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対決②〜ハデス視点〜
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嘘は吐くなと国王陛下に釘を刺され、父親は口を閉ざし、母親はゼウスに視線で助けを求めた。
その様子に、陛下は聞こえよがしに大きなため息を吐かれる。
「まぁ、何を言ったところですでに調査済みだがな。そして、もうひとつ。六年前に嫡男ハデスが留学をする際に無一文で家を放り出したという、保護責任の義務を全うしなかった罪だ」
「お、お待ちくださいっ!それは、ソイツが勝手に留学すると言い出したのです!それに金を受け取らなかったのはソイツで・・・」
「そんなことは、ハデスからもゼウスからも聞いている。だが、侍従も付けなかったな?たとえハデスが嫌がろうと断ろうと、付けるのが親としての義務だ。それに全く連絡を取っていなかったな?ハデスが取ろうとしなくても、お前たちのどちらかが定期的に確認しに行く義務があるのを、公爵であるお前が知らなかったわけではあるまい?」
陛下は淡々と、だが確実に両親を追い詰めて行く。
両親は憎々しげに俺を睨んでいるが・・・
そんなに俺がどうでも良かったのなら、幼いうちにどこか子を求めている家に養子に出せば良かったんだ。
相手が求めていれば、陛下も認めて下さっただろうに。
「ハァ。お前たちは本当に・・・まぁ、よい。これらの罪状により、ガンマ・ウェルズ及びイナーテ・ウェルズの爵位剥奪とする!」
「「なっ・・・!へっ、陛下!それはあまりにもっ!」」
「あまりにもなんだ?貴族としての義務を怠り、国としての定まりを守れない者など貴族とは言えん。ましてやそれが公爵など。それとも罪人として炭鉱にでも行くか?」
「「ひっ・・・」」
陛下が睨みつけると、両親はビクリと体を震わせた。
「さて、ハデスとゼウスよ。最後に何か伝えておくことはあるか?」
「いえ」
「では、僕から一言だけ。父上、母上。僕は心からあなた方を軽蔑します。ここまで育てて下さったことは感謝しますが、兄上にしたことだけは絶対に許せません。死ぬまで後悔し続けて下さい」
「ぜ・・・ウ、ス?」
溺愛していた息子からの拒絶の言葉に、両親は信じられないものを見るような顔をしていた。
「連れて行け」
陛下の言葉に、騎士たちが両親を拘束する。
ショックのあまりか、両親は抵抗するでもなくそのまま騎士たちに連れて行かれた。
最後まで・・・
俺の名を呼ぶこともなかった、な。
これで、終わった。
俺は平民となり、ゼウスはウェルズ伯爵となる。
まだ未成年のために親戚が後見に立ち、当主として学ぶことになるのだ。
その様子に、陛下は聞こえよがしに大きなため息を吐かれる。
「まぁ、何を言ったところですでに調査済みだがな。そして、もうひとつ。六年前に嫡男ハデスが留学をする際に無一文で家を放り出したという、保護責任の義務を全うしなかった罪だ」
「お、お待ちくださいっ!それは、ソイツが勝手に留学すると言い出したのです!それに金を受け取らなかったのはソイツで・・・」
「そんなことは、ハデスからもゼウスからも聞いている。だが、侍従も付けなかったな?たとえハデスが嫌がろうと断ろうと、付けるのが親としての義務だ。それに全く連絡を取っていなかったな?ハデスが取ろうとしなくても、お前たちのどちらかが定期的に確認しに行く義務があるのを、公爵であるお前が知らなかったわけではあるまい?」
陛下は淡々と、だが確実に両親を追い詰めて行く。
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相手が求めていれば、陛下も認めて下さっただろうに。
「ハァ。お前たちは本当に・・・まぁ、よい。これらの罪状により、ガンマ・ウェルズ及びイナーテ・ウェルズの爵位剥奪とする!」
「「なっ・・・!へっ、陛下!それはあまりにもっ!」」
「あまりにもなんだ?貴族としての義務を怠り、国としての定まりを守れない者など貴族とは言えん。ましてやそれが公爵など。それとも罪人として炭鉱にでも行くか?」
「「ひっ・・・」」
陛下が睨みつけると、両親はビクリと体を震わせた。
「さて、ハデスとゼウスよ。最後に何か伝えておくことはあるか?」
「いえ」
「では、僕から一言だけ。父上、母上。僕は心からあなた方を軽蔑します。ここまで育てて下さったことは感謝しますが、兄上にしたことだけは絶対に許せません。死ぬまで後悔し続けて下さい」
「ぜ・・・ウ、ス?」
溺愛していた息子からの拒絶の言葉に、両親は信じられないものを見るような顔をしていた。
「連れて行け」
陛下の言葉に、騎士たちが両親を拘束する。
ショックのあまりか、両親は抵抗するでもなくそのまま騎士たちに連れて行かれた。
最後まで・・・
俺の名を呼ぶこともなかった、な。
これで、終わった。
俺は平民となり、ゼウスはウェルズ伯爵となる。
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