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第二部 蘭と蠍(サソリ)篇 二章
哀しみの人間的!和希
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☆和希
ああっ…両手首と両足首を縛られて人の字緊縛にされてしまってる僕。
僕は今からゴムボールを使用した人間的としてお仕置きされる。
僕はライン入りの白いハイソックスだけのロープ裸で縄で緊縛されて、体にはマジックで的を落書きされて、顔だけは怪我をしないように、ホッケーマスクを被らされていた。
稲垣家では家族だけの少ない人数で、寅雄が調教に関わるだけだったが、ここではテニス部員皆が、僕の調教師のようなもの。
屈辱感は稲垣家より辛い。
そして大野コーチ、高橋、今井の男女両部長の立ち会いで、残酷なゲームが始まる。
最初は男子の平で僕と同じ2年。
サーブの強さには定評がある。
「じゃあ、行くぜ!稲垣!」
シュッパーン!
ビュッ!
ボールは僕から微妙に外れた。
「あれっ、意外とムズいな。これっ!『笑』」
「何だよ平。初っ端から外してんじゃん。」
「しっかりと狙えよ。だっせ『笑』」
平と同じ2年の岡野と石塚の二人が平を冷やかす。
この3人は僕に対してあまり好感情を持って無いのは知ってたけど…
◈平、岡野、石塚の3人は顔が良くなくモテない少年たちで、美少年でモテる和希には妬みからの悪感情を持っていた。
だから3人は和希を人間的にしていたぶる事が出来るのが、愉快で仕方がないのだ。
そして平の2サーブ目が見事に和希の腹に当たる。
「うっ…痛っ…」
和希はホッケーマスクの下で顔をしかめた。
まるで鞭で打たれるような痛み。
確かにゴムボールだが、テニスラケットで打ち返されるボールはかなりの痛みを伴った。
ビュッ!バン!
「ああっ…!」
ビュッ!ビシッ!
「くうう…」
平、岡野、石塚の男子のあとは女子部の佐伯、近藤、間の3人。
6人で30球のボールが和希に放たれて、そのうちの16 球が和希に命中していた。
ボールの当たった所は真っ赤に腫れている。
さらに次のグループが男女6人。このグループは前のグループより実力が劣る為に、和希には10球しか命中はしなかったが、それでも和希には辛い拷問だった。
「今井。意外と時間がかかるな。どうすればいいかな?」
「簡単よ。いっそみんなでまとめてサーブをすればいいわ。
まあ…ゲームは誰が勝つのか分からなくなるけどね。
でも大量のボールが当てられる稲垣は怖くてたまらないでしょう。『笑』」
部長の高橋と今井のコンビは笑いながら、残りの部員に横に並んで和希を狙うように命じる。部員たちは横に並ぶが、並びきれない部員は縦のラインに沿って並んでいった。
その分和希への距離が近づく事になる。
そしてそのメンバーの中に部長の高橋と今井もいた。
高橋
「よーし。みんな用意はいいか!稲垣を正確に狙ってあてるんだぜ!」
今井
「女子部もいい。男子部に負けちゃ駄目よ!
それじゃあ行くわよ!始め!」
シュッシュッシュッシュッシュッ!
パンパンパンパンパンパンパン!
僕に向かって20人以上の部員が一斉に僕に向けてボールを打ってきた!
バシッバシッバシッバシッバシッ!
ううう…何発も何発もボールが僕の裸に当たる。
そしてボールは僕の被るホッケーマスクにも。
まるで大勢に鞭で打たれているようだ!
あまりにも哀しくて…僕は涙を止められない。
あっ…あああああ~。
終わった。
身体の色んな場所が赤くなっているよ…
テニス部員たちが僕の廻りに集まってきた。
僕を蔑みの視線で見つめながら。
真希
「あれっ、みんな見てよ。稲垣先輩凄い。
だって人間的のお仕置きをされて、勃起してるわ。『笑』」
平
「本当だ。こいつはすっげー。本物のド変態だぜ。稲垣は。『笑』」
今井
「稲垣。お前は裸でみんなにボールを当てられて、勃起なんて恥ずかしくないの?」
高橋
「まあいいじゃないか。
これから稲垣にはテニス部専属のマゾ奴隷として、頑張ってもらわなきゃいけないんだからな。
今度の合宿は本当に楽しみだ。よろしくな。テニス部奴隷和希。『笑』」
僕は晒し台に緊縛された惨めな姿で考えていた。
ああっ…これからは稲垣家でも…九藤学園テニス部でも、マゾ奴隷として扱われるんだ…
そしてこんな時にも、僕は性感を刺激されて、勃起してしまう。
ああっ…なんて浅ましいマゾ奴隷の血…なんだろう。
テニス部が終わり、僕は首輪手枷足枷の奴隷姿で、テニス部の片付けをおこなった。
そして制服を着て、稲垣家に帰る。
帰れば、また白いハイソックスだけの裸で首輪と枷の奴隷姿。
ツカサが僕の肌についた赤い痣を見て、憤慨して僕に質問してきた。
隠せるものじゃない。僕はツカサには正直に話す。
ツカサは僕の話を聞いて怒りに震えていた。
そしてツカサはしゃくりあげる僕を抱きしめつつ背中をさすってくれている。
そこに座敷牢の格子の向こうに真吹寅雄がニヤリと笑いながら立っていた。
「よう、和希。今日のテニス部は楽しかったか?」
な…なんで寅雄が…その事を知っているんだ?
まさか?
「あ…あなたが…何か…手を回したのですか?じゃあないと今日の出来事を知る訳がない!」
ツカサも激昂して叫んだ!
「とっ寅雄様!いっいくらなんでも!学校や和希様のテニス部にまで手を廻すとは酷いでしょう!
稲垣家だけで僕らを調教すればいい!」
「フフフ。和希もマゾ奴隷も生意気な口を叩くじゃねえか?
お仕置き調教が楽しみだな。『笑』」
僕もツカサも激しい瞳で寅雄を睨みつける。
「ハハハハハハ。まあいいや。マゾ奴隷調教は歯ごたえが欲しいからな。肉は生のままが一番うまい。
お仕置きを楽しみにしておけよ。
マゾ奴隷、和希。❗️」
ああっ…両手首と両足首を縛られて人の字緊縛にされてしまってる僕。
僕は今からゴムボールを使用した人間的としてお仕置きされる。
僕はライン入りの白いハイソックスだけのロープ裸で縄で緊縛されて、体にはマジックで的を落書きされて、顔だけは怪我をしないように、ホッケーマスクを被らされていた。
稲垣家では家族だけの少ない人数で、寅雄が調教に関わるだけだったが、ここではテニス部員皆が、僕の調教師のようなもの。
屈辱感は稲垣家より辛い。
そして大野コーチ、高橋、今井の男女両部長の立ち会いで、残酷なゲームが始まる。
最初は男子の平で僕と同じ2年。
サーブの強さには定評がある。
「じゃあ、行くぜ!稲垣!」
シュッパーン!
ビュッ!
ボールは僕から微妙に外れた。
「あれっ、意外とムズいな。これっ!『笑』」
「何だよ平。初っ端から外してんじゃん。」
「しっかりと狙えよ。だっせ『笑』」
平と同じ2年の岡野と石塚の二人が平を冷やかす。
この3人は僕に対してあまり好感情を持って無いのは知ってたけど…
◈平、岡野、石塚の3人は顔が良くなくモテない少年たちで、美少年でモテる和希には妬みからの悪感情を持っていた。
だから3人は和希を人間的にしていたぶる事が出来るのが、愉快で仕方がないのだ。
そして平の2サーブ目が見事に和希の腹に当たる。
「うっ…痛っ…」
和希はホッケーマスクの下で顔をしかめた。
まるで鞭で打たれるような痛み。
確かにゴムボールだが、テニスラケットで打ち返されるボールはかなりの痛みを伴った。
ビュッ!バン!
「ああっ…!」
ビュッ!ビシッ!
「くうう…」
平、岡野、石塚の男子のあとは女子部の佐伯、近藤、間の3人。
6人で30球のボールが和希に放たれて、そのうちの16 球が和希に命中していた。
ボールの当たった所は真っ赤に腫れている。
さらに次のグループが男女6人。このグループは前のグループより実力が劣る為に、和希には10球しか命中はしなかったが、それでも和希には辛い拷問だった。
「今井。意外と時間がかかるな。どうすればいいかな?」
「簡単よ。いっそみんなでまとめてサーブをすればいいわ。
まあ…ゲームは誰が勝つのか分からなくなるけどね。
でも大量のボールが当てられる稲垣は怖くてたまらないでしょう。『笑』」
部長の高橋と今井のコンビは笑いながら、残りの部員に横に並んで和希を狙うように命じる。部員たちは横に並ぶが、並びきれない部員は縦のラインに沿って並んでいった。
その分和希への距離が近づく事になる。
そしてそのメンバーの中に部長の高橋と今井もいた。
高橋
「よーし。みんな用意はいいか!稲垣を正確に狙ってあてるんだぜ!」
今井
「女子部もいい。男子部に負けちゃ駄目よ!
それじゃあ行くわよ!始め!」
シュッシュッシュッシュッシュッ!
パンパンパンパンパンパンパン!
僕に向かって20人以上の部員が一斉に僕に向けてボールを打ってきた!
バシッバシッバシッバシッバシッ!
ううう…何発も何発もボールが僕の裸に当たる。
そしてボールは僕の被るホッケーマスクにも。
まるで大勢に鞭で打たれているようだ!
あまりにも哀しくて…僕は涙を止められない。
あっ…あああああ~。
終わった。
身体の色んな場所が赤くなっているよ…
テニス部員たちが僕の廻りに集まってきた。
僕を蔑みの視線で見つめながら。
真希
「あれっ、みんな見てよ。稲垣先輩凄い。
だって人間的のお仕置きをされて、勃起してるわ。『笑』」
平
「本当だ。こいつはすっげー。本物のド変態だぜ。稲垣は。『笑』」
今井
「稲垣。お前は裸でみんなにボールを当てられて、勃起なんて恥ずかしくないの?」
高橋
「まあいいじゃないか。
これから稲垣にはテニス部専属のマゾ奴隷として、頑張ってもらわなきゃいけないんだからな。
今度の合宿は本当に楽しみだ。よろしくな。テニス部奴隷和希。『笑』」
僕は晒し台に緊縛された惨めな姿で考えていた。
ああっ…これからは稲垣家でも…九藤学園テニス部でも、マゾ奴隷として扱われるんだ…
そしてこんな時にも、僕は性感を刺激されて、勃起してしまう。
ああっ…なんて浅ましいマゾ奴隷の血…なんだろう。
テニス部が終わり、僕は首輪手枷足枷の奴隷姿で、テニス部の片付けをおこなった。
そして制服を着て、稲垣家に帰る。
帰れば、また白いハイソックスだけの裸で首輪と枷の奴隷姿。
ツカサが僕の肌についた赤い痣を見て、憤慨して僕に質問してきた。
隠せるものじゃない。僕はツカサには正直に話す。
ツカサは僕の話を聞いて怒りに震えていた。
そしてツカサはしゃくりあげる僕を抱きしめつつ背中をさすってくれている。
そこに座敷牢の格子の向こうに真吹寅雄がニヤリと笑いながら立っていた。
「よう、和希。今日のテニス部は楽しかったか?」
な…なんで寅雄が…その事を知っているんだ?
まさか?
「あ…あなたが…何か…手を回したのですか?じゃあないと今日の出来事を知る訳がない!」
ツカサも激昂して叫んだ!
「とっ寅雄様!いっいくらなんでも!学校や和希様のテニス部にまで手を廻すとは酷いでしょう!
稲垣家だけで僕らを調教すればいい!」
「フフフ。和希もマゾ奴隷も生意気な口を叩くじゃねえか?
お仕置き調教が楽しみだな。『笑』」
僕もツカサも激しい瞳で寅雄を睨みつける。
「ハハハハハハ。まあいいや。マゾ奴隷調教は歯ごたえが欲しいからな。肉は生のままが一番うまい。
お仕置きを楽しみにしておけよ。
マゾ奴隷、和希。❗️」
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