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お金を稼ぎに行こう
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恋愛脳の人なら、あの雰囲気でキュン!とかして「私、シキのこと好きなのかも」とかになるんだろうなぁ。
「アルヴァン様。ちょっとギルド行って、依頼見てきます」
「わかりました。お気をつけて」
シキは私がはっきり断った日以来、私の行動を制限しなくなった。
もちろん、危険なところに行くのとか他国に行くのは警戒して付いてこようとするけど、行き先をちゃんと知らせると制限しようとはしない。
現在も執務室で黙々とお仕事中だ。
「クロ~、なんか良い依頼あると良いねぇ」
「にゃー」
「アーバンラマとラプラスに結界石作れば、幾らかは貰えると思うけど、やっぱり手持ちはないと宿にも泊まれないしね~」
今回の目標は、お金を稼ぐことである。
グレン王国でのお土産代が、思ったより懐にダメージを与えてしまった。
まぁ、それでも良いものを買えたので、買ったことは後悔してないけど。
今現在は、王宮で衣食住すべてお世話になってるので、お金はいらないんだけど、この先ずっとお世話になるわけじゃないからね。
他国に行った時に宿に泊まって、食事ができるお金くらいは手元にないと。
それに、時々は依頼も受けておかないと、ランクが下がってしまう。
というわけで、やって来ました!お久しぶりのギルド。
異常種発生時に来たけど、あの後グレン王国に行ったりでお久しぶりである。
「めぼしいのは・・・」
「んぁ?なんだぁ?このちびっ子は。おいおい、お嬢ちゃん。ここは子供の遊び場じゃねぇぞ」
めぼしい依頼を探していると、後ろから声がかけられた。
私にかけたんだよね?
だって、子供って言ってたし。現在ギルドにいる子供って、私だけだし。
わー。
こんなテンプレみたいなのあるんだ。
振り返ると、ちょっとチンピラっぽい・・・んー、これはCランクくらいかな?
冒険者なんだろうけど、相手を見た目の年齢だけで判断するとか、冒険者として大成しないよ?
魔物だって、弱く見えるように擬態してるのもいるんだから。
「私は冒険者ですが?」
「はぁ?ああ。駆け出しか?薬草採取とかの依頼はアッチのボードだ。こっちはCランク以上の依頼ばっかだからな」
悪い人ではないんだろう。
うん。見た目はチンピラだけど。言動もチンピラだけど。
悪意はない・・・気がする。
「キミ、やめたまえ。幼いレディをいじめるものじゃないよ」
わー。また変なの出て来た。
何かファサって髪かきあげてる。
わー。何だこれ。
自分はフェミニストのイケメンですってか?
ミミさぁん。
何か面白いことになってますよ~って、あれ?ミミさんがいない。今日休みなのかな?
「アルヴァン様。ちょっとギルド行って、依頼見てきます」
「わかりました。お気をつけて」
シキは私がはっきり断った日以来、私の行動を制限しなくなった。
もちろん、危険なところに行くのとか他国に行くのは警戒して付いてこようとするけど、行き先をちゃんと知らせると制限しようとはしない。
現在も執務室で黙々とお仕事中だ。
「クロ~、なんか良い依頼あると良いねぇ」
「にゃー」
「アーバンラマとラプラスに結界石作れば、幾らかは貰えると思うけど、やっぱり手持ちはないと宿にも泊まれないしね~」
今回の目標は、お金を稼ぐことである。
グレン王国でのお土産代が、思ったより懐にダメージを与えてしまった。
まぁ、それでも良いものを買えたので、買ったことは後悔してないけど。
今現在は、王宮で衣食住すべてお世話になってるので、お金はいらないんだけど、この先ずっとお世話になるわけじゃないからね。
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それに、時々は依頼も受けておかないと、ランクが下がってしまう。
というわけで、やって来ました!お久しぶりのギルド。
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「めぼしいのは・・・」
「んぁ?なんだぁ?このちびっ子は。おいおい、お嬢ちゃん。ここは子供の遊び場じゃねぇぞ」
めぼしい依頼を探していると、後ろから声がかけられた。
私にかけたんだよね?
だって、子供って言ってたし。現在ギルドにいる子供って、私だけだし。
わー。
こんなテンプレみたいなのあるんだ。
振り返ると、ちょっとチンピラっぽい・・・んー、これはCランクくらいかな?
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