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第一章:憧れの生徒会長様
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「……俺はなにをやっているんだ……」
沙良はパソコンの前で独り事をつぶやく。
家に帰って、晩御飯を食べて、……そして、波折のことをもやもやと考えて。仲良くなりたいと思っていた人にあんな顔をされてしまって、どうしてもあれこれと考えこんでしまった。しかし、ずっとそのことを考えて疲れてしまった脳は、休息を欲していた。リフレッシュに軽くネットサーフィンでもしようかとトップページを開いて沙良が検索バーに打ち込んだ文字は――『奴隷調教日記』だった。
鑓水がみせてきたあの動画のインパクトが、強すぎた。男って、あんなに乱れるものなのか。自分と同じ体を持つ男が被写体になっているからこそ、妙に興奮してしまって、あの動画のことが忘れられなかった。
そのサイトは、意外にもシンプルなレイアウトのサイトだった。何人ものユーザーが動画を投稿するタイプのサイトではなく、一人の管理人が自分で撮った動画を載せているらしい。つまり、あの動画に映っている少年は投稿者が自分で調教したということになるが……。
「……うは、これマジでやってんならすごい」
更新履歴に並ぶ、卑猥なタイトルの動画たち。目が滑るようなそれらのサムネイルに沙良はざっと目を通してゆく。多すぎて、どれから手をつけたらいいのかわからない。なんとなく、最新更新である『束縛されてセックスマシーンに犯されちゃう★』をクリックしてみる。
***
『これから機械とエッチするけど、その心境をどうぞ~!』
少年が、裸で台の上にうつ伏せになっている。腰だけを高くあげた状態で、秘部を思い切りさらけ出していた。手足は縄で台に固定されているようだ。
『すごく、たのしみです……』
『さすが××。エッチだね~!』
カメラが少年に寄っていき、色んなところを映している。モザイクのかかった顔、ツンと勃った乳首、ひくひくと疼いている後孔。すでにそこは慣らしてあるのか、ぽっかりと穴が開いていて、なかがぬらぬらと濡れている。
『さてこれから××をブチ犯すのは、こちら』
カメラがぐるりと回って、大きな機械を映す。少年と同じくらいの大きさのその機械は、太いバイブが取り付けてあって、そのバイブの先からは白いローションのようなものがどくどくとあふれている。
『いくよ、××』
『あ……、はやく……』
バイブの先端が少年の後孔にあてられる。そうすれば少年は、待ちきれないのか孔をぐりぐりとバイブに擦り付けるように腰を動かした。
『うう……ふ、ぁあ……』
自分であてながら、喘ぐ。ビクンビクンと身体を震わせ、それでも物足りないのか腰を振る。バイブから出ているローションがにゅるにゅると音をたてている。
撮影者が嘲笑うような吐息が、マイクにはいった。
そして画面は、機械のスイッチを映す。撮影者の指が――スイッチをいれる。
『あ、ふ、ぁああ、ぁあ……ッ!』
ずぶ、とバイブが少年のなかにはいっていった。普通のバイブなんかよりもずっと太くて長いそれを、少年の後孔はいとも簡単に呑み込んでしまう。もうすっかり柔らかくほぐされているのだろう、少年は痛がる様子もなく、ひんひんと甲高い声をあげだした。
『ひゃっ、あっ、あっ、あっ、ひゃんっ、う、ひゃあっ』
ぴょんぴょんと少年の腰が跳ねる。拘束されているため、逃げることはできない。がたがたと身体を震わせて、すっかりたちあがったペニスから白濁を飛ばし、少年は悶える。機械のスピードは次第にあがっていき、少年を限界に追い詰めてゆく。
『やあっ、やらぁっ、たすけ、てぇっ……! ひゃあっ、あぁあっ』
『気持ちいいんじゃないの、××。楽しみにしていたでしょ?』
『きもち、いいれすっ、ひゃあっ、あぁあっ、こわれ、ちゃうっ、ん、ひゃあ、あっ』
少年はふるふると髪を振り乱し、助けてと撮影者に懇願している。しかし、カメラは動かない。バイブの先端からあふれるローションは少年の孔から溢れ、白い太ももをだらだらと伝い、台を濡らしてゆく。
『ああっ、あっ、あっ、あっ、あっ――』
***
「……相変わらずすご、」
気付けば少し堅くなってしまった自分のものを見下ろして、沙良は苦笑いする。男が犯される動画をみて勃つなんて……とかるくショックを受けたが、ここまでくるともはやひとつのAVのジャンルとしてイケそうだ。へらへらとした鑓水の顔を思い浮かべて、とんでもないアブノーマルなサイトおしえてくれたな、とありがたいような憎たらしいような、そんなことを思ってしまう。
「……おおー……なんか、ガチもんっぽい……どうなんだろ」
サイトをいろいろとみていると、テキストによる日記もあった。毎日、淡々と綴られているそれはさながら官能小説のようで、それもなかなかに興奮してしまう内容だった。全部読む体力がなかっためさらっと読んで、なんとなくわかったのは管理人は昔から少年と知り合いで長い間調教していたらしい、ということである。これ犯罪じゃないの、と一瞬思ってしまったが、やっぱりその調教のなかみが非現実的だったし、動画自体は最近撮られたものしかのっていない。
「これ本当にできたらすごいな」
妄想の域としか思えないような、調教の内容。少年は自分に絶対服従だとか、イク瞬間にチョコレートを食べさせ続けたせいで少年はチョコレートを食べると淫乱になってしまうとか。
鼻で笑うしかないような日記も、フィクションだと思って読んでいればまあまあ面白い。とくにやることもなかった沙良は、無駄な時間をすごしているな、と思いつつもそのサイトをひたすらに漁っていた。
沙良はパソコンの前で独り事をつぶやく。
家に帰って、晩御飯を食べて、……そして、波折のことをもやもやと考えて。仲良くなりたいと思っていた人にあんな顔をされてしまって、どうしてもあれこれと考えこんでしまった。しかし、ずっとそのことを考えて疲れてしまった脳は、休息を欲していた。リフレッシュに軽くネットサーフィンでもしようかとトップページを開いて沙良が検索バーに打ち込んだ文字は――『奴隷調教日記』だった。
鑓水がみせてきたあの動画のインパクトが、強すぎた。男って、あんなに乱れるものなのか。自分と同じ体を持つ男が被写体になっているからこそ、妙に興奮してしまって、あの動画のことが忘れられなかった。
そのサイトは、意外にもシンプルなレイアウトのサイトだった。何人ものユーザーが動画を投稿するタイプのサイトではなく、一人の管理人が自分で撮った動画を載せているらしい。つまり、あの動画に映っている少年は投稿者が自分で調教したということになるが……。
「……うは、これマジでやってんならすごい」
更新履歴に並ぶ、卑猥なタイトルの動画たち。目が滑るようなそれらのサムネイルに沙良はざっと目を通してゆく。多すぎて、どれから手をつけたらいいのかわからない。なんとなく、最新更新である『束縛されてセックスマシーンに犯されちゃう★』をクリックしてみる。
***
『これから機械とエッチするけど、その心境をどうぞ~!』
少年が、裸で台の上にうつ伏せになっている。腰だけを高くあげた状態で、秘部を思い切りさらけ出していた。手足は縄で台に固定されているようだ。
『すごく、たのしみです……』
『さすが××。エッチだね~!』
カメラが少年に寄っていき、色んなところを映している。モザイクのかかった顔、ツンと勃った乳首、ひくひくと疼いている後孔。すでにそこは慣らしてあるのか、ぽっかりと穴が開いていて、なかがぬらぬらと濡れている。
『さてこれから××をブチ犯すのは、こちら』
カメラがぐるりと回って、大きな機械を映す。少年と同じくらいの大きさのその機械は、太いバイブが取り付けてあって、そのバイブの先からは白いローションのようなものがどくどくとあふれている。
『いくよ、××』
『あ……、はやく……』
バイブの先端が少年の後孔にあてられる。そうすれば少年は、待ちきれないのか孔をぐりぐりとバイブに擦り付けるように腰を動かした。
『うう……ふ、ぁあ……』
自分であてながら、喘ぐ。ビクンビクンと身体を震わせ、それでも物足りないのか腰を振る。バイブから出ているローションがにゅるにゅると音をたてている。
撮影者が嘲笑うような吐息が、マイクにはいった。
そして画面は、機械のスイッチを映す。撮影者の指が――スイッチをいれる。
『あ、ふ、ぁああ、ぁあ……ッ!』
ずぶ、とバイブが少年のなかにはいっていった。普通のバイブなんかよりもずっと太くて長いそれを、少年の後孔はいとも簡単に呑み込んでしまう。もうすっかり柔らかくほぐされているのだろう、少年は痛がる様子もなく、ひんひんと甲高い声をあげだした。
『ひゃっ、あっ、あっ、あっ、ひゃんっ、う、ひゃあっ』
ぴょんぴょんと少年の腰が跳ねる。拘束されているため、逃げることはできない。がたがたと身体を震わせて、すっかりたちあがったペニスから白濁を飛ばし、少年は悶える。機械のスピードは次第にあがっていき、少年を限界に追い詰めてゆく。
『やあっ、やらぁっ、たすけ、てぇっ……! ひゃあっ、あぁあっ』
『気持ちいいんじゃないの、××。楽しみにしていたでしょ?』
『きもち、いいれすっ、ひゃあっ、あぁあっ、こわれ、ちゃうっ、ん、ひゃあ、あっ』
少年はふるふると髪を振り乱し、助けてと撮影者に懇願している。しかし、カメラは動かない。バイブの先端からあふれるローションは少年の孔から溢れ、白い太ももをだらだらと伝い、台を濡らしてゆく。
『ああっ、あっ、あっ、あっ、あっ――』
***
「……相変わらずすご、」
気付けば少し堅くなってしまった自分のものを見下ろして、沙良は苦笑いする。男が犯される動画をみて勃つなんて……とかるくショックを受けたが、ここまでくるともはやひとつのAVのジャンルとしてイケそうだ。へらへらとした鑓水の顔を思い浮かべて、とんでもないアブノーマルなサイトおしえてくれたな、とありがたいような憎たらしいような、そんなことを思ってしまう。
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サイトをいろいろとみていると、テキストによる日記もあった。毎日、淡々と綴られているそれはさながら官能小説のようで、それもなかなかに興奮してしまう内容だった。全部読む体力がなかっためさらっと読んで、なんとなくわかったのは管理人は昔から少年と知り合いで長い間調教していたらしい、ということである。これ犯罪じゃないの、と一瞬思ってしまったが、やっぱりその調教のなかみが非現実的だったし、動画自体は最近撮られたものしかのっていない。
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妄想の域としか思えないような、調教の内容。少年は自分に絶対服従だとか、イク瞬間にチョコレートを食べさせ続けたせいで少年はチョコレートを食べると淫乱になってしまうとか。
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