朧咲夜4-朧なはなの咲いた夜-【完】

桜月真澄

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二 さて。

side咲桜14

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「ん。そんな遠くじゃない。けど歩ける距離ではないな。……別に変装とかしなくていいからな? ちょっと特殊な場所だから」

「特殊?」

な場所ってどんなだ?

「そう。あとは当日の楽しみにしておけ。――話変わるけど、咲桜は天龍に行きたいとか、思うか?」

ドキッと、心臓が跳ねた。

「えー、と……」

カタン、と箸と茶碗を置く。

なんだか居住まいを正して話すべきことの気がして。

「流夜くんが育ったところ、は見てみたい。んだけど、……在義父さんを、その……追い出したところ? って言うのは、なんかあんまりやだ」

そこまで言ってはっと手を振った。

「あ、やだって言っても絶対行きたくないってわけではなく! なんかこう、心の準備が必要っていう感じで! 私その辺りまだまだで――」

「わかった。じゃ、結婚したら行くのはどうだ?」

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