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第二十七話 心の奥底で
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「そ、そんなことありません!!」
ラピア様に思ってもなかった指摘をされた私は、思わず身を乗り出した。
だって……私は心の底から、ウィルフレッド様を助けたいと思っているのに、本当な無理と思ってるなんて言われたら、反発したくなるわよ!
「いや、思っておる。それは小娘本人でもわからないほど、心の根底にあるものじゃろう」
「お話を遮るようで申し訳ありませんが、どうしてそのように思ったのでしょう?」
ウィルフレッド様が問いかけると、ラピア様はふむ……と小さく返事をしてから、新しい葉巻に火をつけた。
「偉大な母を持ち、母から教わったのに、一向に上達しない。心の支えだった母も失い、新しい支えの小僧も、自分のような未熟者では治せる気配が無い。色々要因はあるじゃろうが、そういったものが積み重なっていると推測したのじゃ」
「なるほど。ではそれをこうして直接伝えようと思った、決定的な根拠もあるのですよね?」
「もちろん。実際に小娘の魔法を二度見て、そして見比べてわかったわい。小娘の普段の魔法には、迷いがある」
迷い? 私が自分で気づかないようなものがあって、それが魔法を失敗につなげていたということ……?
「実際に、さっきは自分が何とかしないとと、強く想ったじゃろ?」
「は、はい」
「迷っていられない状況、そして助けたいという強い想いによって迷いが鳴りを潜め、いつも以上の力を発揮できたということじゃな。そして今はいつもと同じだから、上手くいかなかった。こんなこともわかってしまう儂、さすがじゃと思わんか?」
少し得意げな顔をするラピア様。一方の私は、両手に力を入れながら、顔を俯かせていた。
ラピア様の説明を聞いていると、絶対にそんなことは無いなんて、口が裂けても言えない。むしろ、その通りかもしれない。
私は……魔法だけじゃなくて、精神面も弱かったんだ。本当に私は何もかも駄目だなぁ……。
「エレナ殿、顔を上げてください」
「ウィルフレッド様……?」
「心の隅っこで、弱気になってしまうのは誰でもあることです。私も、もう諦めて全てを捨てたら、どれだけ楽だろうと何度思ったことか」
私の手に自分の手を重ねながら、ウィルフレッド様はゆっくりと言葉を続ける。
「でも、あなたは諦めなかった。毎日回復魔法を使ってくれて、勉強をして、手法を変えて私を治そうとしてくれた。それだけじゃなく、私を支えようと行動してくれた。それだけでも、私はとても嬉しかった。だから……自分は何も出来ないって落ち込んでるのがわかるような、悲しい顔をしないでください」
私への言葉が積み重なるのと同時に、重ねていた手に力が入っているのが伝わってくる。
それが、私にはウィルフレッド様の優しさが込められているように感じられて、とても嬉しかった。
「おーおー、見せつけてくれるのう。ババアには甘ったるすぎて、砂糖を吐きそうじゃ」
「茶化さないでください。私の本当の気持ちですから」
「まあよい。それで小娘。貴様はどうする? このまま投げだして、帰って小僧に慰めてもらうのか?」
「私、は……」
ここで逃げるのも、投げ出すのも簡単だ。帰ってウィルフレッド様に慰めてもらい、なあなあな日常を過ごしたら、どれだけ楽だろう。
……楽だけど、それは私の望む未来じゃないわ!
「……やっぱり、諦められません。絶対に、私がウィルフレッド様を治します!」
「エレナ殿……」
「その意気は良い。じゃが、儂の目から見ても、小僧が治るのは絶望的なのは変わらんぞ?」
「それでも、やります!」
「やれやれ、そういう諦めの悪さもエレノアそっくりじゃな。そんな貴様に、ピッタリの物をくれてやる。例のあれを出せ」
「かしこまりました!」
ホウキが元気よく返事をすると、部屋の隅にあった引き出しから、二つの水晶を持ってきた。
これ、なにかしら? 一つの水晶の中には、別の水晶が浮かんでいる。もう一つには、何かの液体が入っているわ。
「精神的なものは、中々改善できない。じゃから、それを上回れるようになればいい」
「確かにそうですけど……この水晶でどうするのですか?」
「これは魔力に反応する道具でな。試しにこの水晶を持ってみろ」
「はあ……」
中に液体が入っている水晶を持つ。結構ずっしりしていて、持っているだけでちょっと疲れる。
「その水晶に、魔力を流すのじゃ」
「こうですか?」
特に魔法陣を展開させずに、魔法を使うのに必要な力である魔力を流す。すると、中に入ってた液体が波打ち始めた。色も薄い水色だったのが、濃い青に変わっている。
「これで良いんですか?」
「うむ。魔力に反応して中の液体が波打ち始め、色が変わる。その色が元の色に戻るまで、魔力を流し続けるのじゃ」
ラピア様に言われた通りに、水晶に魔力を流し続けると、中でジャバジャバと波打ち続ける。
……えっと、これでどうすればいいのかしら? 魔力を流し続けてると疲れるし、一旦止めてラピア様に聞いてみようかしら。
そう思った直後――
「いったぁ!!」
「エレナ殿!?」
「なーにしとるんじゃ。気を抜くな馬鹿者め」
魔力を止めた瞬間に、水晶が私のおでこを目掛けて一直線に飛んできた。
まさか飛んでくるなんて、思ってなかったわ……おでこがズキズキする……。
「少しでも魔力が弱まると、水晶が小娘の頭に直撃するようになっておる。失敗すればたんこぶだらけになって、愉快な顔になるぞ」
「エレナ殿の美しい顔に傷をつけるなんて、何を考えているのですか!」
「儂は甘っちょろいのが嫌いでな。少しでも罰が無いと、真面目にやらんじゃろ。多かれ少なかれ、危機感があった方が、人間は成長する」
そうかもしれないけど……だからといって、罰があまりにも直接的じゃないかしら……。
「嫌なら返してくれても、儂は一向に構わんが?」
「うぅ……いえ、大丈夫です」
「エレナ殿、無理はされない方が……」
「これもウィルフレッド様のためですから。それで、これに何の意味が?」
「魔力というのは、使えば使うほど強くなる。小娘は根本的に魔力が弱いから、そこを強化するのが目的じゃ」
魔力の強化――そんなの、考えたこと無かった。私の魔法の練習は、回復魔法を何度も使う反復練習だったり、魔法陣の研究とかばかりで、魔力の強化なんてしたことがない。
「それと、もう一つの水晶で、魔力のコントロールを鍛える。試しにやってみるのじゃ」
「……またおでこに飛んでくるんですよね?」
「当然じゃろ。そうそう、避けることに意識を裂くような、愚かなことはせんようにな。全意識を集中せねば意味が無い」
うぅ、おでこにまたぶつかるのは嫌だけど、これもウィルフレッド様のため! やってやろうじゃないの!
「今度はずっと魔力を流し続ければいいわけじゃない。一定の量を保ち続けるのじゃ」
「……こうですか?」
言われた通りに再び魔力を流すと、中の水晶が宙に浮かび始め……中心でフワフワとした状態で止まった。
「それで良い。元々回復魔法は、魔力のコントロールが難しい魔法。それを安定させるための練習じゃ。これも一定時間が過ぎたら色が変わるから、それまでやり続けるのじゃ」
「むっ……むむっ……!」
魔力を一定に保つ。言葉にするのは簡単だけど、やってみるとかなり大変だ。
疲れるのは当然として、全部の意識を集中しないと、中の水晶がどんどんと落ちてしまう。少しでも油断したら……。
「あっ……いった~い!!」
中の水晶が、外側の水晶と接した瞬間、また水晶が私のおでこに突進してきた。
こんな調子だと、おでこがたんこぶだらけになってしまいそうだわ。自分の回復魔法で治療すればいいだけかもしれないけど、痛いことには変わりない。
「たんこぶだらけになりたくなければ、早く上達するか、さっさと諦めるんじゃな」
「諦めませんよ! たとえおでこがボコボコになっても、練習し続けます!」
「好きにせい。さて、夜も更けてきた。儂は寝る」
「あ、はい! おやすみなさい」
ラピア様は大きなあくびをしてから、一階にある部屋へと消えていった。
「エレナ殿、本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ。さあ、私達も休みましょう」
「……ええ」
不安そうに私を見つめるウィルフレッド様に笑ってみせてから、私はウィルフレッド様達と一緒にそれぞれの部屋に戻ると、そのまま眠りについた――
ラピア様に思ってもなかった指摘をされた私は、思わず身を乗り出した。
だって……私は心の底から、ウィルフレッド様を助けたいと思っているのに、本当な無理と思ってるなんて言われたら、反発したくなるわよ!
「いや、思っておる。それは小娘本人でもわからないほど、心の根底にあるものじゃろう」
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ウィルフレッド様が問いかけると、ラピア様はふむ……と小さく返事をしてから、新しい葉巻に火をつけた。
「偉大な母を持ち、母から教わったのに、一向に上達しない。心の支えだった母も失い、新しい支えの小僧も、自分のような未熟者では治せる気配が無い。色々要因はあるじゃろうが、そういったものが積み重なっていると推測したのじゃ」
「なるほど。ではそれをこうして直接伝えようと思った、決定的な根拠もあるのですよね?」
「もちろん。実際に小娘の魔法を二度見て、そして見比べてわかったわい。小娘の普段の魔法には、迷いがある」
迷い? 私が自分で気づかないようなものがあって、それが魔法を失敗につなげていたということ……?
「実際に、さっきは自分が何とかしないとと、強く想ったじゃろ?」
「は、はい」
「迷っていられない状況、そして助けたいという強い想いによって迷いが鳴りを潜め、いつも以上の力を発揮できたということじゃな。そして今はいつもと同じだから、上手くいかなかった。こんなこともわかってしまう儂、さすがじゃと思わんか?」
少し得意げな顔をするラピア様。一方の私は、両手に力を入れながら、顔を俯かせていた。
ラピア様の説明を聞いていると、絶対にそんなことは無いなんて、口が裂けても言えない。むしろ、その通りかもしれない。
私は……魔法だけじゃなくて、精神面も弱かったんだ。本当に私は何もかも駄目だなぁ……。
「エレナ殿、顔を上げてください」
「ウィルフレッド様……?」
「心の隅っこで、弱気になってしまうのは誰でもあることです。私も、もう諦めて全てを捨てたら、どれだけ楽だろうと何度思ったことか」
私の手に自分の手を重ねながら、ウィルフレッド様はゆっくりと言葉を続ける。
「でも、あなたは諦めなかった。毎日回復魔法を使ってくれて、勉強をして、手法を変えて私を治そうとしてくれた。それだけじゃなく、私を支えようと行動してくれた。それだけでも、私はとても嬉しかった。だから……自分は何も出来ないって落ち込んでるのがわかるような、悲しい顔をしないでください」
私への言葉が積み重なるのと同時に、重ねていた手に力が入っているのが伝わってくる。
それが、私にはウィルフレッド様の優しさが込められているように感じられて、とても嬉しかった。
「おーおー、見せつけてくれるのう。ババアには甘ったるすぎて、砂糖を吐きそうじゃ」
「茶化さないでください。私の本当の気持ちですから」
「まあよい。それで小娘。貴様はどうする? このまま投げだして、帰って小僧に慰めてもらうのか?」
「私、は……」
ここで逃げるのも、投げ出すのも簡単だ。帰ってウィルフレッド様に慰めてもらい、なあなあな日常を過ごしたら、どれだけ楽だろう。
……楽だけど、それは私の望む未来じゃないわ!
「……やっぱり、諦められません。絶対に、私がウィルフレッド様を治します!」
「エレナ殿……」
「その意気は良い。じゃが、儂の目から見ても、小僧が治るのは絶望的なのは変わらんぞ?」
「それでも、やります!」
「やれやれ、そういう諦めの悪さもエレノアそっくりじゃな。そんな貴様に、ピッタリの物をくれてやる。例のあれを出せ」
「かしこまりました!」
ホウキが元気よく返事をすると、部屋の隅にあった引き出しから、二つの水晶を持ってきた。
これ、なにかしら? 一つの水晶の中には、別の水晶が浮かんでいる。もう一つには、何かの液体が入っているわ。
「精神的なものは、中々改善できない。じゃから、それを上回れるようになればいい」
「確かにそうですけど……この水晶でどうするのですか?」
「これは魔力に反応する道具でな。試しにこの水晶を持ってみろ」
「はあ……」
中に液体が入っている水晶を持つ。結構ずっしりしていて、持っているだけでちょっと疲れる。
「その水晶に、魔力を流すのじゃ」
「こうですか?」
特に魔法陣を展開させずに、魔法を使うのに必要な力である魔力を流す。すると、中に入ってた液体が波打ち始めた。色も薄い水色だったのが、濃い青に変わっている。
「これで良いんですか?」
「うむ。魔力に反応して中の液体が波打ち始め、色が変わる。その色が元の色に戻るまで、魔力を流し続けるのじゃ」
ラピア様に言われた通りに、水晶に魔力を流し続けると、中でジャバジャバと波打ち続ける。
……えっと、これでどうすればいいのかしら? 魔力を流し続けてると疲れるし、一旦止めてラピア様に聞いてみようかしら。
そう思った直後――
「いったぁ!!」
「エレナ殿!?」
「なーにしとるんじゃ。気を抜くな馬鹿者め」
魔力を止めた瞬間に、水晶が私のおでこを目掛けて一直線に飛んできた。
まさか飛んでくるなんて、思ってなかったわ……おでこがズキズキする……。
「少しでも魔力が弱まると、水晶が小娘の頭に直撃するようになっておる。失敗すればたんこぶだらけになって、愉快な顔になるぞ」
「エレナ殿の美しい顔に傷をつけるなんて、何を考えているのですか!」
「儂は甘っちょろいのが嫌いでな。少しでも罰が無いと、真面目にやらんじゃろ。多かれ少なかれ、危機感があった方が、人間は成長する」
そうかもしれないけど……だからといって、罰があまりにも直接的じゃないかしら……。
「嫌なら返してくれても、儂は一向に構わんが?」
「うぅ……いえ、大丈夫です」
「エレナ殿、無理はされない方が……」
「これもウィルフレッド様のためですから。それで、これに何の意味が?」
「魔力というのは、使えば使うほど強くなる。小娘は根本的に魔力が弱いから、そこを強化するのが目的じゃ」
魔力の強化――そんなの、考えたこと無かった。私の魔法の練習は、回復魔法を何度も使う反復練習だったり、魔法陣の研究とかばかりで、魔力の強化なんてしたことがない。
「それと、もう一つの水晶で、魔力のコントロールを鍛える。試しにやってみるのじゃ」
「……またおでこに飛んでくるんですよね?」
「当然じゃろ。そうそう、避けることに意識を裂くような、愚かなことはせんようにな。全意識を集中せねば意味が無い」
うぅ、おでこにまたぶつかるのは嫌だけど、これもウィルフレッド様のため! やってやろうじゃないの!
「今度はずっと魔力を流し続ければいいわけじゃない。一定の量を保ち続けるのじゃ」
「……こうですか?」
言われた通りに再び魔力を流すと、中の水晶が宙に浮かび始め……中心でフワフワとした状態で止まった。
「それで良い。元々回復魔法は、魔力のコントロールが難しい魔法。それを安定させるための練習じゃ。これも一定時間が過ぎたら色が変わるから、それまでやり続けるのじゃ」
「むっ……むむっ……!」
魔力を一定に保つ。言葉にするのは簡単だけど、やってみるとかなり大変だ。
疲れるのは当然として、全部の意識を集中しないと、中の水晶がどんどんと落ちてしまう。少しでも油断したら……。
「あっ……いった~い!!」
中の水晶が、外側の水晶と接した瞬間、また水晶が私のおでこに突進してきた。
こんな調子だと、おでこがたんこぶだらけになってしまいそうだわ。自分の回復魔法で治療すればいいだけかもしれないけど、痛いことには変わりない。
「たんこぶだらけになりたくなければ、早く上達するか、さっさと諦めるんじゃな」
「諦めませんよ! たとえおでこがボコボコになっても、練習し続けます!」
「好きにせい。さて、夜も更けてきた。儂は寝る」
「あ、はい! おやすみなさい」
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