年下幼馴染アルファの執着〜なかったことにはさせない〜

ひなた翠

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第六章:やっと届いた想い

番う朝

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 十一月上旬の朝、目が覚めると身体の奥から湧き起こる熱に一気に頭がクリアなった。

(ヒートだ!)
 そろそろ時期的にきそうだなとは思っていたが、予定よりも少し早い。しかも時間は早朝だ。

 震える手で、スマートフォンを取った。

(海ちゃん、起きてるかな)
 海斗の番号を選んで、電話をかける。呼び出し音が、何度か鳴る。

「……んん、はーちゃん?」

 海斗の眠たそうな声がスマホから聞こえてくる。寝ているところを起こしてしまったのは申し訳なく思いつつ、口を開く。

「海ちゃん……ヒート、きたみたい」

 電話の向こうで海斗が飛び起きた音がした。盛大に「ドン」という音とともに、「うっ」という海斗のうめき声も聞こえた。

「海ちゃん?」
 僕が心配して叫ぶと、海斗の焦っている声が聞こえてきた。

「すぐに行くから」
「大丈夫? すごい音がしたけど……」
「大丈夫だから。はーちゃん、待ってて」

 ドタバタと海ちゃんが、用意している音を最後に電話が切れて、静寂が戻ってきた。

(そんなに焦らなくてもいいのに)

 家からここに来るまで、電車で一時間はかかる。今の時間帯なら、もうすでに始発は動いているから用意等の時間も考えても一時間半できっと海斗は到着するだろう。

 ヒートを我慢するのは、そこそこ辛い。でもまだヒートになったばかりで強い欲望に支配はされていない。
 一時間半程度なら、ベッドで横になって待っていられる。海斗が急いで、逆に怪我でもしたら大変だ。

 僕はスマホを開くと、「焦らなくていいよ」とメッセージを送った。すぐに既読になり、「大丈夫! もう出発したから」と返事がきた。

「え? もう?」
 電話してから五分も経っていないというのに、海斗の手際の良さに僕は驚いた。


     ◇◇◇


(今回は、身体が熱くなるのが早いかも)

 僕はベッドから出ると頼りない足取りで、クローゼットへと向かう。濡れた下着が気持ち悪い。着替える気力もなく、僕はクローゼットにしまってある海斗の寝巻きを手にとった。爽やかな柔軟剤の匂いと海斗の甘いに匂いが鼻腔を刺激する。

(ああ、いい匂い)

 寝巻き以外にも、海斗の着替えや下着を引き出すと抱きしめて匂いを嗅いだ。海斗の着替えと寝巻きを抱えたままベッドに戻ると、横になる。

 鼻先に寝巻きを置いて、目を瞑るとまるで隣に海斗がいるような気になる。

(まだ三十分しか経ってない)

 海斗が来るまであと三十分以上、僕は待たないといけない。一時間くらい待てると思っていたが、想像以上に身体が辛い。

 海斗と番になれるという期待と、一度知ってしまった快楽の心地よさが僕の時間の感覚を狂わせているようだ。

「海ちゃん……」
(早く会いたい)

「はーちゃん、来たよ」
 耳元で海斗の声が聞こえた気がした。

「――え?」
 僕が振り返ると、汗だくの海斗がにっこりと微笑んでいた。

「はや、くない?」

 海斗が、シャツを脱ぎ始めた。
 Tシャツを脱ぎ捨てすると、ベッドに入ってくる。

「親父に送ってもらった」
「おじさんに?」

「はーちゃんからの電話で、俺……焦ってベッドから落ちちゃって。その音で親父が起きたみたい。そろそろ、はーちゃんにヒートがくるって話してあったから、すぐに車を出してくれたんだ」

 海斗が僕を抱き締めてくれた。強く、離さないように抱き締めてくれる。海斗の腕が、僕を包み込んでいく。

「あとで……おじさんにお礼をしないとだね……ていうか、僕のヒート、おじさんたちに教えてたの?」
 おじさんたちに僕のヒートの周期を知られていたと思うと、少し恥ずかしい。

「次のヒートがきたら、番にするって言ってあるし」
「そっ……それはそうなんだけど。えっと僕――挨拶とかまだ行ってないのに」
「ああ、それは平気。みんな知ってるから」

 海斗の言葉に、僕は眉間に皺を寄せた。

「『みんな』ってなに?」
「俺の両親も、はーちゃんの両親も知ってるってこと」
「なにを?」

 僕は驚いて飛び起きる。
 海斗の腕から僕の身体が離れて、少し寂しそうな表情をされてしまった。

「夏休みのことも、次のヒートが来たら番同士になることもだよ」
「話したの?」
「話したっていうか。夏休みに入る前に、すでに宣言してた」
「――はい?」

「だから、ワンチャン夏休み中にヒートがきたら番にしますね、って。もちろん、はーちゃんの承諾を得てからだけど。はーちゃんがいいって言うなら、番いますって挨拶してあるよ」
(知らなかったのは僕だけってこと?)

「それよりはーちゃん」
 海斗が、いやらしく僕の尻を揉む。

「はーちゃんの甘い匂いと、濡れたズボンでイキそうなんだけど。抱いていい?」
「あ、うん。あっ、でも高校は?」
「休んだ」
「大丈夫なの?」

 僕が心配すると、海斗が優しく微笑んだ。

「大学はもう決まっているし、平気だよ」
「大学決まったの?」

(それも僕、知らないんだけど)
 僕が驚いて尋ねると、海斗が嬉しそうに頷いた。

「昨日、合格通知が届いてた。今週末、はーちゃんに会ったときに伝えようって思ってたよ。来年の春先には、はーちゃんと一緒に暮らせるよ」
 海斗が言って、僕を抱き締めてくれた。

「嬉しい……海ちゃん、おめでとう」
 僕が言うと、海斗が甘く優しいキスをしてきた。

「はーちゃん、もう抱いていいよね?」
「うん。もちろん」

 海斗の手が、僕の寝巻きを脱がせていく。

 シャツを脱がされて、ズボンを脱がされて、あっという間に全裸になった。海斗の瞳が、熱を帯びている。
海斗はジーンズを脱ぐと、僕の身体を撫でていく。

 首筋を撫でて、胸を撫でて、腹を撫でていく。優しく、丁寧に、愛おしそうに触れられるたびに、海斗の温もりが伝わってきた。

「ん……海ちゃん」

 海斗の手が、胸の先端に触れてきて声が漏れた。乳首を摘まれて、優しく転がされる。敏感な場所を刺激されて、身体が震えた。

 海斗の唇が、首筋に触れる。

 柔らかく、温かいキスを首筋に何度もキスされて、身体がどんどんと熱くなっていく。海斗の舌が、肌を舐めていって濡れた感触が、首筋を這っていく。

「あ……ん」

 海斗が胸に顔を埋めてきた。乳首を咥えて、舌で転がしていく。吸われて、舐められて、甘噛みされる。身体が跳ねて、僕はシーツを握りしめる。

 海斗の手が、下腹部に触れてくる。

 熱くなった場所を包み込んで、優しく擦り上げてくる。海斗の手が動くたびに、快感が走り、呼吸が荒くなった。

「海ちゃん……こっちも」

 僕が足を広げて強請ると海斗の指が、秘所に触れてきた。
 割れ目をなぞられて、入口を撫でられる。濡れた指先が、ゆっくりと中へと侵入してきた。

「はーちゃん、すごい濡れてる」

 海斗が囁いた。指を動かしながら、僕の反応を確かめている。内壁を撫でられて、敏感な場所を擦られて、身体が勝手に反応してしまう。

 指が動くたびに、ぐちゅぐちゅと水音が鳴り、中から愛液が溢れ出てくるのがわかった。
 指が二本、三本と増えて、内壁を広げられていく。海斗の指が、器用に動いて僕の身体をほぐしていく。

「海ちゃん……もう、我慢できない」
 僕が懇願すると、海斗が優しく微笑んだ。指を抜いて、僕の足をさらに大きく開かせる。

「はーちゃん、手を繋ごう」

 僕の手を取って、指を絡めてくる。海斗の温もりが、手から伝わってくる。
 海斗の熱が、孔の入り口に押し当てられた。先端が、ゆっくりと侵入してくる。

「あ、ああっ」
 海斗が、ゆっくりと奥まで入ってきた。身体が、海斗の熱で満たされていく。

(海ちゃんの――大きい)
 ゆっくりと腰を引き、優しく突いてくる。

「はーちゃん、気持ちいい」
 僕の手を強く握って、離さない。海斗の動きに合わせて、僕の快感が高まっていった。

「海ちゃん、僕も……気持ちいい」

 僕が答えると、海斗が嬉しそうに微笑む。キスを求めてきて、優しく唇を重ねてくる。互いの舌を絡め合わせていると、海斗が腰の動きを速めていった。

(あ、そこ……海ちゃん、あまり突かないで)

「海ちゃん……そこは、だめぇ。すぐにイッちゃうから」

 下腹部に熱が集まっていく。海斗の動きに合わせて、僕は快楽の沼に沈んでいった。

「海ちゃん、一緒に……」
 僕が囁くと、海斗が頷いた。腰の動きが速くなり、奥を何度も突かれる。海斗も限界なのだろう。呼吸が乱れて、頬が紅潮していた。
「はーちゃん、一緒にイこう」
 手を強く握って、奥まで突き上げてくる。身体の奥から、快感が爆発して全身が痙攣し、内壁が海斗を締め付けた。
「ん……くっ、はーちゃん」
 海斗も、一緒に達した。

 奥で止まって、熱いものが注がれていく。手を繋いだまま、お互いに絶頂を迎える。
 互いの熱がおさまってくると、二人の繋がりが解けた。
 僕の中から、海斗がいなくなると空虚感に襲われる。

(もっと……これじゃ足りない)

 僕が強請ろうとすると、海斗にうつ伏せにされて、後ろから覆い被さってきた。

「はーちゃん、番になろう」
 海斗が囁いた。腰を掴まれて、お尻を高く上げさせられる。海斗の熱が、また入口に押し当てられた。

「うん……海ちゃん」

 僕が頷くと、海斗が一気に奥まで入ってきた。寂しかった空間が、海斗の熱で塞がれて満たされた。
 海斗は最初から激しく腰を動かし始めた。

 後ろから、腰を掴まれて、激しく突き上げられる。パンパンと、肌が打ち付けられる音が部屋に響く。海斗の呼吸も荒くなり、汗が僕の背中に滴り落ちてきた。

(ああ、気持ちいい。海ちゃんのが奥に当たってる)

「はーちゃん、噛むよ」
 僕の首筋に顔を近づけて、海斗の唇が肌に触れてくる。歯が、首筋に当てられた。

「……っ、あああっ」
「はーちゃん――遥っ」

 首筋を、強く噛まれた。痛みと快感が混ざり合った感覚が、全身を襲ってくる。同時に、海斗が奥を激しく突き上げた。

「ああっ、海ちゃん!」
 身体が激しく痙攣して、制御が効かなくなる。背中が仰け反り、喉の奥から悲鳴に近い声が漏れた。

(海ちゃんと番になった!)
 全身の痙攣が、止まらない。

 長く、長く、身体が震え続け……快感の波が何度も押し寄せてきて、絶頂が終わらない。海斗もまた首筋を噛んだまま、中で熱を放ち続けている。

「海ちゃん……中が、熱いっ、んんぅ、あああ」
 痛みと快楽に、溺れる。

「はーちゃんの中……やばい。ずっと噛み付いてきて、すごい搾り取られてる感じ」

 意識が朦朧としてくる。

(いつもみたいに、ふわふわしてきた)

 ようやく、痙攣がおさまってくると身体から力が抜けて、ベッドに崩れ落ちる。海斗の剛直が抜けて、中から大量の精液が流れ出てきた。二人で荒い息を吐きながら、ベッドに沈み込んだ。

「はーちゃん、番同士になったよ」
「海ちゃん、ありがとう」

 僕は身体を動かした。

 仰向けになって、海斗を見上げる。海斗の顔が、驚いたように目を見開いている。僕は足を開いて、ピンク色の濡れた穴を海斗に見せた。

「ねえ、もっとほしい」
「はーちゃん? 疲れてないの?」
「海ちゃんの――ちょうだい?」

 僕は手を伸ばして、海斗の熱に触れる。僕の手の中に包まれた海斗の剛直は、すぐに元気を取り戻して、先端から涎をこぼし始めた。

「はーちゃん、エッチすぎる」
 僕の顔を見つめて、愛おしそうに微笑む。

「誰にも見せたくないなあ、この顔」
 僕の頬を撫でて、髪を撫でてくれる。海斗の手が、優しく僕に触れてくる。

「海ちゃんにしか見せないから」
 僕をこんな顔にして、もっと欲しくなってしまうのは海斗だけ。

「僕をトロトロにして?」
 僕が懇願すると、海斗が苦笑した。

「こういうときのはーちゃん、だいたい記憶にないんだよな」
 困ったような顔をして、でも嬉しそうに笑っていた。

 海斗が、横向きに横たわる僕の片足を持ち上げて、肩に乗せると海斗の熱が、また入ってきた。

「あ、ああっ」
 甘い声があがる。海斗が、容赦なく激しく突き上げてきた。

(海ちゃん、深いっ……)

「あっ……んぅ、あっ」
 海斗の動きに合わせて、僕の全身が揺さぶられる。

 腰を掴まれて、奥を何度も擦られて、快感が積み重なっていく。息が荒くなり、汗が止まらない。

「海ちゃん、イッちゃう!」
「はーちゃん、イッて」
「だめぇ、それぇ……海ちゃん、海ちゃん! あああっ」

 全身が痙攣し、視界が真っ白になる。中で、海斗の熱を強く締め付けているのに、さらに奥へと突き上げられた。

「ちょっ……! ああっん、海ちゃん……無理っ……イッってるのに……んああっ」
 何度も、連続で頂点を迎え続ける。

「はーちゃん、好きなだけイッていいから」
 

     ◇◇◇


「――また、やってしまった」

 僕は意識が覚醒すると、両手で顔を覆った。海斗とのセックスの途中からほぼ記憶が飛んでいる。

(ふわふわしてきたところまでは覚えているんだけど)

 そこから先、僕が何をして海斗とどんな交わりを持ったのか――。ごっそりと抜け落ちている。
 わかるのは、下半身のだるさと全身の筋肉痛。それに中をたくさん擦られたのであろう火照った感覚だけ。

(ヒートの熱はおさまってる)

 強い性への欲求は落ち着いており、気持ちは晴れやかだ。ただ身体は動かせそうない。
 隣を見れば、海斗が僕を抱き締めてくれて、気持ちよさそうに眠っていた。

(そうだ、僕……噛まれたんだ)

 首の後ろに、手を伸ばした。
 咬み痕に触れる。海斗がつけた痕。指先で触れると、僅かに痛みが走る。

 海斗と番になった。

(嬉しい)

 僕は、海斗のものになった。海斗も、僕のものになった。そう考えただけで、胸が躍る。

「はーちゃん、起きた?」

 海斗が目を開けると微笑んだ。僕の首筋に手を伸ばして、咬み痕に触れてくる。優しく撫でて、確かめるように触れてくる。

「俺のはーちゃんになった」
 海斗が嬉しそうに言った。満足そうに笑って、僕を抱き締めてくれる。

「僕も海ちゃんの首筋に噛んでみたい」
 僕が言うと、海斗が首を傾けてくれた。

「どうぞ、はーちゃん」
 首筋を差し出して、僕を見つめている。僕は海斗の首筋に顔を近づけて、歯を立てた。

「んんっ」

 海斗が甘い声を漏らした。身体が震えて、僕を強く抱き締めてくる。海斗の下腹部が、僕の身体に押し付けてきた。すでに大きくなった熱いものが、脈動している。

「はーちゃん……これ、ヤバい――イッ、くぅ」
 そう言って海斗が、ぶるっと身震いをすると僕の腹に白濁の液を飛ばした。

「海ちゃん……気持ちよかった?」
「ああ。噛まれただけでイクなんて思わなかった」

 海斗の恥ずかしそうに微笑む姿に、僕は口元を緩めた。

「海ちゃん、好き」
「俺も、はーちゃんが大好きだよ」

 二人で抱き合うと、ベッドの中で笑い合った。これから先、僕たちは番同士としてずっと一緒にいられる。
 そう思っただけで、心が幸せで満たされた。
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