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第一章︰転生
第07話
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何がほのぼの回だよ。メタ発言してやろうじゃねぇか。
脱糞してただけじゃねぇか!
俺はもっとちゃんと異世界でファンタジーの世界を生きたいの!
この2日間・・・
襲われ、気絶し、昔話を聞き、脱糞して・・・集落で脱糞しただけじゃん。
大きなため息を吐いてケツ穴の痛みに耐えつつ、目を閉じ、息を整えて就寝の体制。
ファンタジーの世界に浸る。
空を翔るドラゴン、姫を守りながらダンジョンで戦う俺。
海が割れて海底の神殿。魔王と死闘を繰り広げ世界を救う。
これは・・・イイネ!
「え?魔王?今のこの平和な時代にいるわけないだろ。」
は?
翌朝、ファンタジーの世界を期待してハリンに聞いたが驚きの回答。
ドラゴンや魔物・魔獣がいるのに魔王がいない・・・だと?
「世界は均衡を保つのに必死だ。邪神がいるわけじゃーあるまいし平和だよ。」
「え・・・じゃあ勇者とかは?」
「冒険者はいるが勇者なんていないな。冒険者だって魔物退治専門だ。」
「・・・・」
俺の想像していたファンタジーの世界と違うぞ?
人間が捕食されるほどの弱肉教職の世界ならもっと幻想的かと思っていたんだが。
「・・・お前が何を期待しているのかは知らんがな、平和が一番だぞ。」
ぐうの音も出ない。
「で、お前はこれからどうするんだ?」
そういえば特になにも考えていなかった。
「アグワートにでも行くのか?」
「あぁっ!でもここから100kmあるんだろ?うーん・・・」
「まぁ途中に理性や知性のない魔物が巣食ってるからお前じゃ無理だな。」
HAHAHAHAと大声で笑いやがる。
ムカつくなこのおっさん・・・俺も少し若くなったとはいえ、おっさんだけど。
まだ笑っているおっさんの笑い声とは別に念話が飛んでくる。
「おい、アグワートだったか?行ってやってもいいぞ。」
ラルフ先生!
「ハリンさん」
「HAHAHA・・・なんだ?」
「ハリンさん俺は行きますよ。( ・´ー・`)」
「え・・・?」
「あぁそうか。達者でな。死ぬなよ。」
急に真顔で流し目すんなよ。不吉なんだよ。
「しかし行ってやるのは構わんがな、俺でも案内人がいないと無理だぞ。」
えー・・・ラルフ先生でもこの先は厳しいのか。
「・・・折角だしここで試してみるか。」
「え?」
「ハリンの目を見て案内人が欲しいと強く願って喋ってみろ。」
「意識して喋ればいいんだな?よし。」
意識してだと何か難しいな。
「・・・ハリンさん、お願いがあります。」
「ん?なんだ改まって。」
「アグワートまでの案内人をつけてくれませんか?」
「はぁ?お前みたいな旅人につけるほどの余裕はうちにはない。」
あれ?話が違うじゃん?・・・・ラルフ先生!
「もっと強く、純粋に心から!ね・が・え!」
精神論なのか根性論なのかもう分からん。
「案!内!人!を!つけてくれませんか!?(大声)」
「うっさ!いきなり大声出すなよ!」
「いやほんとお願いします!この先に行きたいんです!・・・お願いします!」
「だからダメ・・・え、いやまぁ何故か仕方ない気がしてきたな。
でもさすがにこの集落の者を危険に晒すのは長として許可するわけには・・・」
「お・ね・が・い・し・ま・す!」(プリッ)
力みすぎて少し屁が・・・実が出たか?
「あ・・・?あぁ分かったお前のいうことだからな。」
え・・・?マジ?少ししか出てないが臭かったか?
「道中は危険だからな。タカハラをつけよう。」
よっしゃー!しかも魔法使いゲット!
「ちょ、ちょっと待ってハリンさん本気ですか!?
貴方がそんなこと許可するなど・・・貴方は集落の民の命を背負ってるんですよ?」
「いやなんか・・・もう。イレーの頼みじゃ仕方ないだろ!」
「えぇ・・・(困惑)」
タカハラは困惑しているが、なんとかお願いを聞いてくれてよかった!
魔法使いもGETし、俺のパーティはこれで
・ワイルドウルフ(仮称)
・マジックキャスター
・通訳(脱糞マスター)
バランスのくっそ悪いパーティの誕生だ!
俺の扱いが酷いがこれで前に進めるぞ!
「偶然だと思うなよ?」
「え?」
「それがお前の力だ。」
-------------これはある男のお話。
その男は底辺だった。
勉強もスポーツも不得意だった。
そして貧乏だった。
週末にはボランティアに参加し、社会への奉仕活動をする。
どんなに馬鹿にされようが決して心までは貧乏になってはいけないと誓っていた。
しかし世界は非情である。
こんなに人に無害でこんなに自分を犠牲にしても神様は報いてくれない。
男は疲れていた。笑顔も消えかけ、半ば世界を諦めていた。
----旅に出よう。
唐突に思いついた男は全財産をおろす為に銀行に行き、窓口の順番待ちをする。
そこで起きたのが銃の乱射事件。
男はあっけなく流れ弾により死んでしまった。
男は嘆いた。男は願った。
新たな生を頂けるなら・・・今までの世界とは違う新たな世界を。
男は望み通り、新たな生を歩むことができた。
そこでは男は動物の声が聞けた。妖精の声も聞こえた。
通訳となり人に妖精の意思を伝える。
人々から感謝された。
人から感謝されることが少なかった彼は、とても、とても嬉しかった。
1年ほど経った頃、噂を聞きつけた時の王が少女を紹介した。
同じように妖精の声が聞ける少女だという。
少女は優しい笑みで語り掛ける。
「一緒に世界を繋ぎましょう。」
それからも男は精力的に働いた。
世界をもっとより良いようにする為、種族の垣根を無くすようにする為。
気付けば男の地位は高みに上がり、"神託者"と呼ばれるようになった。
そんな大層な二つ名はいらないと断っていた。
しかし社会は、周りはそれを許さない。
権力に群がるものどもがいる。言い寄るものがいる。
男はまた疲れ始めていた。
心底疲れて動けないとき、時の王に飲み物をお願いしてしまった。
しまった。疲れていたとはいえ王にお願いをするなど。
王は何の顔色も変えずに飲み物を持ってきた。
男は恐る恐る言う。「ご無礼を。」
王はいう「何をいうか。お前の頼みだろう。」
男は疑問に思った。
いくら親しいとはいえ、こんな小間使いを聞いてくれる王ではない。
男は試した。
始めは見知らぬ人に
次は要人に
王に
妖精に
男は理解した。
男は禁忌を犯す。
神への強制。
それすらも可能であった。
力を確信した男は、自分勝手に言い寄ってきた種族への憎悪の念が湧き出してくる。
ある二神がいう。
「俺と一緒に欲がない穢れ泣き理想郷を作らないか。」
「あぁ、そうだな・・・まずは邪魔な女を消してからな。」
男は邪神と呼ばれた。
脱糞してただけじゃねぇか!
俺はもっとちゃんと異世界でファンタジーの世界を生きたいの!
この2日間・・・
襲われ、気絶し、昔話を聞き、脱糞して・・・集落で脱糞しただけじゃん。
大きなため息を吐いてケツ穴の痛みに耐えつつ、目を閉じ、息を整えて就寝の体制。
ファンタジーの世界に浸る。
空を翔るドラゴン、姫を守りながらダンジョンで戦う俺。
海が割れて海底の神殿。魔王と死闘を繰り広げ世界を救う。
これは・・・イイネ!
「え?魔王?今のこの平和な時代にいるわけないだろ。」
は?
翌朝、ファンタジーの世界を期待してハリンに聞いたが驚きの回答。
ドラゴンや魔物・魔獣がいるのに魔王がいない・・・だと?
「世界は均衡を保つのに必死だ。邪神がいるわけじゃーあるまいし平和だよ。」
「え・・・じゃあ勇者とかは?」
「冒険者はいるが勇者なんていないな。冒険者だって魔物退治専門だ。」
「・・・・」
俺の想像していたファンタジーの世界と違うぞ?
人間が捕食されるほどの弱肉教職の世界ならもっと幻想的かと思っていたんだが。
「・・・お前が何を期待しているのかは知らんがな、平和が一番だぞ。」
ぐうの音も出ない。
「で、お前はこれからどうするんだ?」
そういえば特になにも考えていなかった。
「アグワートにでも行くのか?」
「あぁっ!でもここから100kmあるんだろ?うーん・・・」
「まぁ途中に理性や知性のない魔物が巣食ってるからお前じゃ無理だな。」
HAHAHAHAと大声で笑いやがる。
ムカつくなこのおっさん・・・俺も少し若くなったとはいえ、おっさんだけど。
まだ笑っているおっさんの笑い声とは別に念話が飛んでくる。
「おい、アグワートだったか?行ってやってもいいぞ。」
ラルフ先生!
「ハリンさん」
「HAHAHA・・・なんだ?」
「ハリンさん俺は行きますよ。( ・´ー・`)」
「え・・・?」
「あぁそうか。達者でな。死ぬなよ。」
急に真顔で流し目すんなよ。不吉なんだよ。
「しかし行ってやるのは構わんがな、俺でも案内人がいないと無理だぞ。」
えー・・・ラルフ先生でもこの先は厳しいのか。
「・・・折角だしここで試してみるか。」
「え?」
「ハリンの目を見て案内人が欲しいと強く願って喋ってみろ。」
「意識して喋ればいいんだな?よし。」
意識してだと何か難しいな。
「・・・ハリンさん、お願いがあります。」
「ん?なんだ改まって。」
「アグワートまでの案内人をつけてくれませんか?」
「はぁ?お前みたいな旅人につけるほどの余裕はうちにはない。」
あれ?話が違うじゃん?・・・・ラルフ先生!
「もっと強く、純粋に心から!ね・が・え!」
精神論なのか根性論なのかもう分からん。
「案!内!人!を!つけてくれませんか!?(大声)」
「うっさ!いきなり大声出すなよ!」
「いやほんとお願いします!この先に行きたいんです!・・・お願いします!」
「だからダメ・・・え、いやまぁ何故か仕方ない気がしてきたな。
でもさすがにこの集落の者を危険に晒すのは長として許可するわけには・・・」
「お・ね・が・い・し・ま・す!」(プリッ)
力みすぎて少し屁が・・・実が出たか?
「あ・・・?あぁ分かったお前のいうことだからな。」
え・・・?マジ?少ししか出てないが臭かったか?
「道中は危険だからな。タカハラをつけよう。」
よっしゃー!しかも魔法使いゲット!
「ちょ、ちょっと待ってハリンさん本気ですか!?
貴方がそんなこと許可するなど・・・貴方は集落の民の命を背負ってるんですよ?」
「いやなんか・・・もう。イレーの頼みじゃ仕方ないだろ!」
「えぇ・・・(困惑)」
タカハラは困惑しているが、なんとかお願いを聞いてくれてよかった!
魔法使いもGETし、俺のパーティはこれで
・ワイルドウルフ(仮称)
・マジックキャスター
・通訳(脱糞マスター)
バランスのくっそ悪いパーティの誕生だ!
俺の扱いが酷いがこれで前に進めるぞ!
「偶然だと思うなよ?」
「え?」
「それがお前の力だ。」
-------------これはある男のお話。
その男は底辺だった。
勉強もスポーツも不得意だった。
そして貧乏だった。
週末にはボランティアに参加し、社会への奉仕活動をする。
どんなに馬鹿にされようが決して心までは貧乏になってはいけないと誓っていた。
しかし世界は非情である。
こんなに人に無害でこんなに自分を犠牲にしても神様は報いてくれない。
男は疲れていた。笑顔も消えかけ、半ば世界を諦めていた。
----旅に出よう。
唐突に思いついた男は全財産をおろす為に銀行に行き、窓口の順番待ちをする。
そこで起きたのが銃の乱射事件。
男はあっけなく流れ弾により死んでしまった。
男は嘆いた。男は願った。
新たな生を頂けるなら・・・今までの世界とは違う新たな世界を。
男は望み通り、新たな生を歩むことができた。
そこでは男は動物の声が聞けた。妖精の声も聞こえた。
通訳となり人に妖精の意思を伝える。
人々から感謝された。
人から感謝されることが少なかった彼は、とても、とても嬉しかった。
1年ほど経った頃、噂を聞きつけた時の王が少女を紹介した。
同じように妖精の声が聞ける少女だという。
少女は優しい笑みで語り掛ける。
「一緒に世界を繋ぎましょう。」
それからも男は精力的に働いた。
世界をもっとより良いようにする為、種族の垣根を無くすようにする為。
気付けば男の地位は高みに上がり、"神託者"と呼ばれるようになった。
そんな大層な二つ名はいらないと断っていた。
しかし社会は、周りはそれを許さない。
権力に群がるものどもがいる。言い寄るものがいる。
男はまた疲れ始めていた。
心底疲れて動けないとき、時の王に飲み物をお願いしてしまった。
しまった。疲れていたとはいえ王にお願いをするなど。
王は何の顔色も変えずに飲み物を持ってきた。
男は恐る恐る言う。「ご無礼を。」
王はいう「何をいうか。お前の頼みだろう。」
男は疑問に思った。
いくら親しいとはいえ、こんな小間使いを聞いてくれる王ではない。
男は試した。
始めは見知らぬ人に
次は要人に
王に
妖精に
男は理解した。
男は禁忌を犯す。
神への強制。
それすらも可能であった。
力を確信した男は、自分勝手に言い寄ってきた種族への憎悪の念が湧き出してくる。
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