はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第七話

 入学式さえクリアすれば、次は一ヶ月後まで登校しません。

 ですが、一応はクラスメイトになる方々とは少しくらい仲良くなりたいと思います。

「皆様、はじめまして。エリザベス・カリスタと申します。スキップ制度を使いますので、月に一度と試験の時しか通学しませんが、仲良くしてくださると嬉しいですわ」

 最低でも、避けたりしないでくれたらありがたいです。

 私も普通に毎日通いたかったです。
お友達も欲しかったですし。

 でも、それを犠牲にしても通う方が面倒だと思えるのです。

 イーサン様は侯爵家のご子息ですが、我が家はブレンディ侯爵家に融資しておりますから、最悪は侯爵様に注意していただけば良いのですが・・・

 お相手が王女殿下となると、こちらから物申すことは難しくなります。

 いえ、どちらにも全く抵抗できないというわけではないのですが、絡まれるだけでも面倒なのです。

 どちらにしろ二年後の卒業を待てば、ドロシー王女殿下は嫁いで行かれますし、何ならイーサン様もご一緒に付いて行かれたらよろしいですよね。

 二年我慢すればいい話なので、わざわざ波風立てたくありません。

 クラスメイトたちは嫁いだり、爵位を継いだりとそれぞれの道に進むでしょうが、それから交流しても遅くはありません。

 我がカリスタ家は、別段多くの縁を求めているわけじゃないというのも、スキップ制度を使うことに決めた理由ですわ。

「まぁ!スキップ制度を?カリスタ様は優秀でいらっしゃるのね」

「学園でご一緒できるのを楽しみにしていたのですが、残念ですわ。でも、ぜひ仲良くしてくださいませ」

「週末は、わたくしたちそれぞれの家で交流いたしませんか?そうすればカリスタ様と仲良くなれますわ」

 皆様、それぞれ思うことはあると思いますのに、そんな提案をしてくださいます。

「カタロニア公爵令嬢様に、ウィナー侯爵令嬢様、ミリアルド公爵令嬢様、ありがとうございます。よろしくお願いしますわ」

「でも、スキップ制度をお使いになるということは・・・のせいかしら?お二人ともCクラスとお聞きしましたわ。確かに面倒ですわよね」

 カタロニア公爵令嬢様の言葉に、曖昧に微笑みでお返しいたします。

 一応我が家は伯爵家ですから、侯爵家や王家に不敬と思われる発言は控えさせていただきますわ。

 カタロニア公爵令嬢様は、ドロシー王女殿下の下のお兄様の婚約者ですから、諸々のご事情を把握していらっしゃるようです。

 クラスメイトの方々とも親しくなれそうですし、安心したのがいけなかったのでしょうか?

 招かれざるお客様が、特Aクラスにやって来られました。
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