暴走娘×ど天然?-六花の恋4-【完】

桜月真澄

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七 ありがとう

side総真1

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「あ、ごめん総真くん、水都ちゃんからだ」

うーと付き合いはじめてからも、休日の家庭教師は続けていた。

司家は僕に対する警戒心がゼロなのか、今日はふつーにうー以外、外出中。

その途中で、うーのスマホが鳴った。メッセージではなく着信だ。

僕が軽く肯くとうーが電話に出て、そしてすぐに顔色を変えた。

「水都ちゃん!? どうしたの!?」

電話の向こうの水都はただ嗚咽を繰り返していて、やっと聞き取れたのは、「今、羽咲ちゃんの家の近く」だけだった。

僕とうーはすぐに階段を駆け下りて、玄関から飛び出した。

「! 水都ちゃん!」

そしてすぐに、うーの家に向かって歩を進めて来る水都を見つけた。

「うさちゃん……っ」

顔面涙まみれの水都は僕らが駆け寄ると、膝から崩れてしまった。

僕が支える格好で、うーの部屋に連れて行ってなんとか落ち着かせた。

そして出て来たその涙の理由が……

「「玲(玲くん)に彼女がいた!?」」

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