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王家の動き《ジルベルト視点》
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レイが、実行犯の近衛騎士の始末を終えて、王宮へと戻ってきた。
「それで、其奴は警らに捕まったのか?」
「はい。ただ、すでに精神異常をきたしており、もとに戻ることはないでしょう。どうやら、私の血の影響とシャーミア様のお姿を認識したことで、振り切れてしまったようです。処分しても構わなかったのですが、壊れたモノをわざわざ処分してやるのも面倒だったので放置してあります」
確かに、壊れたモノを処分してやらなければならない義務もない。
では、次は公爵家か、それとも元凶の王太子か。
「それから、オベウス王家に動きがありました。王妃が率先して、シャーミア様を探しているようです」
「どういうことだ?」
「王太子が連れてきた阿婆擦れが、役に立たないみたいですよ。それで、シャーミア様に公務をやらせようと思っているようですね。王太子がシャーミア様を殺していることを知らないとはいえ、何を考えているんでしょうね」
どれだけシャーミアを馬鹿にすれば気が済むんだ?
シャーミアが例え生きていたとして、婚約破棄をしておいて、仕事だけさせるつもりだというのか?
「次は、王家にするか」
「そうですね。あんな王家は存在する価値がありませんから、国王と王妃を排除なさいますか?それとも、息子が魔物化する所でも見せますか?溺愛しているようですし」
そうだな。
目の前で、魔物化させてもいい。
それで、自分たちの罪を悔いないようなら、殺せばいい話だ。
ならば、先に公爵家に手を下すか。
自分たちが切り捨てた娘が、どれだけ悲しんだか思い知らせてやろう。
「先に公爵家に手を下す。シャーリーの血とレイ、お前の血を飲ませろ。両親と娘、それぞれが殺し合うように、暗示をかけろ。溺愛する娘と理解しながら殺したいと思うように。何度殺されても終わらない地獄に落としてやる」
「かしこまりました」
「その後、王家だ。王家に手を下す前に、地方の農民や平民の、シャーミアの死に関わっていない人間たちを国外へ逃がせ」
何も関係のない人間まで死なせたら、シャーミアはきっと後悔するだろう。
人間などどうでもいいが、シャーミアをこれ以上苦しめたくはない。レイに任せておけば、上手く情報操作をして、国外に逃すことができるだろう。
空っぽになったオベウス王国は、近隣諸国が呑み込むだろう。
残しておいたところで、シャーミアには戻る身体がない。
それなら、何もかも消し去ってやる。
ラーミアの日記を読んだ私は、絶対にシャーミアを悲しませない。そう、心に決めていたー
「それで、其奴は警らに捕まったのか?」
「はい。ただ、すでに精神異常をきたしており、もとに戻ることはないでしょう。どうやら、私の血の影響とシャーミア様のお姿を認識したことで、振り切れてしまったようです。処分しても構わなかったのですが、壊れたモノをわざわざ処分してやるのも面倒だったので放置してあります」
確かに、壊れたモノを処分してやらなければならない義務もない。
では、次は公爵家か、それとも元凶の王太子か。
「それから、オベウス王家に動きがありました。王妃が率先して、シャーミア様を探しているようです」
「どういうことだ?」
「王太子が連れてきた阿婆擦れが、役に立たないみたいですよ。それで、シャーミア様に公務をやらせようと思っているようですね。王太子がシャーミア様を殺していることを知らないとはいえ、何を考えているんでしょうね」
どれだけシャーミアを馬鹿にすれば気が済むんだ?
シャーミアが例え生きていたとして、婚約破棄をしておいて、仕事だけさせるつもりだというのか?
「次は、王家にするか」
「そうですね。あんな王家は存在する価値がありませんから、国王と王妃を排除なさいますか?それとも、息子が魔物化する所でも見せますか?溺愛しているようですし」
そうだな。
目の前で、魔物化させてもいい。
それで、自分たちの罪を悔いないようなら、殺せばいい話だ。
ならば、先に公爵家に手を下すか。
自分たちが切り捨てた娘が、どれだけ悲しんだか思い知らせてやろう。
「先に公爵家に手を下す。シャーリーの血とレイ、お前の血を飲ませろ。両親と娘、それぞれが殺し合うように、暗示をかけろ。溺愛する娘と理解しながら殺したいと思うように。何度殺されても終わらない地獄に落としてやる」
「かしこまりました」
「その後、王家だ。王家に手を下す前に、地方の農民や平民の、シャーミアの死に関わっていない人間たちを国外へ逃がせ」
何も関係のない人間まで死なせたら、シャーミアはきっと後悔するだろう。
人間などどうでもいいが、シャーミアをこれ以上苦しめたくはない。レイに任せておけば、上手く情報操作をして、国外に逃すことができるだろう。
空っぽになったオベウス王国は、近隣諸国が呑み込むだろう。
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それなら、何もかも消し去ってやる。
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