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やり直しの人生
四度目が終わった
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「またですか」
もううんざりだった。
だから、レティーナは背後に立っているだろう人物に、嫌悪感たっぷりに声をかけた。
『ええと、おかしいな・・・今度こそは間違いないはずだったのに』
「そのセリフ、聞き飽きました。もう、いい加減疲れました。こんなことになるくらいなら、いっそ亀にでも生まれ変わった方がマシです。鶴は千年亀は万年とも言いますし、長生きできるでしょ」
『そんなヤケにならずに。本当におかしいな、今度こそ大丈夫だと思ったのに。何かイレギュラーが起きてるのかな』
戸惑った様子の神様を、ため息混じりに振り返る。
「それで、どうして王太子殿下に殺されたんですか?殿下ですよね?私を殺したの」
あの場所には、殿下とエリスさんしかいなかった。
エリスさんを殿下が斬りつけたのは間違いないから、そうすると私を殺したのは殿下ということになる。
『まずはエリスとやらの話をしよう。あの女は、礼奈と同じく転生者だ。レティーナの聖女の力を吸い取れたのは、何かそれ用のアイテムを持っていたみたいだ。あの女の言っていたヒロインとやらが何なのかは分からないが』
「ああ、そのあたりはなんとなくだけど察せるのでいいです」
転生者でヒロインとくれば、おそらくは乙女ゲーム。
きっと、王太子殿下の婚約者を目指す、真の聖女であるヒロインがいるゲームなんだろう。
『力を奪いきなかったのは、レティーナの中に三度分の記憶があったからだな。記憶、知識、経験、全てが聖女としてのレティーナの力の源になっていた。それを他人が奪い切れるわけがない。あの力はレティーナが歩んできた生の全て。だから、一旦はアイテムの力で奪えたようにみえても時間と共にレティーナに戻るのは当然だ』
「私の・・・今までの生の全て・・・」
『で、あの王太子だが。最初からレティーナを愛していた』
「は?」
レティーナを愛していた?
あんなに人を蔑んでおいて?他の聖女を婚約者にしようとしていた人が?
『本来なら、レティーナは聖女としてあの王太子と幸せになれるはずだったんだ。お互い想いを交わして。あの男が何を考えてあんな態度を取ったのかは分からないが、レティーナを斬った後「ずっと愛していたのに。どうして俺を見てくれないんだ」とか言っていたぞ』
いや。優しくもしてくれない相手に、好意なんか抱くわけないでしょ。
『何か拗らせていたのか、それとも何かイレギュラーな力が働いたのかは分からないが、あの男はレティーナを失いたくなかった。だから、あの女を殺し、そして二度と奪われないようにレティーナも手にかけた。男もその後、自死したよ』
もううんざりだった。
だから、レティーナは背後に立っているだろう人物に、嫌悪感たっぷりに声をかけた。
『ええと、おかしいな・・・今度こそは間違いないはずだったのに』
「そのセリフ、聞き飽きました。もう、いい加減疲れました。こんなことになるくらいなら、いっそ亀にでも生まれ変わった方がマシです。鶴は千年亀は万年とも言いますし、長生きできるでしょ」
『そんなヤケにならずに。本当におかしいな、今度こそ大丈夫だと思ったのに。何かイレギュラーが起きてるのかな』
戸惑った様子の神様を、ため息混じりに振り返る。
「それで、どうして王太子殿下に殺されたんですか?殿下ですよね?私を殺したの」
あの場所には、殿下とエリスさんしかいなかった。
エリスさんを殿下が斬りつけたのは間違いないから、そうすると私を殺したのは殿下ということになる。
『まずはエリスとやらの話をしよう。あの女は、礼奈と同じく転生者だ。レティーナの聖女の力を吸い取れたのは、何かそれ用のアイテムを持っていたみたいだ。あの女の言っていたヒロインとやらが何なのかは分からないが』
「ああ、そのあたりはなんとなくだけど察せるのでいいです」
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きっと、王太子殿下の婚約者を目指す、真の聖女であるヒロインがいるゲームなんだろう。
『力を奪いきなかったのは、レティーナの中に三度分の記憶があったからだな。記憶、知識、経験、全てが聖女としてのレティーナの力の源になっていた。それを他人が奪い切れるわけがない。あの力はレティーナが歩んできた生の全て。だから、一旦はアイテムの力で奪えたようにみえても時間と共にレティーナに戻るのは当然だ』
「私の・・・今までの生の全て・・・」
『で、あの王太子だが。最初からレティーナを愛していた』
「は?」
レティーナを愛していた?
あんなに人を蔑んでおいて?他の聖女を婚約者にしようとしていた人が?
『本来なら、レティーナは聖女としてあの王太子と幸せになれるはずだったんだ。お互い想いを交わして。あの男が何を考えてあんな態度を取ったのかは分からないが、レティーナを斬った後「ずっと愛していたのに。どうして俺を見てくれないんだ」とか言っていたぞ』
いや。優しくもしてくれない相手に、好意なんか抱くわけないでしょ。
『何か拗らせていたのか、それとも何かイレギュラーな力が働いたのかは分からないが、あの男はレティーナを失いたくなかった。だから、あの女を殺し、そして二度と奪われないようにレティーナも手にかけた。男もその後、自死したよ』
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