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第八章:甘く蕩けて心まで
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ご飯を食べ終えて食器を片付けると、鑓水はまたベッドに転がった。やることは特に決まっていないのだ。丸一日使って波折を抱き潰してやろうと思っていただけだったから、だらだらと時間を食いつぶすことに特に抵抗を感じなかった。
「……隣、いい?」
「いいけど」
波折が、横になる鑓水を見下ろして尋ねてくる。波折の部屋にはベッド以外に横になれるようなところはない。鑓水はだらんとわざとらしく腕を広げて、波折をいざなってやる。そうすれば波折は嬉しそうに笑って、鑓水のすぐ隣に飛び込んできた。
「……!」
波折は鑓水の胸に頬を擦り付けて、ぎゅっと抱き着いてくる。ふわふわと顎をかすめる髪の毛が気になって鑓水がその頭に口付けを落としてやれば、「んっ……」と鳴いて次の鑓水の行動を待つように動かなくなってしまった。
……つくづく淫乱だな、と鑓水は思う。波折は人肌が好きなのだ。ビデオのなかで「ご主人様」とセックスをしているときも、身体を密着させる体位でしているときのほうが声が蕩けている。そして鑓水と一緒に過ごすときも……とにかくくっ付いてくる。普段の会話なんかは淡々としていて甘えたな態度を一切とってこないから、波折は鑓水が好きなのではなく人肌に抱かれる事が好きなのだ、と鑓水は考えていた。
「おまえセックス大好きだよね」
「うん……」
「俺に性奴隷っていわれたときも、めっちゃ興奮したんでしょ?」
「した……慧太に性奴隷にされたせいで、学校にいるときは慧太に犯されることしか考えられない」
「あのさぁ、ちょっとおもったんだけど、おまえって俺以外に脅されたとしても、こうしてヤる関係になった?」
ふと鑓水が尋ねてみる。波折は一瞬考えるように黙り込んだのちに、――首を横に振った。
「……慧太にだったら服従してもいいと思ったから慧太の性奴隷になったんだよ」
「なにそれ」
「……そのままの意味」
鑓水が波折のシャツのなかに手を入れる。波折はぴく、と小さく震えてごそごそと布団のなかで身じろいだ。なめらかな肌を堪能するようにゆるゆると撫でてやると、くすぐったそうに腰をくねらせてくすくすと笑う。
「慧太はかっこいいし、」
「ほう」
「……」
ちら、と波折が鑓水を見上げる。胸元にうずくまっていたのを、ぐっと布団から出てきて鑓水のすぐ目の前に顔を寄せる。
「……それに、聡いもんね」
きらきらと光る波折の瞳が視界いっぱいに広がる。綺麗で、透明感に溢れているのに腹の底が読めない、そんな瞳。なんだかのめり込んだら危ないな、と鑓水は思う。支配してやるつもりがいつの間にか支配されてしまいそうだ。
「……この、魔性」
「?」
波折の吐息を感じる。邪気のないような表情が恐ろしい。波折から静かな狂気のようなものを感じてしまって、鑓水はざわりと胸がざわめくのを感じた。
(よくこんな奴を神藤はなんの疑いもなく好きになれるよな。顔は可愛いけどさ)
波折が唇を触れ合わせてくる。ちゅ、ちゅ、と子猫のようなキスを繰り返してきて、じいっと熱を汲んだ瞳でみつめてきた。抱いて、と言っているようだ。
波折がゆっくりとシャツを自らたくし上げていって、胸をさらけ出す。
「慧太……吸って」
「……隣、いい?」
「いいけど」
波折が、横になる鑓水を見下ろして尋ねてくる。波折の部屋にはベッド以外に横になれるようなところはない。鑓水はだらんとわざとらしく腕を広げて、波折をいざなってやる。そうすれば波折は嬉しそうに笑って、鑓水のすぐ隣に飛び込んできた。
「……!」
波折は鑓水の胸に頬を擦り付けて、ぎゅっと抱き着いてくる。ふわふわと顎をかすめる髪の毛が気になって鑓水がその頭に口付けを落としてやれば、「んっ……」と鳴いて次の鑓水の行動を待つように動かなくなってしまった。
……つくづく淫乱だな、と鑓水は思う。波折は人肌が好きなのだ。ビデオのなかで「ご主人様」とセックスをしているときも、身体を密着させる体位でしているときのほうが声が蕩けている。そして鑓水と一緒に過ごすときも……とにかくくっ付いてくる。普段の会話なんかは淡々としていて甘えたな態度を一切とってこないから、波折は鑓水が好きなのではなく人肌に抱かれる事が好きなのだ、と鑓水は考えていた。
「おまえセックス大好きだよね」
「うん……」
「俺に性奴隷っていわれたときも、めっちゃ興奮したんでしょ?」
「した……慧太に性奴隷にされたせいで、学校にいるときは慧太に犯されることしか考えられない」
「あのさぁ、ちょっとおもったんだけど、おまえって俺以外に脅されたとしても、こうしてヤる関係になった?」
ふと鑓水が尋ねてみる。波折は一瞬考えるように黙り込んだのちに、――首を横に振った。
「……慧太にだったら服従してもいいと思ったから慧太の性奴隷になったんだよ」
「なにそれ」
「……そのままの意味」
鑓水が波折のシャツのなかに手を入れる。波折はぴく、と小さく震えてごそごそと布団のなかで身じろいだ。なめらかな肌を堪能するようにゆるゆると撫でてやると、くすぐったそうに腰をくねらせてくすくすと笑う。
「慧太はかっこいいし、」
「ほう」
「……」
ちら、と波折が鑓水を見上げる。胸元にうずくまっていたのを、ぐっと布団から出てきて鑓水のすぐ目の前に顔を寄せる。
「……それに、聡いもんね」
きらきらと光る波折の瞳が視界いっぱいに広がる。綺麗で、透明感に溢れているのに腹の底が読めない、そんな瞳。なんだかのめり込んだら危ないな、と鑓水は思う。支配してやるつもりがいつの間にか支配されてしまいそうだ。
「……この、魔性」
「?」
波折の吐息を感じる。邪気のないような表情が恐ろしい。波折から静かな狂気のようなものを感じてしまって、鑓水はざわりと胸がざわめくのを感じた。
(よくこんな奴を神藤はなんの疑いもなく好きになれるよな。顔は可愛いけどさ)
波折が唇を触れ合わせてくる。ちゅ、ちゅ、と子猫のようなキスを繰り返してきて、じいっと熱を汲んだ瞳でみつめてきた。抱いて、と言っているようだ。
波折がゆっくりとシャツを自らたくし上げていって、胸をさらけ出す。
「慧太……吸って」
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