68 / 233
68話 ナンパ撃退には男不要
しおりを挟む
響たちはようやく落ち着くことができ、菖蒲は冷めきった焼きそばを食べながら、二重の意味で胸を撫で下ろしていた。
「一華さん…凄いですね」
「俺はノーコメントで」
泳ぐことにも飽き始めてきた一華たちは、簡易的にコートを作りビーチバレーをしていた。
運動神経が良い一華は、スパイクを次々に決めるのだがその度に、大きく揺れ動くものが響たちを魅了していた。
「響たちも来いよー」
「んー、もうちょい休憩させてくれー」
ビーチパラソルの下は涼しく、外も中も熱くなった身体を冷ましてくれる。
その横で焼きそばを食べ終えた菖蒲は、ラムネを飲みながら足をバタバタとし、地平線を見つめていた。
「響さん、私今日皆さんで海に来れてよかったです」
「俺も同意見だ」
「私たちもビーチバレーに混ざりましょっか」
響たちもビーチバレーに参加し、砂浜らしい遊びを存分に楽しんだ。
「じゃああたし、あっちの方見てくるわ」
『私もご一緒します!!』
「あっ!私も行くー!」
透子たちは遊び疲れたと、軽い散歩をしに行った。
残った響たちは、ビーチパラソルの下で悠々自適に涼んでいた。
「やっぱり海はいいねー」
「だよなー」
「なー」
脳死で会話していると『あっ』と有咲が声を上げた。
「今思ったけど、海で女の子三人にさせたら良くなくない?」
「確かにやばいか、佑馬見に行こうぜ」
「俺は有咲さん見守ってるー」
恐らくもう少しゆっくりしたいのと、響一人で十分だと思っているのか佑馬は響に『行ってこーい』と手を振る。
響は透子たちの方へ向かうと、砂浜付近で案の定絡まれていた。
「胸大っきいねー!一緒にちょっと遊ぼうよー」
「あははー、私たち友達と来てるからー」
「なら君だけでいいからさー、他の子は…ねぇ?あんま無いじゃん?」
その『無い』という言葉に反応したのか、透子と菖蒲が今まで見たことの無いような顔で目配せをしていた。
「菖蒲ちゃん」
ここからは菖蒲のタブレットの文字は見えなかったが、恐らく何かしらの了承をしたように見える。
すると二人は、響に水をかけていたよりも凄い威力と速度で男にかける。
「ちょ!痛い痛い!痛いって!!」
男はしっぽを巻きすごい速度で逃げて行った。
「俺が来なくても大丈夫そうだったな」
「あれ?道元来たんだ」
「一応な」
一華は男が居なくなり、透子と菖蒲に感謝をする。
「気にしないでいいよ、悪いのはその胸…じゃなくてあいつだから」
『そうですよ、悪いのはその胸…すみません誤字です。あの人ですから』
男に敵対心を向けていた二人だったが、他の物に対しても向けているようだった。
響たちは、パラソルの元に戻り先程の話をすると、佑馬は腹を抱えて笑っていた。
辺りは暗くなり、遊ぶ人たちも少なくなり始め、響たちは一度別荘に戻った。
この砂浜では、BBQをすることができるスペースがあるらしく、そこを貸切で使うために材料を取りに来ていた。
「重いけど男子二人がいれば楽だねー」
「っいやいや…普通に無理無理」
響たちは、引越し業者程の荷物を足をプルプルと震わせながら運びきった。
「貸切だから人も居ないし、海も見えて最高だね!」
『贅沢です!』
「もう焼こうぜ!!」
待ちきれなくなった佑馬は、肉を焼こうとするが一華に手を掴まれ『私がやるから』と制止されていた。
焼かれた肉はどれも元が良い事もあり、肉汁がすごく食欲を刺激する。
「焼けたところから食べていってねー、まだまだあるし」
「「「いただきまーす!!」」」
海風を感じ、水着のまま肉を食べると、いつもと違った雰囲気に包まれ、より美味しさが倍増している。
肉だけでなく、ピーマンや玉ねぎも焼き、腹がはち切れるまで焼肉を堪能した。
「ふぅー…食べたな」
「…食べましたね」
焼肉を食べ終え、時間的には遅いが食後のデザートのためにスイカ割りをしていた。
「透子右右ー」
「こんぐらい?」
「透子ちゃん行きすぎ!行きすぎ!」
透子のラジコンをする有咲たちは、少しふざけながら方向を伝える。
「ここでいいの!?」
「待て待て!」
「そのままいくと、ゆまの頭がスイカみたいになっちゃうかも」
佑馬はバットから逃げ、透子は案内の末綺麗にスイカを割ることに成功した。
「食後のスイカ美味しいー!」
「あんたら、あたしで遊びすぎっ」
スイカを食べ終わり、ここまで来たら夏らしいことをやり切ろうということで、歩いて十数分の距離にあるコンビニへ、手持ち花火を買いに行った。
「着いてきてくれてサンキュー」
「夜に女子一人は何があるか分からないからな」
道を知っている有咲に着いてきた響は、堤防を歩きながら今も波打ちつ海を眺めていた。
「危ないぞー」
「大丈夫、大丈夫ー」
有咲は堤防の段差になっているところで、両手を広げながら歩いている。
すると有咲が、いつもと変わらないテンション感で質問をしてくる。
「響っちは誰が本命なん?」
響は歩きを止めた。
「一華さん…凄いですね」
「俺はノーコメントで」
泳ぐことにも飽き始めてきた一華たちは、簡易的にコートを作りビーチバレーをしていた。
運動神経が良い一華は、スパイクを次々に決めるのだがその度に、大きく揺れ動くものが響たちを魅了していた。
「響たちも来いよー」
「んー、もうちょい休憩させてくれー」
ビーチパラソルの下は涼しく、外も中も熱くなった身体を冷ましてくれる。
その横で焼きそばを食べ終えた菖蒲は、ラムネを飲みながら足をバタバタとし、地平線を見つめていた。
「響さん、私今日皆さんで海に来れてよかったです」
「俺も同意見だ」
「私たちもビーチバレーに混ざりましょっか」
響たちもビーチバレーに参加し、砂浜らしい遊びを存分に楽しんだ。
「じゃああたし、あっちの方見てくるわ」
『私もご一緒します!!』
「あっ!私も行くー!」
透子たちは遊び疲れたと、軽い散歩をしに行った。
残った響たちは、ビーチパラソルの下で悠々自適に涼んでいた。
「やっぱり海はいいねー」
「だよなー」
「なー」
脳死で会話していると『あっ』と有咲が声を上げた。
「今思ったけど、海で女の子三人にさせたら良くなくない?」
「確かにやばいか、佑馬見に行こうぜ」
「俺は有咲さん見守ってるー」
恐らくもう少しゆっくりしたいのと、響一人で十分だと思っているのか佑馬は響に『行ってこーい』と手を振る。
響は透子たちの方へ向かうと、砂浜付近で案の定絡まれていた。
「胸大っきいねー!一緒にちょっと遊ぼうよー」
「あははー、私たち友達と来てるからー」
「なら君だけでいいからさー、他の子は…ねぇ?あんま無いじゃん?」
その『無い』という言葉に反応したのか、透子と菖蒲が今まで見たことの無いような顔で目配せをしていた。
「菖蒲ちゃん」
ここからは菖蒲のタブレットの文字は見えなかったが、恐らく何かしらの了承をしたように見える。
すると二人は、響に水をかけていたよりも凄い威力と速度で男にかける。
「ちょ!痛い痛い!痛いって!!」
男はしっぽを巻きすごい速度で逃げて行った。
「俺が来なくても大丈夫そうだったな」
「あれ?道元来たんだ」
「一応な」
一華は男が居なくなり、透子と菖蒲に感謝をする。
「気にしないでいいよ、悪いのはその胸…じゃなくてあいつだから」
『そうですよ、悪いのはその胸…すみません誤字です。あの人ですから』
男に敵対心を向けていた二人だったが、他の物に対しても向けているようだった。
響たちは、パラソルの元に戻り先程の話をすると、佑馬は腹を抱えて笑っていた。
辺りは暗くなり、遊ぶ人たちも少なくなり始め、響たちは一度別荘に戻った。
この砂浜では、BBQをすることができるスペースがあるらしく、そこを貸切で使うために材料を取りに来ていた。
「重いけど男子二人がいれば楽だねー」
「っいやいや…普通に無理無理」
響たちは、引越し業者程の荷物を足をプルプルと震わせながら運びきった。
「貸切だから人も居ないし、海も見えて最高だね!」
『贅沢です!』
「もう焼こうぜ!!」
待ちきれなくなった佑馬は、肉を焼こうとするが一華に手を掴まれ『私がやるから』と制止されていた。
焼かれた肉はどれも元が良い事もあり、肉汁がすごく食欲を刺激する。
「焼けたところから食べていってねー、まだまだあるし」
「「「いただきまーす!!」」」
海風を感じ、水着のまま肉を食べると、いつもと違った雰囲気に包まれ、より美味しさが倍増している。
肉だけでなく、ピーマンや玉ねぎも焼き、腹がはち切れるまで焼肉を堪能した。
「ふぅー…食べたな」
「…食べましたね」
焼肉を食べ終え、時間的には遅いが食後のデザートのためにスイカ割りをしていた。
「透子右右ー」
「こんぐらい?」
「透子ちゃん行きすぎ!行きすぎ!」
透子のラジコンをする有咲たちは、少しふざけながら方向を伝える。
「ここでいいの!?」
「待て待て!」
「そのままいくと、ゆまの頭がスイカみたいになっちゃうかも」
佑馬はバットから逃げ、透子は案内の末綺麗にスイカを割ることに成功した。
「食後のスイカ美味しいー!」
「あんたら、あたしで遊びすぎっ」
スイカを食べ終わり、ここまで来たら夏らしいことをやり切ろうということで、歩いて十数分の距離にあるコンビニへ、手持ち花火を買いに行った。
「着いてきてくれてサンキュー」
「夜に女子一人は何があるか分からないからな」
道を知っている有咲に着いてきた響は、堤防を歩きながら今も波打ちつ海を眺めていた。
「危ないぞー」
「大丈夫、大丈夫ー」
有咲は堤防の段差になっているところで、両手を広げながら歩いている。
すると有咲が、いつもと変わらないテンション感で質問をしてくる。
「響っちは誰が本命なん?」
響は歩きを止めた。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる