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28 連休突入⑨
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海風はある。
心地いい、午後の日差しの元なら、心地いいくらいだ。
店頭の看板を見て列に並ぶ。
さほど銘柄は知らない。
だいたいはいつも国産のビールが多いから。
大きな重いグラスを受け取り、空いてる席を探すが。
さすがに赤ら顔で出来上がった人々がどっしりと腰を据えていて空いてない。
外に出てそれぞれが柵や階段に腰を下ろしてる。
まさか今日もシートが必要だったとは。
中に戻って空いてる壁面にもたれる。
「何か食べる?」
「テーブルがあれば、それもありですね。」
「そうだよね。グラスを割るわけにもいかないしね。」
グラスは買った場所に戻すとお金が戻ってくるシステムだ。
といってもあちこちで時々破壊の音が聞こえてる。
何せ大きいから、それに酔っ払いはあちこちにいるから。
「小愛ちゃん、何杯くらいいける?」
「このサイズだと二杯でいっぱいいっぱいです。宇佐美さんは?」
「僕も、さすがにゲップとトイレが心配。」
あちこちで盛り上がり、周りはうるさくて、目にするドイツのお肉が美味しそうで。でもなかなかの金額だ。二人では多い量だし。
「あっちの方のレストランもいっぱいだよね?海が見えてよさそうだけど。」
「さすがに今日は無理だと思います。」
「だよね。」
ステージに人が登りライブの準備が始まった。これまた陽気そうなおじさんたちが登場。
一気に音楽と一緒に人が周りを巻き込みながら盛り上がる。
あんなに揺れたら酔いも回りそうだ。
真っ赤な顔が心配になる。
「今まであの中にいたの?」
「まさか・・・、大人しく見てた方です。楽しそうですよね。」
「そうだね。」
ステージが終わると、人がわやわやと動く。
結局重たい瓶を返してお金をもらい、外に出た。
お腹が重い。
ふらふらと外を歩く。
本当に気持ちがいい場所だ。
空と海と風と・・・後は人だけど。
手をつないで人混みを抜けて、広い場所に出た。
海のそばだった。
遠くに見てる分には気持ちいいけど、決してきれいなわけではない。
出来るだけ遠くを見る。
海沿いの建物も画にはなる。
デザインの特徴的な建物と遊具にもなってるシンボル。
少しだけ薄暗くなると光が目立ってくる。
あと少ししたらすごくいい時間帯になるだろう。
自然に腰に手を回してもおかしくないような・・・・・。
という言い訳もあり。
横を見ると見上げられて。
昨日の今日だから、全然不思議ではない。
ここでならまったく。
そう思ったら、顔も近寄って行く。
離れた後の顔が、照れながらもうれしそうな表情で、思わずやられた。
後ろから抱きしめるようにして風を止める。
「小愛ちゃん・・・・。」
「・・・・はい。」
「今日は・・・・連れて帰りたいんだけど、ダメかな?」
返事がないので、横からのぞき込もうとしたら、振り向かれた。
ガシッと来る位に抱きつかれて腕を締めあげられた。
ちょっと苦しいくらい。
ビールが結構お腹にまだ・・・・・・。
見下ろした頭にキスをして、撫でる。
「宇佐美さん、一緒にいたいです。」
「本当に?・・・・いいの?」
うなずかれた。
「・・・・・隠さないで良かった。」
「顔を見せて。」
腕を外してもらいたい、ちょっと苦しいから。
でもそう言うのはダメだろう。
くっついたまま見上げてくれた、腕は少し緩んだ、良かった。
そのまま背伸びされたから、昨日のようにキスをして、何度か。
そこまでは期待してなかったが、結果オーライ。
「早く帰りたいけど、食事もしなきゃね。」
返事はない。
「お腹空いてない?」
うなずかれた。
「帰る?」
「もう少し、このままで。」
このまま?ここに?
「そうだね、もう少し暗くなったら綺麗だしね。」
結局朝も昼もろくに食べてない気がするが。
健康過ぎてお腹が空いた。
ゆっくりもたれられて、抱きつかれたまま。
その頭を撫でて過ごした。
時々飽きて耳や首や顎などに手が動く。
下を向いたら、ずっと見上げられてたみたいだった。
顎に動いた手が唇に触れる。
目を合わせたら、動くしかなくて。
大分薄暗くなり、多分あちこちで同じことをしてるカップルはいると思う。
遠くでは入り口のあたりにあった移動遊園地で楽しそうに声をあげる子供の声も聞こえるが。
すっかり大人の時間だ。
「小愛ちゃん、もっとくついて。」
腕がきついと思って離れてもらったはずなのに、腰を抱き寄せてくっついた。
言った自分が柵に彼女を押し付けた形で・・・・。
首に手を回されて、強く抱きしめた。
さっきまでのキスでは満足できない。
もっと深く、息もできないくらいに長いキスをする。
危うく腰の手が胸に回りそうになって、離れた。
一層柵に追い詰めるようにくっついた。
「食事して、帰ろう、早く。」
見上げられたままの顔にキスをして手を引いて離れた。
やはり海に向かっているカップルはたくさんいた。
その二人が作る距離感はまちまちだったが。
心地いい、午後の日差しの元なら、心地いいくらいだ。
店頭の看板を見て列に並ぶ。
さほど銘柄は知らない。
だいたいはいつも国産のビールが多いから。
大きな重いグラスを受け取り、空いてる席を探すが。
さすがに赤ら顔で出来上がった人々がどっしりと腰を据えていて空いてない。
外に出てそれぞれが柵や階段に腰を下ろしてる。
まさか今日もシートが必要だったとは。
中に戻って空いてる壁面にもたれる。
「何か食べる?」
「テーブルがあれば、それもありですね。」
「そうだよね。グラスを割るわけにもいかないしね。」
グラスは買った場所に戻すとお金が戻ってくるシステムだ。
といってもあちこちで時々破壊の音が聞こえてる。
何せ大きいから、それに酔っ払いはあちこちにいるから。
「小愛ちゃん、何杯くらいいける?」
「このサイズだと二杯でいっぱいいっぱいです。宇佐美さんは?」
「僕も、さすがにゲップとトイレが心配。」
あちこちで盛り上がり、周りはうるさくて、目にするドイツのお肉が美味しそうで。でもなかなかの金額だ。二人では多い量だし。
「あっちの方のレストランもいっぱいだよね?海が見えてよさそうだけど。」
「さすがに今日は無理だと思います。」
「だよね。」
ステージに人が登りライブの準備が始まった。これまた陽気そうなおじさんたちが登場。
一気に音楽と一緒に人が周りを巻き込みながら盛り上がる。
あんなに揺れたら酔いも回りそうだ。
真っ赤な顔が心配になる。
「今まであの中にいたの?」
「まさか・・・、大人しく見てた方です。楽しそうですよね。」
「そうだね。」
ステージが終わると、人がわやわやと動く。
結局重たい瓶を返してお金をもらい、外に出た。
お腹が重い。
ふらふらと外を歩く。
本当に気持ちがいい場所だ。
空と海と風と・・・後は人だけど。
手をつないで人混みを抜けて、広い場所に出た。
海のそばだった。
遠くに見てる分には気持ちいいけど、決してきれいなわけではない。
出来るだけ遠くを見る。
海沿いの建物も画にはなる。
デザインの特徴的な建物と遊具にもなってるシンボル。
少しだけ薄暗くなると光が目立ってくる。
あと少ししたらすごくいい時間帯になるだろう。
自然に腰に手を回してもおかしくないような・・・・・。
という言い訳もあり。
横を見ると見上げられて。
昨日の今日だから、全然不思議ではない。
ここでならまったく。
そう思ったら、顔も近寄って行く。
離れた後の顔が、照れながらもうれしそうな表情で、思わずやられた。
後ろから抱きしめるようにして風を止める。
「小愛ちゃん・・・・。」
「・・・・はい。」
「今日は・・・・連れて帰りたいんだけど、ダメかな?」
返事がないので、横からのぞき込もうとしたら、振り向かれた。
ガシッと来る位に抱きつかれて腕を締めあげられた。
ちょっと苦しいくらい。
ビールが結構お腹にまだ・・・・・・。
見下ろした頭にキスをして、撫でる。
「宇佐美さん、一緒にいたいです。」
「本当に?・・・・いいの?」
うなずかれた。
「・・・・・隠さないで良かった。」
「顔を見せて。」
腕を外してもらいたい、ちょっと苦しいから。
でもそう言うのはダメだろう。
くっついたまま見上げてくれた、腕は少し緩んだ、良かった。
そのまま背伸びされたから、昨日のようにキスをして、何度か。
そこまでは期待してなかったが、結果オーライ。
「早く帰りたいけど、食事もしなきゃね。」
返事はない。
「お腹空いてない?」
うなずかれた。
「帰る?」
「もう少し、このままで。」
このまま?ここに?
「そうだね、もう少し暗くなったら綺麗だしね。」
結局朝も昼もろくに食べてない気がするが。
健康過ぎてお腹が空いた。
ゆっくりもたれられて、抱きつかれたまま。
その頭を撫でて過ごした。
時々飽きて耳や首や顎などに手が動く。
下を向いたら、ずっと見上げられてたみたいだった。
顎に動いた手が唇に触れる。
目を合わせたら、動くしかなくて。
大分薄暗くなり、多分あちこちで同じことをしてるカップルはいると思う。
遠くでは入り口のあたりにあった移動遊園地で楽しそうに声をあげる子供の声も聞こえるが。
すっかり大人の時間だ。
「小愛ちゃん、もっとくついて。」
腕がきついと思って離れてもらったはずなのに、腰を抱き寄せてくっついた。
言った自分が柵に彼女を押し付けた形で・・・・。
首に手を回されて、強く抱きしめた。
さっきまでのキスでは満足できない。
もっと深く、息もできないくらいに長いキスをする。
危うく腰の手が胸に回りそうになって、離れた。
一層柵に追い詰めるようにくっついた。
「食事して、帰ろう、早く。」
見上げられたままの顔にキスをして手を引いて離れた。
やはり海に向かっているカップルはたくさんいた。
その二人が作る距離感はまちまちだったが。
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