ヒロイン転生〜ざまあお断り!私はモブとして幸せになりたいのです〜

みおな

文字の大きさ
35 / 49

そういえば1人足りませんでしたわ

しおりを挟む
「ちょっと待って下さい。ブランディア伯爵令嬢の言っていることは正しいです!」

 突然、声が割り込んで来ました。
そういえば、アルク兄様を除けば、攻略対象が1人足りませんでしたわね。
 宰相の次男で、リリアナ様の婚約者であるエリアス・アンダーソン公爵令息。そうです。シルヴィア様の双子のお兄様です。

 ええ?目撃者もあるのに彼女が正しいと言うのですか?大丈夫ですか?

「どういうことだ。エリアス?カーチスとロビンが目撃しているのだぞ?」

「カーチスとロビンはジェラルド公爵令嬢に脅されているのです!」

 なんだかおかしなことになってますわ。私、ヒロインじゃなかったのですか?まるで悪役令嬢のように言われています。しかも攻略対象に。

「お前は・・・シルヴィアまで脅されいるとでも言うつもりか?」

「し、シルヴィアたちはジェラルド公爵令嬢の仲間です。我が妹ながら、伯爵令嬢を虐めるなどと・・・」

「シルヴィアは僕の婚約者だ。そしてローズ嬢は兄上である王太子の婚約者。それを理解して発言しているか?」

 本当に、レオンハルト殿下はアルフレッド様に似てきましたわ。シルヴィア様のご教授の賜物でしょうか。ご立派になられましたわ。

 それよりも、アンダーソン様?シルヴィア様をそんな風におっしゃるなんて。
 確かにヒロインに攻略された時のエリアス様は、婚約者であるリリアナ様と婚約破棄をなさり、シルヴィア様に対しても罵詈雑言でしたけど。

 ブランディア伯爵令嬢に攻略されてますの?彼女、ヒロインなのでしょうか?していることを理解していますか?

 3人揃って虐められているヒロインなんて見たことありません。ある意味新鮮ですわ。彼女たち3人ともヒロインですの?それとも、ブランディア伯爵令嬢だけ?
 そしたら残りの2人は取り巻きですの?取り巻きがいるヒロインなんて初めてです。
 取り巻きがいるのにどうやって虐めるのでしょうか?説明が楽しみですわ。

 それから・・・
リリアナ様をどうなさるおつもりかしら?あの方、シルヴィア様の次に怖いと思うんですけど。
 リリアナ様は、姉御肌というか、勝気な方だから・・・アンダーソン様、剣の錆にでもなりますの?

「楽しそうなお話をなさってますのね。私たちもご一緒させて下さる?」

「ああ。僕も混ぜてもらおうか。レオンハルト。ご苦労だったね」

 あらら。シルヴィア様たちとアルフレッド様がお見えになってしまいました。

 し、シルヴィア様のお顔が!笑っていらっしゃるのに、目が笑っていませんわ。リリアナ様は呆れたようなお顔をされていますし。

 アルフレッド様!腰を抱かないでくださいませ。


 
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。

ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」 その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。

身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜

しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」 魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。 鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。 (な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?) 実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。 レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。 「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」 冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。 一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。 「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」 これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。

結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた

夏菜しの
恋愛
 幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。  彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。  そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。  彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。  いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。  のらりくらりと躱すがもう限界。  いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。  彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。  これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?  エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。

(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?

水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。 私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。

悪役令嬢に転生したと気付いたら、咄嗟に婚約者の記憶を失くしたフリをしてしまった。

ねーさん
恋愛
 あ、私、悪役令嬢だ。  クリスティナは婚約者であるアレクシス王子に近付くフローラを階段から落とそうとして、誤って自分が落ちてしまう。  気を失ったクリスティナの頭に前世で読んだ小説のストーリーが甦る。自分がその小説の悪役令嬢に転生したと気付いたクリスティナは、目が覚めた時「貴方は誰?」と咄嗟に記憶を失くしたフリをしてしまって──…

婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。

黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」 豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。 しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。

追放された悪役令嬢はシングルマザー

ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。 断罪回避に奮闘するも失敗。 国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。 この子は私の子よ!守ってみせるわ。 1人、子を育てる決心をする。 そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。 さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥ ーーーー 完結確約 9話完結です。 短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。

処理中です...