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第25話 葛藤 (アレクシアside)
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移動させられてから四日がすぎ、アレクシアは忸怩たる思いを抱えていた。
王弟サンダルフォンやクラスター公爵とはあれ以降会っていなかった。
この身に流れる血が彼らに取って大事だというのは分かるが、それを具体的にどうするのかという点についてはなにも分からないままだ。
あの時クラスター公爵は何と言っていただろう。
なんとなくクラスター公爵と王弟サンダルフォンとではこの件に関してベクトルが違うような印象を受けた。
ユクトルはどうなったのかしら?
ひどいことばかりされてきたが、流石に命を落とせばいい、とまでは思っていない。
現在アレクシアは監禁されているが、手足の拘束はなく部屋の中だけなら自由に動くことができた。
食事は質素ながらも運ばれてくるし、一度目の生のことを思えばだいぶ恵まれているとアレクシアには思えた。
もしかしたら私とクラスター公爵の子息の誰かを結婚させてその子を次王にさせたいのかしら?
そうなるとまだ王位継承権を放棄してない王弟サンダルフォンの存在は邪魔になるが、今の時点では向こうの方が身分は上なので下手に出ている、といったところだろうか。
王弟サンダルフォンはいったい何の目的でクラスター公爵と共謀しているのだろう。
やはり自分が王位に就きたいから?
それならアレクシアの存在は邪魔にしかならない。
さまざまな憶測が頭の中に広がり、アレクシアを悩ませる。
いっそのこと、国外へ出たほうがいいのだろうか。
ユクトルには厳しい指導係でも付けて貰えば少しは矯正できるだろう。
その上で権限を狭めればなんとかなるかもしれない。
国を捨てる――私が。
人々の生活を成り立たせるためにはさまざま決断が必要だった。
それは貴族としての義務でもあり、アレクシアが一度目の生で学んだことだった。
私はこの国を捨てられるの?
ユージーンの顔が頭をかすめる。
帝国に嫁せばこの状況から逃れることはできるが、それではこの国の国民はどうなる?
そこまで考えたとき、アレクシアの脳裏にとある可能性が浮かぶ。
まさか、ユージーン様にも一度目の生の記憶がある?
他にもいい候補があるはずなのになぜかこの国へ留学してきた彼。
そもそも自分のような地味な女になぜ、と思っていたのだけれどもし彼にも一度目の生の記憶があるのなら納得がいく。
もし自分に王族の血が流れていることを知っていたなら。
ユクトルが王太子から外れ、王弟サンダルフォン夫妻に子供はいない。
そんな状況でアレクシアとの婚姻は内側から王国を切り崩すもっともよい布石になるだろう。
それにケインはどうなるのだろう。
『お初におめもじ遣わさります。シグルド帝国が第二王子ユージーンの第一子ケインにございます』
まだ五歳だというのに定型文をしっかりとこなし、所作も会得しているその子供の目に生気はなかった。
第二王子の王子妃がどのような目に遭ったのかは聞いている。
母親をそのように失くしては無理もないだろう、とアレクシアは外交の場で周囲がいつも通りに邪魔できないことを利用してケインへ気を配ることにした。
休憩時間になってケインに与えられた部屋に入ると、ケインは椅子に腰かけ本を広げていたがその背筋はピンと伸び、ページをめくる小さな指の先までもある種の緊張を含んでいるように見えた。
『今、よろしいかしら?』
声を掛けるとすぐに本を置いて立ち上がるケインにアレクシアはそのまま座るように促す。
『座っていていいのよ』
『そのような訳にはまいりません。僕の行動で我が帝国に対する印象が決まると言われておりますので』
それらの言葉にはアレクシアも身に覚えがあった。
――はしたない真似はなさらないように。
――あなた様はいずれ王妃となって国王陛下を支えるのです。
――国中の女性の模範となられる身ですから、御自重くださいませ。
厳しい教育の中で得たものはあるが、失ったものも多かった気がする。
一度目の生で、同年代の友達は一人も出来なかったわね。
幼少の頃から淑女教育を施される令嬢は一定数いるが、アレクシアほど厳しく課された令嬢はいなかったようで、学園に入学してもアレクシアと話してくれる令嬢は存在しなかった。
ケインを見ているといずれ彼も自分と似たような道を歩みそうで怖くなってくる。
だから余計なことかもしれなかったが、アレクシアはケインと話そうと思った。
『それはとても素敵な心掛けですね。ですが今は休憩の時間ですので、そこまで気になさならなくでも大丈夫ですよ』
笑みを作り、何の本を読んでいたのか柔らかな態度を心掛けて聞くと、五歳児が読むにしては堅苦しい題名が返ってきた。
『地方財政概論? 今からそのようなものを読めるなんてすばらしいわね』
そう褒めるとケインは顔を俯かせる。
『読まなければならないんです』
『どこかわからないところでありましたか?』
ページを横から見ると大人でも読むのは難しいと思われるものだったが、アレクシアも幼少の頃に似たような本を読むことを課せられていたのでその心境はわかるつもりだ。
『分からないことを聞くのは恥でもみっともなくもありませんよ。私も何度も聞いて教師達の手を煩わせたことがあります』
『ですがあなたは教師や世話係ではありません』
『それではケイン様とご一緒に学ぶというのはいかがでしょう? 私もおおまかなことは分かりますが帝国語で書かれたものはあまり得意ではありませんので』
そう告げるとやはりまだ五歳ということもあるのか、顔を輝かせてケインが答える。
『いいの? ……いいんですか? コントワーズ妃』
『勿論です。それと今は公式の場ではないのでアレクシア、と呼んでいただけると嬉しいのですが』
アレクシアが要望を述べるとケインが少し口ごもったように告げた。
『それでは……アレクシア様』
『はい。ケイン様』
その後は帝国語の辞書も使いながらケインとふたりで本を読んだ。
他にも隙を見てもう少し簡単な内容の本を読んだり、お菓子の品数を増やしたり、とこれまでにない経験ができ、アレクシアが唯一楽しかったと言える思い出である。
ケインの母親は帝国内の上位貴族だと聞いた。
もちろん第二王子であるユージーンとは十分に釣り合う身分なのだろう。
しばらくケインとの思い出に浸っていたアレクシアだったが、そこでふと我に返る。
やっぱり私は彼と結ばれるわけにはいかない。
王弟サンダルフォンやクラスター公爵とはあれ以降会っていなかった。
この身に流れる血が彼らに取って大事だというのは分かるが、それを具体的にどうするのかという点についてはなにも分からないままだ。
あの時クラスター公爵は何と言っていただろう。
なんとなくクラスター公爵と王弟サンダルフォンとではこの件に関してベクトルが違うような印象を受けた。
ユクトルはどうなったのかしら?
ひどいことばかりされてきたが、流石に命を落とせばいい、とまでは思っていない。
現在アレクシアは監禁されているが、手足の拘束はなく部屋の中だけなら自由に動くことができた。
食事は質素ながらも運ばれてくるし、一度目の生のことを思えばだいぶ恵まれているとアレクシアには思えた。
もしかしたら私とクラスター公爵の子息の誰かを結婚させてその子を次王にさせたいのかしら?
そうなるとまだ王位継承権を放棄してない王弟サンダルフォンの存在は邪魔になるが、今の時点では向こうの方が身分は上なので下手に出ている、といったところだろうか。
王弟サンダルフォンはいったい何の目的でクラスター公爵と共謀しているのだろう。
やはり自分が王位に就きたいから?
それならアレクシアの存在は邪魔にしかならない。
さまざまな憶測が頭の中に広がり、アレクシアを悩ませる。
いっそのこと、国外へ出たほうがいいのだろうか。
ユクトルには厳しい指導係でも付けて貰えば少しは矯正できるだろう。
その上で権限を狭めればなんとかなるかもしれない。
国を捨てる――私が。
人々の生活を成り立たせるためにはさまざま決断が必要だった。
それは貴族としての義務でもあり、アレクシアが一度目の生で学んだことだった。
私はこの国を捨てられるの?
ユージーンの顔が頭をかすめる。
帝国に嫁せばこの状況から逃れることはできるが、それではこの国の国民はどうなる?
そこまで考えたとき、アレクシアの脳裏にとある可能性が浮かぶ。
まさか、ユージーン様にも一度目の生の記憶がある?
他にもいい候補があるはずなのになぜかこの国へ留学してきた彼。
そもそも自分のような地味な女になぜ、と思っていたのだけれどもし彼にも一度目の生の記憶があるのなら納得がいく。
もし自分に王族の血が流れていることを知っていたなら。
ユクトルが王太子から外れ、王弟サンダルフォン夫妻に子供はいない。
そんな状況でアレクシアとの婚姻は内側から王国を切り崩すもっともよい布石になるだろう。
それにケインはどうなるのだろう。
『お初におめもじ遣わさります。シグルド帝国が第二王子ユージーンの第一子ケインにございます』
まだ五歳だというのに定型文をしっかりとこなし、所作も会得しているその子供の目に生気はなかった。
第二王子の王子妃がどのような目に遭ったのかは聞いている。
母親をそのように失くしては無理もないだろう、とアレクシアは外交の場で周囲がいつも通りに邪魔できないことを利用してケインへ気を配ることにした。
休憩時間になってケインに与えられた部屋に入ると、ケインは椅子に腰かけ本を広げていたがその背筋はピンと伸び、ページをめくる小さな指の先までもある種の緊張を含んでいるように見えた。
『今、よろしいかしら?』
声を掛けるとすぐに本を置いて立ち上がるケインにアレクシアはそのまま座るように促す。
『座っていていいのよ』
『そのような訳にはまいりません。僕の行動で我が帝国に対する印象が決まると言われておりますので』
それらの言葉にはアレクシアも身に覚えがあった。
――はしたない真似はなさらないように。
――あなた様はいずれ王妃となって国王陛下を支えるのです。
――国中の女性の模範となられる身ですから、御自重くださいませ。
厳しい教育の中で得たものはあるが、失ったものも多かった気がする。
一度目の生で、同年代の友達は一人も出来なかったわね。
幼少の頃から淑女教育を施される令嬢は一定数いるが、アレクシアほど厳しく課された令嬢はいなかったようで、学園に入学してもアレクシアと話してくれる令嬢は存在しなかった。
ケインを見ているといずれ彼も自分と似たような道を歩みそうで怖くなってくる。
だから余計なことかもしれなかったが、アレクシアはケインと話そうと思った。
『それはとても素敵な心掛けですね。ですが今は休憩の時間ですので、そこまで気になさならなくでも大丈夫ですよ』
笑みを作り、何の本を読んでいたのか柔らかな態度を心掛けて聞くと、五歳児が読むにしては堅苦しい題名が返ってきた。
『地方財政概論? 今からそのようなものを読めるなんてすばらしいわね』
そう褒めるとケインは顔を俯かせる。
『読まなければならないんです』
『どこかわからないところでありましたか?』
ページを横から見ると大人でも読むのは難しいと思われるものだったが、アレクシアも幼少の頃に似たような本を読むことを課せられていたのでその心境はわかるつもりだ。
『分からないことを聞くのは恥でもみっともなくもありませんよ。私も何度も聞いて教師達の手を煩わせたことがあります』
『ですがあなたは教師や世話係ではありません』
『それではケイン様とご一緒に学ぶというのはいかがでしょう? 私もおおまかなことは分かりますが帝国語で書かれたものはあまり得意ではありませんので』
そう告げるとやはりまだ五歳ということもあるのか、顔を輝かせてケインが答える。
『いいの? ……いいんですか? コントワーズ妃』
『勿論です。それと今は公式の場ではないのでアレクシア、と呼んでいただけると嬉しいのですが』
アレクシアが要望を述べるとケインが少し口ごもったように告げた。
『それでは……アレクシア様』
『はい。ケイン様』
その後は帝国語の辞書も使いながらケインとふたりで本を読んだ。
他にも隙を見てもう少し簡単な内容の本を読んだり、お菓子の品数を増やしたり、とこれまでにない経験ができ、アレクシアが唯一楽しかったと言える思い出である。
ケインの母親は帝国内の上位貴族だと聞いた。
もちろん第二王子であるユージーンとは十分に釣り合う身分なのだろう。
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