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99 《番外編》忠誠を誓う二人
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彼女が初めて出会った頃の彼は、まだ幼さが残る面立ちの十歳の少年だった。
「俺が大人になったら結婚してくれないか?」
「まあ! 光栄です」
八歳も年下の彼に突然微笑ましい求婚をされた時、笑顔で頷いたのは、決して彼女がショタコンだったからではない。
少年期に、身近にいる年上のお姉さんに惹かれるのは通過儀礼であり、一種の熱病の様な物だと思っていたからだ。
時が経てば少年のその熱は自然に治まり、年相応のお相手に本気の恋をする。
そして、いつか大人になって、淡い初恋を懐かしく思い出すのだろう。
───と、考えていたのだ。その時は。
まさか、その熱病が、その後八年も続くだなんて、誰が想像出来ると言うのだろうか。
目の前に差し出された大きなバラの花束を見詰めながら、テレーズは途方に暮れた。
ベルモン子爵家の次女として生まれた彼女は、家族に愛された記憶が無い。
両親は典型的な政略結婚で、冷え切った関係であり、子供達にも全く興味を示さなかった。
弟は後継者としてある程度は大事にされていたが、姉とテレーズは使用人に最低限の世話をされながら育ったのだ。
テレーズは自分が生き延びることで精一杯で、姉弟を気遣う余裕など無かったし、きっと姉弟も同じ考えだったのだろう。
お互いに家族への情はとても希薄だった。
姉は年頃になると、政略結婚の駒として、父の決めた相手に嫁がされた。
相手は裕福な商家の長男だったが、酒に酔うと暴力を振るう男だったらしい。
結婚から数年後、姉は離縁届けだけを残して失踪した。
勿論、生死不明の姉を心配する気持ちが無かった訳では無いが、その時にテレーズの心を一番大きく占めたのは、次は自分の番だという脅威だった。
『いつかは自分も政略結婚の駒として使われる』
幼い頃からそう覚悟してはいたけれど、いざその時が近付けば、やはり心穏やかには居られない。
だが、あの頃は『貴族令嬢は父親が決めた相手に嫁ぐ物』と言うのが、この国の常識だったのだ。
だからテレーズは諦めていた。
あの夜会の日までは。
当時の国王陛下の即位一周年を記念した夜会で、既婚の侯爵を相手に『娘を愛人にいかがですか』と遠回しに勧めたテレーズの父。
侯爵夫人も夫のすぐ隣で見ている前での命知らずな愚行に、テレーズは肝を冷やした。
幸いにも、侯爵は父娘を汚物を見る様な目で見ながらも、その場で制裁を加える事はこらえてくれた。
父には後にお叱りがあったかもしれないが、それに関してはテレーズの預かり知らぬ事。
父の自業自得である。
しかも、侯爵夫人には頬を張られても仕方がない状況だったのに、彼女がテレーズに向けたのは軽蔑では無く、気遣わし気な眼差しだった。
(そんな心優しい人に不快な思いをさせてしまったなんて……)
テレーズは益々申し訳なく感じた。
夜会の翌日。
何故かメルレ伯爵家の執事を名乗る人物が会いに来た。
テレーズが望めば伯爵家の侍女として働かせて貰えるとの事。
なんと、それは昨日テレーズ達が迷惑をかけてしまった、あの侯爵夫人の口利きだと言う。
奉公に出れば、両親と距離を置けるし、縁談も暫くは回避出来るだろう。
その場凌ぎになる可能性も高いが、その場さえも凌げないよりはマシである。
勿論、テレーズは二つ返事でその申し出を受け入れた。
手を差し伸べてくれたデュドヴァン侯爵夫人とメルレ伯爵夫人は、テレーズにとって恩人である。
勤め先となったメルレ伯爵家には、二人の子息がいた。
テレーズとは歳が離れている為、最初は接点が無かったのだが、ひと月ほど経った頃、たまたま長男のパトリックと話す機会が訪れる。
その時に、パトリックもテレーズと同じく侯爵夫人のミシェルに助けられた過去があるのだと聞いた。
互いに同じ人に救われたと言う共通点により、二人の距離は急速に縮まって……。
その結果、テレーズは少年期のパトリックにあの微笑ましいプロポーズをされたのだ。
青年期に突入してもテレーズへの好意を伝え続けるパトリックに、テレーズはやんわりと断りの意思を伝えたり、微妙に距離を置いたりしたが、パトリックは全くめげなかった。
そして彼は自身の十八歳の誕生日に、真っ赤なバラの花束を抱えて、テレーズに再度真剣に求婚したのだ。
「俺が大人になったら、結婚してくれるって約束だったよね?」
昔のプロポーズへの返事が本気では無いと分かっている癖に、パトリックはそれを引き合いに出してテレーズにグイグイ迫る。
テレーズは、過去の自分の浅はかな発言を呪った。
「ですが、パトリック様は八歳も年下ですし、私の中では今でも子供の様なものですから」
「今の俺が子供に見えるなら、テレーズは目が悪いんじゃない?」
「確かにパトリック様は今日で成人なさいましたけれど……」
「そうだよ。だからいい加減、今の俺をちゃんと見てよ」
パトリックが子供だった頃のイメージはなかなか消えないが、そう言われて改めて見れば、確かに今の彼はとても魅力的な大人の男性である。
だが、だからこそ『自分の様な八歳も年上の侍女などに執着するべきでは無い』とも思うのだ。
本当にパトリックの事を想うのならば、もっと強く拒絶をするべきなのかもしれない。
だけど、テレーズはどうしても、嘘をついたり、彼をわざと傷付けたりはしたくなかった。
恋愛感情では無いが、テレーズもパトリックの事が好きだったからだ。
「もっと素敵なお嬢様が、世の中には沢山いますよ」
「自分でもどうしてなのか分からないけど、テレーズ以外には興味が無いんだ。
俺の事が生理的に無理とかなら、そう言って良いよ」
その悲しそうな顔に、テレーズの胸がギュッと苦しくなる。
言える訳がない。無理じゃないのだから。
「年の差とか、立場とか、世間体とか、難しい事は考えずに、嫌か嫌じゃないかだけ教えてくれないか?」
パトリックはそう言いながら、微かに震える指先でテレーズの頬に優しく触れた。
「俺にこんな風に触れられるのは、気持ち悪い?」
「………いいえ」
気持ち悪くなんてない。
ちょっと、ドキドキするけれど。
「嫌なら、突き飛ばして」
熱を帯びたパトリックの瞳が、とてもゆっくりとテレーズに近付く。
彼女に拒絶の機会を与えるかの様に。
「………」
嫌か、嫌じゃないかだけを、考えるのならば───、
(どうしよう。
全く嫌じゃないわ。困った事に)
この気持ちは一時の気の迷いや、錯覚なのか? 同情の類いなのか?
それとも、彼に対する恋心が、いつの間にかテレーズの中にも存在していたのだろうか?
いくら考えても、答えが出ない。
結局、充分な時間を与えられたにも関わらず、テレーズはパトリックを拒絶出来なかった。
「ほら、早く突き飛ばさないと、触れてしまうよ」
ギリギリの距離まで迫った時、パトリックは甘ったるい声でテレーズに最後の警告をする。
それでも、彼女は動けなくて───。
次の瞬間、二人の唇が深く重なった。
『もう子供ではないのだ』と、彼女に知らしめるかの如く。
それは、思っていた以上に、とても大人な口付けだった。
その後、求婚を受け入れたテレーズはパトリックと共に、メルレ伯爵夫妻にその事を報告した。
『奉公先の子息を誘惑するなんて!』と罵倒される事も覚悟していたのだが……。
「息子の長年の片想いが叶ったのね!
本当にありがとう!!
テレーズが義娘になってくれるなんて、嬉しいわ。
ねぇ、アナタ」
「ああ、そうだな」
メルレ夫人はテレーズの両手をガッシリと握って興奮気味にそう言い、伯爵も、そんな妻を微笑ましそうに見ながら頷く。
「……こちらこそ、歓迎して下さってありがとうございます」
失礼にならない様に、なんとか返事をしながらも、テレーズは困惑していた。
(長年の片想い……!?
もしかして、パトリック様のお気持ちを、ずっと前から知ってたの?)
「母上、テレーズが戸惑ってますよ」
パトリックに窘められて、ようやく手を離したメルレ夫人は、フフッと可愛らしく笑った。
「ごめんなさいね、ついテンションが上がっちゃって。
テレーズがウチを辞めてしまうのは寂しいけど、ミシェル様の所に移るなら安心ね。
パトリックと結婚するのだから、私と会う機会も多いだろうし。
これからは、家族としてよろしくね」
「奥様にお仕えする事が出来て、本当に幸せでした。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします」
テレーズはパトリックと結婚したら、デュドヴァン侯爵家の嫡男であるジェレミーの妻に仕える予定となっている。
今の主のメルレ夫人と同様に、ミシェルにも恩義を感じているテレーズ。
彼女は『今後はデュドヴァン侯爵家の皆様に忠誠を誓おう』と心に決めていた。
【パトリック&テレーズ編・終】
────────────────
こんな風に、デュドヴァン侯爵家には、ミシェルやジェレミーを大切に想う人達が自然と集まって来ます。
ジェレミーの代になっても、きっと侯爵家は安泰ですね(^^)b
明日は、わちゃわちゃした侯爵家の日常を、久々にミシェル視点で。
時系列的には、ジェレミー編の最終話の頃のお話です。
まだまだ沢山の番外編を考えているのですが、キリが良いので、明日の更新をもって一旦完結表示にさせて頂こうと思っております。
完結後も、不定期でお話を追加して行く予定ですので、出来ればお気に入り登録はそのままにして頂けると有難いです。
明日の更新分も、楽しんでもらえると嬉しいです。
よろしくお願い致しますm(_ _)m
「俺が大人になったら結婚してくれないか?」
「まあ! 光栄です」
八歳も年下の彼に突然微笑ましい求婚をされた時、笑顔で頷いたのは、決して彼女がショタコンだったからではない。
少年期に、身近にいる年上のお姉さんに惹かれるのは通過儀礼であり、一種の熱病の様な物だと思っていたからだ。
時が経てば少年のその熱は自然に治まり、年相応のお相手に本気の恋をする。
そして、いつか大人になって、淡い初恋を懐かしく思い出すのだろう。
───と、考えていたのだ。その時は。
まさか、その熱病が、その後八年も続くだなんて、誰が想像出来ると言うのだろうか。
目の前に差し出された大きなバラの花束を見詰めながら、テレーズは途方に暮れた。
ベルモン子爵家の次女として生まれた彼女は、家族に愛された記憶が無い。
両親は典型的な政略結婚で、冷え切った関係であり、子供達にも全く興味を示さなかった。
弟は後継者としてある程度は大事にされていたが、姉とテレーズは使用人に最低限の世話をされながら育ったのだ。
テレーズは自分が生き延びることで精一杯で、姉弟を気遣う余裕など無かったし、きっと姉弟も同じ考えだったのだろう。
お互いに家族への情はとても希薄だった。
姉は年頃になると、政略結婚の駒として、父の決めた相手に嫁がされた。
相手は裕福な商家の長男だったが、酒に酔うと暴力を振るう男だったらしい。
結婚から数年後、姉は離縁届けだけを残して失踪した。
勿論、生死不明の姉を心配する気持ちが無かった訳では無いが、その時にテレーズの心を一番大きく占めたのは、次は自分の番だという脅威だった。
『いつかは自分も政略結婚の駒として使われる』
幼い頃からそう覚悟してはいたけれど、いざその時が近付けば、やはり心穏やかには居られない。
だが、あの頃は『貴族令嬢は父親が決めた相手に嫁ぐ物』と言うのが、この国の常識だったのだ。
だからテレーズは諦めていた。
あの夜会の日までは。
当時の国王陛下の即位一周年を記念した夜会で、既婚の侯爵を相手に『娘を愛人にいかがですか』と遠回しに勧めたテレーズの父。
侯爵夫人も夫のすぐ隣で見ている前での命知らずな愚行に、テレーズは肝を冷やした。
幸いにも、侯爵は父娘を汚物を見る様な目で見ながらも、その場で制裁を加える事はこらえてくれた。
父には後にお叱りがあったかもしれないが、それに関してはテレーズの預かり知らぬ事。
父の自業自得である。
しかも、侯爵夫人には頬を張られても仕方がない状況だったのに、彼女がテレーズに向けたのは軽蔑では無く、気遣わし気な眼差しだった。
(そんな心優しい人に不快な思いをさせてしまったなんて……)
テレーズは益々申し訳なく感じた。
夜会の翌日。
何故かメルレ伯爵家の執事を名乗る人物が会いに来た。
テレーズが望めば伯爵家の侍女として働かせて貰えるとの事。
なんと、それは昨日テレーズ達が迷惑をかけてしまった、あの侯爵夫人の口利きだと言う。
奉公に出れば、両親と距離を置けるし、縁談も暫くは回避出来るだろう。
その場凌ぎになる可能性も高いが、その場さえも凌げないよりはマシである。
勿論、テレーズは二つ返事でその申し出を受け入れた。
手を差し伸べてくれたデュドヴァン侯爵夫人とメルレ伯爵夫人は、テレーズにとって恩人である。
勤め先となったメルレ伯爵家には、二人の子息がいた。
テレーズとは歳が離れている為、最初は接点が無かったのだが、ひと月ほど経った頃、たまたま長男のパトリックと話す機会が訪れる。
その時に、パトリックもテレーズと同じく侯爵夫人のミシェルに助けられた過去があるのだと聞いた。
互いに同じ人に救われたと言う共通点により、二人の距離は急速に縮まって……。
その結果、テレーズは少年期のパトリックにあの微笑ましいプロポーズをされたのだ。
青年期に突入してもテレーズへの好意を伝え続けるパトリックに、テレーズはやんわりと断りの意思を伝えたり、微妙に距離を置いたりしたが、パトリックは全くめげなかった。
そして彼は自身の十八歳の誕生日に、真っ赤なバラの花束を抱えて、テレーズに再度真剣に求婚したのだ。
「俺が大人になったら、結婚してくれるって約束だったよね?」
昔のプロポーズへの返事が本気では無いと分かっている癖に、パトリックはそれを引き合いに出してテレーズにグイグイ迫る。
テレーズは、過去の自分の浅はかな発言を呪った。
「ですが、パトリック様は八歳も年下ですし、私の中では今でも子供の様なものですから」
「今の俺が子供に見えるなら、テレーズは目が悪いんじゃない?」
「確かにパトリック様は今日で成人なさいましたけれど……」
「そうだよ。だからいい加減、今の俺をちゃんと見てよ」
パトリックが子供だった頃のイメージはなかなか消えないが、そう言われて改めて見れば、確かに今の彼はとても魅力的な大人の男性である。
だが、だからこそ『自分の様な八歳も年上の侍女などに執着するべきでは無い』とも思うのだ。
本当にパトリックの事を想うのならば、もっと強く拒絶をするべきなのかもしれない。
だけど、テレーズはどうしても、嘘をついたり、彼をわざと傷付けたりはしたくなかった。
恋愛感情では無いが、テレーズもパトリックの事が好きだったからだ。
「もっと素敵なお嬢様が、世の中には沢山いますよ」
「自分でもどうしてなのか分からないけど、テレーズ以外には興味が無いんだ。
俺の事が生理的に無理とかなら、そう言って良いよ」
その悲しそうな顔に、テレーズの胸がギュッと苦しくなる。
言える訳がない。無理じゃないのだから。
「年の差とか、立場とか、世間体とか、難しい事は考えずに、嫌か嫌じゃないかだけ教えてくれないか?」
パトリックはそう言いながら、微かに震える指先でテレーズの頬に優しく触れた。
「俺にこんな風に触れられるのは、気持ち悪い?」
「………いいえ」
気持ち悪くなんてない。
ちょっと、ドキドキするけれど。
「嫌なら、突き飛ばして」
熱を帯びたパトリックの瞳が、とてもゆっくりとテレーズに近付く。
彼女に拒絶の機会を与えるかの様に。
「………」
嫌か、嫌じゃないかだけを、考えるのならば───、
(どうしよう。
全く嫌じゃないわ。困った事に)
この気持ちは一時の気の迷いや、錯覚なのか? 同情の類いなのか?
それとも、彼に対する恋心が、いつの間にかテレーズの中にも存在していたのだろうか?
いくら考えても、答えが出ない。
結局、充分な時間を与えられたにも関わらず、テレーズはパトリックを拒絶出来なかった。
「ほら、早く突き飛ばさないと、触れてしまうよ」
ギリギリの距離まで迫った時、パトリックは甘ったるい声でテレーズに最後の警告をする。
それでも、彼女は動けなくて───。
次の瞬間、二人の唇が深く重なった。
『もう子供ではないのだ』と、彼女に知らしめるかの如く。
それは、思っていた以上に、とても大人な口付けだった。
その後、求婚を受け入れたテレーズはパトリックと共に、メルレ伯爵夫妻にその事を報告した。
『奉公先の子息を誘惑するなんて!』と罵倒される事も覚悟していたのだが……。
「息子の長年の片想いが叶ったのね!
本当にありがとう!!
テレーズが義娘になってくれるなんて、嬉しいわ。
ねぇ、アナタ」
「ああ、そうだな」
メルレ夫人はテレーズの両手をガッシリと握って興奮気味にそう言い、伯爵も、そんな妻を微笑ましそうに見ながら頷く。
「……こちらこそ、歓迎して下さってありがとうございます」
失礼にならない様に、なんとか返事をしながらも、テレーズは困惑していた。
(長年の片想い……!?
もしかして、パトリック様のお気持ちを、ずっと前から知ってたの?)
「母上、テレーズが戸惑ってますよ」
パトリックに窘められて、ようやく手を離したメルレ夫人は、フフッと可愛らしく笑った。
「ごめんなさいね、ついテンションが上がっちゃって。
テレーズがウチを辞めてしまうのは寂しいけど、ミシェル様の所に移るなら安心ね。
パトリックと結婚するのだから、私と会う機会も多いだろうし。
これからは、家族としてよろしくね」
「奥様にお仕えする事が出来て、本当に幸せでした。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします」
テレーズはパトリックと結婚したら、デュドヴァン侯爵家の嫡男であるジェレミーの妻に仕える予定となっている。
今の主のメルレ夫人と同様に、ミシェルにも恩義を感じているテレーズ。
彼女は『今後はデュドヴァン侯爵家の皆様に忠誠を誓おう』と心に決めていた。
【パトリック&テレーズ編・終】
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こんな風に、デュドヴァン侯爵家には、ミシェルやジェレミーを大切に想う人達が自然と集まって来ます。
ジェレミーの代になっても、きっと侯爵家は安泰ですね(^^)b
明日は、わちゃわちゃした侯爵家の日常を、久々にミシェル視点で。
時系列的には、ジェレミー編の最終話の頃のお話です。
まだまだ沢山の番外編を考えているのですが、キリが良いので、明日の更新をもって一旦完結表示にさせて頂こうと思っております。
完結後も、不定期でお話を追加して行く予定ですので、出来ればお気に入り登録はそのままにして頂けると有難いです。
明日の更新分も、楽しんでもらえると嬉しいです。
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