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第三章:もっとキミのことを知りたくて
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授業が始まっても、沙良の気分は晴れないままだった。
そもそも、チョコレートを食べると発情するなんて、そんな体質あるのだろうか。聞いたこともない波折の体質に、沙良は今更のように疑問を覚える。一度気になるとそのことばかり考えてしまって、授業が頭に入ってこない。沙良はスマートフォンを取り出すと、こっそり調べ始めた。
ただ、チョコレートを食べると発情する体質なんて、そんな体質についてはいくら調べてもでてこない。検索エンジンをつかって調べてみれば、官能小説などのフィクションばかりがヒットする。
(あ……)
いくらか調べたところで、沙良はあることを思い出した。『奴隷調教日記』にでてくる少年。たしか、彼はサイトの管理人に、チョコレートを食べるとイッてしまうように調教された、と日記に書いてあったような気がした。少年がイク直前にチョコレートを食べさせる、ということを繰り返し、身体に「チョコレートを食べるとイク」と覚えさせる。そんなことが。
まさか、波折もそういった、後天的な何かによってそんな体質に? あの波折が? 誰かに調教されている?
(あの王子様に限ってそんなこと……)
すぐに頭のなかで「ありえない」と否定してみたものの、沙良のなかにはもやもやと、波折が調教されるシーンが浮かんできてしまう。『奴隷調教日記』でみた、チョコレートを使った調教と波折を、重ねて妄想しはじめてしまった。
***
『あ、ぁあ……う、イかせてください……イかせてください……ああぁ……』
椅子に縛り付けられ、脚を肘掛けに固定されてM字に開かされている波折。乳首にはローター、アナルにはバイブ。そしてペニスにはコックリングがつけられていて、イケないようにされている。カメラには撮影者が手に持った2つのリモコン。波折に取り付けられているオモチャのリモコンだろう。
『ん~変だな、オモチャでいじめてあげているんだからイッてもいいんだけどね? 波折』
『とって……おちんぽについてるやつ、とってぇ……』
『え~? それはだめだよ』
リモコンは、強にされたり弱にされたり。ウィンウィンと音を立てて震えるオモチャは緩急をつけて波折を責め立てる。
『あっ、あっ、あっ……』
びくんっびくんっ、と波折の身体が震える。波折はぼろぼろと泣きながら、撮影者にコックリングを外すように懇願している。
『外さないよ。ああ、そうだ。波折、これあげる』
撮影者がチョコレートをとりだした。それをみた波折はびくりと肩を震わせる。
『やあ、いまは、だめえ、イけない、から、だめぇ……』
『食べなさい』
『や、あ……ん、んん……む、』
撮影者が波折の唇に、チョコレートを押し込んだ。波折は泣きながら、それをなんとか口の中で溶かし、飲み込む。そうすれば、ぶるぶるっ、と波折の身体が小刻みに震えだす。
『あ、あぁああっ、あぁあ……』
がたがたと波折を縛り付けた椅子が震える。波折は首を振って、身体をくねくねと動かしながら激しく悶えた。アナルがきゅっと締まって、バイブがずるりと落ちてしまう。
『ああ、もうだめでしょ。バイブ落としちゃ。そうだ、手だけ解放してあげる。バイブいじっていいよ。おちんちんについたリングは絶対に触っちゃだめだからね。リングとったりしたらお仕置きだから』
撮影者は波折の手を縛り付けるロープを外すと、その手に落ちたバイブを持たせてやる。そうすると、波折はためらいなくそのバイブをアナルに突っ込んだ。
『あっ、ひゃああっ、あっ、あっ』
ずぼずぼと激しく抜き差しをする。激しい水音をたてて、乱暴なくらいに、激しく。奥を突く度に身体を大きく跳ねさせながら、手は止めない。
『イキたいっ、イキたい、よぉっ……! やあ、ああッ、あっ、あっ!』
***
「……」
沙良は自分で想像して、気分がどん底まで落ちてしまった。なんてことを妄想しているんだ、俺は。自己嫌悪が凄まじく、血の気がひいてゆく。しかも、少しだけ勃ってしまった。
(あんな動画なんてどうせ演技だろ、チョコレートで発情するなんてありえないんだよ……)
知り合いで卑猥な妄想をしてしまった自分にショックをうけて、項垂れる。それからは、授業が終わるまでずっと、波折のことしか考えることができなかった。
そもそも、チョコレートを食べると発情するなんて、そんな体質あるのだろうか。聞いたこともない波折の体質に、沙良は今更のように疑問を覚える。一度気になるとそのことばかり考えてしまって、授業が頭に入ってこない。沙良はスマートフォンを取り出すと、こっそり調べ始めた。
ただ、チョコレートを食べると発情する体質なんて、そんな体質についてはいくら調べてもでてこない。検索エンジンをつかって調べてみれば、官能小説などのフィクションばかりがヒットする。
(あ……)
いくらか調べたところで、沙良はあることを思い出した。『奴隷調教日記』にでてくる少年。たしか、彼はサイトの管理人に、チョコレートを食べるとイッてしまうように調教された、と日記に書いてあったような気がした。少年がイク直前にチョコレートを食べさせる、ということを繰り返し、身体に「チョコレートを食べるとイク」と覚えさせる。そんなことが。
まさか、波折もそういった、後天的な何かによってそんな体質に? あの波折が? 誰かに調教されている?
(あの王子様に限ってそんなこと……)
すぐに頭のなかで「ありえない」と否定してみたものの、沙良のなかにはもやもやと、波折が調教されるシーンが浮かんできてしまう。『奴隷調教日記』でみた、チョコレートを使った調教と波折を、重ねて妄想しはじめてしまった。
***
『あ、ぁあ……う、イかせてください……イかせてください……ああぁ……』
椅子に縛り付けられ、脚を肘掛けに固定されてM字に開かされている波折。乳首にはローター、アナルにはバイブ。そしてペニスにはコックリングがつけられていて、イケないようにされている。カメラには撮影者が手に持った2つのリモコン。波折に取り付けられているオモチャのリモコンだろう。
『ん~変だな、オモチャでいじめてあげているんだからイッてもいいんだけどね? 波折』
『とって……おちんぽについてるやつ、とってぇ……』
『え~? それはだめだよ』
リモコンは、強にされたり弱にされたり。ウィンウィンと音を立てて震えるオモチャは緩急をつけて波折を責め立てる。
『あっ、あっ、あっ……』
びくんっびくんっ、と波折の身体が震える。波折はぼろぼろと泣きながら、撮影者にコックリングを外すように懇願している。
『外さないよ。ああ、そうだ。波折、これあげる』
撮影者がチョコレートをとりだした。それをみた波折はびくりと肩を震わせる。
『やあ、いまは、だめえ、イけない、から、だめぇ……』
『食べなさい』
『や、あ……ん、んん……む、』
撮影者が波折の唇に、チョコレートを押し込んだ。波折は泣きながら、それをなんとか口の中で溶かし、飲み込む。そうすれば、ぶるぶるっ、と波折の身体が小刻みに震えだす。
『あ、あぁああっ、あぁあ……』
がたがたと波折を縛り付けた椅子が震える。波折は首を振って、身体をくねくねと動かしながら激しく悶えた。アナルがきゅっと締まって、バイブがずるりと落ちてしまう。
『ああ、もうだめでしょ。バイブ落としちゃ。そうだ、手だけ解放してあげる。バイブいじっていいよ。おちんちんについたリングは絶対に触っちゃだめだからね。リングとったりしたらお仕置きだから』
撮影者は波折の手を縛り付けるロープを外すと、その手に落ちたバイブを持たせてやる。そうすると、波折はためらいなくそのバイブをアナルに突っ込んだ。
『あっ、ひゃああっ、あっ、あっ』
ずぼずぼと激しく抜き差しをする。激しい水音をたてて、乱暴なくらいに、激しく。奥を突く度に身体を大きく跳ねさせながら、手は止めない。
『イキたいっ、イキたい、よぉっ……! やあ、ああッ、あっ、あっ!』
***
「……」
沙良は自分で想像して、気分がどん底まで落ちてしまった。なんてことを妄想しているんだ、俺は。自己嫌悪が凄まじく、血の気がひいてゆく。しかも、少しだけ勃ってしまった。
(あんな動画なんてどうせ演技だろ、チョコレートで発情するなんてありえないんだよ……)
知り合いで卑猥な妄想をしてしまった自分にショックをうけて、項垂れる。それからは、授業が終わるまでずっと、波折のことしか考えることができなかった。
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