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第六章:新しい命たち
二人の秘密
王宮に戻ると、僕は母の部屋に向かった。
廊下を歩いて、母の私室の扉をノックする。中から「どうぞ」という母の優しい声が聞こえた。扉を開けて中に入ると、母はソファに座って刺繍をしていた。白い布に色とりどりの糸で花の模様を描いている。窓から差し込む午後の陽光が、母の淡い金色の髪を照らしていた。
「母上、検診に行ってきました」
母が顔を上げて、微笑んでくれる。
「ゆっくりしてきて良かったのに」
「――え? ああ……えっと、そういう雰囲気にはならなくて」
僕は顔が真っ赤になって、母から視線をそらした。検診のあと、キスはたくさんしたがそれ以上の雰囲気にはならなかった。
その後、先生は会議が入っているらしくて慌ただしく研究室を出て行って、僕も帰宅した。
「そういう意味じゃなくて。お菓子、持っていったんでしょう? 二人でゆっくりお茶を楽しんでくれば良かったのにってこと」
母が苦笑しながら言った。僕は勘違いしていたようだ。
(恥ずかしい)
確かにそうだ。息子にそんなことを言うはずがない。ちょっと考えればわかることなのに、抱かれないことが珍しくてつい――。
「ああ、そういう――」
勘違いで変な暴露をしてしまったと恥ずかしくなった。母上も苦笑していた。翡翠色の瞳が優しく笑っている。
「シオンが帰ってくるまでに、少し時間があるから……アリエルに話しておきたいことがあるんだ」
母が改まった表情で口を開いた。刺繍を膝の上に置いて、僕を真っ直ぐ見つめている。真剣な話をするのだとわかって、僕は母の向かいのソファに座り直して背筋を伸ばした。
「これはシオンには話してない。これからも僕の口から話すつもりはない内容だけど、アリエルには話しておこうと思う」
父にも話していない秘密――それって先生との話だろうか。
「……それって、先生との秘密の件?」
母と先生の間にある、僕にはわからない秘密。ずっと気になっていたけど、聞けなかった。
「うーん、ラインハルト先生との秘密というか――しっくりした言葉で説明するのは難しいんだけど。簡単に説明すると、前世の記憶があると言えばいいのかな」
前世の記憶……前に生きたときの人生の記憶が残っているということだろうか。
「前世?」
「先生も――」
「そう。お菓子を定期的に僕が持っていっているのは、前の人生でラインハルト先生が好んで食べていたお菓子でね」
『ユーリ君にしか作れない』
あれは本当のことだったんだ。母の料理が食べたい先生の言い訳だと思っていたのに。僕は先生を疑ってしまっていた。
(ごめんなさい)
考えてみたら、先生はいつも僕からの問いに正直に答えてくれていた。僕の質問に、嘘をついたことは一度もなかった。それを僕はいつも曲解して、勝手に先生から距離を置いていた気がする。いつでも先生はちゃんと教えてくれていたのに、僕が信じなかった。
『ユーリ君が言わないこと、私の口からは言えない』
先生があのとき言った言葉も思い出した。あれも、二人の秘密を大切にしたいわけじゃなかった。先生が口にすれば、おのずと母がずっと黙っていたことが露呈してしまうから。たぶん、母は父に知られたくないと思っている。だから先生からは安易に口にできないと判断していたのだろう。
「母上の前の人生でのお名前を聞いていいですか?」
「信じてくれるの? こんな突飛な話」
母が驚いた表情で僕を見た。前世の記憶があるなんて、普通は信じられない話だろう。
「僕、疑り深い性格をしていると思うんですけど、よくよく考えてみたら、先生も母上も僕に対してなんの嘘もついてないんですよね。僕が勝手に事実を捻じ曲げて考えて、悪いように捉えてた。だから、今回も嘘を言っているとは思えなくて……。それに母上の身体、震えてますよ。真実を話すのにすごく勇気がいったんだと思いました。だから僕は信じます」
母の手が微かに震えているのが見えた。僕に秘密を打ち明けるのに、どれだけの勇気が必要だったのだろう。
「ありがとう、アリエル」
母が瞼を閉じると、一筋の涙が頬を伝って落ちた。安堵の涙だろうか。信じてもらえたことに、ホッとしたのかもしれない。
「僕の昔の名前はね『優里』って言うんだ。ま、今とたいして変わらないね」
母がくしゃっと顔を崩して笑った。涙を拭いながら、明るく笑っている。
「字はどう書くんですか?」
僕が興味を示すと、母がテーブルの上にあったメモ紙を取ってペンを走らせた。さらさらと文字が書かれていく。
「こう書くんだよ」
母が紙を見せてくれた。見慣れない文字だった。
「なんか……カクカクした字ですね」
僕は率直な感想を言った。
「確かにね」
母がふふっと嬉しそうに笑った。懐かしそうに、紙を見つめている。前世のことを思い出しているのだろうか。
「そうだ。僕も母上に報告があるんです」
母の話に夢中になって、忘れて帰るところだった。大事な報告を、まだしていなかった。
僕は母に笑顔を送った。
「子どもができました。先生の診察によると、双子みたいです」
僕は報告した。お腹に手を当てながら、幸せな気持ちで言った。
「――え? 赤ちゃん? 双子? おめでとう!」
母が立ち上がって、僕を抱きしめてくれた。温かい腕が僕を包み込んで、母の優しい匂いが鼻をつく。
「アリエル、本当におめでとう。先生も喜んでいた?」
母が涙声で尋ねた。嬉しくて泣いているようだった。
「はい。すごく喜んでくれました」
先生の笑顔を思い出して、胸が温かくなった。先生いわく、性欲が枯れた時点で子どもは諦めていたという。
きっとこの先、好き人もできないなし、結婚する予定はない。そこへきて、運命の番に子どもに――人生はわからないものだ、と嬉しそうに微笑んでいた。
「双子なんて……賑やかになるね。楽しみだな」
母が僕の頬に手を添えて、優しく微笑んだ。翡翠色の瞳が、愛情に満ちている。
「母上、いろいろ教えてください。出産のこととか、育児のこととか」
初めてのことで、不安だらけだ。でも僕には、五人も子どもを産んだ先輩である母がいる。オメガの妊娠についても先生がそばにいてくれるから……僕は恵まれているなと感じた。
「もちろん。なんでも聞いて」
母は僕のお腹を触ると、幸せそうな笑顔を浮かべる。
父が母に会いに部屋に来るまで僕と母はお腹の中の小さな命を、二人で喜び合った。
廊下を歩いて、母の私室の扉をノックする。中から「どうぞ」という母の優しい声が聞こえた。扉を開けて中に入ると、母はソファに座って刺繍をしていた。白い布に色とりどりの糸で花の模様を描いている。窓から差し込む午後の陽光が、母の淡い金色の髪を照らしていた。
「母上、検診に行ってきました」
母が顔を上げて、微笑んでくれる。
「ゆっくりしてきて良かったのに」
「――え? ああ……えっと、そういう雰囲気にはならなくて」
僕は顔が真っ赤になって、母から視線をそらした。検診のあと、キスはたくさんしたがそれ以上の雰囲気にはならなかった。
その後、先生は会議が入っているらしくて慌ただしく研究室を出て行って、僕も帰宅した。
「そういう意味じゃなくて。お菓子、持っていったんでしょう? 二人でゆっくりお茶を楽しんでくれば良かったのにってこと」
母が苦笑しながら言った。僕は勘違いしていたようだ。
(恥ずかしい)
確かにそうだ。息子にそんなことを言うはずがない。ちょっと考えればわかることなのに、抱かれないことが珍しくてつい――。
「ああ、そういう――」
勘違いで変な暴露をしてしまったと恥ずかしくなった。母上も苦笑していた。翡翠色の瞳が優しく笑っている。
「シオンが帰ってくるまでに、少し時間があるから……アリエルに話しておきたいことがあるんだ」
母が改まった表情で口を開いた。刺繍を膝の上に置いて、僕を真っ直ぐ見つめている。真剣な話をするのだとわかって、僕は母の向かいのソファに座り直して背筋を伸ばした。
「これはシオンには話してない。これからも僕の口から話すつもりはない内容だけど、アリエルには話しておこうと思う」
父にも話していない秘密――それって先生との話だろうか。
「……それって、先生との秘密の件?」
母と先生の間にある、僕にはわからない秘密。ずっと気になっていたけど、聞けなかった。
「うーん、ラインハルト先生との秘密というか――しっくりした言葉で説明するのは難しいんだけど。簡単に説明すると、前世の記憶があると言えばいいのかな」
前世の記憶……前に生きたときの人生の記憶が残っているということだろうか。
「前世?」
「先生も――」
「そう。お菓子を定期的に僕が持っていっているのは、前の人生でラインハルト先生が好んで食べていたお菓子でね」
『ユーリ君にしか作れない』
あれは本当のことだったんだ。母の料理が食べたい先生の言い訳だと思っていたのに。僕は先生を疑ってしまっていた。
(ごめんなさい)
考えてみたら、先生はいつも僕からの問いに正直に答えてくれていた。僕の質問に、嘘をついたことは一度もなかった。それを僕はいつも曲解して、勝手に先生から距離を置いていた気がする。いつでも先生はちゃんと教えてくれていたのに、僕が信じなかった。
『ユーリ君が言わないこと、私の口からは言えない』
先生があのとき言った言葉も思い出した。あれも、二人の秘密を大切にしたいわけじゃなかった。先生が口にすれば、おのずと母がずっと黙っていたことが露呈してしまうから。たぶん、母は父に知られたくないと思っている。だから先生からは安易に口にできないと判断していたのだろう。
「母上の前の人生でのお名前を聞いていいですか?」
「信じてくれるの? こんな突飛な話」
母が驚いた表情で僕を見た。前世の記憶があるなんて、普通は信じられない話だろう。
「僕、疑り深い性格をしていると思うんですけど、よくよく考えてみたら、先生も母上も僕に対してなんの嘘もついてないんですよね。僕が勝手に事実を捻じ曲げて考えて、悪いように捉えてた。だから、今回も嘘を言っているとは思えなくて……。それに母上の身体、震えてますよ。真実を話すのにすごく勇気がいったんだと思いました。だから僕は信じます」
母の手が微かに震えているのが見えた。僕に秘密を打ち明けるのに、どれだけの勇気が必要だったのだろう。
「ありがとう、アリエル」
母が瞼を閉じると、一筋の涙が頬を伝って落ちた。安堵の涙だろうか。信じてもらえたことに、ホッとしたのかもしれない。
「僕の昔の名前はね『優里』って言うんだ。ま、今とたいして変わらないね」
母がくしゃっと顔を崩して笑った。涙を拭いながら、明るく笑っている。
「字はどう書くんですか?」
僕が興味を示すと、母がテーブルの上にあったメモ紙を取ってペンを走らせた。さらさらと文字が書かれていく。
「こう書くんだよ」
母が紙を見せてくれた。見慣れない文字だった。
「なんか……カクカクした字ですね」
僕は率直な感想を言った。
「確かにね」
母がふふっと嬉しそうに笑った。懐かしそうに、紙を見つめている。前世のことを思い出しているのだろうか。
「そうだ。僕も母上に報告があるんです」
母の話に夢中になって、忘れて帰るところだった。大事な報告を、まだしていなかった。
僕は母に笑顔を送った。
「子どもができました。先生の診察によると、双子みたいです」
僕は報告した。お腹に手を当てながら、幸せな気持ちで言った。
「――え? 赤ちゃん? 双子? おめでとう!」
母が立ち上がって、僕を抱きしめてくれた。温かい腕が僕を包み込んで、母の優しい匂いが鼻をつく。
「アリエル、本当におめでとう。先生も喜んでいた?」
母が涙声で尋ねた。嬉しくて泣いているようだった。
「はい。すごく喜んでくれました」
先生の笑顔を思い出して、胸が温かくなった。先生いわく、性欲が枯れた時点で子どもは諦めていたという。
きっとこの先、好き人もできないなし、結婚する予定はない。そこへきて、運命の番に子どもに――人生はわからないものだ、と嬉しそうに微笑んでいた。
「双子なんて……賑やかになるね。楽しみだな」
母が僕の頬に手を添えて、優しく微笑んだ。翡翠色の瞳が、愛情に満ちている。
「母上、いろいろ教えてください。出産のこととか、育児のこととか」
初めてのことで、不安だらけだ。でも僕には、五人も子どもを産んだ先輩である母がいる。オメガの妊娠についても先生がそばにいてくれるから……僕は恵まれているなと感じた。
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