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第十四章:彼らにとっては最後の青い春
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今日のJSも朝から賑やかだった。登校している最中から学園祭の雰囲気を感じさせるような、そんな朝。やはり波折と一緒に歩いていると目立ってしまって、すれ違うJSの生徒ほとんどに挨拶をされる。最近は「神藤くん」と呼ばれることも多くて、波折に巻き込まれて自分まで有名になってきているのが沙良は恥ずかしかった。
二日目は一日目よりも準備が楽なため、急いで教室に向かうこともない。学校についてからもしばらく、二年の教室の前で沙良と波折はぐだぐだと話をしていた。
「あれ、神藤くん」
そうしていると、登校してきた可織に声をかけられた。沙良が二年の教室にいるのが物珍しいのか、不思議そうな顔をしてみている。
「そういえば、神藤くんは今日バンドやるんだっけ」
「あ、はい。俺は歌わないですけど」
「何の楽器?」
「キーボードです」
可織が「へえ~」と感心したような声を出す。可織も大分目立つ人だから、すれ違う生徒たちがみな顧みている。なんだか自分はすごいメンツのなかにいるんじゃないかと沙良は居たたまれなくなってしまったが、波折も可織も何も気にしていないらしい。「そういう人」は目立つことにも慣れているのか……と沙良は自分と二人の差を痛感する。
「楽しみにしているね」
「えっ、可織先輩も見にくるんですか」
「もちろん」
ふふ、と可織が笑う。生徒会の人たちに見られるの恥ずかしいな、と沙良も照れ笑いを返した。
そうこうしているうちに、時間がやってくる。沙良は二人と別れて、自分のクラスへ向かった。知っている人にみられるとなると今更のように沙良は緊張してきてしまって、今日の発表が楽しみなような不安なような……そんな複雑な気持ちでいっぱいになった。
二日目は一日目よりも準備が楽なため、急いで教室に向かうこともない。学校についてからもしばらく、二年の教室の前で沙良と波折はぐだぐだと話をしていた。
「あれ、神藤くん」
そうしていると、登校してきた可織に声をかけられた。沙良が二年の教室にいるのが物珍しいのか、不思議そうな顔をしてみている。
「そういえば、神藤くんは今日バンドやるんだっけ」
「あ、はい。俺は歌わないですけど」
「何の楽器?」
「キーボードです」
可織が「へえ~」と感心したような声を出す。可織も大分目立つ人だから、すれ違う生徒たちがみな顧みている。なんだか自分はすごいメンツのなかにいるんじゃないかと沙良は居たたまれなくなってしまったが、波折も可織も何も気にしていないらしい。「そういう人」は目立つことにも慣れているのか……と沙良は自分と二人の差を痛感する。
「楽しみにしているね」
「えっ、可織先輩も見にくるんですか」
「もちろん」
ふふ、と可織が笑う。生徒会の人たちに見られるの恥ずかしいな、と沙良も照れ笑いを返した。
そうこうしているうちに、時間がやってくる。沙良は二人と別れて、自分のクラスへ向かった。知っている人にみられるとなると今更のように沙良は緊張してきてしまって、今日の発表が楽しみなような不安なような……そんな複雑な気持ちでいっぱいになった。
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