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第34話:ヴェルベット、地下アイドルデビュー!? 爆チャットと迫る魔手
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「……おい、ヒナ。ぷりんが切れたぞ。補充せい」
『コガネ・タワー』の最上階。 我が物顔でソファを占領し、空になったカップを投げ捨てる銀髪の少女、ヴェルベット。 彼女が来てから一週間。私の平穏な隠居生活は、再び崩壊の危機に瀕していた。
「……あのねぇ、ヴェルベットちゃん」
私は電卓を弾きながら、こめかみの血管をピキピキとさせた。
「あんたがこの一週間で食べたプリンの総額、いくらか分かるかい? 十万円だよ。業務用の高級プリンをバケツ食いするやつがあるかい!」
「たかが十万ゴールド程度でガタガタ言うな。魔界にいれば、山のような金銀財宝を……」
「ここは魔界じゃない、資本主義の東京だ! 金がないやつはプリンを食う資格なし! 働かざる者食うべからずだ!」
私が怒鳴ると、ヴェルベットは「ふん」と鼻を鳴らした。
「労働など下等生物のすることじゃ。高貴な妾が汗水垂らして働くなど……」
その時。 リビングの巨大テレビに、とある音楽番組が映し出された。 画面の中では、フリフリの衣装を着たアイドルグループが、数万人の観客に向かって手を振っている。
『みんなー! 愛してるよー!』 『ウオオオオオオッ!!』 観客がサイリウムを振り回し、熱狂的な歓声を上げる。
ヴェルベットの目が釘付けになった。
「……ほう。あの小娘、何者じゃ?」
「ん? アイドルだよ。歌って踊って、ファンに応援される仕事さ」
「応援……? つまり、民衆から崇められ、貢物(チケット代やグッズ代)を献上されているということか?」
「まあ、極端に言えばそうだけど」
ヴェルベットがニヤリと笑った。 その深紅の瞳に、野望の火が灯る。
「……決めたぞ。妾も『あいどる』になる」
「は?」
「ちょろいもんじゃ。歌って民衆を見下ろすだけで、貢物が手に入るのじゃろう? 妾のカリスマをもってすれば、この国の人間どもを跪かせるなど造作もないわ!」
私は呆れたが、すぐに頭の中の計算機を弾いた。 銀髪、赤目、八重歯、ゴスロリ衣装、そしてこの傲慢な態度。 ……売れる。 一部の特殊な性癖を持つ層(ドM)に、爆発的に刺さる可能性がある。
「……いいだろう。やらせてやるよ」
私はニヤリと笑った。
「ただし、マネジメントは私がやる。売上の七割は事務所(私)が持っていく。文句はないね?」
「構わぬ。プリンさえ食えればよい」
契約成立だ。
***
数時間後。 タワーの一室(防音スタジオ)に、配信機材がセットされた。
「……社長。本当にやるんですか? 魔王軍幹部をネットの海に放流するなんて……」 善さんがカメラを調整しながら胃を押さえている。
「大丈夫さ。鏡の分析によれば、『生意気なメスガキ属性』と『中二病設定』は、今のトレンドど真ん中らしいからね」
鏡がモニターの前で親指を立てる。 「アカウント開設完了。タイトルは『【初配信】魔界から来たヴェルベット様が、下等な貴様らを指導してやる』……これでいきます」
「よし、スタートだ!」
『配信開始』のランプが灯る。
画面の中に、ふんぞり返って玉座(通販で買ったゲーミングチェア)に座るヴェルベットが映し出された。
「……あー、あー。聞こえておるか? 人間ども」
ヴェルベットはカメラを睨みつけ、不機嫌そうに足を組んだ。
「妾の名はヴェルベット・ヴァン・ルージュ。『鮮血の魔女』にして、貴様らごときが拝謁できる身分ではない高貴な存在じゃ。……本来なら全員灰にするところじゃが、今日は特別に、妾の『おやつ代』を貢ぐ権利を与えてやる」
第一声がカツアゲだ。 普通の新人アイドルなら即炎上、引退コースだ。
だが。
ピロン♪ 『初見です! 何このキャラ設定、完成度高っ!』 ピロン♪ 『罵倒されたい……』 ピロン♪ 『踏んでくださいヴェルベット様!』
コメント欄が加速する。
「……ふん。変態どもめ。……おい、そこの貴様。『踏んでください』とは何事じゃ。妾の足は貴様のような汚物を踏むためにあるのではない。……が、まあ、どうしてもと言うなら、その薄汚い顔面をヒールでグリグリとしてやっても……」
チャリーン!! ¥10,000(スーパーチャット)
『ありがとうございます!!』
「……む?」
ヴェルベットが赤スパ(高額投げ銭)に反応した。
「ヒナよ。あの赤い帯は何じゃ?」
「一万円だよ。プリン三十個分だ」
「なっ……!?」
ヴェルベットの顔色が変わった。 ただ一言罵倒しただけで、プリン三十個?
「……ほ、ほう。……貴様、名はなんという? 『犬井ポチ』か? ……よい心がけじゃ。その忠誠心に免じて、特別に妾の名前を呼ぶことを許してやろう」
チャリチャリーン!! ¥50,000
『一生ついていきます女王様!!』
「……ちょろいのう!」
ヴェルベットが覚醒した。 彼女の天性の「上から目線」と、時折見せる「プリンへの執着(ポンコツ)」が化学反応を起こし、視聴者の心を鷲掴みにする。
同接数は一気に一万人を超え、スパチャの雨あられ。 札束がデジタルデータとなって私の口座に流れ込んでくる。
(……化けたねぇ。こりゃあ、下手な魔法より稼げるよ)
私はモニターを見ながらほくそ笑んだ。 150億あるけど、小銭稼ぎも悪くない。
配信が一時間を超え、ヴェルベットが「『うっせぇわ』を歌ってみた(魔界アレンジ)」を熱唱し始めた、その時だった。
ザザッ……!
配信画面にノイズが走った。
「……ん? 鏡、回線トラブルかい?」
「いえ……違います。外部からのハッキング……いや、電波ジャックです!」
鏡がキーボードを叩く。
画面の中のヴェルベットが歌うのを止めた。 彼女の表情が凍りつく。
『……楽しそうだな、ヴェルベット』
スピーカーから、低く、冷たい男の声が響いた。 それは、コメント読み上げ機能の音声ではない。 もっと異質な、底冷えするような声だ。
「……この声……まさか……」
ヴェルベットが震える声で呟く。
画面が切り替わった。 映し出されたのは、コガネ・タワーの上空。 そこに、黒いマントを羽織った、長身の男が浮遊していた。 顔は仮面で隠されているが、その隙間から覗く目は、爬虫類のように細い。
『魔王軍を裏切り、人間ごときに媚びを売り、挙げ句の果てに「あいどる」だと? ……堕ちたものだな、鮮血の魔女よ』
「……貴様……『幻影の道化師(ファントム・ジョーカー)』、ギルバートか!?」
ヴェルベットが叫ぶ。
ギルバート。 魔王軍四天王の一人。 幻術と精神操作を得意とし、卑劣な罠で勇者パーティを何度も壊滅寸前に追い込んだ、一番タチの悪い男だ。
『魔王様はお怒りだ。……裏切り者には死を。そして、この世界には絶望を』
ギルバートが手を掲げた。
『見よ。これが魔界の「ご挨拶」だ』
画面の中のギルバートが指を鳴らすと、タワーの周囲の空気が歪んだ。 そこから、無数の「影」が溢れ出してくる。 蝙蝠のような羽を持つ小型の悪魔、ガーゴイルの群れだ。その数、数百。
「……嘘だろ。あんなのが東京の空に現れたらパニックになるよ!」
善さんが叫ぶ。
「パニックどころじゃない。……あれは実体がある。人を襲うよ!」
私は立ち上がった。
『さあ、宴の始まりだ。……人間どもよ、恐怖に踊れ』
配信画面がプツンと途切れ、砂嵐になった。
「……くっ、魔力が戻っておれば、あんな下郎の幻術など……!」
ヴェルベットが悔しそうに拳を握る。
「ヒナ! どうする!? 窓の外、真っ黒だぞ!」 リオが窓に張り付く。タワーの周りを、黒いガーゴイルの群れが旋回し始めている。
「……どうするもこうするもない」
私は【世界樹の杖】を手に取り、不敵に笑った。
「私の大事な『ドル箱(ヴェルベット)』と、買ったばかりの『新居(タワー)』に手を出したんだ。……タダで帰れると思うなよ!」
アイドルの配信事故から、一転して怪獣映画へ。 東京上空決戦の幕開けだ。
「リオ、屋上へ行くよ! 鏡、ビルの防衛システム起動! 善さん、あんたは……」
「ぼ、僕は!?」
「配信を続けな! 『これは最新のAR演出です』って嘘をついて、視聴者を安心させるんだ! スパチャの勢いを止めるんじゃないよ!」
「この期に及んで金ですかぁぁぁ!?」
次回、「東京上空ドッグファイト! リオの対空砲火とヒナの広域殲滅魔法」 お楽しみに!
『コガネ・タワー』の最上階。 我が物顔でソファを占領し、空になったカップを投げ捨てる銀髪の少女、ヴェルベット。 彼女が来てから一週間。私の平穏な隠居生活は、再び崩壊の危機に瀕していた。
「……あのねぇ、ヴェルベットちゃん」
私は電卓を弾きながら、こめかみの血管をピキピキとさせた。
「あんたがこの一週間で食べたプリンの総額、いくらか分かるかい? 十万円だよ。業務用の高級プリンをバケツ食いするやつがあるかい!」
「たかが十万ゴールド程度でガタガタ言うな。魔界にいれば、山のような金銀財宝を……」
「ここは魔界じゃない、資本主義の東京だ! 金がないやつはプリンを食う資格なし! 働かざる者食うべからずだ!」
私が怒鳴ると、ヴェルベットは「ふん」と鼻を鳴らした。
「労働など下等生物のすることじゃ。高貴な妾が汗水垂らして働くなど……」
その時。 リビングの巨大テレビに、とある音楽番組が映し出された。 画面の中では、フリフリの衣装を着たアイドルグループが、数万人の観客に向かって手を振っている。
『みんなー! 愛してるよー!』 『ウオオオオオオッ!!』 観客がサイリウムを振り回し、熱狂的な歓声を上げる。
ヴェルベットの目が釘付けになった。
「……ほう。あの小娘、何者じゃ?」
「ん? アイドルだよ。歌って踊って、ファンに応援される仕事さ」
「応援……? つまり、民衆から崇められ、貢物(チケット代やグッズ代)を献上されているということか?」
「まあ、極端に言えばそうだけど」
ヴェルベットがニヤリと笑った。 その深紅の瞳に、野望の火が灯る。
「……決めたぞ。妾も『あいどる』になる」
「は?」
「ちょろいもんじゃ。歌って民衆を見下ろすだけで、貢物が手に入るのじゃろう? 妾のカリスマをもってすれば、この国の人間どもを跪かせるなど造作もないわ!」
私は呆れたが、すぐに頭の中の計算機を弾いた。 銀髪、赤目、八重歯、ゴスロリ衣装、そしてこの傲慢な態度。 ……売れる。 一部の特殊な性癖を持つ層(ドM)に、爆発的に刺さる可能性がある。
「……いいだろう。やらせてやるよ」
私はニヤリと笑った。
「ただし、マネジメントは私がやる。売上の七割は事務所(私)が持っていく。文句はないね?」
「構わぬ。プリンさえ食えればよい」
契約成立だ。
***
数時間後。 タワーの一室(防音スタジオ)に、配信機材がセットされた。
「……社長。本当にやるんですか? 魔王軍幹部をネットの海に放流するなんて……」 善さんがカメラを調整しながら胃を押さえている。
「大丈夫さ。鏡の分析によれば、『生意気なメスガキ属性』と『中二病設定』は、今のトレンドど真ん中らしいからね」
鏡がモニターの前で親指を立てる。 「アカウント開設完了。タイトルは『【初配信】魔界から来たヴェルベット様が、下等な貴様らを指導してやる』……これでいきます」
「よし、スタートだ!」
『配信開始』のランプが灯る。
画面の中に、ふんぞり返って玉座(通販で買ったゲーミングチェア)に座るヴェルベットが映し出された。
「……あー、あー。聞こえておるか? 人間ども」
ヴェルベットはカメラを睨みつけ、不機嫌そうに足を組んだ。
「妾の名はヴェルベット・ヴァン・ルージュ。『鮮血の魔女』にして、貴様らごときが拝謁できる身分ではない高貴な存在じゃ。……本来なら全員灰にするところじゃが、今日は特別に、妾の『おやつ代』を貢ぐ権利を与えてやる」
第一声がカツアゲだ。 普通の新人アイドルなら即炎上、引退コースだ。
だが。
ピロン♪ 『初見です! 何このキャラ設定、完成度高っ!』 ピロン♪ 『罵倒されたい……』 ピロン♪ 『踏んでくださいヴェルベット様!』
コメント欄が加速する。
「……ふん。変態どもめ。……おい、そこの貴様。『踏んでください』とは何事じゃ。妾の足は貴様のような汚物を踏むためにあるのではない。……が、まあ、どうしてもと言うなら、その薄汚い顔面をヒールでグリグリとしてやっても……」
チャリーン!! ¥10,000(スーパーチャット)
『ありがとうございます!!』
「……む?」
ヴェルベットが赤スパ(高額投げ銭)に反応した。
「ヒナよ。あの赤い帯は何じゃ?」
「一万円だよ。プリン三十個分だ」
「なっ……!?」
ヴェルベットの顔色が変わった。 ただ一言罵倒しただけで、プリン三十個?
「……ほ、ほう。……貴様、名はなんという? 『犬井ポチ』か? ……よい心がけじゃ。その忠誠心に免じて、特別に妾の名前を呼ぶことを許してやろう」
チャリチャリーン!! ¥50,000
『一生ついていきます女王様!!』
「……ちょろいのう!」
ヴェルベットが覚醒した。 彼女の天性の「上から目線」と、時折見せる「プリンへの執着(ポンコツ)」が化学反応を起こし、視聴者の心を鷲掴みにする。
同接数は一気に一万人を超え、スパチャの雨あられ。 札束がデジタルデータとなって私の口座に流れ込んでくる。
(……化けたねぇ。こりゃあ、下手な魔法より稼げるよ)
私はモニターを見ながらほくそ笑んだ。 150億あるけど、小銭稼ぎも悪くない。
配信が一時間を超え、ヴェルベットが「『うっせぇわ』を歌ってみた(魔界アレンジ)」を熱唱し始めた、その時だった。
ザザッ……!
配信画面にノイズが走った。
「……ん? 鏡、回線トラブルかい?」
「いえ……違います。外部からのハッキング……いや、電波ジャックです!」
鏡がキーボードを叩く。
画面の中のヴェルベットが歌うのを止めた。 彼女の表情が凍りつく。
『……楽しそうだな、ヴェルベット』
スピーカーから、低く、冷たい男の声が響いた。 それは、コメント読み上げ機能の音声ではない。 もっと異質な、底冷えするような声だ。
「……この声……まさか……」
ヴェルベットが震える声で呟く。
画面が切り替わった。 映し出されたのは、コガネ・タワーの上空。 そこに、黒いマントを羽織った、長身の男が浮遊していた。 顔は仮面で隠されているが、その隙間から覗く目は、爬虫類のように細い。
『魔王軍を裏切り、人間ごときに媚びを売り、挙げ句の果てに「あいどる」だと? ……堕ちたものだな、鮮血の魔女よ』
「……貴様……『幻影の道化師(ファントム・ジョーカー)』、ギルバートか!?」
ヴェルベットが叫ぶ。
ギルバート。 魔王軍四天王の一人。 幻術と精神操作を得意とし、卑劣な罠で勇者パーティを何度も壊滅寸前に追い込んだ、一番タチの悪い男だ。
『魔王様はお怒りだ。……裏切り者には死を。そして、この世界には絶望を』
ギルバートが手を掲げた。
『見よ。これが魔界の「ご挨拶」だ』
画面の中のギルバートが指を鳴らすと、タワーの周囲の空気が歪んだ。 そこから、無数の「影」が溢れ出してくる。 蝙蝠のような羽を持つ小型の悪魔、ガーゴイルの群れだ。その数、数百。
「……嘘だろ。あんなのが東京の空に現れたらパニックになるよ!」
善さんが叫ぶ。
「パニックどころじゃない。……あれは実体がある。人を襲うよ!」
私は立ち上がった。
『さあ、宴の始まりだ。……人間どもよ、恐怖に踊れ』
配信画面がプツンと途切れ、砂嵐になった。
「……くっ、魔力が戻っておれば、あんな下郎の幻術など……!」
ヴェルベットが悔しそうに拳を握る。
「ヒナ! どうする!? 窓の外、真っ黒だぞ!」 リオが窓に張り付く。タワーの周りを、黒いガーゴイルの群れが旋回し始めている。
「……どうするもこうするもない」
私は【世界樹の杖】を手に取り、不敵に笑った。
「私の大事な『ドル箱(ヴェルベット)』と、買ったばかりの『新居(タワー)』に手を出したんだ。……タダで帰れると思うなよ!」
アイドルの配信事故から、一転して怪獣映画へ。 東京上空決戦の幕開けだ。
「リオ、屋上へ行くよ! 鏡、ビルの防衛システム起動! 善さん、あんたは……」
「ぼ、僕は!?」
「配信を続けな! 『これは最新のAR演出です』って嘘をついて、視聴者を安心させるんだ! スパチャの勢いを止めるんじゃないよ!」
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