5 / 9
第五話『頼みの綱はコックリさん』
しおりを挟む
渡された名刺を手に、俺は悩んだ。
メジャーデビュー、大手レコード会社……昨日まで部屋で悶々としていた俺からすると信じられない展開であり、且つどれも魅力的な言葉だ。
ファジィ「どうする?はじめ」
ファジィの言葉で俺は我に返った。
はじめ「どうするって…俺に聞くなよ」
ファジィ「だってお前がリーダーだろうが」
楠本「そうだスな!何も言わねぇでもリーダーははじめに決まってるだス」
はじめ「俺がリーダー!?」
ルロイ「異議アリ!」
はじめ「お前には言われたくねぇよ!」
答えに窮する俺を見かねて、レコード会社のスカウトが声を掛けてきた。
男「えっと、どうするのかな?まぁ、急に言われても悩むよね。でもなろうと思ってもなれない仕事だからね、アーティストっていうのは。チャンスだと思うよ!また考えてから返事くれてもいいし」
聖「はじめ…」
はじめ「…うーん…いや、やっぱいいです」
俺の言葉にスカウトの男はポカンと口を開けた。
そして明らかに狼狽した様子で言った。
男「は!?え!?君は何を言っているんだい?!天下のアフロディスクだよ?こう言っちゃなんだけど、うちと契約したくても出来ないアーティスト腐るほどいるんだよ?」
はじめ「確かにもったいない話かもしれません。…でも俺の中でさっきの演奏中に今まで感じたことの無かった感情があったんです。楽しいって言うか何て言うか…。それを形にしちゃうと崩れちゃいそうな気がするんです。ホントすいません…」
男「し、信じられない…!」
ファジィ「ふぅ~。ま、そういうこった。おっさん」
はじめ「ファジィ…」
ファジィ「まぁ出会ったばかりだけどさ、何となくお前ならそう言う気がしたよ」
俺の決断にどこか満足気な表情のメンバー達。
ファジィに肩を叩かれ、後ろめたい気持ちも晴れていく。
その後、CDデビューを断った俺達は、次に何をすべきか相談した。
聖がコックリさんで占おうとしたが「コ・ロ・ス」の文字を残したまま、なかなか帰って頂けないので中止となった。
懲りない聖は続いてエンジェル様に相談し、『ゴートゥーヘル』というライブハウスへ行け、とのお告げを受けた。
ファジィ「行くとこねぇし、とりあえずそこ行くか!」
はじめ「じゃあみんなで調べてみよう」
つづく
メジャーデビュー、大手レコード会社……昨日まで部屋で悶々としていた俺からすると信じられない展開であり、且つどれも魅力的な言葉だ。
ファジィ「どうする?はじめ」
ファジィの言葉で俺は我に返った。
はじめ「どうするって…俺に聞くなよ」
ファジィ「だってお前がリーダーだろうが」
楠本「そうだスな!何も言わねぇでもリーダーははじめに決まってるだス」
はじめ「俺がリーダー!?」
ルロイ「異議アリ!」
はじめ「お前には言われたくねぇよ!」
答えに窮する俺を見かねて、レコード会社のスカウトが声を掛けてきた。
男「えっと、どうするのかな?まぁ、急に言われても悩むよね。でもなろうと思ってもなれない仕事だからね、アーティストっていうのは。チャンスだと思うよ!また考えてから返事くれてもいいし」
聖「はじめ…」
はじめ「…うーん…いや、やっぱいいです」
俺の言葉にスカウトの男はポカンと口を開けた。
そして明らかに狼狽した様子で言った。
男「は!?え!?君は何を言っているんだい?!天下のアフロディスクだよ?こう言っちゃなんだけど、うちと契約したくても出来ないアーティスト腐るほどいるんだよ?」
はじめ「確かにもったいない話かもしれません。…でも俺の中でさっきの演奏中に今まで感じたことの無かった感情があったんです。楽しいって言うか何て言うか…。それを形にしちゃうと崩れちゃいそうな気がするんです。ホントすいません…」
男「し、信じられない…!」
ファジィ「ふぅ~。ま、そういうこった。おっさん」
はじめ「ファジィ…」
ファジィ「まぁ出会ったばかりだけどさ、何となくお前ならそう言う気がしたよ」
俺の決断にどこか満足気な表情のメンバー達。
ファジィに肩を叩かれ、後ろめたい気持ちも晴れていく。
その後、CDデビューを断った俺達は、次に何をすべきか相談した。
聖がコックリさんで占おうとしたが「コ・ロ・ス」の文字を残したまま、なかなか帰って頂けないので中止となった。
懲りない聖は続いてエンジェル様に相談し、『ゴートゥーヘル』というライブハウスへ行け、とのお告げを受けた。
ファジィ「行くとこねぇし、とりあえずそこ行くか!」
はじめ「じゃあみんなで調べてみよう」
つづく
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる