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第六話『それが大事』
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メンバーそれぞれがスマホを手に、ライブハウス『Go To Hell』について調べている。
スマホを持っていないルロイだけはタウンページを開いている。
日本語読めるのか?という疑問はありつつもルロイなりに頑張っているのかと思うと微笑ましくもある。
ルロイ「アッタヨ!」
はじめ「早いなルロイ!どれどれ…あきやまアンパン工場…ってアンパン工場調べてんじゃねーよ!」
楠本「じゃあ行くだスか!」
はじめ「行かないよ!何しに行くんだよ!社会科見学くらいしかやることないだろ!」
そんな楠本のスマホ画面を覗くと『標準語を身に付けたい人の特訓講座』というサイトを見ているようだ。
東京出身キャラを崩す気はないようだ。
隣の聖はというと怪しげな闇サイトを開いていた。
コックリさんといい、エンジェル様といい、コイツはもはやダークサイドに堕ちているようだ。
まともに探しているのは俺とファジィだけか…
そんなことを考えながら検索を続けていると、聖が口を開いた。
聖「…どうやら都内には無いようですね…」
はじめ「えっ、マジで?」
あの闇サイトのどこからそんな情報が掴めたのかは謎だが、確かに都内や関東近郊のライブハウスを掲載しているサイトには『Go To Hell』の文字はない。
はじめ「つーかホントにそんなライブハウスあんのかさえ謎だぜ」
ファジィ「OK、ちょっくら俺が知り合いに連絡して調べてもらうわ!そういうマニアの知り合いがいるんだよ」
30分後…
ファジィ「あったぜ、伝説のライブハウス『Go To Hell』が」
はじめ「やったぜ、んでどこに?」
ファジィ「…与那国島」
一同「………」
負けないこと投げ出さないこと♪
逃げ出さないこと信じぬくこと♪
ダメにな~り~そうな~時それが一番大事~♪
「大事MANブラザーズバンド」
それから俺たちはスタジオで練習をしながら、与那国島へ行く金を稼ぐために必死で働いた。そして苦心の末、二ヶ月後にようやく与那国島へと旅立った。
つづく
スマホを持っていないルロイだけはタウンページを開いている。
日本語読めるのか?という疑問はありつつもルロイなりに頑張っているのかと思うと微笑ましくもある。
ルロイ「アッタヨ!」
はじめ「早いなルロイ!どれどれ…あきやまアンパン工場…ってアンパン工場調べてんじゃねーよ!」
楠本「じゃあ行くだスか!」
はじめ「行かないよ!何しに行くんだよ!社会科見学くらいしかやることないだろ!」
そんな楠本のスマホ画面を覗くと『標準語を身に付けたい人の特訓講座』というサイトを見ているようだ。
東京出身キャラを崩す気はないようだ。
隣の聖はというと怪しげな闇サイトを開いていた。
コックリさんといい、エンジェル様といい、コイツはもはやダークサイドに堕ちているようだ。
まともに探しているのは俺とファジィだけか…
そんなことを考えながら検索を続けていると、聖が口を開いた。
聖「…どうやら都内には無いようですね…」
はじめ「えっ、マジで?」
あの闇サイトのどこからそんな情報が掴めたのかは謎だが、確かに都内や関東近郊のライブハウスを掲載しているサイトには『Go To Hell』の文字はない。
はじめ「つーかホントにそんなライブハウスあんのかさえ謎だぜ」
ファジィ「OK、ちょっくら俺が知り合いに連絡して調べてもらうわ!そういうマニアの知り合いがいるんだよ」
30分後…
ファジィ「あったぜ、伝説のライブハウス『Go To Hell』が」
はじめ「やったぜ、んでどこに?」
ファジィ「…与那国島」
一同「………」
負けないこと投げ出さないこと♪
逃げ出さないこと信じぬくこと♪
ダメにな~り~そうな~時それが一番大事~♪
「大事MANブラザーズバンド」
それから俺たちはスタジオで練習をしながら、与那国島へ行く金を稼ぐために必死で働いた。そして苦心の末、二ヶ月後にようやく与那国島へと旅立った。
つづく
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