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第十四章:彼らにとっては最後の青い春
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「君は……どうやら俺と波折がヤってるところを盗撮したみたいじゃないか。それ、バラされたりしたら困るんだよね。黙っていろって言っても、君みたいな莫迦はいつぽろっと言っちゃうか分からないだろ。そういうことで、死んでもらいます」
「……ッ」
男の目が細められる。
篠崎はもう、パニック状態に陥っていた。当たり前のように魔術を使ってくる男。そして自分が死の淵に立たされているという事実。自分の命は、今男の手に握られている。男がふと手をひねれば、自分は殺されてしまう。いつのまにか失禁してしまって、それでもそんなことを気にしている場合でもなくて。逃げようとなんとか体を起こせば、更に強い痛みが襲い来る。
「逃げるなって。まあ、ちょっと見ていってよ」
「……?」
「最期にさ、いいもの見せてあげる」
男はにこっと笑って、床に転がっていた鞭を手にとった。それでつうっと波折の体をなで上げれば、波折は「あっ……」と甘い声をあげて身動ぐ。
「ちゃんとした鞭の使い方教えてあげるよ。波折がとろっとろに感じているところ、ナマでみせてあげる」
男が波折の服を脱がせてゆく。ネクタイを解き、カーディガンをめくりあげてシャツのボタンを外す。スラックスと下着もおろして下は何も纏わない状態に。最後にカーディガンを波折に咥えているように命じて、胸を露出させる。
「んっ……」
「おっと……脱がせただけで感じてるのかな。乳首こんなに勃たせて」
「んっ……んんっ……」
男が鞭の柄で波折の乳首とぐりぐりと刺激した。波折はくねくねと身をよじって逃げようとするが、手錠で拘束されているため逃げることもできない。脚をもじもじとさせて、必死に快楽に耐えている。
「久々だもんね、俺とするの。そんなに期待に満ちた目をして……はしたない子だな」
「んんっ……!」
パァン、と波折を鞭で叩く音が響く。波折はぎゅっと目を閉じて、ふるふると震えてそれを受け入れた。男は一度叩くと、もう叩こうとはしない。目を開けて「もうしないの?」と訴えてくる波折をみて、はっと嗤う。
「いじめて欲しい?」
「ん……! ん……!」
こくこく、波折が頷く。顔を真っ赤にして、涙目で。
――あんな波折は、自分はみたことがない。篠崎は男にいじめられ悦んでいる波折をみて、唖然としていた。いつも、どこか顔を青くして辛そうに瞼を伏せる……そんな表情をしていたのに。今の波折はまるで違う。もっとして、いっぱい虐めて、そう男に懇願するように頬を紅潮させきらきらとした瞳で男を見つめているのだ。いやらしくて、可愛らしくて。もっともっと酷いことをしたくなるような、そんな表情を今の波折は浮かべている。
もしかして、自分としているときの波折は、感じていなかった……? そんなことを、今更のように篠崎は感じ始めていた。
「んんっ……!」
ぺし、と男が鞭で波折の身体を叩く。あまり強くは叩いていない。弱く、ぺち、ぺち、と音がする程度に。それでも波折は目をうるうるとさせて、カーディガンを咥えた口から上ずった声をあげている。徐々に勃ちはじめたペニスがふる、ふる、と震えていて、その先から雫がこぼれ出す。
「なに勝手に勃たせてんの? 淫乱波折」
「んーっ……!」
男が足で波折のペニスをぐりぐりと刺激した。波折は首をふるふると振って、ぼろぼろと涙をこぼす。それでもその顔は気持ちよさそうにとろけていて。腰をくねくね、びくびくとさせてそのオシオキに感じていた。
「んっ……んんっ……」
男は足で波折の股間を刺激しながら、乳首のあたりを鞭でぺちんぺちんと叩いている。そうしていれば波折はあっさりと限界がやってきたのか、腰をがくがくと震わせ始めた。男が蔑むような顔をして波折の股間から足を離せば……ぴゅく、と波折のペニスから白濁が飛び出してしまう。
「あ~……勝手にだしちゃって……オシオキまだ足りない?」
「んー……」
「いいよ、もうしゃべっても」
ふふ、と男が笑う。波折は許可を受けて口からカーディガンをぽろりと落とした。ずっと声を抑えようとカーディガンを噛んでいたため、カーディガンには唾液がついてしまっている。開放された唇も、てらてらと光っていた。
「ご、主人公さま……」
「波折? そこの篠崎くんと俺のオシオキ、どっちが好き?」
「ご主人様のオシオキです……ご主人様の……」
「あっはっは、ほら、次どうして欲しい?」
「おしり……おしり叩いてください……」
「いいよ~、エッチだね、波折は」
篠崎は悔しそうに顔を歪めながら、波折が陵辱される様を見ていた。しかし、何もすることができない。男に背後に立たれて期待に満ち溢れた顔をする波折を、ただ見つめるだけ。男が思い切り鞭を波折の臀部に振り落とすと、波折はのけぞって嬌声をあげる。
「あぁんっ……!」
「もっと声だせ、波折」
「はいっ……! あぁっ……! いいっ……! 気持ちいいっ……! ご主人さまぁっ……!」
パァン! パァン! と激しい音が響き渡る。波折は頬を赤らめて涎を垂らしながら歓んでいた。はあはあと荒く息を吐き、嬉しそうに声をあげる。叩かれる度に震えるペニスからはだらだらとはしたない液体がこぼれている。
「ほら、波折。中にぶちこむからな」
「はいっ……! 挿れてっ……! ご主人様! おっきいの挿れてぇ!」
「よし、ほら悦べ!」
「んぁっ……!?」
男が波折の孔に突っ込んだのは、鞭の柄だった。ぐりぐりと波折のお尻に押し込んで、ぐぐぐっとなかに挿れていく。男の熱いモノを挿れられるのだとばかり思っていた波折は驚いていたが……しばらくズブズブと抜き差しされているうちに、その顔がとろけていった。
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