転生先は魔王の妹?〜蕩けるほど愛される〜

みおな

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悪役令嬢の羞恥

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 目が覚めたら、またジルベルトお兄様の腕の中でした。
 私、あのまま眠ってしまいましたのね。淑女として完全に駄目なやつですわ。

 私が目が覚めたことがわかったのでしょう。お兄様が、そっと髪を撫でて下さいます。

「起きたのか、ミア」

「おはようございます、お兄様。あの・・・何故ご一緒にベッドに?」

 私が眠ってしまったとしても、同じベッドで眠る必要はないのでは?

「何か不都合があるか?」

「嫁入り前の、妹といえど淑女と同衾するものではありませんわ」

「別に構わないだろう?いずれは妻になるのだし」

「は?」

 ツマ?まさか妻ではありませんわよね?聞き間違いですわよね?だって、お父様は違えど妹ですわよね?

 私が余程、マヌケな顔をしていたのでしょう。
 お兄様は私の鼻をつねって、ベッドから下りられました。

「侍女を呼ぶ。湯浴みをしたいだろう?着替えたら食事にしよう」

「・・・はい」

 出来れば、ツマの説明を欲しかったのですが。でも、なんだか聞かない方が良いような気もしますし、お腹も空きました。

 私が素直に頷くと、お兄様は部屋から出て行き、すぐに1人の女性を連れて戻って来ました。

 歳の頃は20歳すぎくらいでしょうか。お兄様と同じくらいに見えますわ。
 そういえば、お兄様っておいくつなのかしら?

 いえ。今は、侍女?の方のことですわ。
燃えるような赤い髪を高いところでひとまとめにされていて、瞳もビジョンブラッドのようです。

 あら?魔族の方は黒髪というわけではないのかしら?それとも、この方は魔族ではないの?

「ミア。お前専属の護衛兼侍女になる、シャーリーだ。シャーリー、ミアは回復したとはいえまだ病み上がりだ。気をつけろ」

「承知しております。ラーミア様、フェニックス一族の娘、シャーリーと申します。誠心誠意お仕えいたします」

 まぁ!フェニックスって、本で読んだことがありますわ。
 不死鳥というやつですわよね?自ら焼死し、灰の中から蘇るとかいう。

 それで燃えるような髪と瞳ですのね。
しかも、完璧なカーテシーですわ。すごいです。かつて、ルドルフ様のお隣にいたアイラ様の何倍も貴族らしいですわ。

「シャーリーさん、よろしくお願いしますね」

「どうぞ、シャーリーとお呼びください。あなた様は魔王陛下の妹姫で、未来の魔王妃。配下に敬称など必要ありません」

 ええと。
聞き逃せない単語がいくつかあるんですけど。

 魔王って言いました?
え?お兄様、魔王なんですの?そして、未来の魔王妃って言いましたわよね?
 え?え?
妹姫なのに?どういうことなんですか?お兄様。ご説明くださいませ。

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