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二 発覚

side作之助2

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俺が促しかけたちょうどそのタイミングでインターホンが鳴った。

~~~誰だこんなときに!

来客を放っておくわけにもいかないけど、先に藤沢さんを返す手立てもない。

まかり間違って藤沢さんがうちにいるのを知られるのは大変だ。

藤沢さんの評判に傷つけてしまう。

「ちょっと出て来る」

「はーい」

出来たらその間に帰る準備をしていてほしい。本棚見ていないで。

「今開けます――……ってお前かよ」

「よー、コガサク! メシの差し入れ持って来たぞー……って、え、女子の靴? コガサク彼女できたの!? 逢わせて!」

「は!? おいそんなんじゃ――」

「お邪魔しまーす」

「だから待てって!」

藤沢さんを見られるのはマズい! そいつは俺をかいくぐって俺の部屋まで行ってしまった。慌ててあとを追う。

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