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4 やっぱり想像するのが難しいこと
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そろそろ12時になる。
着替えをして部屋を出て駅前の本屋に向かった。
今日も昨日と同じスニーカーにジーンズ。
迷ってTシャツにラフにシャツを羽織った。
小さなバッグを手に持って、アクセサリーは手首と耳に。
ジーンズもちょっとだけきつい。
長めのシャツでさりげなく腰から腿のラインを隠す。
やっぱり痩せたい。
いざという時のために・・・。
あ、好きな人が出来た時に告白するときの『いざ』で・・・。
今更ながら沙良ちゃんの忠告がじわじわと心にしみてくる。
やっぱり食べ過ぎだし。
それ以外太る理由はない。
だって社会人になってそれなりに通勤で運動してる。
学生の頃のぐうたらぶりより動いてるはずだから。
昼に非常階段の上り下りでもしようかな。
さすがに会社のフロアまで歩いて行ってたら、たどり着く前に膝が笑い出しそうだし。
高層階だとさすがに誰もそんなことはしてないだろう。
よし、とりあえず休憩の時は数往復の非常階段運動をすること。
本屋で時間をつぶしながらダイエットの本を見る。
さり気なくつま先運動をしながら。
なかなか連絡が来ないんだけど。
行こうかな・・・・・。
隣駅まで線路沿いの道を歩く。
普段通らないので時々珍しいお店を発見する。
たいてい食べ物屋さんだったりする。
1人で来ることはないのでちょっと立ち止まるだけ。
外食はやっぱり太るから。
寂しく一人で部屋で食べるのも太るけど。
それは気をつければいい。
ポケットの携帯が震えた。
取り出すと待っていた連絡で。
『いま、公園に向かいました。10分くらいで到着します。着いたら少し水を飲ませてから遊ばせます。』
『ご都合どうですか?』
『今ゆっくり歩いて公園に向かってます。同じくらいじゃないでしょうか。目印のトニーを探しますので。』
気持ち急ぎ足になり大股で歩いた。
でもすぐに公園が見えてきて、ゆっくりとした足取りに戻す。
結局私の方が早かったらしい。
当然初めのて公園だった。さほど大きくもない。
自由にフリスビーをする広さはない。
それに誰もいなかった。
ちょうどお昼の時間だし、午後になったら子供たちも出てくるのだろうか。
懐かしいブランコに座ってみる。
意外に座面は十分な広さがある。大人でも行ける。
すずちゃんを膝にのせてる七尾さんの姿を思い浮かべて笑顔になってしまう。
きっとあのターバンは必須アイテム。
他のお母さんに挨拶とかするのかな?
もしかしてすずちゃんパパとか言われて返事したり・・・・?
想像つかないけど、面白そう。
まさか会社の机の上に写真があるとか言わないよね。
いろいろ知りたい。
・・・・でも絶対無理。
「お待たせしました。」
ぼんやり昨日の二人を思い出してたら目の前から声をかけられた。
ビックリしてしまった。
待ち合わせてたのをすっかり忘れてたなんて。
「あ、こんにちは、川瀬さん。トニー、こんにちは。」
顎を撫でる。
「ブランコに座って笑ってましたよ。」
「えっ、見られてました?」
「まあ、見つけてから、ずっと・・・・。」
「懐かしくて思い出に浸ってました。恥ずかしいです。」
「すごく楽しそう・・・・というより、ちょっと懐かしそうな寂しそうな笑顔だったので。なるほどです。」
恥ずかしい、どんな顔してたの?
「カフェはあそこです。ちょうどテラス席空いてるみたいですね。お腹空きましたか?」
「はい、朝は牛乳だけでしたので。」
「じゃあ、先に行きましょう。」
トニーの後について行く二人。
「すっかりいつものコースですか?」
「はい、そうです。こいつが一緒の時はたいていあそこです。」
川瀬さんが中の人に声をかけて外のテラス席を指さすとうなずかれた。
一緒にそのままテラス席に座る。
「車も通らないのでいいですよ。風が強い日は公園の砂が来るので無理ですが。」
そう言ってお水用のカップを広げて待つ。
メニュー表が来て一緒に注文する。
店員さんがトニーに挨拶をして軽く私を見てから去って行った。
・・・彼女って思われたかも。
いいの?
カフェやバーでもちょいちょいと男の人に勝手に恋をしていた私としては、もしかして・・・なんて思ったりするんだけど。
まったく気にしてない川瀬さん。
知りませんよ!!
サラダセットを頼んた。
パンがついてくるけど・・・。
歩こう、また。
せっかくスニーカーだし。
食べた分歩こう。
着替えをして部屋を出て駅前の本屋に向かった。
今日も昨日と同じスニーカーにジーンズ。
迷ってTシャツにラフにシャツを羽織った。
小さなバッグを手に持って、アクセサリーは手首と耳に。
ジーンズもちょっとだけきつい。
長めのシャツでさりげなく腰から腿のラインを隠す。
やっぱり痩せたい。
いざという時のために・・・。
あ、好きな人が出来た時に告白するときの『いざ』で・・・。
今更ながら沙良ちゃんの忠告がじわじわと心にしみてくる。
やっぱり食べ過ぎだし。
それ以外太る理由はない。
だって社会人になってそれなりに通勤で運動してる。
学生の頃のぐうたらぶりより動いてるはずだから。
昼に非常階段の上り下りでもしようかな。
さすがに会社のフロアまで歩いて行ってたら、たどり着く前に膝が笑い出しそうだし。
高層階だとさすがに誰もそんなことはしてないだろう。
よし、とりあえず休憩の時は数往復の非常階段運動をすること。
本屋で時間をつぶしながらダイエットの本を見る。
さり気なくつま先運動をしながら。
なかなか連絡が来ないんだけど。
行こうかな・・・・・。
隣駅まで線路沿いの道を歩く。
普段通らないので時々珍しいお店を発見する。
たいてい食べ物屋さんだったりする。
1人で来ることはないのでちょっと立ち止まるだけ。
外食はやっぱり太るから。
寂しく一人で部屋で食べるのも太るけど。
それは気をつければいい。
ポケットの携帯が震えた。
取り出すと待っていた連絡で。
『いま、公園に向かいました。10分くらいで到着します。着いたら少し水を飲ませてから遊ばせます。』
『ご都合どうですか?』
『今ゆっくり歩いて公園に向かってます。同じくらいじゃないでしょうか。目印のトニーを探しますので。』
気持ち急ぎ足になり大股で歩いた。
でもすぐに公園が見えてきて、ゆっくりとした足取りに戻す。
結局私の方が早かったらしい。
当然初めのて公園だった。さほど大きくもない。
自由にフリスビーをする広さはない。
それに誰もいなかった。
ちょうどお昼の時間だし、午後になったら子供たちも出てくるのだろうか。
懐かしいブランコに座ってみる。
意外に座面は十分な広さがある。大人でも行ける。
すずちゃんを膝にのせてる七尾さんの姿を思い浮かべて笑顔になってしまう。
きっとあのターバンは必須アイテム。
他のお母さんに挨拶とかするのかな?
もしかしてすずちゃんパパとか言われて返事したり・・・・?
想像つかないけど、面白そう。
まさか会社の机の上に写真があるとか言わないよね。
いろいろ知りたい。
・・・・でも絶対無理。
「お待たせしました。」
ぼんやり昨日の二人を思い出してたら目の前から声をかけられた。
ビックリしてしまった。
待ち合わせてたのをすっかり忘れてたなんて。
「あ、こんにちは、川瀬さん。トニー、こんにちは。」
顎を撫でる。
「ブランコに座って笑ってましたよ。」
「えっ、見られてました?」
「まあ、見つけてから、ずっと・・・・。」
「懐かしくて思い出に浸ってました。恥ずかしいです。」
「すごく楽しそう・・・・というより、ちょっと懐かしそうな寂しそうな笑顔だったので。なるほどです。」
恥ずかしい、どんな顔してたの?
「カフェはあそこです。ちょうどテラス席空いてるみたいですね。お腹空きましたか?」
「はい、朝は牛乳だけでしたので。」
「じゃあ、先に行きましょう。」
トニーの後について行く二人。
「すっかりいつものコースですか?」
「はい、そうです。こいつが一緒の時はたいていあそこです。」
川瀬さんが中の人に声をかけて外のテラス席を指さすとうなずかれた。
一緒にそのままテラス席に座る。
「車も通らないのでいいですよ。風が強い日は公園の砂が来るので無理ですが。」
そう言ってお水用のカップを広げて待つ。
メニュー表が来て一緒に注文する。
店員さんがトニーに挨拶をして軽く私を見てから去って行った。
・・・彼女って思われたかも。
いいの?
カフェやバーでもちょいちょいと男の人に勝手に恋をしていた私としては、もしかして・・・なんて思ったりするんだけど。
まったく気にしてない川瀬さん。
知りませんよ!!
サラダセットを頼んた。
パンがついてくるけど・・・。
歩こう、また。
せっかくスニーカーだし。
食べた分歩こう。
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