考になっただろうか?
すごく似合ってる。
大人っぽくなりたいと言う彼女の希望はまだまだ遠い感じだが、可愛いし、似合ってる。
じっと見てたから彼女も気がついたらしい。
「安積さん、髪切ったんだね。」
「はい。そういえば事前に相談みたいに聞いたのは宇佐見さんだけでした。それで美容師さんにお願いしました。」
少し首を倒し気味に言われた。
なるほど・・・・。
確かに、今は毛皮着用中かもしれない。
「似合ってるよ。可愛い。」
感想を聞いて嬉しそうに笑う彼女。
あの日とは違う。
体力と気力が戻って、演技力も復活だ。
手の位置、動かし方、視線や表情の作り方。
知らないとそれが彼女だと思ってしまいそうだ。
まさか煙と喧騒の飲み屋で昼間におじさんたちの薄毛の頭を続けざまに
はたいていた女性とは思えない。
「あの、変ですか?」
じっと見てたらそう言われた。
変と言えば、確かに違和感があるが。
言い終わった後の表情や口元の具合、なるほど。これは動画の価値ありだ。
「ううん、すごく可愛いよ。さっきも言ったよね。」
「ありがとうございます。せっかく相談に乗ってもらったので、宇佐美さんにそう言ってもらえるとうれしいです。」
わぉ、そう来たか。
さり気なく特別感演出だ。
これならコロリと気持ちが傾く男はいるだろう。
なるほど。
これが猫の毛皮フル装備か。
「じゃあ、また一緒に飲みましょうね。」
「ああ、またね。」
そういって別れた。
なるほど。
別人だ。
見てるこっちが息がつまる・・・・ハラハラしてしまう。
これはどういう心境なんだろう。
開放してあげたい。
むしろこの間のほうがいいと教えてあげたい。
結局、週末に何度かあの動画を再生してしまった。
あれでもいいのに。楽しいのに。
一人立ち止まったまま考えた。
会社の友達で誰か知ってる子はいるんだろうか?
たとえばあの幹事の子。
佐久間が知らないのは確実だが。
そうなると・・・・誰もいないときに事実を教えたい。
さて。
どうなるか。
次回の出会いがあるなら俄然張り切るぞ。
それとも、今まで知らなかったからすれ違っていたことを認識してる、それだけなのかもしれないが、今の目の前にはあの日と同じ人物がいる。
確かにメイクやファッションは違うが、仕事用と休日用、というレベルでそう驚くほどでもないが。
だいたい出て行った彼女だって、その落差は驚くくらいあった。
若いし、元が可愛いのだから別に動画をとるほど、卓に見せたくなるほどの衝撃もない。
楽しみにしていただけに、むしろちょっとがっかりしたかも。
ただ、話しかけると、時々作ったような笑顔になることがある。
無理してるような笑顔だ。
もともと佐久間には『悲しい別れがあった子』のための飲み会と誘われた。
何で自分だったのか、それは自分も同じ看板を掲げてると思われてたからだろう。
多分、そうだよな・・・・。
まさか死別とかの重たい話じゃないだろう。失恋でいいんだろう。
この間明るく話してた彼氏の話でいいだろう。
まさか・・・ペット?
少し目の下にそれらしい痕跡を見ないでもないが、やつれてるほどではないと思う。
メイクでカバーできてるのか、そのくらいだ。
猫の毛皮。
何を隠したいのか。
誰に隠したいのか。
当たり障りない話から、意外に心地いいテンポで話がはずむ。
そのうちまったく作り笑顔もなくなる。
こっちの探るような質問に、むしろボロボロとおかしな部分が出てくる。
必死に取り繕おうとしてるけど、隠せてない。
それ以外にも。
ハッと、それに気がついてあわてる感じを楽しむ余裕があって、なかなか面白い。俄然楽しくなってきた。
もはや毛皮は丁寧に畳まれて、椅子の上に置かれている。
残念なことに、本人は気が付いてないらしいが。
食欲もあるし、お酒もぐいぐいと飲んでいる。
同期の女・・・・誰か・・・・が来たときの表情。
明らかに眉間にシワを寄せて不快を表していたその瞬間を見た。
軽く挨拶して、そのまま近くで話しかけられ続け。
よく知りもしない、興味も湧かない相手に、そう易々と個人情報を明かすこともなく。
適当にはぐらかしていたら去って行った。
本当にただ食べたくて飲みたかったのだろう。
もりもりと肉食する姿は美食の野良猫レベルだった。
自分もつられるように飲んで食べて。
薄情なくらいにさっさと慣れた部屋の広さ。
ただそれでも、部屋に一人でいるのはしんどい。
どこかでほっとしている自分に気がついてしまうのだ。
自分が知らない間に出ていってくれたこと。
それは優しさなのか、最後の仕返しなのか。
そう考える自分が嫌になっていたから。
今日は思いの外、満足して、部屋に帰ってきた。
佐久間からメッセージが来ていた。
『どうだった?キラキラしてかわいいだろう?』
やっぱりそうなんだな。
いつもはもっと違うんだろう。
『別に、普通だったけど。』
『何でだよ。女の子っぽいしぐさとか目線が可愛いんだよ。年下というところがポイントだけどな。あ、でもさすがに傷心中か・・・・。よし元気になったらまた会わせる。ずっと二人で話してただろう?駄目か?』
『何がだよ。そんなにホイホイと次にいけるか。』
卓に呪われる。
『まあ、そうか。でも、いい子だし。お勧めだよ。元気になったらまたな。』
『あ、お前じゃなくて、彼女がな。』
何でわざわざ追記したんだ。
それでもまた会いたいかもとは思う。
完全に猫かぶりのキラキラ状態を見たい。
ただ、向こうがどう思ってるかは知らない。
何の興味ももたれた気がしない。
ちょっと残念だ。
携帯の画像を見る。
先週のことなのに。
あんなにうれしそうに彼氏のことを語ってたのに。
・・・・でも、よく食べてたな・・・。
女の子っぽいしぐさや視線だと?
そんなものお目にかかってないぞ。
まったく『的』にもならなかったのだろうか?
ムッ。
そういえばこの間もまったく話しかけてもらえなかった。
まあ、卓に口止めはしたが、紹介くらいはしてくれても良かったよな。
彼女もあんなに卓とぽんぽん言い合ってたのに、こっちには一振りもなく。
今日だってまったく気がついてなかった。
いや、途中少し記憶を刺激することがあったのだろうか?
散々あの日のことを匂わせるようにしたのに、まったくだった。
なんだかなあ。・・・・・・今すごい恨み言を言ってる気がするが。
そんなに気に留めてもらいたかったとは。
一人で動画を再生する。
一気に騒がしい音が静かな部屋にあふれて、終ったとたん静けさに包まれた。
こんな寂しいことはやめよう。虚しくなる。
携帯を手放した。
荷物を運び出した後、きちんと掃除もしてくれていた。
やっぱりいい奴だ。
しみじみとそう思った。
本当に、次は幸せになって欲しい。
心からそう思う。
自分じゃ出来なかったので、次の誰かと。
週末は適当に外に出た。
本屋を回りぼんやりし、服を見ながらぼんやりし、コーヒーを手にぼんやりし。
大丈夫か自分?
空っぽ感が酷すぎる。
70歳過ぎて、相棒や友達に先立たれたら、これはボケる。
耐えられない。
盆栽にのめりこむご隠居の気持ちが分かった。
成長の遅い緑、自分よりは長生きだ。
ペットだとその後が気になるが盆栽なら誰かが世話してくれるかもしれない。
形が変でも生きていてくれればいい、そういう心境になるのだろう。
卓にメッセージを送る。
『卓、長生きしてくれな。自分より先にいなくなるなよ。』
『孫に囲まれるまでは死ねん。何考えてるんだ、勝手に不健康キャラにするな!!』
『なんだか空っぽだ。心がすうすうする。』
『俺なんか心も財布も常に風通しがいい。少しくらい味わってみろ。まだしばらくは謹慎してるんだぞ。フライング禁止な。』
『分かってる。心配ない。』
『違反したら奢ってもらうぞ。』
『ああ、大丈夫。』
そんなボーっとした週末を過ごし、月曜日。
やっぱり仕事はいい。
こんなときは機械的に動いてるほうがいい。
「宇佐美さん、こんにちは。」
「はい。」
名前を呼ばれた、ここは会社、後輩だろうが・・・・・。
「この間の金曜日、幹事をした早瀬です。小愛の友達です。」
「ああ、ごめんね。お疲れ様でした。」
「いいえ、なんだか小愛とずっと楽しく話してくれてたみたいで、ありがとうございます。おかげですごく元気になったみたいです。楽しかったって言ってました。佐久間さんの人選に感謝です。お礼が言いたくて。また飲みましょうね。小愛も一緒に。」
お辞儀をして去っていった。
さすがに佐久間もこっちの事情までは話してないよな。
そこまで仲がいいか?
楽しかったと彼女が思ってくれて、元気が出たんならいいじゃないか。
全然思い出してくれなったとしても・・・・、しつこい自分。
大分元気になった笑顔を思い浮かべていた。
それなのに、あれ?
向こうから来るのは??
そういえば髪のことを話した気がするが。
どうやら思い切って切ったらしい。
自分の意見は参考になっただろうか?
すごく似合ってる。
大人っぽくなりたいと言う彼女の希望はまだまだ遠い感じだが、可愛いし、似合ってる。
じっと見てたから彼女も気がついたらしい。
「安積さん、髪切ったんだね。」
「はい。そういえば事前に相談みたいに聞いたのは宇佐見さんだけでした。それで美容師さんにお願いしました。」
少し首を倒し気味に言われた。
なるほど・・・・。
確かに、今は毛皮着用中かもしれない。
「似合ってるよ。可愛い。」
感想を聞いて嬉しそうに笑う彼女。
あの日とは違う。
体力と気力が戻って、演技力も復活だ。
手の位置、動かし方、視線や表情の作り方。
知らないとそれが彼女だと思ってしまいそうだ。
まさか煙と喧騒の飲み屋で昼間におじさんたちの薄毛の頭を続けざまに
はたいていた女性とは思えない。
「あの、変ですか?」
じっと見てたらそう言われた。
変と言えば、確かに違和感があるが。
言い終わった後の表情や口元の具合、なるほど。これは動画の価値ありだ。
「ううん、すごく可愛いよ。さっきも言ったよね。」
「ありがとうございます。せっかく相談に乗ってもらったので、宇佐美さんにそう言ってもらえるとうれしいです。」
わぉ、そう来たか。
さり気なく特別感演出だ。
これならコロリと気持ちが傾く男はいるだろう。
なるほど。
これが猫の毛皮フル装備か。
「じゃあ、また一緒に飲みましょうね。」
「ああ、またね。」
そういって別れた。
なるほど。
別人だ。
見てるこっちが息がつまる・・・・ハラハラしてしまう。
これはどういう心境なんだろう。
開放してあげたい。
むしろこの間のほうがいいと教えてあげたい。
結局、週末に何度かあの動画を再生してしまった。
あれでもいいのに。楽しいのに。
一人立ち止まったまま考えた。
会社の友達で誰か知ってる子はいるんだろうか?
たとえばあの幹事の子。
佐久間が知らないのは確実だが。
そうなると・・・・誰もいないときに事実を教えたい。
さて。
どうなるか。
次回の出会いがあるなら俄然張り切るぞ。
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