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第37話 剣術大会 ①
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剣術大会の参加者は剣技に自信があれば誰でも参加できるようになっている。
そのため、治安維持のため大会に参加しない騎士団員は管轄に関係なく会場内を警備することになっていた。
「ったくやってらんねぇぜ」
ぼやいたのは第三騎士団の徽章をつけた男だった。
「しっ、一応俺たち仕事なんだから」
傍らにいた男が窘めるがそれでも男の愚痴は止まらない。
「いいだろ? どうせ誰も聞いてないんだ。大会なんていっても結局は身分が物を言うんだ。前回の大会だって実力はどう見ても違ったのに、本選に進んだ奴らの中で一番身分の高い貴族が優勝したじゃねぇかよ」
「だから言うなよ。矜持だけは高い第一や第二の奴らに聞こえたら面倒だからな」
「あいつらはほとんどが大会に出てるだろ。だから本来なら管轄違いの俺たち第三騎士団だって駆り出されてんじゃねぇか」
男がそう答えたとき、観衆たちのものと思われるどよめきが聞こえてきた。
男たちが今見回りをしている場所から会場内の様子は窺うことができない。
「何だ?」
「さあな。あ、デューク。どうしたんだ?」
ちょうどよく会場の方から走って来た同僚を見付けて声を掛けるが、デュークはどこか焦っているようだった。
「番狂わせだ!! あの第一騎士団のガワだけ野郎を、どっかの平民が倒しやがった!!」
第一騎士団のガワだけ野郎、というのは以前一緒に仕事をさせられた際、あまりにも態度がアレだったため、第三騎士団内でこっそり付けたあだ名である。
聞いた男が、はっ、と息を吐いた。
「そりゃあいい気味だ。あの野郎、俺たち第三を見下してんのが丸わかりだったもんな」
隣にいた男が慌てたように区とを挟んだ。
「いやそれ大丈夫か? 相手は平民なんだろ? 後で闇討ちとかされないか?」
「さあな。その時は俺たちの出番だな。それより早く知らせにいかないと配当率がヤバいことになる!!」
再び慌てたように駆けだして行くデュークを見送るともなく見送って男たちの一方が呟いた。
「やれやれだな。何だかんだ言ってお貴族様にでも賭けてたのかね」
「……ちょっと行ってくる」
相棒が顔色を変えてデュークが駆けて行ったのと同じ方向に行くのを認め、残された男が独り言ちた。
「あいつも賭けてたのかよ」
会場はすり鉢状の形状をしており、中央の舞台で試合が行われる仕組みになっていた。
観客たちはその斜面に配置された観客席から試合を観覧できるようになっており、準決勝が終わったところで歓声と怒号が鳴り響いていた。
「すげぇ!! 平民がお貴族様に勝っちまった!!」
「次は優勝だぁ!!」
「冗談だろ!? それでも第一騎士団の副隊長かよ!!」
舞台で観客に答えるように片腕を突き出しているのは、二十代と思われる青年で対戦していた第一騎士団の騎士とはさほど体格が勝っているようにも見えなかった。
焦げ茶色の髪の男は軽く礼を取ると舞台から降りた。
その背に負けた方の男が呟く。
「こんなはずでは……。たかが平民ごときに」
男の呟きは観客たちの歓声にかき消された。
会場の中でも一番高いすり鉢状の会場の縁に近い部分に作られた貴賓席からその試合を見ていたアレクシアは違和感を覚えていた。
平民にしては所作がしっかりしすぎている。貴族の令息でもおかしくないほどで、剣術の方もとても洗練されているように見えたが、国内の貴族に思い当たるような男性はいない。
舞台では休憩を挟んで決勝が行われることを審判が告げていた。
試合は三本勝負で、舞台の四隅にいる四人の副審が剣術が決まった際に赤か白の旗を挙げて判断する方式で、同数の場合は審判の裁量に委ねられている。
ぱっと見は平等に見えるが、やはりというか実力が拮抗したとみられる試合ではその身分が上の者に有利な判定が出やすい。
だが、今回はあまりの力量の差に副審も審判も、平民の男の勝利を認めるしかなかったようだ。もしそうしなかったら観客席から非難の声が止まなかっただろう。
相手の第一騎士団の騎士の力量もなかなかのもののように見えたが、こげ茶色の髪の男性には敵わなかったようである。
だが、平民が訓練を受けた騎士を圧倒的な差で倒すことなど通常では有り得ない。
どういうことかしら?
アレクシアの脳裏に一瞬、一人の男性の姿が浮かぶが彼は銀髪と青い瞳の持ち主である。
今回の平民の男性は焦げ茶の髪と水色の瞳なので、まさかそんなことはないだろう。
――ん?
そこまで考えたところで、アレクシアは何か重要なことを見落としているような気がした。
だがそれが明確に形を成す前に傍らに控えていたクラスター伯爵が促す。
「そろそろ決勝戦が始まりますね。第一騎士団の騎士と、これはまた、珍しい組み合わせですな」
舞台上へ視線を落とすとちょうど二人の対戦者が舞台に上がるところだった。
「決勝戦へ進んだのは、めきめきと頭角を現し、つい先日第一騎士団団長へ昇進したジュリアス・タナ―!! 対するは異例の快進撃で勝ち上がって来た平民、セイン!!」
審判がそう二人を紹介すると場内は歓声に包まれる。
以前第一騎士団団長だったトライフル侯爵は、息子アルノがユクトルと共に犯した罪を償うために降爵と謹慎を自ら申し出た。だが、代わりの団長を任命するにもちょうどよい人材が見当たらず、先日まで降爵してトライフル伯爵として人材を育て、現場には出ないという変則的な勤務をこなしていたが、調整の目途がつき、タナ―に団長を譲ったようだった。
あの頃は大変だったわね。
何しろユクトルのこともあるので早めにアレクシアを王女としてお披露目したまではよかったが、まず『真実の愛』で婚姻した王妃の反発はすさまじく、王城の侍女のほとんどを味方に付けてアレクシアへの嫌がらせを始めた。
連絡の行き違いやお茶会に席がなかったりなど、これがもしアレクシアに一度目の生での記憶がなかったなら、泣き寝入りしていたかもしれない。
『あなた方の目の前にいるのはこの王国の王位継承者第一位を持っている者です。それに対し、このような扱いをするのがこの王国の流儀なのですか?』
威厳を込めての問いは侍女たちにどちらへ付くべきかをきちんと考えさせることに成功したらしく、それ以降アレクシアに対する嫌がらせは鳴りを潜めた。
以降、様々な部署や貴族たちから反発や嫌がらせ、果ては貴族議会を開いてまで、女性が王へなることへの反発を現してきたが、すべて退けてきた。
女王に即位したのは昨年だが、王城内の采配も更に一度目の生の記憶からこれから先何が起こるか分かっていたため、ほとんどのことに対処できた。
だが、もうすぐアレクシアは二十一歳になる。
一度目の生で命を落とした歳に。
果たして自分は一度目の生より長く生きることができるのだろうか。
ふとそんなことを思ってしまったとき、舞台上にいる男性と目が合った。
それは一瞬のことだったが、その強い光を宿した水色の瞳はこう言っているように思えた。
諦めるな、と。
そのため、治安維持のため大会に参加しない騎士団員は管轄に関係なく会場内を警備することになっていた。
「ったくやってらんねぇぜ」
ぼやいたのは第三騎士団の徽章をつけた男だった。
「しっ、一応俺たち仕事なんだから」
傍らにいた男が窘めるがそれでも男の愚痴は止まらない。
「いいだろ? どうせ誰も聞いてないんだ。大会なんていっても結局は身分が物を言うんだ。前回の大会だって実力はどう見ても違ったのに、本選に進んだ奴らの中で一番身分の高い貴族が優勝したじゃねぇかよ」
「だから言うなよ。矜持だけは高い第一や第二の奴らに聞こえたら面倒だからな」
「あいつらはほとんどが大会に出てるだろ。だから本来なら管轄違いの俺たち第三騎士団だって駆り出されてんじゃねぇか」
男がそう答えたとき、観衆たちのものと思われるどよめきが聞こえてきた。
男たちが今見回りをしている場所から会場内の様子は窺うことができない。
「何だ?」
「さあな。あ、デューク。どうしたんだ?」
ちょうどよく会場の方から走って来た同僚を見付けて声を掛けるが、デュークはどこか焦っているようだった。
「番狂わせだ!! あの第一騎士団のガワだけ野郎を、どっかの平民が倒しやがった!!」
第一騎士団のガワだけ野郎、というのは以前一緒に仕事をさせられた際、あまりにも態度がアレだったため、第三騎士団内でこっそり付けたあだ名である。
聞いた男が、はっ、と息を吐いた。
「そりゃあいい気味だ。あの野郎、俺たち第三を見下してんのが丸わかりだったもんな」
隣にいた男が慌てたように区とを挟んだ。
「いやそれ大丈夫か? 相手は平民なんだろ? 後で闇討ちとかされないか?」
「さあな。その時は俺たちの出番だな。それより早く知らせにいかないと配当率がヤバいことになる!!」
再び慌てたように駆けだして行くデュークを見送るともなく見送って男たちの一方が呟いた。
「やれやれだな。何だかんだ言ってお貴族様にでも賭けてたのかね」
「……ちょっと行ってくる」
相棒が顔色を変えてデュークが駆けて行ったのと同じ方向に行くのを認め、残された男が独り言ちた。
「あいつも賭けてたのかよ」
会場はすり鉢状の形状をしており、中央の舞台で試合が行われる仕組みになっていた。
観客たちはその斜面に配置された観客席から試合を観覧できるようになっており、準決勝が終わったところで歓声と怒号が鳴り響いていた。
「すげぇ!! 平民がお貴族様に勝っちまった!!」
「次は優勝だぁ!!」
「冗談だろ!? それでも第一騎士団の副隊長かよ!!」
舞台で観客に答えるように片腕を突き出しているのは、二十代と思われる青年で対戦していた第一騎士団の騎士とはさほど体格が勝っているようにも見えなかった。
焦げ茶色の髪の男は軽く礼を取ると舞台から降りた。
その背に負けた方の男が呟く。
「こんなはずでは……。たかが平民ごときに」
男の呟きは観客たちの歓声にかき消された。
会場の中でも一番高いすり鉢状の会場の縁に近い部分に作られた貴賓席からその試合を見ていたアレクシアは違和感を覚えていた。
平民にしては所作がしっかりしすぎている。貴族の令息でもおかしくないほどで、剣術の方もとても洗練されているように見えたが、国内の貴族に思い当たるような男性はいない。
舞台では休憩を挟んで決勝が行われることを審判が告げていた。
試合は三本勝負で、舞台の四隅にいる四人の副審が剣術が決まった際に赤か白の旗を挙げて判断する方式で、同数の場合は審判の裁量に委ねられている。
ぱっと見は平等に見えるが、やはりというか実力が拮抗したとみられる試合ではその身分が上の者に有利な判定が出やすい。
だが、今回はあまりの力量の差に副審も審判も、平民の男の勝利を認めるしかなかったようだ。もしそうしなかったら観客席から非難の声が止まなかっただろう。
相手の第一騎士団の騎士の力量もなかなかのもののように見えたが、こげ茶色の髪の男性には敵わなかったようである。
だが、平民が訓練を受けた騎士を圧倒的な差で倒すことなど通常では有り得ない。
どういうことかしら?
アレクシアの脳裏に一瞬、一人の男性の姿が浮かぶが彼は銀髪と青い瞳の持ち主である。
今回の平民の男性は焦げ茶の髪と水色の瞳なので、まさかそんなことはないだろう。
――ん?
そこまで考えたところで、アレクシアは何か重要なことを見落としているような気がした。
だがそれが明確に形を成す前に傍らに控えていたクラスター伯爵が促す。
「そろそろ決勝戦が始まりますね。第一騎士団の騎士と、これはまた、珍しい組み合わせですな」
舞台上へ視線を落とすとちょうど二人の対戦者が舞台に上がるところだった。
「決勝戦へ進んだのは、めきめきと頭角を現し、つい先日第一騎士団団長へ昇進したジュリアス・タナ―!! 対するは異例の快進撃で勝ち上がって来た平民、セイン!!」
審判がそう二人を紹介すると場内は歓声に包まれる。
以前第一騎士団団長だったトライフル侯爵は、息子アルノがユクトルと共に犯した罪を償うために降爵と謹慎を自ら申し出た。だが、代わりの団長を任命するにもちょうどよい人材が見当たらず、先日まで降爵してトライフル伯爵として人材を育て、現場には出ないという変則的な勤務をこなしていたが、調整の目途がつき、タナ―に団長を譲ったようだった。
あの頃は大変だったわね。
何しろユクトルのこともあるので早めにアレクシアを王女としてお披露目したまではよかったが、まず『真実の愛』で婚姻した王妃の反発はすさまじく、王城の侍女のほとんどを味方に付けてアレクシアへの嫌がらせを始めた。
連絡の行き違いやお茶会に席がなかったりなど、これがもしアレクシアに一度目の生での記憶がなかったなら、泣き寝入りしていたかもしれない。
『あなた方の目の前にいるのはこの王国の王位継承者第一位を持っている者です。それに対し、このような扱いをするのがこの王国の流儀なのですか?』
威厳を込めての問いは侍女たちにどちらへ付くべきかをきちんと考えさせることに成功したらしく、それ以降アレクシアに対する嫌がらせは鳴りを潜めた。
以降、様々な部署や貴族たちから反発や嫌がらせ、果ては貴族議会を開いてまで、女性が王へなることへの反発を現してきたが、すべて退けてきた。
女王に即位したのは昨年だが、王城内の采配も更に一度目の生の記憶からこれから先何が起こるか分かっていたため、ほとんどのことに対処できた。
だが、もうすぐアレクシアは二十一歳になる。
一度目の生で命を落とした歳に。
果たして自分は一度目の生より長く生きることができるのだろうか。
ふとそんなことを思ってしまったとき、舞台上にいる男性と目が合った。
それは一瞬のことだったが、その強い光を宿した水色の瞳はこう言っているように思えた。
諦めるな、と。
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