68 / 95
化石の真の姿
しおりを挟む
顔色を変えてブルブルと震え出したバーバラを見て、エレインは人違いをしてしまったのかと思い謝罪しようとした時だった、血相を変えたルーカスが飛び出して来た。
「エリー!大丈夫か。何があった、何処も怪我はしていないか、嫌な事を言われたりもしていないか」
ルーカスはエレインの両腕を取り、視線を上下に動かしながら、衣服の乱れが無いかを確認している。
「何事もございませんわ、お兄様。私は留学生のバーバラ王女殿下なのではないのかと思い、お声を掛けたのですが、人違いをしてしまった様です。今謝罪を…」
「その必要は無い。エリー、勝手に出歩くなと言っただろう。王宮は広いのだ、今は隣国からの来客もいる。警備が万全とは、言えない状況になってしまったのだ。用があるのならば、僕が迎えに行く。だから、これからは大人しく待っていなさい。お前に何かあってからでは遅いのだ。分かったね」
「申し訳ありません、お兄様。どうしても殿下へお伝えしたいと思いまして、気が急いてしまいましたの。お兄様にご心配を掛けてしまう事まで、配慮出来ませんでしたわ」
エレインは自身の浅はかな行動で、ルーカスの手を煩わせてしまったと思い、罪悪感を覚えてしまった。
そんな妹の心情を理解したルーカスは、焦りのあまりに冷静さを失っていた事に気付くのだった。
真綿を包むように優しくエレインを抱き寄せると、静かな落ち着いた口調で詫びるのだった。
「すまなかった、エリー。お前が俯く必要は無い、今のは僕が全面的に悪かった。許してくれ、愛している」
エレインはルーカスの胸の中でクスクスと小さな笑い声をあげると、顔を見上げて「怒ってなどおりませんわ」と、満面の笑みをみせるのだ。
ルーカスだけではなく、アルフレッドもこの屈託のない笑顔が大好きなのだ。
先程まで乱れていた感情は落ち着きを取り戻し、優しい笑顔を向けて問いかけて来る。
「エリー。アルフレッドに、何か急用でもあったのか。ならば、一緒に執務室へ行こうか」
「いいえ。お兄様が執務室へお戻りになられるのでしたら、こちらを殿下へお渡しして頂きたいのです。新しい発見がありましたの、きっと殿下も驚きになられると思いますわ」
エレインは纏めた資料をルーカスに手渡したのだが、やはり自分で説明した方が良いといわれたのだ。
そしてルーカスがエスコートをしようと腕を差し伸べたのだが、エレインは何やら戸惑っている様子であった。
「どうした。何か気がかりでもあるのか」
「はい。あちらにいらっしゃるお方が、気になっておりますの。私の言葉で気分を害されてしまったのでしたら、やはり謝罪をした方が良いと思うのです」
ルーカスは無表情で立っている近衛騎士に、視線で何かあったのかと訴えかけるが、彼らは揃って首を横に振り苦笑いを浮かべていた。
その素振りだけで、エレインは何も悪くない事を理解したのだ。
「エリー。彼女は、隣国のバーバラ王女で間違いない。気分を害する様な事は何も無かったと、近衛騎士たちが証明している。だから、何も気に病む事はない」
エレインがバーバラへ視線を向けると、やはり鬼の形相で睨み付けて来る。
思わずルーカスの胸に当てていた手に力が入り、きつく抱き付いてしまうのだった。
ルーカスがバーバラの方へ向き直ると、視線が合った。
その途端満面の笑みを見せたのだが、一瞬ではあったが酷く歪んだ表情をしていたのを、見逃す事はしなかった。
腹の底から、沸々と怒りが湧いて来たが、ぐっと押し込めてエレインを抱き上げたのだった。
「お、お兄様。どうされたのですか」
驚いたエレインは、思わずルーカスの首に腕を回してしがみ付いたのだが、優しく「行こうか」と言われただけで下ろしてはくれなかった。
バーバラは、妹を抱きかかえながら歩いて行くルーカスの後姿を、静かに睨み付けている。
『あれ程の美貌を携えた兄妹がいたなんて…心外ですわ。確か、オルターナ公爵令息は、ルーカスと言ったわね。皇弟妃の息子ならば、私へのあの不敬な態度を、改めさせるのは無理ですわ。悔しいけれど、帝国を敵に回す事なんて、出来ませんもの。男でさえあの美しさなのですから、妹がアレなのは…悔しい。やはり許せませんわ。私よりも美しい娘がいる等、言語道断。邪魔ですわね』
バーバラは、何とかエレインを醜い姿に出来ないかと、画策をするために貴賓館へと戻っていったのだった。
初めてアルフレッドの執務室へと入ったエレインは、少し緊張した面持ちで座っていた。
宮仕えが出してくれたお茶を飲み、向かい合ってソファーに座っており、隣にはルーカスもいる。
他の側近たちも興味津々で、エレインが纏めて来た資料に目を通していた。
誰も何も言わずに、沈黙が流れて行き、少々居心地の悪さを感じているのだ。
すると全ての資料に目を通し終わったアルフレッドが立ち上がると、エレインの傍まで来て両手を握りしめる。
恍惚とした表情で、真っ直ぐに見つめて来る瑠璃色の瞳に、エレインの姿だけが映し出されていた。
「あの…殿下?」
「素晴らしい発見だね。私は、この瞬間に立ち会えた事を、神に感謝したいくらいだ。其方の纏めた資料はとても分かり易く、今直ぐにでも学会で公表したい程だよ」
アルフレッドは珍しく興奮しているようで、エレインの顔が赤く染まっている事に気付いていない。
今にも唇が重なりそうな程、前のめりになっているアルフレッドを、ルーカスはそっと押し退けた。
「近過ぎる。エリーが恥ずかしがっているではないか」
アルフレッドは、慌てて握りしめていた手を放して、顔を真っ赤にそめながら許しを乞うている。
「こ…これは失礼をした、許して欲しいエレイン嬢。つい、興奮してしまい、見境が無くなってしまった。私は、女性の扱いに慣れていない様だ。四六時中、男共に囲まれている所為ではないだろうか」
四六時中囲まれているのではなく、好んで囲まれているのでは?と、側近たちは思うのだが、敢えて口に出す事はしなかった。
後で面倒くさい事になるのが、目に見えているからなのだ。
最近ではエレインの前では格好を付けたいと思っている様で、何か失敗でもしようものならば、かなり繊細な心情に陥ってしまうのである。
良い方向へ向かえば苦労はないのだが、悪い方向へ向かう事が多いので、持ち上げるのも大変な作業になるのだ。
ロマンチストも良いとは思うが、もう少し押し気味に思いを伝えなければ、鈍感なエレインには伝わらない事も側近たちは知っている。
主の面白いポンコツ部分を見て、完璧な人間はいないのだと、再認識するのも珍しくは無い。
ルーカスは呆れた様な表情でアルフレッドを見ているが、他の側近たちは「お前も同じだよ」と思っている事を、知らないのは本人だけであった。
エレインを前にすると、とても残念な人物に変ってしまうのだが、今回ばかりは側近たちもアルフレッドに共感したのだった。
それぞれにエレインを称える言葉を放っているが、皆がいっぺんに話しているので、全てを拾い切る事は出来ていない。
化石は男のロマンでもあるので、ルーカスも密かに興奮していたのである。
「エリー。アルフレッドの言う様に、これは本当に素晴らしい研究成果だ。この短期間で、よく出来たと思う。僕は、兄として鼻が高い。優秀な妹を、誇りに思う」
「本当だ。素晴らしいぞ、皇女殿下。マシューなんか、驚き過ぎて酷い顔をしている。あの間抜け面は、貴重だぞ。日頃澄ました顔をしている奴程、気が抜けた時の顔は面白いな」
マシューは意識を取り戻したかのように、話し出した。
「ダニエルさん!貴方は、この素晴らしい資料を見て、実際に化石が展示されているところを想像してください!私は、この興奮をどう納めたら良いのかが、分からないのです」
「確かに、巨大なオブジェの様になるだろうな」
「そうなのです!ウイロー様、イーシア様。ちいさな展示場では、収まり切れない程の大きさなのです。私も発見した時は、とても驚きましたわ」
「しかし、よく気が付いたね、エリー。僕も骨格は全て目を通していたが、まさかこれ程大きな姿になるとは想像も出来なかった」
「殿下のお蔭ですわ」
「え?私は何もしていないよ」
エレインは、にっこりと微笑んでいた。
「エリー!大丈夫か。何があった、何処も怪我はしていないか、嫌な事を言われたりもしていないか」
ルーカスはエレインの両腕を取り、視線を上下に動かしながら、衣服の乱れが無いかを確認している。
「何事もございませんわ、お兄様。私は留学生のバーバラ王女殿下なのではないのかと思い、お声を掛けたのですが、人違いをしてしまった様です。今謝罪を…」
「その必要は無い。エリー、勝手に出歩くなと言っただろう。王宮は広いのだ、今は隣国からの来客もいる。警備が万全とは、言えない状況になってしまったのだ。用があるのならば、僕が迎えに行く。だから、これからは大人しく待っていなさい。お前に何かあってからでは遅いのだ。分かったね」
「申し訳ありません、お兄様。どうしても殿下へお伝えしたいと思いまして、気が急いてしまいましたの。お兄様にご心配を掛けてしまう事まで、配慮出来ませんでしたわ」
エレインは自身の浅はかな行動で、ルーカスの手を煩わせてしまったと思い、罪悪感を覚えてしまった。
そんな妹の心情を理解したルーカスは、焦りのあまりに冷静さを失っていた事に気付くのだった。
真綿を包むように優しくエレインを抱き寄せると、静かな落ち着いた口調で詫びるのだった。
「すまなかった、エリー。お前が俯く必要は無い、今のは僕が全面的に悪かった。許してくれ、愛している」
エレインはルーカスの胸の中でクスクスと小さな笑い声をあげると、顔を見上げて「怒ってなどおりませんわ」と、満面の笑みをみせるのだ。
ルーカスだけではなく、アルフレッドもこの屈託のない笑顔が大好きなのだ。
先程まで乱れていた感情は落ち着きを取り戻し、優しい笑顔を向けて問いかけて来る。
「エリー。アルフレッドに、何か急用でもあったのか。ならば、一緒に執務室へ行こうか」
「いいえ。お兄様が執務室へお戻りになられるのでしたら、こちらを殿下へお渡しして頂きたいのです。新しい発見がありましたの、きっと殿下も驚きになられると思いますわ」
エレインは纏めた資料をルーカスに手渡したのだが、やはり自分で説明した方が良いといわれたのだ。
そしてルーカスがエスコートをしようと腕を差し伸べたのだが、エレインは何やら戸惑っている様子であった。
「どうした。何か気がかりでもあるのか」
「はい。あちらにいらっしゃるお方が、気になっておりますの。私の言葉で気分を害されてしまったのでしたら、やはり謝罪をした方が良いと思うのです」
ルーカスは無表情で立っている近衛騎士に、視線で何かあったのかと訴えかけるが、彼らは揃って首を横に振り苦笑いを浮かべていた。
その素振りだけで、エレインは何も悪くない事を理解したのだ。
「エリー。彼女は、隣国のバーバラ王女で間違いない。気分を害する様な事は何も無かったと、近衛騎士たちが証明している。だから、何も気に病む事はない」
エレインがバーバラへ視線を向けると、やはり鬼の形相で睨み付けて来る。
思わずルーカスの胸に当てていた手に力が入り、きつく抱き付いてしまうのだった。
ルーカスがバーバラの方へ向き直ると、視線が合った。
その途端満面の笑みを見せたのだが、一瞬ではあったが酷く歪んだ表情をしていたのを、見逃す事はしなかった。
腹の底から、沸々と怒りが湧いて来たが、ぐっと押し込めてエレインを抱き上げたのだった。
「お、お兄様。どうされたのですか」
驚いたエレインは、思わずルーカスの首に腕を回してしがみ付いたのだが、優しく「行こうか」と言われただけで下ろしてはくれなかった。
バーバラは、妹を抱きかかえながら歩いて行くルーカスの後姿を、静かに睨み付けている。
『あれ程の美貌を携えた兄妹がいたなんて…心外ですわ。確か、オルターナ公爵令息は、ルーカスと言ったわね。皇弟妃の息子ならば、私へのあの不敬な態度を、改めさせるのは無理ですわ。悔しいけれど、帝国を敵に回す事なんて、出来ませんもの。男でさえあの美しさなのですから、妹がアレなのは…悔しい。やはり許せませんわ。私よりも美しい娘がいる等、言語道断。邪魔ですわね』
バーバラは、何とかエレインを醜い姿に出来ないかと、画策をするために貴賓館へと戻っていったのだった。
初めてアルフレッドの執務室へと入ったエレインは、少し緊張した面持ちで座っていた。
宮仕えが出してくれたお茶を飲み、向かい合ってソファーに座っており、隣にはルーカスもいる。
他の側近たちも興味津々で、エレインが纏めて来た資料に目を通していた。
誰も何も言わずに、沈黙が流れて行き、少々居心地の悪さを感じているのだ。
すると全ての資料に目を通し終わったアルフレッドが立ち上がると、エレインの傍まで来て両手を握りしめる。
恍惚とした表情で、真っ直ぐに見つめて来る瑠璃色の瞳に、エレインの姿だけが映し出されていた。
「あの…殿下?」
「素晴らしい発見だね。私は、この瞬間に立ち会えた事を、神に感謝したいくらいだ。其方の纏めた資料はとても分かり易く、今直ぐにでも学会で公表したい程だよ」
アルフレッドは珍しく興奮しているようで、エレインの顔が赤く染まっている事に気付いていない。
今にも唇が重なりそうな程、前のめりになっているアルフレッドを、ルーカスはそっと押し退けた。
「近過ぎる。エリーが恥ずかしがっているではないか」
アルフレッドは、慌てて握りしめていた手を放して、顔を真っ赤にそめながら許しを乞うている。
「こ…これは失礼をした、許して欲しいエレイン嬢。つい、興奮してしまい、見境が無くなってしまった。私は、女性の扱いに慣れていない様だ。四六時中、男共に囲まれている所為ではないだろうか」
四六時中囲まれているのではなく、好んで囲まれているのでは?と、側近たちは思うのだが、敢えて口に出す事はしなかった。
後で面倒くさい事になるのが、目に見えているからなのだ。
最近ではエレインの前では格好を付けたいと思っている様で、何か失敗でもしようものならば、かなり繊細な心情に陥ってしまうのである。
良い方向へ向かえば苦労はないのだが、悪い方向へ向かう事が多いので、持ち上げるのも大変な作業になるのだ。
ロマンチストも良いとは思うが、もう少し押し気味に思いを伝えなければ、鈍感なエレインには伝わらない事も側近たちは知っている。
主の面白いポンコツ部分を見て、完璧な人間はいないのだと、再認識するのも珍しくは無い。
ルーカスは呆れた様な表情でアルフレッドを見ているが、他の側近たちは「お前も同じだよ」と思っている事を、知らないのは本人だけであった。
エレインを前にすると、とても残念な人物に変ってしまうのだが、今回ばかりは側近たちもアルフレッドに共感したのだった。
それぞれにエレインを称える言葉を放っているが、皆がいっぺんに話しているので、全てを拾い切る事は出来ていない。
化石は男のロマンでもあるので、ルーカスも密かに興奮していたのである。
「エリー。アルフレッドの言う様に、これは本当に素晴らしい研究成果だ。この短期間で、よく出来たと思う。僕は、兄として鼻が高い。優秀な妹を、誇りに思う」
「本当だ。素晴らしいぞ、皇女殿下。マシューなんか、驚き過ぎて酷い顔をしている。あの間抜け面は、貴重だぞ。日頃澄ました顔をしている奴程、気が抜けた時の顔は面白いな」
マシューは意識を取り戻したかのように、話し出した。
「ダニエルさん!貴方は、この素晴らしい資料を見て、実際に化石が展示されているところを想像してください!私は、この興奮をどう納めたら良いのかが、分からないのです」
「確かに、巨大なオブジェの様になるだろうな」
「そうなのです!ウイロー様、イーシア様。ちいさな展示場では、収まり切れない程の大きさなのです。私も発見した時は、とても驚きましたわ」
「しかし、よく気が付いたね、エリー。僕も骨格は全て目を通していたが、まさかこれ程大きな姿になるとは想像も出来なかった」
「殿下のお蔭ですわ」
「え?私は何もしていないよ」
エレインは、にっこりと微笑んでいた。
1,091
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【完結】偽物と呼ばれた公爵令嬢は正真正銘の本物でした~私は不要とのことなのでこの国から出ていきます~
Na20
恋愛
私は孤児院からノスタルク公爵家に引き取られ養子となったが家族と認められることはなかった。
婚約者である王太子殿下からも蔑ろにされておりただただ良いように使われるだけの毎日。
そんな日々でも唯一の希望があった。
「必ず迎えに行く!」
大好きだった友達との約束だけが私の心の支えだった。だけどそれも八年も前の約束。
私はこれからも変わらない日々を送っていくのだろうと諦め始めていた。
そんな時にやってきた留学生が大好きだった友達に似ていて…
※設定はゆるいです
※小説家になろう様にも掲載しています
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
婚約が白紙になりました。あとは自由に生きていきます~攻略対象たちの様子が何やらおかしいですが、悪役令嬢には無関係です~
Na20
恋愛
乙女ゲーム"この花束を君に"、通称『ハナキミ』の世界に転生してしまった。
しかも悪役令嬢に。
シナリオどおりヒロインをいじめて、断罪からのラスボス化なんてお断り!
私は自由に生きていきます。
※この作品は以前投稿した『空気にされた青の令嬢は、自由を志す』を加筆・修正したものになります。以前の作品は投稿始め次第、取り下げ予定です。
※改稿でき次第投稿するので、不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる