28 / 42
第27話 メッキが剥がれる時
しおりを挟む
オリビア side
昼間から戸が閉められた店内にはテーブルや椅子が乱雑に置かれ、ガタイのいい男達がたむろしていた。
「ジェフのとこがやられたらしいぞ」
「マジかよ。とっとと実行に移さないとこっちもマズくないか?」
「俺もそう思うんだが、まだ指示が来ないらしいな」
一人の若い男がテーブルの脚を蹴った。
「くそが!! 誰が情報流したんだよ!!」
ただでさえ鬱々とした雰囲気の店内に剣呑な空気が加わった。
「お前か!! ジュード!!」
「そんなわけねぇだろが!!」
「だいたい誰がばらすんだよ!! こっちは決死の覚悟でやってるんだから、内通者なんでいるはず――」
そこで隅の方で気配を消していた私の方へ視線が向く。
冗談じゃないわよ!!
そもそも庶民が考えた革命なんてそうそう成功するはずないじゃないの!!
そう叫びたかったけれど、できなかった。
この中で私は新参者だということもあるけれど、一度目の生ではなぜか成功しちゃってるのよね、革命。
私は命は助かったけれど、ひどい目にあったし。
というかなんかだんだん私への扱いがぞんざいになっていったような気がするんだけど。
五人目の子を産むとき、食事は日に一度にされてたし。
なんかなあ、元側妃とはいえ、王位継承者を産む相手にする態度じゃないと思うのよね。
あんな環境だったら命を落とすのは当たり前じゃない。
「おいおい、肝心なこと忘れてたぜ。雲行きがあやしくなったのってさ、この女が仲間になってからじゃねぇか」
思い出した、とでも言いたげに大柄な男が私の方へ来ると、乱暴に胸ぐらを掴み上げた。
ちょっと、痛いわよ!!
「放しなさいよ!!」
「お断りだな。内通者さんよ」
はぁ!?
男の腕から逃れようともがきながら叫ぶ。
「そんなんじゃないわよ!!」
「どうだかな。……お、なんだこりゃ」
ちょ、それはあの魔道具のペンダント!!
ちゃんと服の内側にしまっていたはずなのに、揉みあったはずみで出てしまったらしい。
男が皆にも分かるようにペンダントをぐい、と上げた。
「おい、こんな高価なもん、俺たち平民が持つもんじゃねぇよなぁ?」
たちまちのうちに他の男達が賛同する。
「おう、そうだそうだ」
「あんた蓮っ葉な態度のわりに何か違うと思ってたんだよ」
ペンダントを持っていた男が乱暴に引っ張り、鎖が切れた。
「こんなもの!!」
男がペンダントを床に叩きつけた。
「なにすんのよ!!」
乾いた音を立ててペンダントが壊れる。
あの時のように――
見ていた男たちが次々に言葉を掛けた。
「おいおい、壊すなよ。売れたかもしれねぇのに」
「ま、内通者が持ってたもんなんてぶっ壊したいよ、な……」
「おい」
呆気に取られたような男たちの態度にまさか、と髪を触ると見慣れた髪色ではなく、ありふれた茶色があった。
「何が『聖女の娘』だ!! ただの大ぼら吹きじゃないか!!」
私がここへ来るときに出した売り文句を繰り返して男が私を床へ叩きつけるように放した。
痛ったいわね!! この美しい顔に傷でもついたらどうしてくれるのよ!!
「嘘なんか言ってないわよ!!」
とっさに否定するが誰も私の言葉なんて聞いてないようだった。
「ったくとんだ嘘つきもいたもんだ」
「だがどうする? リーダーはまだ帰ってこねぇぜ」
「そんなものリーダーの手を煩わせるまでもないだろ」
ヤバいわよ。これどうするの!!
私はつい最近入ったばかりなのでまだそれほど親しい人はいなかった。
というよりあの舞踏会の件があるまではこんなところに来るなんて思わなかったわよ!!
いや舞踏会というかあの過保護パパ(?)が監禁まがいのことをしでかさなかったらわざわざ抜け出すなんてこともしなかったのに!!
もう利用されるのはごめんと、革命軍のリーダーのところへ来たのはいいけど、雑用ばかりでちょっとミスっただけで怒鳴られるし、なんかなぁ。
こっちにいた方が生存率高いと判断したのは間違いだったかしら。
まさか命までは取らないだろうとのんびりしていたのが悪かったのか、立ち上がろうとした私はまた突き飛ばされた。
「ちょっと!!」
「まったく気の強いアマだぜ」
それは相手を格下だと思っている目つきだった。
「内通者なんかになったあんたが悪いんだぜ」
はあ!? 違いますけど?
下卑た笑みを浮かべながら伸ばした男の手は私に届かなかった。
「何をしている?」
ここ数日で聞き慣れた声がして私の体が彼――シャークの方へ引き寄せられたからだ。
「リーダー!! これはあの」
「なんでもないです!!」
その声を皮切りに男たちが去り、私はシャークと向かい合った。
「まったく。少し目を離すとすぐに問題を起こすお嬢さんだな」
笑みを含んだ問い掛けにムッとして叫び返してしまった。
「失礼ね!! 子供扱いしないでくれる!?」
シャークはいつもこうだった。
私はユクトルや一度目の生のことがあるから、何を言えば相手が喜ぶかなんてすぐに予測がつく。
だから革命軍のリーダーなんて言ってもこの私の手にかかれば何でも言うことを利かせられると思っていたのに。
本来この時間のこの店に私のような若い女性が入ることはできない。
そこを何とか頼んで入れて貰ったのに。
彼を何とかできるなんて思ったのは違っていたんだろうか。
「はいはい」
なによその言い方!! めちゃくちゃムカつくんだけど!!
そこで反対側の壁際に下がっていた男たちが私の髪を指さして叫んだ。
「そうだリーダー!! その女、聖女の娘だなんてとんだ嘘つきだったぜ!! 見ろよその髪!!」
こちらを見る男の得意げな顔に膝蹴りでもお見舞いしてやりたい。
非常にぶっそうなことを考える私の前でシャークが少し考えこむようにして口を開く。
「なるほど。確かに色が違うな。どうしてこうなったんだ? 染めてでもいたのか?」
もうどうにでもなれ、だわ。
「違うわよ」
私が半ばヤケになって説明すると、シャークはふむ、と頷いた。
「つまりアイザック、お前が彼女のペンダントを壊したらそうなったと」
「ああ、ちょっとわからせてやろうとしたらペンダントが壊れちまって――」
アイザックはその先を言うことができなかった。
なぜならどうしてかわからないけれど、ある種の迫力を込めてシャークが彼を見ていたから。
「リーダー。俺は」
「アイザック。お前はもう少し物の道理がわかる奴だと思っていた」
静かな口調だったけれど、アイザックの目が泳ぎ、退路を探そうとしているようだった。
「待て。話せば――」
アイザックがそこまで言葉を紡いだときシャークの拳が炸裂した。
鈍い音をたててアイザックが床へ倒れる。
「相手が気に入らないからって物を壊すのは違うだろう」
蹲って喋れないアイザックの代わりに他の男が反論した。
「だってよ、そいつ聖女の娘なんかじゃなかったんだぜ!!」
シャークの鋭い視線が男へ向かう。
「だから相手の物を壊してもいいってか? それじゃ俺たちが目に物見せようとしているお貴族様と何にも変わらないぞ」
さすがにこの言葉には反論できないようで、男は黙ったが彼らの顔が不満げに歪められているのが丸わかりだった。
ちょっともう、これどうするのよ。私またどこか宿探さなくちゃいけないの?
そう思ったときシャークが口を開いた。
「アイザック。お前はショーン爺さんのところへ行け。お前はこっちだ」
そうして連れて来られたのは一軒のどこにでもるようなあばら家で。
シャークが扉を叩くと、すぐに答えがあった。
「はいよ。今……ああ、あんたどこ行ってたのかと思ったよ」
出て来たのは愛想のいいどこにでもいるようなおばさんで、今私が世話になっている人だった。
そこで私の頭へ目を向けて軽く首を傾げる。
「染め粉でも使ったのかい? でもこっちの方も似合ってるじゃないかい」
その言葉にはシャークが言葉を濁して答えた。
「まあいろいろあってな。それより、もっとちゃんと見てくれないと困る。いつの間にか俺たちの店へ来てたんだが」
「ああ。済まないね。もう少し家事を手伝って貰う時間を増やそうか」
ちょっとそんなのごめんなんだけど!!
下位の男爵令嬢とはいえ、侍女はついていて身の回りの世話はして貰っていたのだ。
そんな市民の生活なんてできる訳ないじゃない!!
だからここへ来てから、自分はそういったことはしたこともないけれど、文字は読めるから、とまだマシな手紙書きとかしていたのに!!
「まあ若い娘は好奇心旺盛だというけれど、あの店に行くのはちょっとねぇ」
「だから見張っててくれ」
「あいよ。任せときな。これからはこの娘もきちんと家事を教えるからね」
「ああ。それと手紙の方もな」
二人の会話を聞いていた私は思わず顔を上げた。
「ちょっと、多いわよ!!」
「それだけの元気があれば充分できそうだな。じゃあ、リタ。頼んだ」
そう告げるとシャークは帰ってしまい、私はリタとその場に残された。
「さあ、頑張ろうか」
嫌よそんなの!!
心の叫びも虚しく私はリタに引っ張られて炊事場へ連れて行かれ、野菜の入った籠を渡されてしまう。
「パンは朝焼いたのがあるから、あんたはこれを洗っとくれ。ほら行った行った」
……水仕事嫌い。
昼間から戸が閉められた店内にはテーブルや椅子が乱雑に置かれ、ガタイのいい男達がたむろしていた。
「ジェフのとこがやられたらしいぞ」
「マジかよ。とっとと実行に移さないとこっちもマズくないか?」
「俺もそう思うんだが、まだ指示が来ないらしいな」
一人の若い男がテーブルの脚を蹴った。
「くそが!! 誰が情報流したんだよ!!」
ただでさえ鬱々とした雰囲気の店内に剣呑な空気が加わった。
「お前か!! ジュード!!」
「そんなわけねぇだろが!!」
「だいたい誰がばらすんだよ!! こっちは決死の覚悟でやってるんだから、内通者なんでいるはず――」
そこで隅の方で気配を消していた私の方へ視線が向く。
冗談じゃないわよ!!
そもそも庶民が考えた革命なんてそうそう成功するはずないじゃないの!!
そう叫びたかったけれど、できなかった。
この中で私は新参者だということもあるけれど、一度目の生ではなぜか成功しちゃってるのよね、革命。
私は命は助かったけれど、ひどい目にあったし。
というかなんかだんだん私への扱いがぞんざいになっていったような気がするんだけど。
五人目の子を産むとき、食事は日に一度にされてたし。
なんかなあ、元側妃とはいえ、王位継承者を産む相手にする態度じゃないと思うのよね。
あんな環境だったら命を落とすのは当たり前じゃない。
「おいおい、肝心なこと忘れてたぜ。雲行きがあやしくなったのってさ、この女が仲間になってからじゃねぇか」
思い出した、とでも言いたげに大柄な男が私の方へ来ると、乱暴に胸ぐらを掴み上げた。
ちょっと、痛いわよ!!
「放しなさいよ!!」
「お断りだな。内通者さんよ」
はぁ!?
男の腕から逃れようともがきながら叫ぶ。
「そんなんじゃないわよ!!」
「どうだかな。……お、なんだこりゃ」
ちょ、それはあの魔道具のペンダント!!
ちゃんと服の内側にしまっていたはずなのに、揉みあったはずみで出てしまったらしい。
男が皆にも分かるようにペンダントをぐい、と上げた。
「おい、こんな高価なもん、俺たち平民が持つもんじゃねぇよなぁ?」
たちまちのうちに他の男達が賛同する。
「おう、そうだそうだ」
「あんた蓮っ葉な態度のわりに何か違うと思ってたんだよ」
ペンダントを持っていた男が乱暴に引っ張り、鎖が切れた。
「こんなもの!!」
男がペンダントを床に叩きつけた。
「なにすんのよ!!」
乾いた音を立ててペンダントが壊れる。
あの時のように――
見ていた男たちが次々に言葉を掛けた。
「おいおい、壊すなよ。売れたかもしれねぇのに」
「ま、内通者が持ってたもんなんてぶっ壊したいよ、な……」
「おい」
呆気に取られたような男たちの態度にまさか、と髪を触ると見慣れた髪色ではなく、ありふれた茶色があった。
「何が『聖女の娘』だ!! ただの大ぼら吹きじゃないか!!」
私がここへ来るときに出した売り文句を繰り返して男が私を床へ叩きつけるように放した。
痛ったいわね!! この美しい顔に傷でもついたらどうしてくれるのよ!!
「嘘なんか言ってないわよ!!」
とっさに否定するが誰も私の言葉なんて聞いてないようだった。
「ったくとんだ嘘つきもいたもんだ」
「だがどうする? リーダーはまだ帰ってこねぇぜ」
「そんなものリーダーの手を煩わせるまでもないだろ」
ヤバいわよ。これどうするの!!
私はつい最近入ったばかりなのでまだそれほど親しい人はいなかった。
というよりあの舞踏会の件があるまではこんなところに来るなんて思わなかったわよ!!
いや舞踏会というかあの過保護パパ(?)が監禁まがいのことをしでかさなかったらわざわざ抜け出すなんてこともしなかったのに!!
もう利用されるのはごめんと、革命軍のリーダーのところへ来たのはいいけど、雑用ばかりでちょっとミスっただけで怒鳴られるし、なんかなぁ。
こっちにいた方が生存率高いと判断したのは間違いだったかしら。
まさか命までは取らないだろうとのんびりしていたのが悪かったのか、立ち上がろうとした私はまた突き飛ばされた。
「ちょっと!!」
「まったく気の強いアマだぜ」
それは相手を格下だと思っている目つきだった。
「内通者なんかになったあんたが悪いんだぜ」
はあ!? 違いますけど?
下卑た笑みを浮かべながら伸ばした男の手は私に届かなかった。
「何をしている?」
ここ数日で聞き慣れた声がして私の体が彼――シャークの方へ引き寄せられたからだ。
「リーダー!! これはあの」
「なんでもないです!!」
その声を皮切りに男たちが去り、私はシャークと向かい合った。
「まったく。少し目を離すとすぐに問題を起こすお嬢さんだな」
笑みを含んだ問い掛けにムッとして叫び返してしまった。
「失礼ね!! 子供扱いしないでくれる!?」
シャークはいつもこうだった。
私はユクトルや一度目の生のことがあるから、何を言えば相手が喜ぶかなんてすぐに予測がつく。
だから革命軍のリーダーなんて言ってもこの私の手にかかれば何でも言うことを利かせられると思っていたのに。
本来この時間のこの店に私のような若い女性が入ることはできない。
そこを何とか頼んで入れて貰ったのに。
彼を何とかできるなんて思ったのは違っていたんだろうか。
「はいはい」
なによその言い方!! めちゃくちゃムカつくんだけど!!
そこで反対側の壁際に下がっていた男たちが私の髪を指さして叫んだ。
「そうだリーダー!! その女、聖女の娘だなんてとんだ嘘つきだったぜ!! 見ろよその髪!!」
こちらを見る男の得意げな顔に膝蹴りでもお見舞いしてやりたい。
非常にぶっそうなことを考える私の前でシャークが少し考えこむようにして口を開く。
「なるほど。確かに色が違うな。どうしてこうなったんだ? 染めてでもいたのか?」
もうどうにでもなれ、だわ。
「違うわよ」
私が半ばヤケになって説明すると、シャークはふむ、と頷いた。
「つまりアイザック、お前が彼女のペンダントを壊したらそうなったと」
「ああ、ちょっとわからせてやろうとしたらペンダントが壊れちまって――」
アイザックはその先を言うことができなかった。
なぜならどうしてかわからないけれど、ある種の迫力を込めてシャークが彼を見ていたから。
「リーダー。俺は」
「アイザック。お前はもう少し物の道理がわかる奴だと思っていた」
静かな口調だったけれど、アイザックの目が泳ぎ、退路を探そうとしているようだった。
「待て。話せば――」
アイザックがそこまで言葉を紡いだときシャークの拳が炸裂した。
鈍い音をたててアイザックが床へ倒れる。
「相手が気に入らないからって物を壊すのは違うだろう」
蹲って喋れないアイザックの代わりに他の男が反論した。
「だってよ、そいつ聖女の娘なんかじゃなかったんだぜ!!」
シャークの鋭い視線が男へ向かう。
「だから相手の物を壊してもいいってか? それじゃ俺たちが目に物見せようとしているお貴族様と何にも変わらないぞ」
さすがにこの言葉には反論できないようで、男は黙ったが彼らの顔が不満げに歪められているのが丸わかりだった。
ちょっともう、これどうするのよ。私またどこか宿探さなくちゃいけないの?
そう思ったときシャークが口を開いた。
「アイザック。お前はショーン爺さんのところへ行け。お前はこっちだ」
そうして連れて来られたのは一軒のどこにでもるようなあばら家で。
シャークが扉を叩くと、すぐに答えがあった。
「はいよ。今……ああ、あんたどこ行ってたのかと思ったよ」
出て来たのは愛想のいいどこにでもいるようなおばさんで、今私が世話になっている人だった。
そこで私の頭へ目を向けて軽く首を傾げる。
「染め粉でも使ったのかい? でもこっちの方も似合ってるじゃないかい」
その言葉にはシャークが言葉を濁して答えた。
「まあいろいろあってな。それより、もっとちゃんと見てくれないと困る。いつの間にか俺たちの店へ来てたんだが」
「ああ。済まないね。もう少し家事を手伝って貰う時間を増やそうか」
ちょっとそんなのごめんなんだけど!!
下位の男爵令嬢とはいえ、侍女はついていて身の回りの世話はして貰っていたのだ。
そんな市民の生活なんてできる訳ないじゃない!!
だからここへ来てから、自分はそういったことはしたこともないけれど、文字は読めるから、とまだマシな手紙書きとかしていたのに!!
「まあ若い娘は好奇心旺盛だというけれど、あの店に行くのはちょっとねぇ」
「だから見張っててくれ」
「あいよ。任せときな。これからはこの娘もきちんと家事を教えるからね」
「ああ。それと手紙の方もな」
二人の会話を聞いていた私は思わず顔を上げた。
「ちょっと、多いわよ!!」
「それだけの元気があれば充分できそうだな。じゃあ、リタ。頼んだ」
そう告げるとシャークは帰ってしまい、私はリタとその場に残された。
「さあ、頑張ろうか」
嫌よそんなの!!
心の叫びも虚しく私はリタに引っ張られて炊事場へ連れて行かれ、野菜の入った籠を渡されてしまう。
「パンは朝焼いたのがあるから、あんたはこれを洗っとくれ。ほら行った行った」
……水仕事嫌い。
108
あなたにおすすめの小説
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
《完結》金貨5000枚で売られた王太子妃
ぜらちん黒糖
恋愛
「愛している。必ず迎えに行くから待っていてくれ」
甘い言葉を信じて、隣国へ「人質」となった王太子妃イザベラ。
旅立ちの前の晩、二人は愛し合い、イザベラのお腹には新しい命が宿った。すぐに夫に知らせた イザベラだったが、夫から届いた返信は、信じられない内容だった。
「それは本当に私の子供なのか?」
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
四の五の言わず離婚届にサインをしてくれません?
白雲八鈴
恋愛
アルディーラ公爵夫人であるミレーネは、他の人からみれば羨ましいと思える立場にいた。
王妹の母譲りの美人の顔立ち、公爵夫人として注目を集める立場、そして領地の運営は革命と言えるほど領地に潤いを与えていた。
だが、そんなミレーネの心の中にあるのは『早く離婚したい』だった。
順風満帆と言えるミレーネは何が不満なのか。その原因は何か。何故離婚できないのか。
そこから始まる物語である。
婚約破棄された竜好き令嬢は黒竜様に溺愛される。残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ
水無瀬
ファンタジー
竜が好きで、三度のご飯より竜研究に没頭していた侯爵令嬢の私は、婚約者の王太子から婚約破棄を突きつけられる。
それだけでなく、この国をずっと守護してきた黒竜様を捨てると言うの。
黒竜様のことをずっと研究してきた私も、見せしめとして処刑されてしまうらしいです。
叶うなら、死ぬ前に一度でいいから黒竜様に会ってみたかったな。
ですが、私は知らなかった。
黒竜様はずっと私のそばで、私を見守ってくれていたのだ。
残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ?
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる