吸血鬼の憂鬱

うみぼうず

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閑話 さすらいの吸血鬼

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「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

どのぐらい走っただろう。ここはどこなんだ。
自分が何者なのかさえ分からなくなるほど走った。

「いたぞ!あそこだ!!」

「!!」

やばい、追いつかれた。
おかしい。おかしいおかしいおかしい!!相手は人間だぞ!?下等で下劣な野蛮な生き物だぞ!!我ら吸血鬼より下級の存在のクセに……!!

どうして……

どうして人間ごときが、吸血鬼の力を奪えるんだ・・・・・・・・・・・!!

「追いついたぞ!大人しくしろ!!」

「ぐぁっ!!」

クソッ!クソッ!クソッ!

人間のくせに人間のくせに人間のくせにぃ!!

「バケモノ!お前ら吸血鬼は絶滅しちまえ!」
「ひゃはぁぁ!!死ねぇぇぇ!!」

仲間達よ……どうか……


人間を侮るな・・・・・・……







グシャッ!!

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