小さな鈴を見つけた日 

羽月☆

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27 あとは甘いケーキの時間

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本当に今はお腹いっぱい。
飲み物もいらない。
ソファに座るのも、すっかりだらしないくらいのリラックスぶり。

隣に七尾さんも座る。
笑いながら見下ろされる感じで。

「やっぱり疲れた?」

「大丈夫です。何だかおなかいっぱいで・・・。」

「お腹いっぱいで・・・何?」

「ちょっとリラックスの体勢です。」

強くそう言い切るとやっぱり笑われた。
すっかり慣れた優しい笑顔。
その内に会社でもそれが七尾さんの印象になると思う。

思わずぼんやりと見てしまった。

「眠いんでしょう。」

手の平を目の上から優しく当てられて目が閉じた。

「眠くないです。」

それでもそう答える。
目に手を当てられた状態で。目は閉じたまま。

やっぱり笑顔になった気配を感じる。

「昔、鈴を寝かしつける時によくこうやって目に手を当ててたんだ。絶対目を閉じるからね。」

妹と一緒にするの?

手を掴もうと動くより先に手がなくなった。
目を開けた。

「でも今は寝る時間じゃないからね。今日も送って行くよ。荷物も多いしね。」

視線を送る。
一緒に買ったシャツが一枚。ちょっとだけ色違いになった。
それと昨日持ってきた荷物。
パジャマやドライヤーが入ってる。

「ねえ、面倒だから、ここでお風呂と着替えもして、部屋に帰ったら寝るだけの状態にすれば?」

それは楽。
でも、それって何時?
あまり早い時間に明らかに部屋着みたいな格好で送られるのって・・・どう?

暗くなってから・・・・・。それならまだいいかもしれないけど。

「そうしよう。」

だらしないくらいにソファに沈んだ私の肩に頭をのせてくる。

「良かったよね、近くて。」

うなずく。
そう答えるような動きには気が付いたと思う。

「眠れないって電話貰えれば・・・・・さっきみたいに手を当てて寝かしつけてあげられる距離だね。」

多分、こうやってもらうだけで眠れると思う。
体温を感じていられれば、すぐに安心して眠れる。

「ほら、寝たらダメだよ。油断ならないなあ。」

わらとらしく腕ごと体を揺すられた。
確かに落ちそうだった。
だって今まで大人しすぎる週末だったのに、なんてアクティブな週末になったんだろう。
心も体も忙しい。

ちょっとぼんやりした目をしてたらキスをされて目が覚めた、息苦しくて。
急すぎるっ。

「目が覚めた?」

息をして、うなずく。

立ち上がった七尾さんに手を引かれた自分の体はとても軽くて、さっきまで重たくソファに沈んでたのに。ついて行った。
どこに行くのかはわかる。

寝室のカーテンを閉められて、それでも朝と同じくらい明るい光が隙間から差し込んでくる。
見える、お互いが。

先に全部脱いだ七尾さん、でもほとんど同じように私も脱ぎ終わっていた。
ただ最後までじゃなったけど。

そのまま立ってたら近寄ってこられて、手をかけられた。

そのまま足の間に落として布団を大きく捲られたベッドの端に座らされた。
手を持たれて首に回すように動かされた。
近くなった顔をギリギリまで見て目を閉じた。

キスはすっかり慣れたのに、まだまだドキドキする。
音を立てるように離されたり、くっついたり。
時々、間が空いて目を開けると、また近寄ってきて目を閉じる。
背中に手を回されて抱き寄せられた。

いきなり足を持たれて動かされた。

「きゃっ。」

窓辺に寄って壁に背中をつける七尾さんの足の中に座る。
ビックリして目も開いたけど、声も出た。
布団で肩まで覆われたから安心する。

本当に明るい。

外を見る。

まだ夕方前。

布団の中でくっつくようにして体を寄せる。
足から手を離されて、首に吸い付かれた。

思わずのけぞって首をさらす。
噛みつくように歯を立てられて、舐められる。
時々、強く吸われる。

動物の子供のじゃれ合いみたい。
そんな映像を見たことがある。肉食獣のじゃれ合い。

布団の中でおへそのあたりから胸へ手が動いてる。
軽く先端に触れるくらい、ゆっくり指先だけで触れてる。

首にキスされながらのけぞりながら、落ち着かない手の動きに意識が行く。

軽くその腕に触れる。
止まることはなく、飽きることもなく、動くけど・・・・・。

「もう・・・・・。」

何だと言うのか自分でもはっきりわからない。

「リン。」

手が止まってゆっくり目を開ける。
目が合う。表情も分かる。笑ってる。

「もう・・・何?」

答えない代わりに首に食らいついた。
噛みついて同じように吸い付く。
キスをしてゆっくり腕に触れていた手に力を入れて、胸に誘導した。

「なるほど。」

首をさらしたまま、そう言って手を動かし始める。


何がなるほどよ・・・・・・。


本当に・・・・・やっぱり、じらして楽しむタイプらしい。
最初の二日で、それでも楽しめる奴だと思われたらしい。


布団が落ちて胸ははだけた状態で。

手と舌で先端を遊ばれて、また腰がズレていく。
それを時々起こされてしっかり座らされる。

布団に包まれたお互いの下半身。
でもとても見れない恰好をしてる。
膝を立てて足を開かされてる。明らかに意図的に。

絡まった足でゆっくり開かれて、気が付いたらそんな恰好で。
考えただけで恥ずかしいのに。
後ろから両方の胸を揉まれて、耳を舐められて。

固定されてるはずの腰も動かしてしまう。

「暴れないで、リン。」

そう言われて、また恥ずかしくなる。
それでも胸にあった七尾さんの片手をお腹まで引き下げた。

太ももをゆっくり触られて、お腹も触られて。
両手をあげて七尾さんの頭を掴む。

肩にキスをされて、噛みつかれて。

「七尾さん・・・・・お願い・・・・。」

結局自分から欲しがった。
大人しくして指の愛撫を受ける。

サラリと軽く触れられただけで声が出る。

「リン、お待たせ。」

「はやく・・・・・。」

「うん。」

そう言ってゆっくり動かしはじめた指に音がついてくる。

布団は半分以上、ひざ下まで飛んで行った。
思いっきり開いた自分の体勢が変過ぎる。

声がやまないし、自分のたてる音も続く。

ゆっくり入れられて動かされると、音は大きくなるばかりで。
わざと音を立てられる。

「はあぁっ。」

大きく声を出してしまう。
さっきよりずっと大きく声が響く。

「リン、教えてね。」

ゆっくり壁をこすられて刺激される。
声を出して口はずっと開いたまま。

中をゆっくり探られて、我慢できない。
少しも大人しくもできないし、体が正直に反応してるのは明らかだし。

それでも急に体が動いた。

「あああんっ」

七尾さんが喜んだようにそこだけ攻めてこすってくる。
腕にしがみついて噛みついて堪える。

体ごと揺れるくらい刺激を強められていきなり果てた。

それでも自分の中がうねるように指を欲しがってるのが分かる。
声が荒い息になってもその腕にしがみついたまま、前に倒れるように腕にもたれるように。

ゆっくり指を抜かれて横に寝かされた。

それでも落ち着かなくて、腰に擦り付けるように動く。

「うぅん、ぅん。」

鼻から声を出して七尾さんの体の上に乗り、縋りつく。

腿を足の間に挟んで動かしてくれる。
七尾さんの上に乗ってしばらくそのまま声を出し続けた。

「リン、リン・・・・可愛い・・・・・。」

抱きしめられた体にゆっくり振動が伝わる。

少しずつ変な感覚も収まり息も落ち着いて声も止んだ。

「七尾さん・・・・・。」

首に縋りついて力をこめて抱きつく。腕に力は入っても体は脱力したまま、七尾さんに重たくのしかかっていた。

それでもしばらくそのまま抱きしめたままでいてくれた。


いつの間にか、静かに、大人しくなっていた二人。

ゆっくり七尾さんの体から降りる。
うつ伏せで横になって目を閉じたまま。

頭を撫でられながらそのままの姿勢で。

今度こそ本当に寝そうだったけど、ゆっくり体を引き寄せられて横向きにされた。
目を開けて七尾さんを見る。

「リン、可愛いなあ。」

「ね。」

さすがにうなずけない。

ぼんやりと顔を見る。

「今度はいつ泊まりに来たい?」

いつ・・・・・。今日は日曜日。また来週でしょう・・・・。
目を閉じようとするとまた体を揺すられて。


「リン、忘れないうちにちゃんと確かめるから。」

うなずく。

「寝ちゃダメだよ。」

うなずく。でも目は開かない。

ごそごそとした七尾さんに体を動かされた。
上からのぞき込まれる。

「さっきのところ、ちゃんと確認する。教えて。」

キスをされて、ゆっくり体が重なる。

何で・・・・・。
終わったのに。
次の約束したじゃない・・・・・・。週末って・・・・。

目を閉じたまま、それでもゆっくりと体が震えてくる。
我慢できなくて目を開けて七尾さんを呼んだ。

「七尾さん・・・。」

手も伸ばして引き寄せた。
その手を取られて七尾さんの腰に当てられて。

力なく滑る手がもどかしくて両足を回してくっついた。

「ぅっ、・・・・リン・・・・。」

そう言って動きを速められて、・・・・確かめられた。
あっさりと脱力した私は揺すられるままに、七尾さんが倒れこんでくるまで細い声をあげていた。


目が覚めたら、暗い部屋で。

何時?

ジタバタと音がするくらいに動いたみたいで、だってびっくりした。
すごくよく寝てしまったみたい。

隣で寝てた七尾さんも起きた。

時計を見ると、夜七時。
ホッとする。
日曜日、夜七時。ちゃんと確認した。

時計を戻して、また布団に落ちた。

「すっごい、びっくりした。」

「なんだかカラスに襲われる夢見そうだったよ。」

何のこと?

「急にジタバタして、起きるから。疲れてて、うっかり抱きしめた手を緩めたみたい。」

腰に手をやって、そのまま頭を撫でられる。

「何時?」

「19時でした。」

ホッとした。本当に、いつ?って思った。

おでこをくっつけられて軽くキスされる。

「ね、甘い・・・・デザート食べる?」

そんな本当に甘く言わなくてもいいのに。

うなずいた。ちょっとお腹空いたかも。

「一緒にシャワー行く?」

うなずかない、首を振る。

「じゃあ、お先に。後でバスタオル持ってくるから。」

そう言って服を拾いながら部屋を出て行った七尾さん。
上半身ずり落ちた姿勢のまま、手を伸ばして自分の服をまとめる。

どうしよう。
パジャマの方が楽。

悩む。どっちを着ようか

ブラジャー着ける気も起きない。
パジャマにしよう。

大人しくバスタオルが届くのを待つ。

次にドアが開いたとき、当然リビングには明かりがついていて。
明るい中から腰にバスタオルを巻いた七尾さんが入ってきた。

急いで起き上がり、バスタオルを受け取る。

パジャマを取り出す姿に背を向けて、体にバスタオルを巻いて、まとめた服を掴んで寝室を出た。
バッグごと持ってバスルームを借りる。

お言葉に甘えてすっかり寝る少し前の状態にした。
楽、楽。

ぐっすり寝て、すっかり目覚めている。

紅茶とケーキを一緒に食べて、満足。

「美味しかったね。」

「そうですね。」

「前にデパートの食品売り場で会った時、ものすごく冷たかったよね。」

困った顔で言われた。悲しい顔かな?

「少しのアドバイスもなく、さっさといなくなったよね。」

深い誤解の中だった。

「・・・だって奥さんと娘さんとの楽しい団欒の食事を一緒に選んで欲しいって、そんなの、喜んで手伝うわけないじゃないですか・・・・・って思ってました。」

「ああ・・・・・ああ、そうか・・・・・・。」

「そう考えると・・・・・グルグル回って考えると、あの後輩の子がダイエットを半強制したって事が近づくきっかけになったって事かな?あれから、少しづつすれ違ったし、話をしたんだよね。」

ほとんどの時、私はいじけた会話でしたが。
もし、あの日、あの広場で会わなかったら・・・・・。
兵頭さんが間に入ることもなく、一緒に飲んだとしても、誤解するくだりを飛ばして仲良くなれたんだろうか?
ちょっとわからない。だから、沙良ちゃんのおかげだと思おう。

「そうですね。沙良ちゃんのおかげかもしれません。後、兵頭さんも。」

「兵頭みたいな分かりやすいタイプには惹かれないの?」

普通の顔をして聞かれた。

「考えたこともないです。」

どうだろう?
ライバル多そうだし、誰にでも愛想がいいから、よっぽどアプローチされないとその気にもなれないかも。
それに、あのくらい目立つ人の横にいるには相当自分に自信がないと・・・って言ったらどうなんだろう・・・・。
七尾さんを見る。
さすがに言えない、失礼に聞こえる。

「ないです。」

誤魔化すように断言した。
誤魔化せたと思う。
そう聞いた後の笑顔が満足そうに見えたから。


結局、部屋着兼パジャマのまま更に3時間くらいゆっくりしてた。

ソファでくっついて乱れた裾をちゃんと戻して、荷物を持たれて、部屋を出た。
車を昨日のところに止めて、部屋番号を聞かれた。


「3階です。302号室です。真ん中の部屋です。」

早速携帯にメモしてる。

ポストを見ればわかるけど。
「平」って出てるし。


「じゃあ、内緒にするんだよね。」

「はい、バレるまでは・・・・。とりあえず。」

「分かった。もし兵頭にバレても揶揄うなって言っておくから。」

「何でバレる気満々なんですか?」

「無理だと思うから。そっちの後輩にも。」

「・・・・確かにそうですが。」

「後輩にも揶揄うなって言っておいてね。やりかねない危うさは兵頭と同じレベルだよね。」

「はい。分かりました。」

「じゃあ。」

「じゃあ。」

暗い車内で見つめ合ったまま。
腕を引かれてキスをして、もう一度、もう一度・・・・。



「キリがない・・・・お休み。」

私が下りないと七尾さんが遅くなる。

「おやすみなさい。楽しかったです。お世話になりました。また、明日。」

社内で話すことはないかもしれないけど、そう言った。

車を降りて見送る。

部屋に戻って洗濯をして、干して、寝た。

特別な週末が終わった。
明日からはまた変わりないような日々がやってくる・・・・はず。

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