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第32話:150億の使い道と、最強の爆買いツアー
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「……0が多すぎて、計算機がエラーを吐いたよ」
日曜日の朝。 私はサロンのVIPルームで、通帳と電卓を交互に見比べていた。 現在の預金残高、約153億円。 中東での報酬に加え、紫雲から巻き上げた裏金、そして日々のサロンの売上が積み重なり、とんでもない数字になっている。
「社長。お金は使わなければただの数字です。経済を回しましょう」
鏡が優雅にコーヒー(一杯5000円の豆)を飲みながら言う。
「……そうだね。貯め込むのもいいが、死んで異世界に転生した時に持っていけるわけじゃなし。……よし!」
私はバンと机を叩いた。
「今日は店を閉めるよ! 全員、支度しな! 銀座へ『爆買い』に行くよ!」
「ええっ!? 今日は予約が……」 善さんが慌てるが、私は無視だ。
「予約客なんて待たせておきな。今日は株式会社コガネの福利厚生デーだ!」
***
数時間後。銀座の中央通り。 休日の歩行者天国を、異様な集団が歩いていた。
先頭は、最新のブランド服で着飾った(中身は88歳の)美少女中学生、私。 その右脇には、モデル顔負けのイタリア製スーツを着こなすイケオジ、善さん。 左脇には、黒のドレスにサングラスをかけた、長身の美女、リオ。 後ろには、執事のような燕尾服を着た鏡と……荷物持ちとして無理やり連れてこられた、首輪(魔法の首輪)付きの紫雲。
「す、すごい……みんな見てますよ……」
善さんが小声で怯える。 無理もない。私たちが歩くと、モーゼの海割りのように人が避けていくのだ。 リオと鏡から溢れ出る「カタギじゃないオーラ」と、善さんの「大物オーラ(偽)」が凄まじいからだ。
「胸を張りな、パパ。今日はあんたが主役だよ」
私はニヤリと笑い、最初のお店――超高級時計店『G』に入った。
「い、いらっしゃいませ……」 店員が緊張した面持ちで出迎える。
「ここからここまで、全部包んでおくれ」
私はショーケースの左端から右端までを指差した。
「は……?」 店員が固まる。
「聞こえなかったかい? 全部だよ。パパ、あんたの腕は二本しかないけど、毎日付け替えればいい。時計は男の戦闘服だからね」
「ひぃぃ!? い、一本一千万ですよ!? それ全部で億行きますよ!?」 善さんが値札を見て悲鳴を上げる。
「安いもんだ。……カードで」
私は五条龍之介から貰った、限度額無制限のブラックカード(善さん名義)を店員に渡した。 店員の手が震えている。
「あ、ありがとうございますぅぅ!!」
十分後。 両腕に高級時計をジャラジャラと巻かれた成金スタイルの善さんが完成した。
「重い……左腕が上がらない……」
「筋トレになりそうでいいじゃねえか」 リオが笑いながら、次は自分の獲物を探す。
「ヒナ、アタシは腹が減った」
「好きなものを食べな。この街の食い物、全部買い占めてもいいよ」
私たちは最高級の鉄板焼き屋へ移動した。 ランチコース一人五万円。
「肉だ! 肉を持ってこい! 一番高いやつを全部だ!」
リオがメニューも見ずに叫ぶ。 シェフが松阪牛のシャトーブリアンを焼く端から、リオが掃除機のように吸い込んでいく。
「うめぇ! やっぱ日本の牛は最高だな! おかわり!」 「あ、あの、在庫が……」 「隣の店から借りてこい!」
結局、リオ一人で牛三頭分くらいの肉を平らげた。 会計は三百万を超えたが、私は顔色一つ変えずにカードを切った。痛くも痒くもない。
「……オーナー。私は欲しいものがあります」
鏡が静かに言った。
「なんだい? 新しいメスか?」
「いえ。……移動手段です。今後の活動を考えると、専用の車両が必要かと」
鏡が連れて行ったのは、高級外車のディーラーだった。
「これです」
鏡が指差したのは、軍用車を民間用に改造したような、巨大な装甲SUVだった。防弾ガラス、耐爆仕様、そしてなぜかルーフにはドローン発射台のオプション付き。
「……お値段、六千万円になります」 ディーラーが恐縮しながら言う。
「買った。オプションでマッサージチェアと冷蔵庫も付けな」
即決。 その場で納車の手続きをさせ、私たちはその装甲車に乗り込んだ。
「ひゃっほー! 乗り心地最高だぜ!」 運転席に座ったリオがハンドルを撫で回す。
「……さて。最後は私の買い物だね」
私は後部座席でふんぞり返った。
「どこへ行くんですか、社長?」 荷物(時計と肉の折詰)に埋もれた紫雲が、狭そうに尋ねる。
「不動産屋だよ」
「へ?」
***
「……えーっと、お客様。ご予算はいかほどで……?」
都心の一等地にある大手不動産会社。 VIPルームに通された私たちは、支店長に対応されていた。
「予算? 上限はないよ」
私はアイスティーを飲みながら言った。
「条件は三つ。セキュリティが完璧であること。地下に広いスペースがあること。そして……ここ(銀座)から近いこと」
今の雑居ビルは手狭だし、紫雲の襲撃でバレてしまった。 新しい「城」が必要だ。
「は、はあ……。それでしたら、ちょうど完成したばかりの物件がございますが……」
支店長が出してきたのは、港区にある地上30階建てのタワーマンションの最上階……ではなく。
「このビル一棟、売りに出されています」
元外資系企業の自社ビル。地下シェルター完備、ヘリポート付き、最新鋭のセキュリティシステム搭載。 お値段、八十億円。
善さんが泡を吹いて倒れかけた。 「は、はちじゅうおく……!?」
「……悪くないね」
私は図面を見ながら頷いた。 地下は紫雲の研究室と、私の魔法実験場にできる。 中層階はサロンとオフィス。 上層階は住居スペースにすれば、通勤時間ゼロだ。
「買った」
「は?」 支店長が耳を疑う。
「一括で払うよ。手続きを急いでくれ。明日から住みたいんだ」
「い、一括……!? し、少々お待ちください! 本社に確認を……!」
支店長が転がるように部屋を出て行った。
「……社長。本当に買うんですか? ビルなんて……」 意識を取り戻した善さんが震えている。
「善さん。これは浪費じゃない。『投資』だよ」
私は窓の外、東京の街並みを見下ろした。
「150億なんて、使わなきゃただの紙切れだ。でも、こうして『形』に変えれば、それは力になる。このビルは、私たちの要塞になるんだ」
それに、と私は付け加えた。
「最上階に、最高の畳を敷いて、富士山を見ながら茶を啜る。……それが私の夢だったんだよ」
八十八年の人生(前世込み)で、ずっと憧れていた「高みの見物」。 それを実現するためなら、八十億なんて安いもんだ。
***
その日の夕方。 私たちは買い物の戦利品を抱え、元の雑居ビルに戻ってきた。 ビルを買う手続きは完了した。引っ越しは来週だ。
「……はぁ。疲れたねぇ」
私はスタッフルームのパイプ椅子に座り込んだ。 総額百億円近い買い物をしたというのに、結局、このボロい椅子が一番落ち着くのは何故だろう。
「社長。夕飯、どうします?」 紫雲が(こき使われて痩せた顔で)聞いてくる。
「……そうだね」
私は少し考えて、言った。
「カップ麺にお湯を入れな。……今日は疲れたから、手抜きだ」
「「「ええーっ!?」」」
全員がズッコケた。
「あんなに金使ったのに、最後はカップ麺かよ!」 リオが文句を言う。
「いいじゃないか。金持ちが食べるカップ麺こそ、最高の贅沢なんだよ」
私は3分待ったカップ麺(シーフード味)をすすった。 うん、美味い。添加物の味が五臓六腑に染み渡る。
150億持っていても、中身は庶民派ババア。 それが私、小金沢ヒナの生き様なのだ。
「……さて。英気も養ったし」
私はスープを飲み干し、箸を置いた。
「明日からは引っ越しと、新店舗の準備だ。……世界中からVIPが押し寄せてくるよ。もっともっと稼いで、この国ごと買い取ってやるからね!」
私の野望は、まだ始まったばかりだ。
次回、「新社屋ビル完成! でも地下から『何か』が出てきた!?」 お楽しみに!
日曜日の朝。 私はサロンのVIPルームで、通帳と電卓を交互に見比べていた。 現在の預金残高、約153億円。 中東での報酬に加え、紫雲から巻き上げた裏金、そして日々のサロンの売上が積み重なり、とんでもない数字になっている。
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私はバンと机を叩いた。
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「す、すごい……みんな見てますよ……」
善さんが小声で怯える。 無理もない。私たちが歩くと、モーゼの海割りのように人が避けていくのだ。 リオと鏡から溢れ出る「カタギじゃないオーラ」と、善さんの「大物オーラ(偽)」が凄まじいからだ。
「胸を張りな、パパ。今日はあんたが主役だよ」
私はニヤリと笑い、最初のお店――超高級時計店『G』に入った。
「い、いらっしゃいませ……」 店員が緊張した面持ちで出迎える。
「ここからここまで、全部包んでおくれ」
私はショーケースの左端から右端までを指差した。
「は……?」 店員が固まる。
「聞こえなかったかい? 全部だよ。パパ、あんたの腕は二本しかないけど、毎日付け替えればいい。時計は男の戦闘服だからね」
「ひぃぃ!? い、一本一千万ですよ!? それ全部で億行きますよ!?」 善さんが値札を見て悲鳴を上げる。
「安いもんだ。……カードで」
私は五条龍之介から貰った、限度額無制限のブラックカード(善さん名義)を店員に渡した。 店員の手が震えている。
「あ、ありがとうございますぅぅ!!」
十分後。 両腕に高級時計をジャラジャラと巻かれた成金スタイルの善さんが完成した。
「重い……左腕が上がらない……」
「筋トレになりそうでいいじゃねえか」 リオが笑いながら、次は自分の獲物を探す。
「ヒナ、アタシは腹が減った」
「好きなものを食べな。この街の食い物、全部買い占めてもいいよ」
私たちは最高級の鉄板焼き屋へ移動した。 ランチコース一人五万円。
「肉だ! 肉を持ってこい! 一番高いやつを全部だ!」
リオがメニューも見ずに叫ぶ。 シェフが松阪牛のシャトーブリアンを焼く端から、リオが掃除機のように吸い込んでいく。
「うめぇ! やっぱ日本の牛は最高だな! おかわり!」 「あ、あの、在庫が……」 「隣の店から借りてこい!」
結局、リオ一人で牛三頭分くらいの肉を平らげた。 会計は三百万を超えたが、私は顔色一つ変えずにカードを切った。痛くも痒くもない。
「……オーナー。私は欲しいものがあります」
鏡が静かに言った。
「なんだい? 新しいメスか?」
「いえ。……移動手段です。今後の活動を考えると、専用の車両が必要かと」
鏡が連れて行ったのは、高級外車のディーラーだった。
「これです」
鏡が指差したのは、軍用車を民間用に改造したような、巨大な装甲SUVだった。防弾ガラス、耐爆仕様、そしてなぜかルーフにはドローン発射台のオプション付き。
「……お値段、六千万円になります」 ディーラーが恐縮しながら言う。
「買った。オプションでマッサージチェアと冷蔵庫も付けな」
即決。 その場で納車の手続きをさせ、私たちはその装甲車に乗り込んだ。
「ひゃっほー! 乗り心地最高だぜ!」 運転席に座ったリオがハンドルを撫で回す。
「……さて。最後は私の買い物だね」
私は後部座席でふんぞり返った。
「どこへ行くんですか、社長?」 荷物(時計と肉の折詰)に埋もれた紫雲が、狭そうに尋ねる。
「不動産屋だよ」
「へ?」
***
「……えーっと、お客様。ご予算はいかほどで……?」
都心の一等地にある大手不動産会社。 VIPルームに通された私たちは、支店長に対応されていた。
「予算? 上限はないよ」
私はアイスティーを飲みながら言った。
「条件は三つ。セキュリティが完璧であること。地下に広いスペースがあること。そして……ここ(銀座)から近いこと」
今の雑居ビルは手狭だし、紫雲の襲撃でバレてしまった。 新しい「城」が必要だ。
「は、はあ……。それでしたら、ちょうど完成したばかりの物件がございますが……」
支店長が出してきたのは、港区にある地上30階建てのタワーマンションの最上階……ではなく。
「このビル一棟、売りに出されています」
元外資系企業の自社ビル。地下シェルター完備、ヘリポート付き、最新鋭のセキュリティシステム搭載。 お値段、八十億円。
善さんが泡を吹いて倒れかけた。 「は、はちじゅうおく……!?」
「……悪くないね」
私は図面を見ながら頷いた。 地下は紫雲の研究室と、私の魔法実験場にできる。 中層階はサロンとオフィス。 上層階は住居スペースにすれば、通勤時間ゼロだ。
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「い、一括……!? し、少々お待ちください! 本社に確認を……!」
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***
その日の夕方。 私たちは買い物の戦利品を抱え、元の雑居ビルに戻ってきた。 ビルを買う手続きは完了した。引っ越しは来週だ。
「……はぁ。疲れたねぇ」
私はスタッフルームのパイプ椅子に座り込んだ。 総額百億円近い買い物をしたというのに、結局、このボロい椅子が一番落ち着くのは何故だろう。
「社長。夕飯、どうします?」 紫雲が(こき使われて痩せた顔で)聞いてくる。
「……そうだね」
私は少し考えて、言った。
「カップ麺にお湯を入れな。……今日は疲れたから、手抜きだ」
「「「ええーっ!?」」」
全員がズッコケた。
「あんなに金使ったのに、最後はカップ麺かよ!」 リオが文句を言う。
「いいじゃないか。金持ちが食べるカップ麺こそ、最高の贅沢なんだよ」
私は3分待ったカップ麺(シーフード味)をすすった。 うん、美味い。添加物の味が五臓六腑に染み渡る。
150億持っていても、中身は庶民派ババア。 それが私、小金沢ヒナの生き様なのだ。
「……さて。英気も養ったし」
私はスープを飲み干し、箸を置いた。
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