12 / 37
12 情けない情報を共有した四人。
しおりを挟む
それでもやっぱり終わらなかった。
あと一冊と少し。
先輩達は先に帰った。
一時間くらい経った頃、とりあえず自分はほぼ終わりの頃だった。
林がやってきた。浩美も一緒だった。
当然話は丸ごと全部伝わったのだろう。
もはや隠せるわけもない。
書類を保存して仕事を終わりにした。
本日のノルマ終了。
「亜弓、大丈夫?またやばい奴釣り上げたらしいじゃない。噂にはちらりと聞いたことあるけど。」
「・・・浩美、知ってるの?」
「うっすらと、なんとなく。うちにもおかしいって思ってる子がいるらしいの。数人そんな事が続いたら疑うって。」
「何があったの?」
「気分悪くなって目が覚めたら、真横にいるんだって。『すごく縋りつかれたから、でも忘れていいよ。たまにはそんな相手が必要な時もあるから。』みたいな。『じゃあ、元気出してね。』ってサラリといなくなるらしいよ。連絡先もきちんと交換してなくて、深追いする子もいないらしい。だからゴタゴタしないし、本人も恥ずかしくて忘れることにするらしい。なんだかそんな話。」
電話番号と名字しか聞かれてないのも、そういうことだったのかと思う。
特別感はうっすらとしか演出しないでおけば、恥ずかしさを感じるし、失望されてるかもとか思うし、だから深追いしない。
「なんだか元気ない子とか、落ち込んだ子に声をかけるらしい。」
ああ、もう、顔がどんどん下を向いて行く。
恥ずかしい。
ただ、生理痛だっただけです。
そうでした。後は少しのストレスと。
「本当に佐々木に感謝だよな。危うく会社一の悪女が手玉に取られるところだったから。それは社としても恥ずかしい。何とかして逆襲したいところだけど、マジに危ない奴だとしたら余計な事はしないに限るな。」
林が言う。
「まだ仕事終わらないの?」
「終わったところ。」
「佐々木は?」
「うん、終わった。」
「何?毎日二人で仲良く残業してたの?」
「嫌がらせのように倉庫に行ってる間に、勝手に電気を消されて帰られてたけど。」
「それは知らなかったって言ったでしょう?嫌がらせってこっちも思ってたって。」
「そうだったかな?」
わざとらしい。
「ありがたく護衛役を頼まれて送ってやるよ。全部解決したらお礼をしてもらう。」
林が言うのを睨む。
「なによ、途中駅まででしょう、偉そうに。」
つい言い返した。
「あ~、嫌だねえ、人の親切が分からないなんて。わざわざ悪い評判に自分が近づいてどうするよ。」
そう言われた。
勝手に決められたのに。お願いしたわけじゃないのに。
でも、浩美も知っていた話。
壮大な嫌がらせということじゃないらしい。
信じよう。
「しばらくはそうした方がいいよ。でも証拠とかあるのかな?」
「なくても被害者が多すぎて、みんな同じ反応だったら、薬の入手先も割れるだろうし。会社としては辞めさせると思うよ。」
「最悪な物証が出てこないことを祈りたい。勇気を出した子たちが気の毒になるし。」
皆が沈黙した。
自分も・・・・・・、そんな最悪な気分になるところだった。
そこをタイミングよく助けられて、揶揄われて、救われた。
「ありがとう。」
そう言った。
「やっと人の心を取り戻せたらしい。ここは矯正施設か?」
やっぱり林が混ぜっかえしてきた。
それでいい。
そんな事でも少しは救われる。
皆で帰り支度をした。
同じ路線は林だけ。
電車の中で話をしてみた。
「金曜日佐々木さんが泊ったの?」
「ああ、ビックリした。重要な相談があるから会いたいって。」
「部屋にいたの?」
「ああ、丁度帰って来たところだったよ。」
「お前も本当に脇が甘いなあ。」
お前に言う権利があるかどうか慎重に考えたい!!
そう思って言い返さなかった。
「お、反省中?」
うっとうしいので無視。
「本当に感謝しろ。被害者に名前を連ねたら、嫌なことを根掘り葉掘り何度も聞かれるんだぞ。それこそ奴に余計な恨みを買うし。」
「分かってる。」
「なら、いい。」
「ご飯も食べないで仕事してるって?」
「だって終わらないのよ。それでも余分に一時間かかってるくらい。」
「心配してるよ。やつれたって。」
「浩美が?」
「佐々木だよ。」
なら、一言あればいいのに、と思った。
「佐々木さんもお昼はとってない。残業もしてる。」
「食には興味ないらしいから、別に苦痛じゃないタイプなんだよ。」
「知らないし。」
「食べろよ。」
「分かってる。明日から先輩と一緒にランチとるように誘われてる。」
「そうか。別にこっちも忙しくないよ。今のところのんびりだ。急いで帰ってこなくていいぞ。」
それはゆっくりやれってことだと思うことにした。
そう思ってあげよう、送ってくれたお礼だ。
林の駅が過ぎたのに降りなかった。
私の駅で一緒に降りて、そこで気がついたふりをした。
「部屋は近いか?大きい通りを通って帰れるか?」
「大丈夫。ありがとう。気を付けるから。」
「ああ、じゃあな。明日は佐々木の当番だから。」
そう言ってホームに戻って行った。
明るい、大きな通りを通って部屋に戻った。
お風呂を済ませてから浩美に電話をした。
『かかってくると思った。』
「誰に何を聞いたの?」
そう聞いた。
『さすがに林君も知らなかったらしいの、女子の間で有名かどうか、そう聞かれて、同じことを教えた。マジにびっくりしてたよ。』
「それで?」
『どうしたのって聞いたら、ランチの時に相談があるって言われて。もうドキドキ、何が起こったのか全然分からないし。いい予感はしないし。』
「そう。ごめんね。あの日飲み会断ったのに。多分一緒に行ったらすごく悪口を言ったと思う。酷く酔って、本当に酷いことを言ったと思う。」
『なんとなく聞いてた。頑張り過ぎだって、逆に心配してくれてたみたいだけど。』
そのことには何も言えない。
「でも、本当に今でも信じられない。すごく元気になるようなことを緩く言ってくれて、誘い方もサラリとしてて。すごくいい人だと思ったのに。」
『誰もがそう思ったから、今まで何度も同じことを繰り返してこれたんじゃないの?もう、忘れよう。』
「そうだね。ありがとう。しばらく林にも何も言い返せない。」
『それは普通でいいんじゃない?向こうだってそんなのつまらないと思ってるよ。全部終わったら四人で飲もうね。メンズの会計は亜弓が出してね。私は自分の分しか出さないよ。』
「分かりました。」
『じゃあ、ちゃんと食べて、あと少しだから・・・・・佐々木君と仲良くしてね。』
「普通です。」
そう答えた。
一緒に働いてる先輩達とも薄い関係しか作ってないのに、私とはもっと短い、たったの2週間くらいだし。
それでもちゃんとお昼は休みをとって、せっかく知り合いになれるなら先輩達とも話がしたい。
あと一冊と少し。
先輩達は先に帰った。
一時間くらい経った頃、とりあえず自分はほぼ終わりの頃だった。
林がやってきた。浩美も一緒だった。
当然話は丸ごと全部伝わったのだろう。
もはや隠せるわけもない。
書類を保存して仕事を終わりにした。
本日のノルマ終了。
「亜弓、大丈夫?またやばい奴釣り上げたらしいじゃない。噂にはちらりと聞いたことあるけど。」
「・・・浩美、知ってるの?」
「うっすらと、なんとなく。うちにもおかしいって思ってる子がいるらしいの。数人そんな事が続いたら疑うって。」
「何があったの?」
「気分悪くなって目が覚めたら、真横にいるんだって。『すごく縋りつかれたから、でも忘れていいよ。たまにはそんな相手が必要な時もあるから。』みたいな。『じゃあ、元気出してね。』ってサラリといなくなるらしいよ。連絡先もきちんと交換してなくて、深追いする子もいないらしい。だからゴタゴタしないし、本人も恥ずかしくて忘れることにするらしい。なんだかそんな話。」
電話番号と名字しか聞かれてないのも、そういうことだったのかと思う。
特別感はうっすらとしか演出しないでおけば、恥ずかしさを感じるし、失望されてるかもとか思うし、だから深追いしない。
「なんだか元気ない子とか、落ち込んだ子に声をかけるらしい。」
ああ、もう、顔がどんどん下を向いて行く。
恥ずかしい。
ただ、生理痛だっただけです。
そうでした。後は少しのストレスと。
「本当に佐々木に感謝だよな。危うく会社一の悪女が手玉に取られるところだったから。それは社としても恥ずかしい。何とかして逆襲したいところだけど、マジに危ない奴だとしたら余計な事はしないに限るな。」
林が言う。
「まだ仕事終わらないの?」
「終わったところ。」
「佐々木は?」
「うん、終わった。」
「何?毎日二人で仲良く残業してたの?」
「嫌がらせのように倉庫に行ってる間に、勝手に電気を消されて帰られてたけど。」
「それは知らなかったって言ったでしょう?嫌がらせってこっちも思ってたって。」
「そうだったかな?」
わざとらしい。
「ありがたく護衛役を頼まれて送ってやるよ。全部解決したらお礼をしてもらう。」
林が言うのを睨む。
「なによ、途中駅まででしょう、偉そうに。」
つい言い返した。
「あ~、嫌だねえ、人の親切が分からないなんて。わざわざ悪い評判に自分が近づいてどうするよ。」
そう言われた。
勝手に決められたのに。お願いしたわけじゃないのに。
でも、浩美も知っていた話。
壮大な嫌がらせということじゃないらしい。
信じよう。
「しばらくはそうした方がいいよ。でも証拠とかあるのかな?」
「なくても被害者が多すぎて、みんな同じ反応だったら、薬の入手先も割れるだろうし。会社としては辞めさせると思うよ。」
「最悪な物証が出てこないことを祈りたい。勇気を出した子たちが気の毒になるし。」
皆が沈黙した。
自分も・・・・・・、そんな最悪な気分になるところだった。
そこをタイミングよく助けられて、揶揄われて、救われた。
「ありがとう。」
そう言った。
「やっと人の心を取り戻せたらしい。ここは矯正施設か?」
やっぱり林が混ぜっかえしてきた。
それでいい。
そんな事でも少しは救われる。
皆で帰り支度をした。
同じ路線は林だけ。
電車の中で話をしてみた。
「金曜日佐々木さんが泊ったの?」
「ああ、ビックリした。重要な相談があるから会いたいって。」
「部屋にいたの?」
「ああ、丁度帰って来たところだったよ。」
「お前も本当に脇が甘いなあ。」
お前に言う権利があるかどうか慎重に考えたい!!
そう思って言い返さなかった。
「お、反省中?」
うっとうしいので無視。
「本当に感謝しろ。被害者に名前を連ねたら、嫌なことを根掘り葉掘り何度も聞かれるんだぞ。それこそ奴に余計な恨みを買うし。」
「分かってる。」
「なら、いい。」
「ご飯も食べないで仕事してるって?」
「だって終わらないのよ。それでも余分に一時間かかってるくらい。」
「心配してるよ。やつれたって。」
「浩美が?」
「佐々木だよ。」
なら、一言あればいいのに、と思った。
「佐々木さんもお昼はとってない。残業もしてる。」
「食には興味ないらしいから、別に苦痛じゃないタイプなんだよ。」
「知らないし。」
「食べろよ。」
「分かってる。明日から先輩と一緒にランチとるように誘われてる。」
「そうか。別にこっちも忙しくないよ。今のところのんびりだ。急いで帰ってこなくていいぞ。」
それはゆっくりやれってことだと思うことにした。
そう思ってあげよう、送ってくれたお礼だ。
林の駅が過ぎたのに降りなかった。
私の駅で一緒に降りて、そこで気がついたふりをした。
「部屋は近いか?大きい通りを通って帰れるか?」
「大丈夫。ありがとう。気を付けるから。」
「ああ、じゃあな。明日は佐々木の当番だから。」
そう言ってホームに戻って行った。
明るい、大きな通りを通って部屋に戻った。
お風呂を済ませてから浩美に電話をした。
『かかってくると思った。』
「誰に何を聞いたの?」
そう聞いた。
『さすがに林君も知らなかったらしいの、女子の間で有名かどうか、そう聞かれて、同じことを教えた。マジにびっくりしてたよ。』
「それで?」
『どうしたのって聞いたら、ランチの時に相談があるって言われて。もうドキドキ、何が起こったのか全然分からないし。いい予感はしないし。』
「そう。ごめんね。あの日飲み会断ったのに。多分一緒に行ったらすごく悪口を言ったと思う。酷く酔って、本当に酷いことを言ったと思う。」
『なんとなく聞いてた。頑張り過ぎだって、逆に心配してくれてたみたいだけど。』
そのことには何も言えない。
「でも、本当に今でも信じられない。すごく元気になるようなことを緩く言ってくれて、誘い方もサラリとしてて。すごくいい人だと思ったのに。」
『誰もがそう思ったから、今まで何度も同じことを繰り返してこれたんじゃないの?もう、忘れよう。』
「そうだね。ありがとう。しばらく林にも何も言い返せない。」
『それは普通でいいんじゃない?向こうだってそんなのつまらないと思ってるよ。全部終わったら四人で飲もうね。メンズの会計は亜弓が出してね。私は自分の分しか出さないよ。』
「分かりました。」
『じゃあ、ちゃんと食べて、あと少しだから・・・・・佐々木君と仲良くしてね。』
「普通です。」
そう答えた。
一緒に働いてる先輩達とも薄い関係しか作ってないのに、私とはもっと短い、たったの2週間くらいだし。
それでもちゃんとお昼は休みをとって、せっかく知り合いになれるなら先輩達とも話がしたい。
0
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】泡になった約束
山田森湖
恋愛
三十九歳、専業主婦。
夫と娘を送り出し、静まり返ったキッチンで食器を洗う朝。
洗剤の泡が立っては消えるその繰り返しに、自分の人生を重ねながら、彼女は「ごく普通」の日常を受け入れている。
愛がないわけではない。けれど、満たされているとも言い切れない。
そんな午前中、何気なく出かけたスーパーで、背後から名前を呼ばれる。
振り返った先にいたのは、かつて確かに愛した男――元恋人・佐々木拓也。
平穏だったはずの毎日に、静かな波紋が広がり始める。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
スカッと文庫
恋愛
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
フリーランスエンジニアの優しすぎる無償の愛
春咲さゆ
恋愛
26歳OLの木崎茉莉は人生のどん底にいた。上手くいかないことに慣れ、心を凍らせることで自分を守る毎日に絶望した茉莉は、雨の夜に思わず人生の終わりを願ってしまう。そんな茉莉に手を差し伸べたかっこいい彼。茉莉は、なぜか無償の愛のような優しさをくれる不思議な男性に少しずつ救われ、前を向いていく。けれど、疑ってしまうほど親切な彼には、親切であり続ける理由があって……。雨の夜の出会いがもたらした、優しくも切ない物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
春燈に咲く
naomikoryo
恋愛
春の名をもらいながら、寒さを知って育った。
江戸の外れ、貧しい百姓家の次女・うららは、十三の春に奉公へ出される。
向かった先は老舗呉服屋「蓬莱屋」。
そこで出会ったのは、何かとちょっかいをかけてくる、
街の悪ガキのような跡取り息子・慶次郎だった――
反発しながらも心に灯る、淡く、熱く、切ない想い。
そして十五の春、女として、嫁として、うららの人生は大きく動き出す。
身分の差、家柄の壁、嫉妬と陰謀、
愛されることと、信じること――
それでも「私は、あの人の隣に立ちたい」。
不器用な男と、ひたむきな少女が織りなす、
時代小説として風情あふれる王道“和風身分差ラブロマンス”。
春の灯の下で咲く、たったひとつの恋の物語を、どうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる