悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな

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幸せな日々発お勉強の時間行き

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「では、今日は人間の世界のお勉強をいたしましょうね」

 六歳になってから、魔国王女としての教育が始まりました。

 教育係のカレン様は、魔国の宰相様です。

 女性の宰相様だなんて、すごいです。

 モンクスフード王国だけでなく、近隣の他国でも見たことありません。

 でも、基本的に魔国は人間の国と交流していないのと、ジルベールお兄様が大抵のことをご自分で片付けてしまうので、私の教育係をしてくださることになったのです。

「はい、よろしくお願いします」

「姫様は本当に礼儀正しいですわね。マナー教育のパレスが褒めていましたわ」

 ヴァイオレットは王太子殿下の婚約者でした。
 しかも十六歳まで生きていたのです。

 魔国でもマナーに関してはモンクスフード王国と大差ありませんでしたので、出来て当たり前ですわ。

 それでも今の私は六歳のローズです。どう答えるべきか戸惑いましたので、ニコニコと微笑んで誤魔化すことにしました。

「それでは、お勉強を始めましょう。まずはこちらの地図をご覧ください。ここが魔国サフィラスです」

 広げられた地図には、そうですね、モンクスフード王国が四つ入ったくらいの大陸が載っています。

 魔国サフィラスが治めるエデルヴェスです。

 エデルヴェスには、首都であるサフィラスの他にいくつか都市があります。

 そして、魔海と呼ばれる海を隔てた遠くに、モンクスフード王国などがある大陸があります。

 モンクスフード王国は、人間の大陸のほぼ中央に位置していて、そうですね、大陸の他の国と比べて小さな国です。

 周囲の国が友好国でしたので、戦争はありませんでしたが。

 こうしてみると、魔国サフィラスって大きいですわね。

 サフィラスは魔王であるお兄様が住む魔城がある首都というだけで、国としてはエデルヴェス全てが魔国ですもの。

「人間の国と交流はしているのですか?」

 私の問いに、カレン様は首を振りました。

「我々の持つ魔力は、人間の何倍何十倍もあります。陛下に至っては、何百倍いわゆる天と地との差があります。そんな我々が人間の地にわざわざ行く必要はありません。文明の発展具合も、人間の国と大差ありませんし、魔法に関してはこちらが上ですから」

「なら、お勉強する意味は?」

「実は交流はしていませんが、年に一度人間たちと顔を合わせることがあるのです。そのため、知識としてだけ知っておくべきだと判断しました。それに、姫様は王族ですから」

 え?顔を合わせることがあるんですか?
それって、王族同士がってことでしょうか。
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