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幼女に説教はできません
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幼女?幼女ってどういうこと?
いや、精霊様が見た目通りの年齢なわけはないけど、いくらなんでも5歳くらいに見えるわよ?
『呼んだ~?』
『呼んだから来たんだろうが。アテルナ、お前、髪飾りに加護を込めたのか?』
『ん~?そうだよ。アルがね、婚約したんだって。でね、その婚約者にメロメロンなの。何か贈りたいって言うから』
メロメロンって何ですか?というか、これは、アルフレッド様がいけないのでは?
いくら実年齢が大人でも、見た目幼女に説教はできませんわ。
ここは、アルフレッド様に説教タイムでしょうか。
『はぁ。お前な、いくら言われたからって王族以外に加護の付いたものを贈らせたらだめだろう』
『え~。でも、アルの婚約者だから、王族になるよね?アル、メロメロメロンだから、絶対逃さないと思うし』
『へぇ。そんなベタ惚れなのか』
アイテール様、ニヤニヤしないで下さい。あと、メロメロメロンって何なんですか?
そして、絶対逃がさないって、怖いこと言わないで。
『あれぇ?アイテール、その子だれ?』
『噂の婚約者だ』
『へぇぇ。ふぅん。そっかぁ』
意味深にうなづかないで。その納得顔はどういう意味なの?
「月の精霊アテルナ様、初めまして。ジェラルド公爵が娘ローズ・ジェラルドでございます」
『私に驚かないんだぁ。ん~?あ~!!アイテールが加護与えた子ってこの子~?』
『正解だ。お前の加護の付いた髪飾りを貰ったってんで呼び出された』
『そうなんだ~。アイテールの加護持ちなら私の加護なんて意味ないね~。アルってばそう言えばいいのに』
「あのっ。アテルナ様。アルフレッド殿下は私が創造神様の加護持ちとは知らないので」
というか、誰も知りませんから。言わないでください。出来れば加護なんて使わず終わりたいくらいなんですから。
『内緒なのぉ?そっかぁ。でもアルに内緒事するとバレた時に怖いと思うよぉ~?』
『転生者ってのはそう誰もに言うものじゃないんだよ。それに、我の加護持ちなんてバレたら大事だろうが』
『ん~?どっちにしてもアルが離すわけないと思うから、結果は同じだと思うけどなぁ。まぁ、いっかぁ。で、私はどうしたらいいのぉ?』
アテルナ様がこてんと首を傾げられます。見た目5歳児は、とてつもない美少女です。可愛いです。撫で撫でしたいです。
『・・・ローズ、欲望が漏れてるぞ』
「勝手に心を読まないで下さい」
『撫で撫でしてもいいよぉ~?』
アイテール様は呆れたように言われましたが、アテルナ様の許可が出ました。撫で撫でしてもいいそうです。
そっと手を伸ばして、頭を撫で撫でします。可愛いです。
妹って欲しかったんですよね。多分、私より随分お姉さんだと思うんですが、見た目は5歳児ですし、可愛いは正義ですよね。
『で?結局どうすればいいんだ?』
「お呼びしておいて申し訳ありませんが、状況は理解しましたので、もう構いませんわ。加護もお呼びしなければ発動しませんね?」
『うん。呼ぶというか、髪飾りの加護は持ち主に危害が及ばなければ発動しないよ~』
「それは、呼ばなくても勝手に発動するということですの?」
それは困りますわ。いや、困らないのかしら?アテルナ様の加護で事済むことなら、アイテール様を呼ばなくてもいいわけだし。
『我を呼ばずに済むからと納得するな。アテルナ。加護は発動しないようにしておけ』
『え~。アイテールってば、独占欲強ぉ~い。でも、アルに怒られないかなぁ?』
こんな可愛いアテルナ様が怒られるのはダメです。かわいそうですわ。
「アイテール様をお呼びしますわ。ですから、アテルナ様の加護もそのままでいいですわ」
『お前・・・幼女趣味か?』
「失礼なことを言わないで下さいませ」
怒りますよ?
ジト目で見ると、アイテール様は苦笑いしながらアテルナ様と帰って行った。
2人が消えた後、私は大きく息をついて目を閉じる。
アテルナ様やアイテール様のことを話すわけにもいかないし、今回はお説教はナシですね。仕方ありません。
いや、精霊様が見た目通りの年齢なわけはないけど、いくらなんでも5歳くらいに見えるわよ?
『呼んだ~?』
『呼んだから来たんだろうが。アテルナ、お前、髪飾りに加護を込めたのか?』
『ん~?そうだよ。アルがね、婚約したんだって。でね、その婚約者にメロメロンなの。何か贈りたいって言うから』
メロメロンって何ですか?というか、これは、アルフレッド様がいけないのでは?
いくら実年齢が大人でも、見た目幼女に説教はできませんわ。
ここは、アルフレッド様に説教タイムでしょうか。
『はぁ。お前な、いくら言われたからって王族以外に加護の付いたものを贈らせたらだめだろう』
『え~。でも、アルの婚約者だから、王族になるよね?アル、メロメロメロンだから、絶対逃さないと思うし』
『へぇ。そんなベタ惚れなのか』
アイテール様、ニヤニヤしないで下さい。あと、メロメロメロンって何なんですか?
そして、絶対逃がさないって、怖いこと言わないで。
『あれぇ?アイテール、その子だれ?』
『噂の婚約者だ』
『へぇぇ。ふぅん。そっかぁ』
意味深にうなづかないで。その納得顔はどういう意味なの?
「月の精霊アテルナ様、初めまして。ジェラルド公爵が娘ローズ・ジェラルドでございます」
『私に驚かないんだぁ。ん~?あ~!!アイテールが加護与えた子ってこの子~?』
『正解だ。お前の加護の付いた髪飾りを貰ったってんで呼び出された』
『そうなんだ~。アイテールの加護持ちなら私の加護なんて意味ないね~。アルってばそう言えばいいのに』
「あのっ。アテルナ様。アルフレッド殿下は私が創造神様の加護持ちとは知らないので」
というか、誰も知りませんから。言わないでください。出来れば加護なんて使わず終わりたいくらいなんですから。
『内緒なのぉ?そっかぁ。でもアルに内緒事するとバレた時に怖いと思うよぉ~?』
『転生者ってのはそう誰もに言うものじゃないんだよ。それに、我の加護持ちなんてバレたら大事だろうが』
『ん~?どっちにしてもアルが離すわけないと思うから、結果は同じだと思うけどなぁ。まぁ、いっかぁ。で、私はどうしたらいいのぉ?』
アテルナ様がこてんと首を傾げられます。見た目5歳児は、とてつもない美少女です。可愛いです。撫で撫でしたいです。
『・・・ローズ、欲望が漏れてるぞ』
「勝手に心を読まないで下さい」
『撫で撫でしてもいいよぉ~?』
アイテール様は呆れたように言われましたが、アテルナ様の許可が出ました。撫で撫でしてもいいそうです。
そっと手を伸ばして、頭を撫で撫でします。可愛いです。
妹って欲しかったんですよね。多分、私より随分お姉さんだと思うんですが、見た目は5歳児ですし、可愛いは正義ですよね。
『で?結局どうすればいいんだ?』
「お呼びしておいて申し訳ありませんが、状況は理解しましたので、もう構いませんわ。加護もお呼びしなければ発動しませんね?」
『うん。呼ぶというか、髪飾りの加護は持ち主に危害が及ばなければ発動しないよ~』
「それは、呼ばなくても勝手に発動するということですの?」
それは困りますわ。いや、困らないのかしら?アテルナ様の加護で事済むことなら、アイテール様を呼ばなくてもいいわけだし。
『我を呼ばずに済むからと納得するな。アテルナ。加護は発動しないようにしておけ』
『え~。アイテールってば、独占欲強ぉ~い。でも、アルに怒られないかなぁ?』
こんな可愛いアテルナ様が怒られるのはダメです。かわいそうですわ。
「アイテール様をお呼びしますわ。ですから、アテルナ様の加護もそのままでいいですわ」
『お前・・・幼女趣味か?』
「失礼なことを言わないで下さいませ」
怒りますよ?
ジト目で見ると、アイテール様は苦笑いしながらアテルナ様と帰って行った。
2人が消えた後、私は大きく息をついて目を閉じる。
アテルナ様やアイテール様のことを話すわけにもいかないし、今回はお説教はナシですね。仕方ありません。
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