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第一章︰転生
第03話
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異世界に転生したとはいえ、まさか鹿が喋るとは・・・そういう世界なのか。
でも他に声は聞こえないし、あの鹿が特別なのかもしれない。
普通の鹿だったし害はないが、なんにしても森を早く出なくては危険が危ない(強調)。
息を潜め、出口を目指しているが、途中にうようよいる獣というか化物というか・・・
そいつらにに冷や汗が出る。
ヒグマより大きい熊、大蛇というべき蛇、1mぐらいの大きさの蜂。
良く分からない断末魔ともいえる叫び声。人間の声じゃないよな・・・?
(アカン)
武器も持っていない今の状態では、まぁ武器持っていても無意味なんだろうけども。
そんな状態であんな冗談みたいなのと遭遇したら命は間違いなく無い。
遭遇したら転生したのに4時間足らずでグッバイ異世界だ。
転生系の物語ならこういう所で襲われて、危険な所を美人なエルフとか、
かわいいエルフとかが助けに来るんじゃないの?ダークエルフでもいいぞ。
まぁ来ないんだけど期待するじゃん。してもいいじゃん。
エルフどころか人型の動物さえ見ることは無かったわけだけど。
たぶん2時間ぐらいだろうか。明るい道になってきたが夕方っぽい・・・
森を抜けるとため息が出る。
また草原だ。
少し違うのは微かに見える集落っぽい建物が遥か先にあるということ。
「本当になんにもないな。」
今まで声を忍ばせていたせいか、つい言葉が出てしまう。
転生した場所も、今出てきた森の出口側も本当に何もないのだ。
命があるだけ幸運なんだろうけど・・・
暗くなってきたし、とりあえずは微かに見える集落を目指し歩き出す。
甘かった。
思いのほか集落は遠く、すっかり夜になってしまった。
・・・周りから声が聞こえる。
しかも鹿の時と違ってノイズがあまり入っておらずハッキリと聞こえる声。
「ヒューマン?この森に?」
「メスの方が肉が柔らかいがオスかよ。」
・・・まずい。と思うと同時に俺は高校以来の全速力を出した。
俺は自慢じゃないが10年以上、一言でいうと高校以来全速力で走ったことがない。
そら捕まるわ。
二匹の魔獣と思われる狼と人型の植物は俺の前に先回りし、
狼が飛び掛ってマウントポジションの体制。
俺は恐怖を通り越して頭が真っ白になりつつもなんとか覚悟を決め、
今後のことを想像する。捕食者へ慈悲の願いを込めて。
(頼む・・・首を一思いに・・・)
「おや?・・・このヒューマン」
「あ・・・・・?」
(転生してから1日も経たずに死ぬのは嫌だ)
(南無阿弥陀仏...南無阿弥陀仏....)
(もっといい人生を生きたかったなぁ)
(ハーレムなんていいから神様・・・)
「おい、聞こえてんだろ」
「(お願いします!お願いします!)・・・え?」
「お前だよヒューマン」
狼が俺をマウントポジションでまっすぐに見つめ・・・
口を動かさずに喋りかけていた。
「うっ・・・あれ・・・?」
俺は樹?たぶんだが見た感じ樹の中にいる。
あの後気を失っていたのか目が覚めるとここにいた。
「よう、ヒューマン」
「・・・・」
やっぱり狼が喋っている。
これは異世界だからと納得するしかないだろうがそれでも違和感はある。
かなり知性も高そうだし下手なことは喋れない。
やっと異世界らしくなってきたとはいえ、
俺の力に驚いて従ってくるみたいな・・・ラノベ展開はないようだ。
「えーと・・・」
「念話で話せ。ヒューマンの言葉は分からん。」
ねんわ?念話か?読んで字のごとく頭で訴えかければいいのか?
「(ファミチキ下さい)」
「なんだそれは馬鹿にしているのか?」
届くようだ。
「(えーと、何故私を食べなかったのですか?)」
「インガの森では調停者であるコネクターは保護しろというシキタリだ」
「(インガの森?コネクター?)」
「あーまだ雑念が乗っていて喋りにくいな。俺と目をあわせて話せ。」
じっと見つめるが、俺の顔の倍ぐらいの大きさの顔だし怖い。
「(インガ(の森)は・・・あ、なるほどこうか!」
目を合わせるとノイズが薄れていくのが分かる。
「インガの森とは?」
「お前が出てきた場所だ。ヒューマンが立ち入る場所ではない。」
「死ぬってこと?」
「当たり前だ。好んで食べるわけではないがヒューマンは捕食される側だ。」
「・・・ではコネクターとは?」
「最近では50年ほど前に出たきりだが、種族を超えて会話が出来るものだ。」
「統一言語などはない・・・と?魔物やドラゴンも互いに喋ったり。」
「何を言っている。種族も違えば言葉も違う。」
「じゃあ交流はどうやっt」
「あーはいはい、そこからは私が説明するよ。」
俺と狼の間を割るように蔦がニュッと出て遮る。
狼と一緒にいた人型の植物だ。でっけぇし、クネクネしていて生理的に嫌だ。
「えーと、今までの森の慣らわしだとコネクターは町から儀式を経て森に派遣される。
そこで色々と取り決めをしたりするんだけど・・・君は違うね?
森の西側から出てきたし、何か変な気配を感じるよ。」
別に特殊能力もないし気配もなにも普通のおっさ・・・青年だと思うんだが。
これ言っていいのかどうかわからんが、初めての会話だ言っておこう。
「信じないかもしれないけど、一度死んで転生したんだ俺。」
狼と植物が固まったが、関係なく話を続ける。
情報がなさすぎるので、こちらからも色々と伝えたほうがよいという判断だ。
「昔は違う世界で生きてたんだが、死んでこの世界に転生したみたい。
で、起きたら森の近くって感じでこの世界のことは何も知らないから
よかったら色々と教えて欲しい。」
「殺す」
「ま、待てって!」
なにこれ。なんでいきなりこんな理不尽なこと言われなきゃいけないんだ。
狼を制止させながら人型の植物が聞いてくる。
「一つ確認なんだけど、それ以外は何も知らない?」
「全く。だからこれからどうすればよいのかも分からない。」
すると人型の植物は蔓を俺の額にあて、何かを読み取ってる?
少し冷たい、そしてブヨブヨして気持ち悪い。
「嘘はいってないね。安心しなよラルフ。」
「こいつが何も知らないだけで呪いが・・・堕ちんとは限らんぞ。」
「ほかの転生者は大丈夫だったらしいけど・・・まぁ・・・その時は・・・」
何か物騒な話をしているが、俺はこいつらに頼るしかない。
命はまだあることだし、色々と情報を手に入れて生きようと決心した。
でも他に声は聞こえないし、あの鹿が特別なのかもしれない。
普通の鹿だったし害はないが、なんにしても森を早く出なくては危険が危ない(強調)。
息を潜め、出口を目指しているが、途中にうようよいる獣というか化物というか・・・
そいつらにに冷や汗が出る。
ヒグマより大きい熊、大蛇というべき蛇、1mぐらいの大きさの蜂。
良く分からない断末魔ともいえる叫び声。人間の声じゃないよな・・・?
(アカン)
武器も持っていない今の状態では、まぁ武器持っていても無意味なんだろうけども。
そんな状態であんな冗談みたいなのと遭遇したら命は間違いなく無い。
遭遇したら転生したのに4時間足らずでグッバイ異世界だ。
転生系の物語ならこういう所で襲われて、危険な所を美人なエルフとか、
かわいいエルフとかが助けに来るんじゃないの?ダークエルフでもいいぞ。
まぁ来ないんだけど期待するじゃん。してもいいじゃん。
エルフどころか人型の動物さえ見ることは無かったわけだけど。
たぶん2時間ぐらいだろうか。明るい道になってきたが夕方っぽい・・・
森を抜けるとため息が出る。
また草原だ。
少し違うのは微かに見える集落っぽい建物が遥か先にあるということ。
「本当になんにもないな。」
今まで声を忍ばせていたせいか、つい言葉が出てしまう。
転生した場所も、今出てきた森の出口側も本当に何もないのだ。
命があるだけ幸運なんだろうけど・・・
暗くなってきたし、とりあえずは微かに見える集落を目指し歩き出す。
甘かった。
思いのほか集落は遠く、すっかり夜になってしまった。
・・・周りから声が聞こえる。
しかも鹿の時と違ってノイズがあまり入っておらずハッキリと聞こえる声。
「ヒューマン?この森に?」
「メスの方が肉が柔らかいがオスかよ。」
・・・まずい。と思うと同時に俺は高校以来の全速力を出した。
俺は自慢じゃないが10年以上、一言でいうと高校以来全速力で走ったことがない。
そら捕まるわ。
二匹の魔獣と思われる狼と人型の植物は俺の前に先回りし、
狼が飛び掛ってマウントポジションの体制。
俺は恐怖を通り越して頭が真っ白になりつつもなんとか覚悟を決め、
今後のことを想像する。捕食者へ慈悲の願いを込めて。
(頼む・・・首を一思いに・・・)
「おや?・・・このヒューマン」
「あ・・・・・?」
(転生してから1日も経たずに死ぬのは嫌だ)
(南無阿弥陀仏...南無阿弥陀仏....)
(もっといい人生を生きたかったなぁ)
(ハーレムなんていいから神様・・・)
「おい、聞こえてんだろ」
「(お願いします!お願いします!)・・・え?」
「お前だよヒューマン」
狼が俺をマウントポジションでまっすぐに見つめ・・・
口を動かさずに喋りかけていた。
「うっ・・・あれ・・・?」
俺は樹?たぶんだが見た感じ樹の中にいる。
あの後気を失っていたのか目が覚めるとここにいた。
「よう、ヒューマン」
「・・・・」
やっぱり狼が喋っている。
これは異世界だからと納得するしかないだろうがそれでも違和感はある。
かなり知性も高そうだし下手なことは喋れない。
やっと異世界らしくなってきたとはいえ、
俺の力に驚いて従ってくるみたいな・・・ラノベ展開はないようだ。
「えーと・・・」
「念話で話せ。ヒューマンの言葉は分からん。」
ねんわ?念話か?読んで字のごとく頭で訴えかければいいのか?
「(ファミチキ下さい)」
「なんだそれは馬鹿にしているのか?」
届くようだ。
「(えーと、何故私を食べなかったのですか?)」
「インガの森では調停者であるコネクターは保護しろというシキタリだ」
「(インガの森?コネクター?)」
「あーまだ雑念が乗っていて喋りにくいな。俺と目をあわせて話せ。」
じっと見つめるが、俺の顔の倍ぐらいの大きさの顔だし怖い。
「(インガ(の森)は・・・あ、なるほどこうか!」
目を合わせるとノイズが薄れていくのが分かる。
「インガの森とは?」
「お前が出てきた場所だ。ヒューマンが立ち入る場所ではない。」
「死ぬってこと?」
「当たり前だ。好んで食べるわけではないがヒューマンは捕食される側だ。」
「・・・ではコネクターとは?」
「最近では50年ほど前に出たきりだが、種族を超えて会話が出来るものだ。」
「統一言語などはない・・・と?魔物やドラゴンも互いに喋ったり。」
「何を言っている。種族も違えば言葉も違う。」
「じゃあ交流はどうやっt」
「あーはいはい、そこからは私が説明するよ。」
俺と狼の間を割るように蔦がニュッと出て遮る。
狼と一緒にいた人型の植物だ。でっけぇし、クネクネしていて生理的に嫌だ。
「えーと、今までの森の慣らわしだとコネクターは町から儀式を経て森に派遣される。
そこで色々と取り決めをしたりするんだけど・・・君は違うね?
森の西側から出てきたし、何か変な気配を感じるよ。」
別に特殊能力もないし気配もなにも普通のおっさ・・・青年だと思うんだが。
これ言っていいのかどうかわからんが、初めての会話だ言っておこう。
「信じないかもしれないけど、一度死んで転生したんだ俺。」
狼と植物が固まったが、関係なく話を続ける。
情報がなさすぎるので、こちらからも色々と伝えたほうがよいという判断だ。
「昔は違う世界で生きてたんだが、死んでこの世界に転生したみたい。
で、起きたら森の近くって感じでこの世界のことは何も知らないから
よかったら色々と教えて欲しい。」
「殺す」
「ま、待てって!」
なにこれ。なんでいきなりこんな理不尽なこと言われなきゃいけないんだ。
狼を制止させながら人型の植物が聞いてくる。
「一つ確認なんだけど、それ以外は何も知らない?」
「全く。だからこれからどうすればよいのかも分からない。」
すると人型の植物は蔓を俺の額にあて、何かを読み取ってる?
少し冷たい、そしてブヨブヨして気持ち悪い。
「嘘はいってないね。安心しなよラルフ。」
「こいつが何も知らないだけで呪いが・・・堕ちんとは限らんぞ。」
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命はまだあることだし、色々と情報を手に入れて生きようと決心した。
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