258 / 357
第十四章:彼らにとっては最後の青い春
18(1)
沙良と波折は、資料室にやってきた。ほぼ物置として使われているここは、学園祭の期間で数少ない使われていない教室となっている。立入禁止の貼り紙が貼ってあって、来客などは入ってこれそうにない場所。二人は資料室の奥の方へ向かってゆく。
「ね、ねえ沙良……学園祭は? いいの? こんなことしてて……」
「今日の分は充分楽しんだので大丈夫」
「そうなの?」
「クラスのほうのお手伝いもちゃんとできたし」
波折は自分なんかに構ってないで学園祭いってこいと沙良に言いたいらしい。そんな彼の気遣いは嬉しかったが、沙良にとって今は波折のほうが優先だった。今日の学園祭は充分楽しかったから、あとはデザートが欲しいな、なんて。メイド服の波折を前にして、まともに理性を保っているなんて、酷な話だ。
「先輩。メイド服、似合ってますね」
「……嬉しくない」
「いいじゃないですか、すごくいじめたくなる感じがして、本当に可愛いです」
「……っ」
波折の顔がかあっと赤くなってゆく。これからされることを想像して、興奮しているのだろう。
「先輩。ご奉仕してよ。メイドさんなんだから」
とん、と沙良が波折の背後にあるロッカーに手をつく。息がかかるほどに迫られて、波折はふるふると瞳を震わせた。
「あっ……ん、」
沙良は波折の唇を奪って、そして膝を波折の脚の間にいれてゆく。レースのついたスカートをめくり上げていって、そして股間をぐりぐりとしてやる。
「んんっ……! んっ……!」
そうすれば波折はがくがくと震えだして、腰から崩れ落ちるのを耐えるように沙良にしがみついてきた。ふーふーと息をして、必死に熱を逃して……色んな人から触られまくった身体はずいぶんと敏感になっていて、ちょっとした刺激でも感じまくってしまうようだ。
「先輩」
波折の身体から力が抜けて、ふにゃふにゃになったあたりで、沙良は彼をキスから解放してやった。波折の涙で潤む瞳を覗きこんで、目を細める。
「俺に、ご奉仕」
「……はい」
ふる、と波折が震える。ずる、ずる、とロッカーに背中を預けながら波折はしゃがんでいって、そしてぺたりと座り込んだ。指先が、沙良のスラックスのファスナーに触れる。波折がちらりと沙良をみあげると……沙良はふっと微笑んだ。その瞬間、波折がぶるぶると震える。沙良の隠し切れない嗜虐心のにじみ出る微笑みで、イッてしまったらしい。沙良の太もものあたりを掴んでうつむき、下腹部が熱くなってじくじくとしてくるのに耐えている。
「……一人で興奮していないでください……先輩。はやく」
「はい……申し訳ございません……沙良さま……」
はあ、と波折がため息のような息を吐く。とろんと蕩けた瞳でもう一度沙良を見上げ、再びファスナーに手をかけた。ゆっくりファスナーをおろしていって、そして沙良のものを取り出す。まだ堅くはなっていないが、沙良のそれをみた波折は物欲しげに顔を赤らめて、そしてたまらない、と先っぽに吸い付いた。
「んっ……」
ちゅう、ちゅう、と波折が沙良のペニスを控えめに吸っている。べつに吸ったところでまだ何もでてこないというのに、そこから美味しい蜜でもでているかのように波折は美味しそうに吸っている。沙良が頭をなでてやれば嬉しそうに笑って、今度は竿にはむ、と歯をたてないように吸い付いてくる。目を閉じて、幸せそうにペニスに口でご奉仕している波折を見ていると、沙良のそこはわりとあっさり堅くなってきてしまって……
「おっきくなった……」
「……先輩、フェラ上手ですね」
「……ん、」
波折は大きくなった沙良のペニスをみると、目を輝かせて口の中に挿れていった。口の中いっぱいいっぱいに頬張って、そしてゆっくりと顔を動かし抜き差しをする。その満足気なうっとりとした顔をみていると、本当に波折はチンコが好きなんだ、とその淫乱っぷりに沙良は興奮してきてしまう。
「おいひっ……おいひいでふ……さら、さま……んっ……」
「ん……先輩、自分のお尻、ほぐして」
「はひ……」
波折が言われたとおりに、手をスカートの中にいれてお尻の穴をほぐし始めた。すでに波折の下着のなかはびっしょびしょなのか、すぐにくちゅくちゅという音が聞こえてくる。波折が前のめりになり、ペニスを咥えながら必死にお尻の穴をいじくっている。お尻をいじることでいっぱいいっぱいなのか口淫がおざなりになっていたため沙良が波折の頭を軽く掴んでイラマチオをしてやる。腰を振り、喉の奥を突いてしまわないようにペニスを出し入れしてやれば、波折は頬を紅潮させて歓んだ。
「あっ……んんっ……」
じゅぼじゅぼといっぱい出し入れをしてやれば、沙良の興奮も高まってくる。波折がお尻をたくさん弄って腰ががくがくとしてきたところで、沙良は波折の口からペニスを引き抜いた。
「はぁっ……ぁっ……」
つうっと波折の口とペニスの間を銀の糸が繋ぐ。沙良が波折の頭から手を離すと、波折はかくりと座り込んだ。
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー