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第三十話 お手伝いがしたい!
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■ルナ視点■
「ご主人様~! やっと追いつきました……」
エレナお姉ちゃんのお部屋を飛び出したルナは、ある場所に行くために、いつもは走っちゃダメと言われている廊下を走っていた。
そこに、少し疲れた感じのシーちゃんが、ルナの肩に乗っかってきた。
「急にどうしたんですか? 本を読んでもらわなくていいんですか?」
「読んでもらいたいけど……ルナ、やることがあるの!」
「やること……?」
「あ、ルナ様! 廊下は走ってはいけません!」
「ごめんなさーい!」
ちょこっとだけ首を横に動かしたシーちゃんと一緒に、ルナは近くを通った使用人の女の人に謝ってから、目指していた部屋の中に入る。
ここは、この屋敷にある本を全てしまってある部屋なんだよ!
「書庫じゃないですか。どうしてここに?」
「ルナは調べ物をしにきたんだよ!」
「は、はあ……勉強嫌いのご主人にしては、珍しい……詳しく説明してもらえますか?」
「じゃあ、探しながらお話するね!」
えっへんと胸を張ってから、ルナは部屋の中をウロウロしはじめる。
……なんの調べ物をしにきたのかって? ルナはエレナお姉ちゃんのお手伝いをしたいの!
あのね。ルナはね、エレナお姉ちゃんと会うまでは、ずっとお兄様はもう治らないものだと思ってたんだ。
でもね、エレナお姉ちゃんが助けてくれるって言ってくれたの! それを聞いた時は、凄く嬉しくて……お兄様のことを、エレナお姉ちゃんにお願いしたんだ!
エレナお姉ちゃんはね、凄く優しくて、絵本を読むのが上手で、良い匂いがして……大好きなの!
でもね……最近のエレナお姉ちゃん、変なボールをジッと見つめてるし、ボールがおでこに何度もぶつかって、凄く大変そう。
だからね、ルナがエレナお姉ちゃんのお手伝いをすれば、大変な思いをしないで済むと思うんだ! そのお手伝いのやり方を見つけるために、ここに来たの!
「……なるほど、そういうことでしたか。ご主人様は優しいですね」
「そうなのかなぁ。それでそれで、どんな本を見つければ良いと思う?」
「えっと……何が良いんでしょうか? 魔法に関する本とかがいいのかもしれません」
「魔法だね、わかった!」
シーちゃんからアドバイスをもらったルナは、本棚の中から魔法について書かれている本を取った。
えーっとなになに……うーん……難しい言葉ばかりで、全然わからないよ! 絵も全然無い!
「シーちゃん、これの意味わかる?」
「う、うーん……」
「シーちゃんもわからないかぁ。他の本を見てみよっか!」
「お役にたてなくて申し訳ないです……」
「ルナだってわからないもん。同じだから気にしない気にしない!」
しょんぼりするシーちゃんを励ましてから、もう一度本を探し始めたけど、どれもこれも全然書いてある意味がわからなかった。
「はぁ、ルナにはお手伝いなんて出来ないのかなぁ……」
「そんなことは無いですよ、ご主人様。私達にだって出来ることはきっとあります!」
「そ、そうだよね! 今までエレナお姉ちゃんに頼っちゃってたけど……ルナだって、お兄様には元気になってほしいし、エレナお姉ちゃんに悲しい顔をしてほしくないもんっ!」
ふんっと鼻から息を出したルナは、両手をギュッとしていると、書庫の扉が開いた。
「ルナ、こんなところにいたのかい」
「お兄様!」
部屋に入ってきたのは、お兄様と、お兄様につきそう使用人の男の人だった。
「お仕事は良いの?」
「ルナに話があってね。ちょっとだけ俺の話に付き合ってくれないか?」
「うん、いいよ!」
「ありがとう。実は、うまくいけば来週に少し時間が取れそうでね。一緒に出掛けないか? ちなみにエレナ殿も誘っていて、一緒に行ってくれるそうだ」
「え、本当に!?」
お兄様ってば、なんて素敵な話を持ってくるの! 前にお出かけしたのって、エレナお姉ちゃんを見つけた時だよね! う~……そんなの絶対に行きたい……!
……ううん、すっごくすっごく行きたいけど、ルナはここで調べ物をしないといけないの。だから、遊びに行ってる時間は無いや……。
「お、お兄様……ごめんなさい、ルナ行けない」
「どうしてだい?」
「あのね、ルナは調べ物をしてるの。だからその日もきっと調べ物をしてると思うから……」
「調べ物? めずらしいな……それなら別の日でも出来るだろう?」
た、確かにそうかもしれないけど! ルナは少しでも早くエレナお姉ちゃんをお手伝いして、エレナお姉ちゃんが痛いってならないようにしたいし、お兄様の怪我を治したいの!
だから……ここはグッと我慢するの……。
「えっとえっと……嫌ってわけじゃないんだよ! お兄様とエレナお姉ちゃんとお出かけ出来るのは嬉しいの! でも……」
「ああ、わかっているよ。今回はタイミングが悪かったね」
「ごめんなさい、お兄様。あ、でもでも! ルナがいないとデートになるから良いかも!」
「でっ!?」
ルナの言ったこと、そんなに変だったかな? なんかお兄様が、苦しそうにむせてるよ!
「だ、大丈夫!?」
「ああ……ごほっ……大丈夫だよ」
急いでお兄様の背中をさすってあげたら、少しだけ咳が出なくなったよ。よかったよかった。
「でも、なんで急にむせたの?」
「いや、急にデートとか言うからさ」
「だって、男の人と女の人が一緒に出掛けたら、それはデートだよね! それに、お兄様はエレナお姉ちゃんのことが大好きなんだから、デートでもいいよね!」
「ごふっ!?」
今日一番の咳を出しながら、お兄様は大きな手で自分の顔を抑えた。
あれ、ルナ……間違ったことは言ってないよね? お兄様はエレナお姉ちゃんのことが大好きだから、仲良しなんだよね?
「えーっと、俺とエレナ殿はだな……」
「大丈夫、わかってるよ! 仲良しで大好きだから、一緒に遊んだり、デートしたりするんだもんね! とっても仲の良いお友達なんだよね!」
「友達って……あ、ああそうだ! 俺とエレナ殿は、凄く仲が良い友達だ!」
やっぱりそうだよね! ルナの勘違いだったらどうしようかと思っちゃったよー!
「とにかく、ルナのことは大丈夫! ちょっとの間、調べものをしたいだけから!」
「誰かが手伝わなくていいのかい?」
「うんっ! これはルナとシーちゃんでやり遂げたいの!」
「そうか。そう決めたなら、俺は応援している。何か困ったことがあったら相談するんだよ」
「えへへぇ……」
頭をくしゃくしゃと撫でられたのが嬉しくて、顔がニヤニヤするのを止められないよぉ……お兄様の手って、実は魔法の手なんじゃないのかなぁ……にゃはぁ……。
「……はっ!? ふにゃふにゃしてる場合じゃない! 探さなきゃ!」
「俺は仕事に戻るよ。お互い頑張ろう、ルナ」
「うんっ! 時間が合ったら、みんなでごはん食べようね!」
「ああ、もちろんだ! それじゃあ俺は行くよ」
「うんっ! お仕事頑張ってね~!」
お兄様は使用人の男の人と一緒に、部屋を静かに後にした。
さあ、ルナには仕事が盛り沢山なんだよ! だって、この沢山ある本の中から、エレナお姉ちゃんに役立ちそうな本を探さなきゃいけないんだもんっ!
「シーちゃん、一緒に頑張ろうね! えいえい――」
「あ、そのあの……えいえいっ!」
「「おーー!!」」
こうしてルナは、シーちゃんとえいえいおー! をした後に、二人で重大な仕事を始めるのでした! 頑張るぞ~!
「ご主人様~! やっと追いつきました……」
エレナお姉ちゃんのお部屋を飛び出したルナは、ある場所に行くために、いつもは走っちゃダメと言われている廊下を走っていた。
そこに、少し疲れた感じのシーちゃんが、ルナの肩に乗っかってきた。
「急にどうしたんですか? 本を読んでもらわなくていいんですか?」
「読んでもらいたいけど……ルナ、やることがあるの!」
「やること……?」
「あ、ルナ様! 廊下は走ってはいけません!」
「ごめんなさーい!」
ちょこっとだけ首を横に動かしたシーちゃんと一緒に、ルナは近くを通った使用人の女の人に謝ってから、目指していた部屋の中に入る。
ここは、この屋敷にある本を全てしまってある部屋なんだよ!
「書庫じゃないですか。どうしてここに?」
「ルナは調べ物をしにきたんだよ!」
「は、はあ……勉強嫌いのご主人にしては、珍しい……詳しく説明してもらえますか?」
「じゃあ、探しながらお話するね!」
えっへんと胸を張ってから、ルナは部屋の中をウロウロしはじめる。
……なんの調べ物をしにきたのかって? ルナはエレナお姉ちゃんのお手伝いをしたいの!
あのね。ルナはね、エレナお姉ちゃんと会うまでは、ずっとお兄様はもう治らないものだと思ってたんだ。
でもね、エレナお姉ちゃんが助けてくれるって言ってくれたの! それを聞いた時は、凄く嬉しくて……お兄様のことを、エレナお姉ちゃんにお願いしたんだ!
エレナお姉ちゃんはね、凄く優しくて、絵本を読むのが上手で、良い匂いがして……大好きなの!
でもね……最近のエレナお姉ちゃん、変なボールをジッと見つめてるし、ボールがおでこに何度もぶつかって、凄く大変そう。
だからね、ルナがエレナお姉ちゃんのお手伝いをすれば、大変な思いをしないで済むと思うんだ! そのお手伝いのやり方を見つけるために、ここに来たの!
「……なるほど、そういうことでしたか。ご主人様は優しいですね」
「そうなのかなぁ。それでそれで、どんな本を見つければ良いと思う?」
「えっと……何が良いんでしょうか? 魔法に関する本とかがいいのかもしれません」
「魔法だね、わかった!」
シーちゃんからアドバイスをもらったルナは、本棚の中から魔法について書かれている本を取った。
えーっとなになに……うーん……難しい言葉ばかりで、全然わからないよ! 絵も全然無い!
「シーちゃん、これの意味わかる?」
「う、うーん……」
「シーちゃんもわからないかぁ。他の本を見てみよっか!」
「お役にたてなくて申し訳ないです……」
「ルナだってわからないもん。同じだから気にしない気にしない!」
しょんぼりするシーちゃんを励ましてから、もう一度本を探し始めたけど、どれもこれも全然書いてある意味がわからなかった。
「はぁ、ルナにはお手伝いなんて出来ないのかなぁ……」
「そんなことは無いですよ、ご主人様。私達にだって出来ることはきっとあります!」
「そ、そうだよね! 今までエレナお姉ちゃんに頼っちゃってたけど……ルナだって、お兄様には元気になってほしいし、エレナお姉ちゃんに悲しい顔をしてほしくないもんっ!」
ふんっと鼻から息を出したルナは、両手をギュッとしていると、書庫の扉が開いた。
「ルナ、こんなところにいたのかい」
「お兄様!」
部屋に入ってきたのは、お兄様と、お兄様につきそう使用人の男の人だった。
「お仕事は良いの?」
「ルナに話があってね。ちょっとだけ俺の話に付き合ってくれないか?」
「うん、いいよ!」
「ありがとう。実は、うまくいけば来週に少し時間が取れそうでね。一緒に出掛けないか? ちなみにエレナ殿も誘っていて、一緒に行ってくれるそうだ」
「え、本当に!?」
お兄様ってば、なんて素敵な話を持ってくるの! 前にお出かけしたのって、エレナお姉ちゃんを見つけた時だよね! う~……そんなの絶対に行きたい……!
……ううん、すっごくすっごく行きたいけど、ルナはここで調べ物をしないといけないの。だから、遊びに行ってる時間は無いや……。
「お、お兄様……ごめんなさい、ルナ行けない」
「どうしてだい?」
「あのね、ルナは調べ物をしてるの。だからその日もきっと調べ物をしてると思うから……」
「調べ物? めずらしいな……それなら別の日でも出来るだろう?」
た、確かにそうかもしれないけど! ルナは少しでも早くエレナお姉ちゃんをお手伝いして、エレナお姉ちゃんが痛いってならないようにしたいし、お兄様の怪我を治したいの!
だから……ここはグッと我慢するの……。
「えっとえっと……嫌ってわけじゃないんだよ! お兄様とエレナお姉ちゃんとお出かけ出来るのは嬉しいの! でも……」
「ああ、わかっているよ。今回はタイミングが悪かったね」
「ごめんなさい、お兄様。あ、でもでも! ルナがいないとデートになるから良いかも!」
「でっ!?」
ルナの言ったこと、そんなに変だったかな? なんかお兄様が、苦しそうにむせてるよ!
「だ、大丈夫!?」
「ああ……ごほっ……大丈夫だよ」
急いでお兄様の背中をさすってあげたら、少しだけ咳が出なくなったよ。よかったよかった。
「でも、なんで急にむせたの?」
「いや、急にデートとか言うからさ」
「だって、男の人と女の人が一緒に出掛けたら、それはデートだよね! それに、お兄様はエレナお姉ちゃんのことが大好きなんだから、デートでもいいよね!」
「ごふっ!?」
今日一番の咳を出しながら、お兄様は大きな手で自分の顔を抑えた。
あれ、ルナ……間違ったことは言ってないよね? お兄様はエレナお姉ちゃんのことが大好きだから、仲良しなんだよね?
「えーっと、俺とエレナ殿はだな……」
「大丈夫、わかってるよ! 仲良しで大好きだから、一緒に遊んだり、デートしたりするんだもんね! とっても仲の良いお友達なんだよね!」
「友達って……あ、ああそうだ! 俺とエレナ殿は、凄く仲が良い友達だ!」
やっぱりそうだよね! ルナの勘違いだったらどうしようかと思っちゃったよー!
「とにかく、ルナのことは大丈夫! ちょっとの間、調べものをしたいだけから!」
「誰かが手伝わなくていいのかい?」
「うんっ! これはルナとシーちゃんでやり遂げたいの!」
「そうか。そう決めたなら、俺は応援している。何か困ったことがあったら相談するんだよ」
「えへへぇ……」
頭をくしゃくしゃと撫でられたのが嬉しくて、顔がニヤニヤするのを止められないよぉ……お兄様の手って、実は魔法の手なんじゃないのかなぁ……にゃはぁ……。
「……はっ!? ふにゃふにゃしてる場合じゃない! 探さなきゃ!」
「俺は仕事に戻るよ。お互い頑張ろう、ルナ」
「うんっ! 時間が合ったら、みんなでごはん食べようね!」
「ああ、もちろんだ! それじゃあ俺は行くよ」
「うんっ! お仕事頑張ってね~!」
お兄様は使用人の男の人と一緒に、部屋を静かに後にした。
さあ、ルナには仕事が盛り沢山なんだよ! だって、この沢山ある本の中から、エレナお姉ちゃんに役立ちそうな本を探さなきゃいけないんだもんっ!
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