推ししか勝たん!〜悪役令嬢?なにそれ、美味しいの?〜

みおな

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悪役令嬢、ニマニマする

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 ダミアンが、ゾルガー侯爵令嬢・・・私の中では彼女は噛ませ犬?モブ?だったから名前覚えてなかったんだけど、マチルダから逃げてメロディのところに行った。

 メロディのいるテーブルには、ジュリアンお兄様と婚約者のエリザベス様、何よりマチルダが苦手なマリアンヌ・シンプソン侯爵令嬢がいる。

 我ながら、ナイス配置!

 メロディがなら、別にダミアンとくっつけるつもりはないけど、お互いを知ったら・・・

 ううん、メロディを知ったら、きっと好きになると思うのよね。

 だってメロディは、本当に正統派のヒロインだもの。

 よくラノベで、コイツ本当にヒロインか?ヒロインってよりヒドインじゃん!ってのが多いけど、メロディは違う。

 もちろん、転生者でないっていうのもあると思うけど、メロディは乙女ゲームのヒロインそのものの、誰もが好きになる女の子だから。

 カイルは、運良く私を好きになってくれたけど、先にメロディと出会っていたらメロディを好きになったかもしれない。

「何考えてるの?」

「いえ。メロディ様は本当に素敵な方ですから、殿下がその魅力に気付けば良いのにと思いましたの」

「ふーん。シアは本当にあの子のこと好きだね。僕には普通の男爵令嬢に見えるけどな」

「とても可愛らしいですし、素直で真面目で頑張り屋で、しかも優秀ですわ。王太子妃を選ぶのでないならば、彼女は相応しい方だと私は思います」

 我がそう答えると、カイルはふーんと言いながら私に向かってにっこりと微笑んだ。

「シアがいいなら、ローレンス公爵家からもあの子を推してあげるよ。さっさとダミアンには婚約者を決めて欲しいし」

「まぁ!ローレンス公爵家とアデライン公爵家が後ろ盾になれば、家格の問題はなくなりますわね」

 カイルってば、なんだかんだ言いながら、ダミアンのこと友人だと思っているのね。

「メロディ様のお気持ち次第ですが、もし彼女ダミアン様に惹かれるようならお願いしますわ」

「ダミアンじゃなく?」

「ふふっ。カイル様は私に想いを寄せてくださいましたけど、私はメロディ様はきっと誰もが好きになる方だと思っていますの。ですからきっと王太子殿下もメロディ様に惹かれますわ」

「それ・・・そのまんまシアのことなんだけど(ボソッ)」

「?」

 何かカイルがブツブツ言ってるけど。

 もしかして自分の気持ちを疑われたと勘違いした?

「かっ、カイル様のお気持ちを疑ったりはしてませんことよ?」

「・・・はぁ。シアは可愛いなぁ」

 は?なにそれ。
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