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第十四章:彼らにとっては最後の青い春
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「さら……」
「……すっごい、イジメて欲しそうな顔してる……先輩」
「うん……」
鎖を引っ張りながらその顔を覗きこめば、波折は期待に満ちたような瞳をして薄く唇を開きはーはーと息を吐く。なんでこの人はこんなにひどいことしたくなるような表情ができるんだろうなー、と苦笑しながら沙良は猫耳カチューシャを波折にかぶせてやった。
「んー……やっぱり可愛い」
沙良は別に猫耳に萌えたりなんかはしない。むしろそんなものつけている女子がいたらほっぺを叩きたくなる。でも、実際にこうして好きな人がつけているのを見ると……悪くないな、と思ってしまった。ふさふさとした猫耳が上手い具合に首輪のアブノーマルっぽさを緩和して、全体的に可愛い雰囲気をだしてくれる。……とはいっても変態臭いことには変わりないが。
「ねー、先輩」
「んー」
「今から、「にゃー」しか言っちゃだめですよ」
沙良が命令すると、波折はぱちくりと瞬いて、そして「にゃー」と鳴いた。かわいい、と波折の顎を撫でてやると、気持ちよさそうに目をとじる。ああ、この可愛い猫を好きにしていいんだと思うと、ものすごく興奮した。顎とか、頬とか、頭とか、いろんなところを撫でてやると嬉しいのか顔をとろんとさせてくるのもまた堪らない。波折はもっと優しい意地悪をしたいなあって思わせる天才だと思う。
沙良は買ってきたおもちゃの封を全部切る。そして、まず、ローターを両方の乳首にテープでくっつける。手首にはふわふわのついた手錠。最後に例のしっぽつきバイブをお尻にいれる。装着しただけてもものすごくいやらしくて、波折はふるふると期待に震えながら顔を赤らめている。ぞくぞくしてくる。沙良は首輪の鎖を手に持ちながら……ひとつひとつ、おもちゃのスイッチをいれてやった。
「あっ……んっ……!」
「先輩。鳴き声」
「……っ……にゃっ……」
ぴくぴくっ、と波折がのけぞりだす。ぱたりと沙良の膝の上に倒れこんで、そして丸くなってしまった。ぶーん、とおもちゃの無機質な音が聞こえてきて、それに波折の鳴き声が混ざる。
「にゃー……にゃっ……にゃあっ……ん、にゃあっ……」
膝の上で、もじもじ。本当に愛猫みたいだ。沙良は猫を撫でるように自分の膝の上で悶えている波折の頭を撫でてやる。
「にゃあー……にゃあー……」
波折のお尻のなかがひくひくするたびに、しっぽはぴくんぴくんと動くから感じているのかどうかわかりやすい。はー、はー、と息をしながら鳴いて、お尻のなかひくひくさせて。そうとう感じているんだなって思って沙良は微笑んだ。
「先輩~、よしよし」
「にゃっ……んっ……! ぁうっ……にゃあっ……」
沙良がしっぽを掴んで、抜き差ししてやる。このしっぽのさきにはアナルビーズのように小さなボールがいくつも連なったような形状をしたバイブがあって、こうして抜き差しすると波折のなかでぽこんぽこんと独特な感触が走る。結構長めのバイブで、奥の奥まで届いているからこうされると波折はものすごく気持ちいいのだろう。波折の身体からはへにゃっと力がぬけて、そしてひくひくと小刻みに震えている。
「はーっ……はーっ……にゃっ……あぁんっ……にゃあっ……はーっ……」
「しっぽいじられるの、気持ちいい?」
「にゃー……んぁっ……」
乳首のローターを強にして、波折の頭を撫でる。優しくなでなでとしながら、でもしっぽバイブの抜き差しは激しく。にゅっぷにゅっぷといやらしい音をたてて、波折のお尻がよろこんでいる。
「あはは、可愛い猫ですね。こんなペット飼いたいなあ」
「にゃー……ぁん……にゃー……」
「ん? どうしたんですか?」
「にゃー……」
波折が指先で沙良をかりかりと掻いてくる。涙をぽろぽろと流しながら、何かを訴えてくる
「にゃあ」しか言っちゃいけないと命令しているから、して欲しいことを言えないのだろう。波折は身体をそろそろと起こすと、沙良にお尻をむけてくる。
「にゃあー……」
お尻を、ふりふり。ぶるぶると震えるしっぽが、揺れる。うわー、ド淫乱のお尻だなー、なんて思いつつも、沙良はちゃんと波折の意図を汲み取った。「おちんちんください」って言っている。けっこう太いバイブだったと思うんだけど、チンコのほうがやっぱりいいのかな、と沙良は苦笑い。
「……すっごい、イジメて欲しそうな顔してる……先輩」
「うん……」
鎖を引っ張りながらその顔を覗きこめば、波折は期待に満ちたような瞳をして薄く唇を開きはーはーと息を吐く。なんでこの人はこんなにひどいことしたくなるような表情ができるんだろうなー、と苦笑しながら沙良は猫耳カチューシャを波折にかぶせてやった。
「んー……やっぱり可愛い」
沙良は別に猫耳に萌えたりなんかはしない。むしろそんなものつけている女子がいたらほっぺを叩きたくなる。でも、実際にこうして好きな人がつけているのを見ると……悪くないな、と思ってしまった。ふさふさとした猫耳が上手い具合に首輪のアブノーマルっぽさを緩和して、全体的に可愛い雰囲気をだしてくれる。……とはいっても変態臭いことには変わりないが。
「ねー、先輩」
「んー」
「今から、「にゃー」しか言っちゃだめですよ」
沙良が命令すると、波折はぱちくりと瞬いて、そして「にゃー」と鳴いた。かわいい、と波折の顎を撫でてやると、気持ちよさそうに目をとじる。ああ、この可愛い猫を好きにしていいんだと思うと、ものすごく興奮した。顎とか、頬とか、頭とか、いろんなところを撫でてやると嬉しいのか顔をとろんとさせてくるのもまた堪らない。波折はもっと優しい意地悪をしたいなあって思わせる天才だと思う。
沙良は買ってきたおもちゃの封を全部切る。そして、まず、ローターを両方の乳首にテープでくっつける。手首にはふわふわのついた手錠。最後に例のしっぽつきバイブをお尻にいれる。装着しただけてもものすごくいやらしくて、波折はふるふると期待に震えながら顔を赤らめている。ぞくぞくしてくる。沙良は首輪の鎖を手に持ちながら……ひとつひとつ、おもちゃのスイッチをいれてやった。
「あっ……んっ……!」
「先輩。鳴き声」
「……っ……にゃっ……」
ぴくぴくっ、と波折がのけぞりだす。ぱたりと沙良の膝の上に倒れこんで、そして丸くなってしまった。ぶーん、とおもちゃの無機質な音が聞こえてきて、それに波折の鳴き声が混ざる。
「にゃー……にゃっ……にゃあっ……ん、にゃあっ……」
膝の上で、もじもじ。本当に愛猫みたいだ。沙良は猫を撫でるように自分の膝の上で悶えている波折の頭を撫でてやる。
「にゃあー……にゃあー……」
波折のお尻のなかがひくひくするたびに、しっぽはぴくんぴくんと動くから感じているのかどうかわかりやすい。はー、はー、と息をしながら鳴いて、お尻のなかひくひくさせて。そうとう感じているんだなって思って沙良は微笑んだ。
「先輩~、よしよし」
「にゃっ……んっ……! ぁうっ……にゃあっ……」
沙良がしっぽを掴んで、抜き差ししてやる。このしっぽのさきにはアナルビーズのように小さなボールがいくつも連なったような形状をしたバイブがあって、こうして抜き差しすると波折のなかでぽこんぽこんと独特な感触が走る。結構長めのバイブで、奥の奥まで届いているからこうされると波折はものすごく気持ちいいのだろう。波折の身体からはへにゃっと力がぬけて、そしてひくひくと小刻みに震えている。
「はーっ……はーっ……にゃっ……あぁんっ……にゃあっ……はーっ……」
「しっぽいじられるの、気持ちいい?」
「にゃー……んぁっ……」
乳首のローターを強にして、波折の頭を撫でる。優しくなでなでとしながら、でもしっぽバイブの抜き差しは激しく。にゅっぷにゅっぷといやらしい音をたてて、波折のお尻がよろこんでいる。
「あはは、可愛い猫ですね。こんなペット飼いたいなあ」
「にゃー……ぁん……にゃー……」
「ん? どうしたんですか?」
「にゃー……」
波折が指先で沙良をかりかりと掻いてくる。涙をぽろぽろと流しながら、何かを訴えてくる
「にゃあ」しか言っちゃいけないと命令しているから、して欲しいことを言えないのだろう。波折は身体をそろそろと起こすと、沙良にお尻をむけてくる。
「にゃあー……」
お尻を、ふりふり。ぶるぶると震えるしっぽが、揺れる。うわー、ド淫乱のお尻だなー、なんて思いつつも、沙良はちゃんと波折の意図を汲み取った。「おちんちんください」って言っている。けっこう太いバイブだったと思うんだけど、チンコのほうがやっぱりいいのかな、と沙良は苦笑い。
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