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第一の石碑 セレンディア
09話 おそるべき魔法
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「ユ、ユーリエ!? 考えごとは終わったの?」
「まあ大体ね」
なにを考えていたのかは、後々訊くことにしよう。
「二人とも、よくここセレンディア・マール聖神殿の石碑を読んできた。君らにとってはここが第一の石碑となるので、司教である私は君らを石碑巡りとして認める儀式を行わせてもらう」
司教さまがそう言うと、ニルス聖神官が背後からトレイを両手に持ち、司教さまに近づく。ニルス聖神官は人間で、黒髪を短髪にしていて清潔感があり、その上、やたらと筋肉質だ。
かつては冒険者だったと聞いたことがあるけれど、今は寡黙なマール信徒となっている。
「敬虔なるマール信徒、カナクとユーリエ。二人が石碑巡りであると、このセレンディア・マール聖神殿が認める。その証として、これを受け取りなさい」
ニルス聖神官が一礼し、僕とユーリエの正面に立つ。
手にしたトレイの中には、銀色に輝く腕輪が二つあった。
薄いのが男性用、丸みを帯びたものが女性用だ。
「ありがたく頂戴します」
「ありがとうございます!」
僕とユーリエは声をあげて、腕輪を受け取った。
「やっと……石碑巡りとして認められたんですね」
僕は腕輪を手にして感極まり、目頭が熱くなる。
「ねえカナク、この腕輪の裏を見て!」
「え?」
ユーリエに促されて、腕輪を調べてみる。
そこには文字が書かれていた。
「うわっ! 一五一四年、カナクって彫ってある!」
「私のは一五一四年、ユーリエだよ」
ユーリエと、お揃いの腕輪。
つまり二人で石碑巡りになった証しだ。
これはかなり嬉しい。
特に、ユーリエと、一緒なのが。
「お、おそろ――」
「え?」
「ふぉ! なんでもない、なんでもない!」
赤くなるユーリエ。
うん?
「ははは、カナクは本当に石碑巡りに行きたがっていたからな。しかし感涙している場合ではないぞ。ここからが本当の始まりだ。過酷だったマールの旅の片鱗を、これまで学んできた知識と知恵で乗り越えなさい。君らなら、きっとできる」
「はい!」
司教さまの仰るとおりだ。
これから僕とユーリエの、何ヶ月にも及ぶ旅が始まる。
期待と不安と、高揚が僕の身体を突き抜けた。
「司教さま、いくつか質問があります」
僕の感激を吹き飛ばすかのような鋭く力強い声が、ユーリエから発せられた。
「なんだね?」
「祠と石碑についてですが、かつてマールはここセレンディアから始め、コルセア王都カリーン、フェルゴートのレゴラントの町、そして最後にジェド連邦、ディゴバの順で建てていきました。しかし石碑に込められたあの魔法は、石碑を見た順に新たな文章が出るようになっていませんか? つまり、最初に見た石碑がディゴバでも、ここで見た文章が表示される。そうじゃないですか?」
「な……!?」
ええっ、そ、そうなの?
っていうか、あの短時間でマールの魔法を解析しちゃったの!?
「……さすがは天才と謳われたユーリエ嬢だ。その通りだ。たとえばレゴラントの町から石碑を見たとする。その時に現れるマールの言葉は、今、君らが見たものと同じだ。しかし何故そのことを?」
「石碑を調べた時に、いくつかの魔法が常に発動していることに気づきました。あれは暗闇の幻想と風景の幻想、そして他の石碑と連動させるものだと推察しました」
「おそれいった。まさにその通りだ。マールの石碑は今も、まるで生きているかのように動いておる」
「本当におそろしいのはマールの魔法です。確かに祠を出るとマールの言葉は忘れてしまいますが、魔法陣の構造は覚えることができました。いくら黒石を使ったとしても、一〇〇〇年もの間、魔法を絶やさないなんてことは不可能です。そこで魔法陣の構文を念入りに紐解いていくと、さらに二つの魔法が動いていることに気づきました」
「ほう?」
司教さまの表情が、堅くなる。
なんだろう?
「一つは“追補の魔法”。これにより、あの石碑は魔法で消費するマナを、この聖神殿周辺から集めていました。幻術と現実を貫く魔法です。そしてもう一つは“節倹の魔法”。これにより少ないマナで大きな魔法を使えます。これらはいうなれば上級を超える“特級魔法”でしょう。この魔法は悪意があるものが使えば、大変なことになるでしょう」
「それは十分把握しておるよ、ユーリエ嬢。そのためのマール聖神殿なのだ」
司教さまはユーリエに近づき、左肩に手を置いた。
「これまでも君のような天才が何人も現れただろう。その度に我々マール聖神殿側は、あの石碑が持つ強大な力を手にしようという輩から守り通してきたのだ」
「なるほど。どうりで石碑の魔法の中に、石碑の魔に入ったら暗闇に包まれる、というものがなかったのですね。あれは後年、祠を守るために聖神殿側が施した魔法ですね?」
「うむ。さすがはあのセレンディア公が自慢するだけある。聡いな、君は」
「ありがとうございます」
司教さまとユーリエの話が高度すぎて、僕の理解が及ぶところではなかった。
「うちのカナクも君くらい賢ければ……」
うっ、流れ矢が。
「無理ですよ」
ユーリエから二本目が。
痛い。
「でも、マールへの想いはカナクの方が上です。しかし魔法を解析し、使いこなすのは私の方が上です。故に私とカナクが揃えば、必ず石碑巡りを成功させられます。そう信じてます」
ユーリエが、ちらりと僕を見て微笑む。
そんな風に思っていたんだ。
少し嬉しいかも。
「うむ。近年では石碑巡りを行うものがすっかり減った。久々に、石碑巡りの完遂者に会いたいものだ」
司教さまが遠い目をして、どこかに思いを馳せていた。
「司教さま。もう一つ、伺ってよろしいですか?」
「なんだね?」
「何故、石碑巡りが減ったのですか。石碑の一つが闇種族の国、ジェド連邦首都ディゴバにあるから、というだけでは納得できません」
「ふむ」
司教さまは手を後ろに組み、背を向けた。
「暁の賢者マールを信奉するものが急速に減っているのだ。特に若者は“魔法”さえ使えればそれで良いという考えを持つものが増えた。聖神殿でマールの鎮魂を願う我らとしては、悲しいことだがな」
僕はそのお言葉に、思わず叫んだ。
「僕は違います! 石碑巡りもそうですが、僕は将来、立派な聖神官になって、アレンシアの神となったマールの偉業を広め、尊び、祈りたいのです。子供の頃から辛いことがあっても、マールに比べればなんだと、心の拠り所にさせて頂きました。今度は僕がマールへの恩返しとして、若い世代に伝えたいのです!」
「よくぞ言った、カナク。心の救済こそ我ら聖神殿の務めだ。石碑巡りはその初歩にすぎん。私もかつては石碑を巡った。意味はよく分からなかったが……お前ならなにか感じとれるかもしれん。マールの想いに触れてくるがいい」
「司教さまも、石碑巡りを!?」
「当然だ。私の世代で司祭、司教以上になっておるものは皆、やっておるよ」
「ニルス聖神官とエナ聖神官は――」
その瞬間、もの凄い勢いで二人が顔を背ける。
……やってないのか。
「カナクよ。お前を頼まれて十年間、私は我が子と思って接してきた。この石碑巡り、必ず成功させて、ここに戻ってくるのだ。よいな?」
「司教さま……ありがとうございます」
本当にありがたいことだ。
僕はもう一度、右手を二の腕に当てて一礼した。
「さあ二人とも、もう行きたまえ。帰りを待っているぞ!」
「「はいっ!」」
司教さまに声を揃えて返事をして、僕とユーリエは笑顔を交わした。
「まあ大体ね」
なにを考えていたのかは、後々訊くことにしよう。
「二人とも、よくここセレンディア・マール聖神殿の石碑を読んできた。君らにとってはここが第一の石碑となるので、司教である私は君らを石碑巡りとして認める儀式を行わせてもらう」
司教さまがそう言うと、ニルス聖神官が背後からトレイを両手に持ち、司教さまに近づく。ニルス聖神官は人間で、黒髪を短髪にしていて清潔感があり、その上、やたらと筋肉質だ。
かつては冒険者だったと聞いたことがあるけれど、今は寡黙なマール信徒となっている。
「敬虔なるマール信徒、カナクとユーリエ。二人が石碑巡りであると、このセレンディア・マール聖神殿が認める。その証として、これを受け取りなさい」
ニルス聖神官が一礼し、僕とユーリエの正面に立つ。
手にしたトレイの中には、銀色に輝く腕輪が二つあった。
薄いのが男性用、丸みを帯びたものが女性用だ。
「ありがたく頂戴します」
「ありがとうございます!」
僕とユーリエは声をあげて、腕輪を受け取った。
「やっと……石碑巡りとして認められたんですね」
僕は腕輪を手にして感極まり、目頭が熱くなる。
「ねえカナク、この腕輪の裏を見て!」
「え?」
ユーリエに促されて、腕輪を調べてみる。
そこには文字が書かれていた。
「うわっ! 一五一四年、カナクって彫ってある!」
「私のは一五一四年、ユーリエだよ」
ユーリエと、お揃いの腕輪。
つまり二人で石碑巡りになった証しだ。
これはかなり嬉しい。
特に、ユーリエと、一緒なのが。
「お、おそろ――」
「え?」
「ふぉ! なんでもない、なんでもない!」
赤くなるユーリエ。
うん?
「ははは、カナクは本当に石碑巡りに行きたがっていたからな。しかし感涙している場合ではないぞ。ここからが本当の始まりだ。過酷だったマールの旅の片鱗を、これまで学んできた知識と知恵で乗り越えなさい。君らなら、きっとできる」
「はい!」
司教さまの仰るとおりだ。
これから僕とユーリエの、何ヶ月にも及ぶ旅が始まる。
期待と不安と、高揚が僕の身体を突き抜けた。
「司教さま、いくつか質問があります」
僕の感激を吹き飛ばすかのような鋭く力強い声が、ユーリエから発せられた。
「なんだね?」
「祠と石碑についてですが、かつてマールはここセレンディアから始め、コルセア王都カリーン、フェルゴートのレゴラントの町、そして最後にジェド連邦、ディゴバの順で建てていきました。しかし石碑に込められたあの魔法は、石碑を見た順に新たな文章が出るようになっていませんか? つまり、最初に見た石碑がディゴバでも、ここで見た文章が表示される。そうじゃないですか?」
「な……!?」
ええっ、そ、そうなの?
っていうか、あの短時間でマールの魔法を解析しちゃったの!?
「……さすがは天才と謳われたユーリエ嬢だ。その通りだ。たとえばレゴラントの町から石碑を見たとする。その時に現れるマールの言葉は、今、君らが見たものと同じだ。しかし何故そのことを?」
「石碑を調べた時に、いくつかの魔法が常に発動していることに気づきました。あれは暗闇の幻想と風景の幻想、そして他の石碑と連動させるものだと推察しました」
「おそれいった。まさにその通りだ。マールの石碑は今も、まるで生きているかのように動いておる」
「本当におそろしいのはマールの魔法です。確かに祠を出るとマールの言葉は忘れてしまいますが、魔法陣の構造は覚えることができました。いくら黒石を使ったとしても、一〇〇〇年もの間、魔法を絶やさないなんてことは不可能です。そこで魔法陣の構文を念入りに紐解いていくと、さらに二つの魔法が動いていることに気づきました」
「ほう?」
司教さまの表情が、堅くなる。
なんだろう?
「一つは“追補の魔法”。これにより、あの石碑は魔法で消費するマナを、この聖神殿周辺から集めていました。幻術と現実を貫く魔法です。そしてもう一つは“節倹の魔法”。これにより少ないマナで大きな魔法を使えます。これらはいうなれば上級を超える“特級魔法”でしょう。この魔法は悪意があるものが使えば、大変なことになるでしょう」
「それは十分把握しておるよ、ユーリエ嬢。そのためのマール聖神殿なのだ」
司教さまはユーリエに近づき、左肩に手を置いた。
「これまでも君のような天才が何人も現れただろう。その度に我々マール聖神殿側は、あの石碑が持つ強大な力を手にしようという輩から守り通してきたのだ」
「なるほど。どうりで石碑の魔法の中に、石碑の魔に入ったら暗闇に包まれる、というものがなかったのですね。あれは後年、祠を守るために聖神殿側が施した魔法ですね?」
「うむ。さすがはあのセレンディア公が自慢するだけある。聡いな、君は」
「ありがとうございます」
司教さまとユーリエの話が高度すぎて、僕の理解が及ぶところではなかった。
「うちのカナクも君くらい賢ければ……」
うっ、流れ矢が。
「無理ですよ」
ユーリエから二本目が。
痛い。
「でも、マールへの想いはカナクの方が上です。しかし魔法を解析し、使いこなすのは私の方が上です。故に私とカナクが揃えば、必ず石碑巡りを成功させられます。そう信じてます」
ユーリエが、ちらりと僕を見て微笑む。
そんな風に思っていたんだ。
少し嬉しいかも。
「うむ。近年では石碑巡りを行うものがすっかり減った。久々に、石碑巡りの完遂者に会いたいものだ」
司教さまが遠い目をして、どこかに思いを馳せていた。
「司教さま。もう一つ、伺ってよろしいですか?」
「なんだね?」
「何故、石碑巡りが減ったのですか。石碑の一つが闇種族の国、ジェド連邦首都ディゴバにあるから、というだけでは納得できません」
「ふむ」
司教さまは手を後ろに組み、背を向けた。
「暁の賢者マールを信奉するものが急速に減っているのだ。特に若者は“魔法”さえ使えればそれで良いという考えを持つものが増えた。聖神殿でマールの鎮魂を願う我らとしては、悲しいことだがな」
僕はそのお言葉に、思わず叫んだ。
「僕は違います! 石碑巡りもそうですが、僕は将来、立派な聖神官になって、アレンシアの神となったマールの偉業を広め、尊び、祈りたいのです。子供の頃から辛いことがあっても、マールに比べればなんだと、心の拠り所にさせて頂きました。今度は僕がマールへの恩返しとして、若い世代に伝えたいのです!」
「よくぞ言った、カナク。心の救済こそ我ら聖神殿の務めだ。石碑巡りはその初歩にすぎん。私もかつては石碑を巡った。意味はよく分からなかったが……お前ならなにか感じとれるかもしれん。マールの想いに触れてくるがいい」
「司教さまも、石碑巡りを!?」
「当然だ。私の世代で司祭、司教以上になっておるものは皆、やっておるよ」
「ニルス聖神官とエナ聖神官は――」
その瞬間、もの凄い勢いで二人が顔を背ける。
……やってないのか。
「カナクよ。お前を頼まれて十年間、私は我が子と思って接してきた。この石碑巡り、必ず成功させて、ここに戻ってくるのだ。よいな?」
「司教さま……ありがとうございます」
本当にありがたいことだ。
僕はもう一度、右手を二の腕に当てて一礼した。
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