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ウィングバード公爵夫人
「本日はお招きに預かり、ありがとうございます。ローゼン王国リビエラ伯爵が娘フレグランスと申します」
「次女のジュエル・リビエラでございます。お会いできてとても嬉しいです、ウィングバード公爵夫人様」
お姉様と一緒に、ルイス様のウィングバード公爵家に伺うことになった。
まだルージュ様と王太子殿下は見えていないけど、マクラーレン王国ではお茶会のお誘いには下位の貴族から訪れると決まっている。
だから、ルージュ様と殿下はもう少し後に到着されるはずだ。
「よく来て下さったわ。ルイスの母のカミラよ。さぁ、どうぞお座りになって」
カミラ様は、ライムグリーンの髪と瞳をされた小柄でとても可愛らしいお方だった。
え?本当にルイス様のお母様なの?
ご令嬢と言っても違和感がないのだけど。お姉様とかでないの?本当に?
「間違いなく僕の母だよ。若作りなだけで」
「失礼ね、若作りだなんて」
「はいはい。ダニエルとラウンディ嬢が到着したよ。ダニエルは回収しとくけど、一時間が限度かな」
ルイス様が姿を見せて、カミラ様とお話されている。
回収?
王太子殿下もご一緒するわけではないのね。
「いらっしゃい。リビエラ嬢・・・姉君も、リビエラ嬢だよね。ジュエル嬢と呼んでも?」
「え?ええ。姉のフレグランスですわ、ルイス様」
「ウィングバード公爵家へようこそ、フレグランス嬢、ジュエル嬢。ダニエルは僕が連れて行くから、ラウンディ嬢とごゆっくり」
ルイス様にジュエルと呼ばれて・・・
ドクン!とした。
え?なんで?
ルイス様に他意はないわ。お姉様がいるから、二人ともリビエラだからじゃない。
私ってば、いくらルイス様が素敵だからって、もう身分不相応のお相手とは近付き過ぎないって決めたでしょう?
リビエラ伯爵家はお姉様とルーク様が継いでくださるから、私は伯爵家か子爵家あたりのご子息と婚約出来たらって考えていたじゃない。
王太子妃教育を受けているから、女主人としてそれなりに振る舞えると思うし、社交も出来ると思う。
マクラーレン王国に来て、ローゼン王国に戻るのではなくこの国で嫁いでも良いと思ったわ。
ローゼン王国では、私とシリウス殿下が婚約者だったことはみんな知っているから、シリウス殿下を公爵令嬢に奪われたという目で見られるでしょうし。
シリウス殿下が男性機能を失われたことは、王家とコンフォート公爵家、あとは我が家しか知らないから、周囲には私が捨てられたと思われているだろうし。
まぁ、浮気されたことは事実だから間違いではないけど。
やっぱり、この国で暮らした方が暮らしやすいかもしれないわ。
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ルイス様にジュエルと呼ばれて・・・
ドクン!とした。
え?なんで?
ルイス様に他意はないわ。お姉様がいるから、二人ともリビエラだからじゃない。
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