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第十四章:彼らにとっては最後の青い春
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月守が出て行って少したったときのことだ。沙良のクラスメートが今日一番のざわめきをみせた。もしかして、と思ったが、やはりそのようだ。すぐに、「生徒会長が来た!」と沙良に伝わってきた。とうとう来たか、と沙良は迷路の隙間からぐっと外を覗き込む。
「波折先輩……!」
波折は数人の男子生徒と来ていた。彼らは波折を先頭にして、びくびくと震えながら進んでいる。裏側の生徒たちが必死に波折を驚かせようとしているが……どうやら波折はそこまで驚いていないらしく。仕掛けてくる生徒に気を使うように軽く驚いたふりをしたあと、苦笑い。
「くっ……波折先輩可愛いな……」
「あっ、わかる! 可愛いよな!」
「えっ、わかる?」
思わず沙良が呟くと、翼からまさかの同意をもらえた。波折はいつも「かっこいい」と言われているイメージのため、沙良は少しびっくりしてしまう。
「いや、王子様っぽいんだけど、ふとした仕草が可愛いっていうか~……まとってる雰囲気がな~なんか可愛い」
「まじか! 近くでみてるとほんとに可愛いよ! まじで! ほんとに!」
この学園がヤバイのか、波折が人を惹きつけすぎてしまうのか。波折の思いにもよらない男人気に驚いているうちに、波折は沙良の位置を通り過ぎてしまった。がんばって後ろ姿だけでも見届けようとして……ちらりと後頭部だけがみえる。
「あー……頭も可愛い」
「撫で回したい」
「髪がな~ふわふわ」
「そう、ふわふわ」
沙良と翼は目を合わせて、頷く。身近に波折の可愛さについてわかっている人がいて、沙良もテンションがあがってしまっていた。
「波折先輩……!」
波折は数人の男子生徒と来ていた。彼らは波折を先頭にして、びくびくと震えながら進んでいる。裏側の生徒たちが必死に波折を驚かせようとしているが……どうやら波折はそこまで驚いていないらしく。仕掛けてくる生徒に気を使うように軽く驚いたふりをしたあと、苦笑い。
「くっ……波折先輩可愛いな……」
「あっ、わかる! 可愛いよな!」
「えっ、わかる?」
思わず沙良が呟くと、翼からまさかの同意をもらえた。波折はいつも「かっこいい」と言われているイメージのため、沙良は少しびっくりしてしまう。
「いや、王子様っぽいんだけど、ふとした仕草が可愛いっていうか~……まとってる雰囲気がな~なんか可愛い」
「まじか! 近くでみてるとほんとに可愛いよ! まじで! ほんとに!」
この学園がヤバイのか、波折が人を惹きつけすぎてしまうのか。波折の思いにもよらない男人気に驚いているうちに、波折は沙良の位置を通り過ぎてしまった。がんばって後ろ姿だけでも見届けようとして……ちらりと後頭部だけがみえる。
「あー……頭も可愛い」
「撫で回したい」
「髪がな~ふわふわ」
「そう、ふわふわ」
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